過去の特別ショーの記録2
(書き方は現在進行形になっています)




ハーバーサイド・クリスマス/HARBORSIDE CHRISTMAS」 (2003年11月4日〜12月25日)

「アンコール!」クリスマス・バージョン 2003/11/23更新

10月27日から
「アンコール!」がクリスマス・バージョンになっています(11月1日〜12月25日まで。クリスマスバージョンは開始後約20分〜33分)。ネタバレになるので、見に行く予定がある方はこれから先は読まない方が良いと思います^^また、「アンコール!」を見た事が無い方は画面をスクロールして上の紹介記事を読んで下さいね。

通常バージョンとの違いは、まずナレーションが市村正親さんではない事、そして構成が第3幕までは通常と同じ内容ですが、第4幕が「
ミュージカル・フィナーレ」ではなく「Christmas in New York」になっている点が違います。クリスマスバージョンの第4幕は幕の前で白いタキシードとゴールドのドレスを着た男女2人が歌う「Opening ~Christmas in New York」(去年の「ハーバーサイド・クリスマス」のメインのショーで使われた曲)で始まり、幕が開くとミッキーとミニーが階段に登場し、暖炉やソファーが置かれたお屋敷内でのクリスマスパーティーが始まり、ミッキーとミニーは「Baby.It's Cold Outside」というデュエット曲を歌います(英語。あえて英語にしたところにこだわりを感じました)。
クリスマスパーティーが終わると14人の美しいダンサー達のラインダンスもあり、最後は白いモーニングコートと赤いドレスに着替えたミッキーとミニー(+蝶ネクタイをしたチップ&デール)が再び登場して「Christmas in New York」の「Grand Final」を全員で歌って踊って華麗なフィナーレを迎えます。
「アンコール!」にキャラが登場すると知った時は、ついに「アンコール!」がお子ちゃま向けショーになってしまうのかと、見る前は最悪の事態を覚悟して見ましたが、内容は辛口コメント不要。なんと、良かったです^^; まるでホテルの豪華ディナーショーのようです。ダンサー&シンガーもキャラの引き立て役に終わってなくて、共存していました。このショーは大人のショーとして充分楽しめます、お薦めします

 



ミッキーとミニーの決めポーズの画像を見ると「なんだ、やっぱりキャラショーじゃないか」と思うかもしれませんが、キャラも出演者の一人としての位置づけで、うまく共存してます。なお、クリスマス期間中は混んでいます。40分位前までには行くようにしましょう。また、クリスマス期間中だけかどうか不明ですが、撮影が解禁されています(フラッシュを使用した撮影、三脚を使用した撮影、液晶を開けたままのビデオカメラやデジタルカメラの撮影は不可)→12月1日から撮影禁止になりました。



「クリスマスホリデー・イン・ニューヨーク」/Christmas Holiday in New York 2003/11/9更新
(1日4回開催、約22分)

11月4日(火)にオープンした「ウォーターフロントパーク」で1日4回開催されているミュージカルショーです(11月4日〜12月25日)。
このショーはクリスマスシーズンを迎えた「ニューヨーク・タワーホテル」が舞台になっています(ステージのセットがホテルの中と外に変化します)。最初に支配人役のグーフィーが挨拶し、ニューヨークに着いた旅支度のミッキーとミニーも登場して「Christmas in New York」の日本語訳の歌でショーが始まります。その後は数々のクリスマスソングに合わせてダンサーやキャラがダンスをして、途中で「ウォーターフロントパーク」の中央に設置された円形のアイスリンク(ホテルの中庭という設定)でミッキーとミニーがアイスダンスを見せてくれます。
ショーは後半からはホテルのディナーショーに変わり、ホテルマン達の歌と踊りが続き、ミッキーとミニー、ドナルドダックとデイジーも加わりにぎやかなショーを見せてくれます。
ショーの最大の盛り上げ部分は今年の「ハーバーサイド・クリスマス」用に用意された日本語のオリジナル曲
「Welcome to Christmas」を合唱するシーン。最初にしっとりとミニーが歌い始め、途中から出演者全員の合唱になります。

ここではじまる クリスマス 冷たい夜空に 暖かな明かりが
手と手 つないで歩くワンダーランド このファンタジー 待ち焦がれた
愛する人が出会うとき 優しい歌声 この町じゅうを包み込む
Welcome to Christmas 素敵な夢 分かち合って 喜びを 幸せあふれ
Welcome to Christmas 星輝き 降り注ぐ愛の 奇跡を世界中に
Welcome to Christmas

「Welcome to Christmas」は「ハーバーサイド・クリスマス」の公式HPに使われている曲です、あらかじめ聞いておくと耳になじむと思います。




  


フィナーレは再び「Christmas in New York」とクリスマスソングのメドレーになり、途中でまたミッキーとミニーがアイスダンスを見せてくれます。

このショーの期間中「ウォーターフロントパーク」はショーの鑑賞エリアになっていて時間帯以外は入場できません。「ウォーターフロントパーク」には4人掛けの座席が500脚=2,000席以上並んでいますが、抽選ではなく早い順に入ります(開始時間の1時間前から入場。座る席は指定されません)。SSコロンビア号を背にした正面のステージの前に円形のアイスリンクがあり、このアイスリンク越しにステージを見るセンターブロックが最も良い席ですが、センターブロックの競争率は高く、前方席狙いの人は休日は2時間位前から並んでいます。1時間半前だとセンターブロックの後方か左右のブロックの前方、1時間前だと左右のブロックの後方または左右のブロックの端の方になってしまうと思って下さい(列の最後尾はSSコロンビア号方面に伸びます)。立ち見もありますが少ないです、立ち見の場合ステージが少しでも見える位置を確保しましょう。ちなみに、右ブロックの右端はエレクトリックレールウェイの線路が近く(上)にあり、うるさいのでお薦めできません。

このショーは約60人も登場する豪華なショーです。楽しいショーですので1回は見て下さい。個人的には待ち時間が長いので非効率で何回も見るものではないと思いましたが、アイスダンスは(さすがディズニーオンアイスで慣れているだけあって)なかなか本格的なものなので、話のネタにはいいと思います。


キャンドルライト・リフレクションズ/Candlelight Reflections 2003/11/9更新
(1日1回開催、約13分)

今年のシーのクリスマスのテーマは「海のクリスマス」。今年のツリーはメディテレーニアンハーバーの中央にも飾られ、”ツリーから幻想的な灯りが広がる水上パレード”が開催されています(11月4日〜12月25日)。

このショーは、ハーバー周辺が真っ暗になると、パイプオルガンの音楽と「今夜が素敵なクリスマスになりますように」というやさしい女性のナレーションで始まり、おごそかな雰囲気の中、ラヴェルのボレロのテンポをベースにした賛美歌のDeck the Halls/ひいらぎ飾ろうが流れ始め、イルカのジェットスキーが曳航する小さなツリーや大きなツリーが乗った真っ黒な船「キャンドル・シップ」がハーバー中央のまだ点灯していない巨大なクリスマスツリーの周りを何隻も回ります(イルカのジェットスキーが9隻、「キャンドル・シップ」が5隻まで数えられました)。最初は暗かったライトが音楽が一段と強くなって「キャンドル・シップ」の上のライトが一斉に点灯すると、シーのキャラが「キャンドル・シップ」の上に登場(シーのキャラが総登場します=ミッキー達5大キャラに加え、アラジン&ジャスミン、アリエル&エリック、ピノキオ&ゼベット爺さん、ジーニー&アブー等)。
そして高さ15mの3段式巨大ツリーが点灯すると、島田歌穂さんが歌う美しいバラード
「Welcome to Christmas」(オリジナル曲。「ハーバーサイド・クリスマス」の公式HPに使われている曲)が流れます。フィナーレは花火も使い巨大なツリーを美しく彩ります。

ここではじまる クリスマス 冷たい夜空に 暖かな明かりが
手と手 つないで歩くワンダーランド このファンタジー 待ち焦がれた
愛する人が出会うとき 優しい歌声 この町じゅうを包み込む
Welcome to Christmas 素敵な夢 分かち合って 喜びを 幸せあふれ
Welcome to Christmas 星輝き 降り注ぐ愛の 奇跡を世界中に
Welcome to Christmas

  

このショーは「キャンドル・シップ」がハーバー内を回るので、正面はありません。大小のツリーに点灯した何隻もの「キャンドル・シップ」が巨大ツリーの周りを回るので、上から見ても美しく見えます。最後にミッキーとミニーが「メリークリスマス!」と言って挨拶した後キスをしますが、この場面が見れる場所が一番人気があります(ロミオ・ウォッチ&ジュエリーの前付近、2時間位前から人がハーバーに向かって半円を描いて待っているのですぐわかります)。私は、水面が見れる位置を確保してキャラを近くで見る事にはこだわらないで雰囲気を楽しむのが良いと思います。高い場所からだとツリーの周りを回る「キャンドル・シップ」が良く見えます。
ちなみに、「ハーバーサイド・クリスマス」期間中、「ディズニーシー・シンフォニー」は20:15ではなく18:25から開催されていますが、シンフォニーの場所取りをしていた場合、シンフォニーが終わっても引き続き
「キャンドルライト・リフレクションズ」が始まるまでその場で待つ事ができます。

その他のクリスマス関係のイベント

「サンタクロースのフォトロケーション」:ウォーターフロントパークに、クリスマスツリーが飾られ、たくさんのおもちゃであふれたサンタクロースの部屋が登場しました。サンタクロースと一緒に写真が撮れます。
「セイル・アウェイ」:「セイル・アウェイ」もクリスマスバージョンになっています。いつもと違うクリスマスソングを織り交ぜながら、S.S.コロンビア号のクリスマス・クルーズの出港を記念するセレモニーが繰り広げられます。
「クリスマスドリーム・イン・ザ・スカイ」:クリスマスソングをBGMに花火が打ち上がります。




ディズニー・リズム・オブ・ワールド/Disney Rhythms of the WORLD 
(2004年2月1日〜4月11日。1日3回上演。プレショー約10分、本編の上演時間約27分)

このスペシャルイベントの内容は2月の「DisneySEA GUIDE」によると「中央アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、アジア。ニューヨークに息づくさまざまな民族の熱気あふれる音楽とダンスが東京ディズニーシーに大集結!弾けるビート、盛り上がるリズム、カラフルな衣装・・・。世紀の祭典を楽しむコツは。参加すること。じっとしてなんかいられない!」となっています。この説明文だけだと今ひとつイメージがわきませんが、このショーはニューヨークに住むいろいろな人種の移民の若者達がそれぞれの文化をダンスと音楽で表現するお祭りなのです。
開演前のアナウンスはこうなっています。
「ニューヨーク。そこは多種多様の人種のるつぼ。数多くの移民達が生活するこの都市には、いろんな文化が渦巻いています。今、ニューヨーカーとして生きる若者達も、自分たちのアイデンティティーを模索し、存在を確認しようとしている。そんな若者達が集まり、ここウォーターフロントパークにて、一大イベントを繰り広げます。それがリズム・オブ・ワールド。自分たちの文化をリズムとカラーという手段をとり、彼らの世界を、中央アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの4大陸に分け表現する。ニューヨークに息づく彼らのエネルギーが、ここウォーターフロントパークで今まさに爆発しようとしています。リズム・オブ・ワールド、間もなく開演です」。

ショーは最初にアールデコデザインの華やかなステージ正面(ニューヨークエリア)の2階部分にミッキーが登場し、アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュインの名曲「ラプソディー・イン・ブルー」風の曲をクラリネットで演奏します。短い独奏が終わるとミッキーが開演の挨拶をしますが、舞台設定がニューヨークなので英語で挨拶をします。
その後はステージで(なぜかここだけ)日本語の歌(「ニューヨーク・シティー・ビート」)と共にミッキーとミニーとカラフルなダンサー達が歌とダンスを見せてくれます(ステージはSSコロンビア号を背にしたメインステージと、ステージ前の鑑賞エリアを4つに区切る十字の花道のような細長いステージがあります=十字が交差する部分には円形ステージがあります。十字の花道ステージで区切られたエリアはステージに向かって右から時計回りに、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、中央アメリカに分かれていて、それぞれのエリアを表現するダンサーが花道ステージにいます)。


 

ショーの進行順

(開演15分前からTDLのゴミ箱をドラム代わりに叩くパフォーマー「ジャミターズ」によるプレショーが約10分間あります)
1.ニューヨークエリア:ブラスバンドの生演奏。TDLのアトモスフィア(路上パフォーマンス)バンドの
ジャミターズとマリタイムバンドが登場します(白いライフルを操ります)。
2.各エリアにあるモニュメント(例:アジア:赤いドラゴン、ヨーロッパ:紫のピエロ像、中央アメリカ:緑の太陽、アフリカ:黄色い象)付近からスモークが出て会場内がスモークに包まれると一斉に各エリアのダンサーが登場(キャラも一緒に登場します。キャラの担当エリアはミッキーとミニー:ニューヨーク、ドナルド:ヨーロッパ、チップ&デール:アジア、グーフィー:中央アメリカ、プルート:アフリカ)。
3.中央アメリカ、ヨーロッパ、アジア(バリ風と中国風の衣装)、アフリカの順にダンスを披露。音楽も良くできていますが、衣装が綺麗です。
4.MCが登場してゲスト参加が全員立ち上がってダンスタイム開始(5分弱)。全てのダンサーとキャラもステージに登場します。途中から各エリア毎にダンスをする時間もあります(鑑賞エリアに入る時に紙製のミニ・パーカッション=カスタネットをくれますますが、使うタイミングは良くわかりません)。

MCがダンスのレッスンの冒頭に「右手を上げてアッパッパ!」と言ってるように聞こえますが、実際は「
右手をあげて up up up!」と言ってます^^;

右手をあげて up up up  左手あげて up up up
エルボー エルボーin out in out  エルボー エルボーin out in out ※エルボーは肘
両手を回して left right left ヒップも回してleft right left
left on right on  left right jump
肩も使って 歩いてjump

5.フィナーレにはメインステージの2階部分の一部がミッキーを乗せたまませり出して、左右に動くので中央アメリカとアジアエリアのゲスト席の上まで来ます。フィナーレはブラスバンドのリズムに合わせ、カラフルな旗が振られ、紙吹雪とテープが大量に舞い華やかに終了します。最後のミッキーの挨拶も英語です。

このショーはニューヨークにいる各大陸の移民達のイベントだと思って見ないと、良くわかりません。ディズニー音楽はまったく使われていません。ステージは華やかで衣装も綺麗、音楽も生演奏ですので実に凝ってます。冬の閑散期の短期間のショーとしては良くできています。
大人向きのショーで、キャラもしゃべりませんので(唯一しゃべるミッキーも英語)小さなお子様には向きませんが、常に動きがあるので飽きないと思います。ただし小さいお子様連れの場合早くから並んで席に座らないと見えづらいです。
TDLの最近のショーと違い、鑑賞エリアに入るための抽選はありませんが、2時間以上も前から並び始めます。鑑賞エリアには椅子席と立ち見エリアがあり(三脚使用不可)、最近(2/15前後〜)立ち見エリアが縮小されましたが、椅子席は少なく2000席以下だと思います。1時間位前に行った場合はゲストコントロールの人に次の回に入れるかどうか聞き、入れない場合はエレクトリックレイルウェイの降り場(SSコロンビア号寄りの階段下)付近で待って見るようにしましょう。このショーは夕方以降の回の方が照明が綺麗です。



ディズニーシー・シンフォニー/DisneySea Symphony
(上演時間約8分、2001年9月4日〜2004年4月22日まで上演)

「メディテレーニアンハーバー」で夜に1回開催される「ディズニーシー・シンフォニー」は、1940年/昭和15年公開の驚異のフルカラーアニメ映画「ファンタジア」をモチーフにした、光と音と水のシンフォニーです。指揮者ミッキーが奏でるミッキーが映画「ファンタジア」に登場する”魔法使いの弟子”のとんがり帽子の赤い衣装でハーバーに浮かぶアーミラリー天球(天球儀)「サンスフィア」の上に登場し、周囲の3つのアーミラリー天球をオーケストラの指揮棒を使って指揮をします。アーミラリー天球はパイロ(仕掛け花火)や噴水で応え(「ファンタジア」ではミッキーは”ほうき”を指揮します )、最後はプロメテウス火山まで参加してフィナーレを迎えます。
このショーは約8分で終わってしまいますので、1時間半以上も前から待つことはあまりお薦めできません。30分間弱も続くランドの「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」とは違います。
30分位 前に行って ハーバーに浮かぶアーミラリー天球(天球儀)が重ならないで見える立って見る場所を確保できればそこそこ見えます(右の画像はポンテベッキオ=ベッキオ橋から撮影)。重ならないで見える場所の確保は大きなポイントです。ただし、どんな良い場所でも風下は最悪です(キャストが注意してくれます)。
もし早くから場所取りをする事が苦でなければ、ミッキーがミラコスタ正面の方を向いているので、ホテルミラコスタ正面 〜インフォメーションボード前周辺がベスト(立ち見席の最前列がベスト。キャストに座る席と立ち見席の境界線を聞いて下さい)。リドアイルはミッキーが近くで見えます。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテの前や横付近も見やすいです。ただし、どこも1時間半位 前からどんどん人が集まって来ます。
ハーバーの上にかかる
ポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)の上と下にある鑑賞スペースは冬は風があると寒いのですが、手すりを確保できれば全体が見渡せ、3つのアーミラリー天球がミッキーの指揮に応えている様子が良く見えます。ここならシンフォニーの後の花火も良く見えます(橋の上はプロメテウス火山が見えない場所があるので要注意、キャストの注意を良く聞いて下さい。シンフォニーはプロメテウス火山がショーに参加して噴火します)。

4月22日で終了する「ディズニーシー・シンフォニー」が、3月20日〜4月22日までフィナーレバージョンで開催中です。通常のバージョン(約8分)が終了後”最終楽章”が5分弱追加されています。(これから先はネタバレです)、静かに1周年の時使った曲「Thanks to you!」(歌:島田歌穂)が流れ、たいまつを点灯したイルカのジェットスキーがハーバーを静かに周ります。花火の連続打ち上げの後、最後に魔法使いの弟子の赤い衣装から白い衣装に着替えたミッキーが挨拶をします。”最終楽章”ではプロメテウス火山の左右(他2カ所位)から緑色のレーザー光線がハーバー方面に向かって照射されます。レーザー光線は横から見ると良くわからないので、”最終楽章”を楽しむためには、なるべくプロメテウス火山を正面から見る場所で見る事をお薦めします(ショーが終わった後にプロメテウス火山の山腹にレーザー光線でミッキーの姿やサインが映し出されます。なお、ミッキーのサインは最終楽章が終わってから2分位で消えてしまいますので、撮影はお早めに=シャッタースピードが速いとサインは良く写りません)。2004/3/20

「Thanks to you!」の歌詞

出会いは昨日のことのように  新しい夢を みつけたくて
きらめく水平線に  笑顔あふれる旅を始めた

Thanks to you 胸いっぱいの
Thanks to you 思い出かさね
祝おうこの日を あなたに会えた 素晴らしい魔法の日を

果てしなく続く 波の向こう 冒険が君を誘う
知らない世界は ロマンティックな 物語をあなたに届けるの

Thanks to you 分かち合おう
Thanks to you この喜びを
祝おうこの日を あなたに会えた 素晴らしい魔法の日を
Thanks to you
Thanks to you
Thanks to you


「ザッツ・ディズニーテイメント」/That's Disneytainment
(2004年4月27日から7月14日まで)

「ザッツ・ディズニーテイメント」は期間限定のスペシャルイベントです。昼間は”ディズニーの仲間たちのとびきり楽しいショータイム”「ザッツ・ディズニーテイメント・ウィズ・ミッキー」。夜(18:30〜21:30)は”夕暮れからはじまるジャズとダンスに酔いしれる大人のパーティー”「ザッツ・ディズニーテイメント・アフターダーク」が開催されます。同じステージを使うだけで昼と夜のショーは全く違います。

ザッツ・ディズニーテイメント・ウィズ・ミッキー

「ショービズ・イズ"featuringミッキーマウス"/"SHOW BIZ IS" FEATURING MICKEY MOUSE」(約29分)

ウォーターフロントパークの特設ステージで、
サーカス・大道芸、映画の世界、マジック、ソング&ダンスの4つのエンターテイメントが、楽しく、華やかに、そしてエネルギッシュに展開される「ショービズ・イズ”featuringミッキーマウス”」が開催されます(1日3回開催)。ミッキーと仲間達がショービジネスの世界を見せてくれます。このショーはキャラ好きの方にお薦めします。ミッキーは6回もコスチュームを替えます。

ショーの構成

シーン1:「オープニング」”誰もが憧れる夢のような世界”ショービジネスの素晴らしさをテーマソング「
ショービズ・イズ」にのせて歌って踊ります。”座長兼スーパースター”のミッキーが最初から登場します。
シーン2:「サーカス(大道芸)」パフォーマー達がトランポリン、一輪車、シーソー等のアクロバットを見せてくれます。また、”大道芸の天才”チップ&デールがディアボロ(別名:
中国ゴマ・空中ゴマ。おわんを2個逆さに重ねた形のコマを2本の棒の間に張った糸であやつる芸)を見せてくれます。
シーン3:「映画の世界」
”スーパースター”ミッキーと”可憐な女優”ミニーが「無声映画時代」の恋愛映画の撮影シーンを身振り手振りで演じ、「ミュージカル時代」では音楽とダンスで表現します。ラストシーンでは「ムービーアワード」をミッキーとミニーが受賞し、表彰式でアカデミー賞のオスカー像に似たミッキー型の金色のトロフィーを受け取ります。
シーン4:「マジック」驚きと笑いに溢れたマジックを”世界一のマジシャン”グーフィーと”ハチャメチャなコメディアン”ドナルドが披露します(マジックではないですが、冒頭にグーフィーが側転します)。
シーン5:「ソング&ダンス」ダンサー達による華やかなダンスと、ミッキーが迫力ある
”生ドラム”を披露します
シーン6:「フィナーレ」再びテーマソング「
ショービズ・イズ」にのせて豪華なステージでしめくくります。

鑑賞スペースは入れ替え制です(椅子席は約1600席)。良い席で見るためには開演1時間前位に行って様子を見て下さい。鑑賞スペースには1時間前から入れますが、屋外のショーなので、晴天時には強い直射日光に長時間さらされます。女性は帽子や日焼け止めが必要です。

 

画像上の左はサーカス。パフォーマーが本格的なサーカスを披露します。


ザッツ・ディズニーテイメント・アフターダーク

「スターライト・ジャズ/STARLIGHT JAZZ」(約24分)

ウォーターフロントパークの
ナイトクラブ風の特設ステージで繰り広げられる本格的なジャズバンドによるステージショー「スターライト・ジャズ」(1日2回開催)を中心に18:30-20:30まで様々なエンターテイメント(ミニライブ)が開催されます(入場は45分前から)。ステージショーが無い時は同じステージでピアノトリオやアメリカンウォーターフロントのエイターテイナー(ドックサイドポーターズ、マリタイムバンド)がジャズのナンバーを聞かせてくれます(キャラはまったく登場しません)。
「スターライト・ジャズ」は、
デューク・エリントンが演奏していた事で有名な1920年代のニューヨーク・ハーレムの高級 クラブ「コットンクラブ」で当時演奏されていた曲をまとめた「コットンクラブ・メドレー」(「ディガ・ディガ・ドゥー」、「キャラバン」、「粋なご婦人」、「タキシード・ジャンクション」)を演奏するなど、1920年から1940年代のジャズナンバーを中心としたなかなか本格的な曲目になっています。
ニューヨークのジャズクラブのような渋い雰囲気ではなく派手ですが、男女2名のシンガーもパワフルで素晴らしく、
一切子供を意識しない大人向けの華やかなショーでした。大人の方に特にお薦めします。

ショーの構成(カッコ内は作曲者)

オープニング:Jumpin At The Woodside(Count Basie)
MC:Starlight Jazz(オリジナル曲。シーのテーマソングやランドの20周年記念の楽曲も手がけた
The Bay Entertainment Groupが担当
ブルース:Blues In The Night(Harold Arlen)
コットンクラブ・メドレー:Diga Diga Dook(Dorothy Fields,Jimmy Mc Hugh)〜Caravan(Duke Ellington, Juan Tizol, Irving Mills)〜Sophisticatede Lady(粋なご婦人,Duke Ellington, Irving Mills, Mitchell Parish)〜Tuxedo Junction(Erskine Hawkins, William Johnson, Julian Dash)
ゲスト参加コーナー/Guest Participation:Take The "A "Train(A列車で行こう,Billy Strayhorn)
フィナーレ:It Don't Mean A Thing(スィングしなけりゃ意味がない,Duke Ellington, Irving Mills)
チェイサー:Starlight Jazz


 

会場内の2つのワゴンでは「コーンフライ&アルコールドリンクセット」(アルコールは炭酸系2種類。スパークリングワイン=画像上とレモンのお酒「ツードックス」があり900円。コーンフライだけだと300円。コーンフライはコーンの粉を棒状に固めて揚げたもの)を販売し、お酒を飲みながらショーを楽しむ事ができます。お酒を飲みながらショーが見れると言っても、雰囲気は昼間のショーの観賞用の長椅子をそのまま使い、長椅子に座りながら瓶を手に持って飲むだけなのでいまいちですが、ディズニーのショーでお酒を飲みながら見れるようにした事を評価したいです。個人的にはテーブルやバーボンやカクテルがあればもっと良かったと思いました^^; ちなみに、帰る時瓶を係員さんに渡すと、お礼に「スターライト・ジャズ」のオリジナルステッカーをくれます。なお、20:30から始まる花火はステージに向かって右側の席の方が障害物が少なくて見えやすいです。

4月27日(火)から「ザッツ・ディズニーテイメント・アフターダーク」を楽しめるお得な期間限定パスポート「ザッツ・ディズニーテイメント・ナイトパスポート」が発売されました(3,800円、大人、中人、小人均一。7月14日までの祝日を除く月〜金が対象)。このパスポートは午後5時から入園可能で、飲食券付きです(飲食券はウォーターフロントパークで販売されるスナック&アルコールドリンクセットやソフトドリンクのほか、アメリカンウォーターフロントの各レストランで900円分の飲食券として使えます)。午後6時から入園可能な「アフター6パスポート」(2,900円)との差額はちょうど飲食券の900円分ですので、割引にはなっていませんが、1時間早く入園できる点がメリットです。なお、このチケットは鑑賞スペースでの鑑賞を保証するチケットではありません。2004/4/27


ディズニー・リズム・オブ・ワールド/Disney Rhythms of the WORLD 
(2005年2月1日〜5月19日まで開催。1日3回上演。プレショー約10分、本編の上演時間約29分。出演者約100名)


昨年に引き続き2回目のこのスペシャルイベントの内容は、2月の「DisneySEA GUIDE」によると「押し寄せるビート、沸き上がるリズム、心揺さぶる音楽・・・。思わず踊りたくなる、あのスーパーライブが今年もパークをにぎわします。中央アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ。4つのリズムが、世界の文化が渦巻く街・ニューヨークでひとつになって、熱気と興奮あふれる一大ムーブメントに!ショーの途中では、皆さんも一緒に参加していただくコーナーも。ディズニーの仲間たちが放つビートに身をまかせ、エネルギッシュにダンスしましょう!」となっています。このショーはニューヨークに住むいろいろな人種の移民の若者達がそれぞれの文化をダンスと音楽で表現するお祭りなのです。
開演前のアナウンスはこうなっています(去年と同じ内容)
「ニューヨーク。そこは多種多様の人種のるつぼ。数多くの移民達が生活するこの都市には、いろんな文化が渦巻いています。今、ニューヨーカーとして生きる若者達も、自分たちのアイデンティティーを模索し、存在を確認しようとしている。そんな若者達が集まり、ここウォーターフロントパークにて、一大イベントを繰り広げます。それがリズム・オブ・ワールド。自分たちの文化をリズムとカラーという手段をとり、彼らの世界を、中央アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの4大陸に分け表現する。ニューヨークに息づく彼らのエネルギーが、ここウォーターフロントパークで今まさに爆発しようとしています。リズム・オブ・ワールド、間もなく開演です」。

ステージはSSコロンビア号を背にしたメインステージ=ニューヨーク(右の画像の右上)と、ステージ前の鑑賞エリアを4つに区切る十字の花道のような細長いステージがあります=十字が交差する部分には円形ステージがあります。十字のステージで区切られた鑑賞エリアはステージに向かって右から時計回りに、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、中央アメリカに分かれていて、それぞれのエリアを表現するダンサーが十字のステージに登場します。席数は1,800席弱、鑑賞エリアには椅子席と椅子席の後方に立ち見エリアがあります。メインステージに面したアジアエリアと中央アメリカエリアは同じ広さですが、アジアエリアには車椅子エリアがあるので一般ゲスト用の席は少なく、ヨーロッパエリアとアフリカエリアも同じ広さですが、ヨーロッパエリアにはガイドツアー用の優先席があるので一般ゲスト用は少ないです(一般ゲスト用の席の多い順=アフリカエリア>ヨーロッパエリア>中央アメリカエリア>アジアエリア)。
TDLの最近のショーと違い、鑑賞エリアに入るための抽選はありませんが、1時間以上前には行って並びましょう(開場は開演の45〜1時間前)。日中はアジアエリアとヨーロッパエリアは逆光になる事が多く、またこの2つのエリアはエレクトリックレイルウェイが通過するキーキー音が頭上から聞こえるのでお薦めできません。アフリカエリアと中央アメリカエリアのあまり前ではなく、全体が見える位置をお薦めします(ビデオ撮影は席での撮影は1脚・3脚共に使用不可ですが、立ち見エリアの最前列は使用できます)。このショーは夕方以降の回の方が照明が綺麗で、紙吹雪も照明に良く映えます。


 
ショーの進行順

(開演15分前からゴミ箱をドラム代わりに叩くパフォーマー「ジャミターズ」によるプレショーが約10分間あります)
1.最初にアールデコデザインの華やかなメインステージ(ニューヨークエリア)の2階部分にミッキーが登場し、アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュインの名曲「ラプソディー・イン・ブルー」風の曲をクラリネットで演奏します。短い独奏が終わるとミッキーが開演の挨拶をしますが、舞台設定がニューヨークなので英語で挨拶をします。
2.ステージで(なぜかここだけ)日本語の歌(「ニューヨーク・シティー・ビート」)と共にミッキーとミニーとカラフルなダンサー達が歌とダンスを見せてくれます。
3.ブ
ラスバンドの生演奏。ジャミターズとマリタイムバンドも登場します(白いライフルを操ります)。
4.各エリアにあるモニュメント(例:アジア:赤いドラゴン、ヨーロッパ:紫のピエロ像、中央アメリカ:緑の太陽、アフリカ:黄色い象)付近からスモークが出て会場内がスモークに包まれると一斉に各エリアのダンサーが登場(キャラも一緒に登場します。キャラの担当エリアはミッキーとミニー:ニューヨーク、ドナルド:ヨーロッパ、チップ&デール:アジア、グーフィー:中央アメリカ、プルート:アフリカ)。
5.ヨーロッパ、アジア、中央アメリカ、アフリカの順にダンスを披露。音楽も良くできていますが、衣装が綺麗です(中央アメリカの曲が去年と変わってます)。
6.MCが登場してゲスト参加が全員立ち上がってダンスタイム開始(5分弱)。全てのダンサーとキャラもステージに登場します。途中から各エリア毎にダンスをする時間もあります。今年で2年目なのでゲストの参加率も高く、後半は一気に盛り上がります(ダンスタイムが始まってからショーが終わるまでの約10分間は立ったまま見ます)。

MCがダンスのレッスンの冒頭に「右手を上げてアッパッパ!」と言ってるように聞こえますが、実際は「
右手をあげて up up up!」と言ってます^^;

右手をあげて up up up  左手あげて up up up
エルボー エルボーin out in out  エルボー エルボーin out in out ※エルボーは肘
両手を回して left right left ヒップも回してleft right left
left on right on  left right jump
肩も使って 歩いてjump

7.フィナーレにはミッキーがクレーンの上に乗ってかなり高く上がります(去年はメインステージの2階部分の一部がミッキーを乗せたまませり出して、左右に動いただけ)。フィナーレは世界のリズムが1つになり、キャラとダンサー約100名が総出で踊り、カラフルな旗も振られ、コンフェティ(紙吹雪)が大量に舞い華やかに終了します。最後のミッキーの挨拶も英語です(風バージョンはクレーンと紙吹雪がカットされます)。





このショーは、ステージは華やかで衣装も綺麗、音楽も生演奏ですので実に凝ってます。ディズニー音楽はまったく使われていませんし、ディズニーキャラに頼らない楽しいショーです。
大人向きのショーで、キャラもしゃべりませんので(唯一しゃべるミッキーも英語)小さなお子様には向きませんが、常に動きがあるので飽きないと思います。ただし小さいお子様連れの場合早くから並んで席に座らないと見えづらいです(最後の10分間は立って見るのでお子さまにはさらに見えづらいです)。
鑑賞エリアに入れなかった場合は、エレクトリックレイルウェイの降り場(SSコロンビア号寄りの階段下)付近かマスダックスデパートメントストアのアメリカンウォ−ターフロントに面した入口前の階段か階段の上で見るようにしましょう。

なお、「ディズニー・リズム・オブ・ワールド」の開催
期間中限定のアトモスフィアショーが毎日15:30頃からエレクトリックレールウェイのアメリカンウォーターフロント駅の下に登場します。各エリアのバンド4チーム16人と、アフリカエリアのダンサー3名の総勢19人が登場し、各エリア毎に分かれて賑やかに演奏してくれます。




ブラヴィッシーモ!/BraviSEAmo!
(2004年7月17日から2010年11月13日まで公演。上演時間約16分半)

2004年7月17日から、夜のメディテレーニアンハーバー全域を舞台にした新しいナイトタイム・スペクタキュラー「ブラヴィッシーモ!」がスタートしました。
「ブラヴィッシーモ!(BraviSEAmo!)」は、「ブラボー(Bravo)」の最上級「ブラヴィッシモ(Bravissimo)」と、東京ディズニーシーの「シー(SEA)」を組み合わせて名付けられたもので、ゲストにシーならではの最上級の感動を贈るためのショーです。

ショーの内容

ショーが始まる前に、ハーバーに浮かんだ4隻の船(真っ黒くて四角い船)から白いミストが噴出され、青い光に包まれた幻想的な風景に変化します。
ショーが始まると、2匹の金色の竜の落とし子が引く貝殻の船に乗ったミッキーが
「わーお! こんばんわ!みなさーん」
ブオ〜〜〜♪(ミッキーがホラ貝を吹きます)
「やぁみなさん、元気? わ、わ、わーお! ハハハハッ」(なにが「わ、わ、わーお!」なのかわからない。意味不明なのでやめて欲しい)
と言いながら、ハーバー内を1周します(ミッキーは海の神ネプチューンの格好をしています。通称「ネプチューン・ミッキー」)。

ミッキーの”前説”のせりふ(ミッキーは最初の約3分間と、エンディングの「ブラヴィッシーモ!」という掛け声だけ)
「ようこそみなさん、ようこそこの素晴らしい魔法の世界へ!
不思議でしょう?その謎を知りたい?
どうしてここがこんなにマジカルかって?
そう、それにはあるストーリーがあるんだ。
ずーっと、ずーっと昔のこと。
それは海を吹く風だけが知っている物語なんだ。
ほら、聞いて!」
ブオ〜〜〜♪(ミッキーがホラ貝を吹きます)
アナウンス(ここでアナウンスにまかせないで、全部ミッキーがやれば、まだミッキーを出す意味がある)
「遠い、遠い昔のこと。
火の精と水の精はまったく別々の、違う所で暮らしていました。
2人はお互いの顔をあわせることさえありませんでした。
ところがある日のこと。。。」

4隻の船から8本の噴水が扇状に噴出し、しばらく噴水のバレエの様な美しい光景が見れます。
噴水は、ライトを当てているというより、噴水自体が光っているように見えます。そして、無数のLEDがはめ込まれた大きな長い船に乗ったこの物語の主役“水の精”ベリッシー(高さ約11m)が姿を現し、噴水を吹き上げながらフォートレス・エクスプロレーション前付近からハーバー正面に向かって静かに移動します。透明感のある女性の歌声がハーバーに響きわたり、あたりは幻想的なムードに包み込まれていきます。

すると突然大きな地鳴りがして、プロメテウス火山が噴火します。ハーバーのあちこちから一斉に火柱が上がり、ハーバーの水面にも炎が走ります(特殊効果のシーファイヤー)。
音楽が躍動的なものに変わり、ハーバーが炎の世界と化すと、物語のもう1人の主役、火の鳥のような“火の精”プロメテオ(高さ約14m、翼を広げた時の幅約32m)が水中から姿を現します。プロメテオはその勇壮な姿を見せつけるかのように、男性のコーラスの音楽とともに大きな翼をゆっくりと広げていきます。
プロメテオの登場に続きベリッシーが再び姿を現すと、ショーはクライマックへ。プロメテオとベリッシーが音楽と炎と噴水でまるで言葉を交わすようにシンクロし、ハーモニーを奏でます(プロメテオが全身の炎を点滅します)。最後にベリッシーがプロメテオに近づいていくとプロメテオの炎の量が増え、サーチライトが天空を指し、さらに花火が連続して上がり、美しいライト、噴水、そして火柱も上がると物語は壮大なエンディングを迎えます。
エンディングではプロメテオの体に赤いLEDが一杯点灯して美しい姿に変化します。ショーが終わった後は男女のデュエットのオリジナルバラード曲「Swept Away/スウェプト・アウェイ」(「流されて」)が約3分半流れます。この曲が映画のエンドロールの曲のようで、ショーの余韻を楽しめます。時間に余裕のある方は花火もありますので、ぜひ見終わっても場所を移動しないで(あるいは良い場所に移動して)、赤いLEDが点灯したプロメテオを見ながら聞いてみて下さい。

ちなみに、このショーではディズニー音楽が全く使われていません。トロイやグラディエーターのような歴史スペクタクル映画に使いそうな壮大な音楽が使われています。キャラはミッキーだけで、しかも最初に(とってつけたように)登場するだけなので、キャラ好きには不評です。さらに、プロメテオが”鉄骨むき出し骨格標本”みたいで、しかもイメージ画の様に全身が炎に包まれる訳ではないのでがっかりした、という人が多いようです。しかし、シーらしくディズニーのキャラや音楽に頼らない芸術性豊かな幻想的なショーなので、私はお薦めします。


“水の精”ベリッシーと美しい噴水



ハーバーの水中からプロメテオが姿を現した姿(プロメテオの前の水面に炎で紋章の様な模様が描かれます)。

 
左は登場した時の姿、右はエンディングの時のプロメテオ。ベリッシーと気持ちが通じて姿が変化しています(LEDが点灯)。



ベリッシーがプロメテオに近づいて行き、祝福するかのようにパイロ(花火)が打ち上がるエンディングの冒頭のシーン。



このショーはメディテレーニアンハーバー全域を使ったショーなので、見る場所はハーバーに面した場所であればどこでも見れますが、プロメテオが翼を広げた姿が見える場所、そしてプロメテオとベリッシーが両方見える場所(重ならない場所)を選ぶのがベストです。プロメテオを横から見ると翼を広げた姿が見えません。また、プロメテオとベリッシーが重なってしなうと、クライマック場面でプロメテオとベリッシーが炎と噴水と光で言葉を交わすようにハーモニーを奏でる肝心なシーンが見えません。

お薦めの場所:
(1)リドアイル(プロメテオが近く、花火も迫力があります。ハーバーに向かって左側は、ハーバー全体が見えるのでさらに良く見えます)。
(2)ハーバー正面からリドアイル方向の一帯(リドアイルほど競争率が厳しくない。ただし、噴水用の黒い船の後ろは避ける)。
(3)ハーバー正面(ミラコスタ通りを出て最初にハーバーが見える場所=ピアッツア・トポリーノ/ミッキー広場)。混んでますがここがこのショーの正面ですので、ビデオ撮影には向いています。
(4)プロメテウス火山の前のハーバーに面した通路沿い(ハーバーを見下ろせる通路沿い)。プロメテオとベリッシーは遠いですが全体が良く見え、しかも比較的混んでないのでお薦めします(ショーの途中で噴火するプロメテウス火山が真後ろなので、ビデオ撮影には向いていません)。
お薦めできない場所:
ポンテベッキオ(ベッキオ橋)の上(特に火山寄り)とザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ付近(プロメテオを横から見る事になるので、翼を広げた姿が良く見えません)。
(5)注意すべき場所:
カフェポルトフィーノ付近(ハーモニーを奏でる場面でプロメテオとベリッシーが重なって見えてしまいます、また風下になる事が多いので、水がかかったり火薬の煙りでショーが良く見えなくなる事があります)。

良い場所は競争率が高く、2時間以上前から場所取りが始まります。1時間以上前から場所取りはしたくないけど、少しでも良い場所で見たいという人には、立ち見になりますがプロメテウス火山の前のハーバーに面した通路沿いをお薦めします。ここなら30分位前から場所取りをすれば比較的良い場所を確保できます(プロメテウス火山が噴火した時後ろを向いてしまうと、見どころを見逃します。ちらりと見るだけで我慢して前を向いていましょう)




オーバー・ザ・ウェイブ/OVER THE WAVE
(2006年7月14日〜2010年9月8日まで公演。1日4〜5回上演。上演時間約30分)

このショーはお子様向けのショーですが、犯罪者を正当化している内容なので子供に見せたくないです。このショーは犯罪者=密航者に罪をつぐなわせないで、逆に美化しています。私は堅い事を言っているのかもしれませんが、オリエンタルランドはなぜこのショーのストーリーが5周年記念のショーにふさわしいと思ったのか理解できません。ゲストにどの様なメッセージを伝えたいのでしょうか?事の善悪はルールに合う合わないではなく、良い事をしたかどうかで判断されるという深いメッセージでしょうか?
オリエンタルランドは、病気の母がいるからと言ってパスポートを買わないでパークに侵入し、レストランの食べ物を盗み食いまでした者が、他のゲストに楽しさや勇気を与えたからと言って罪を許し、しかも名誉キャストに任命して招待券まで進呈するでしょうか?あり得ないです。現実に置き換えて良く考えて欲しいです。

ショー内容は以下の通りです。

ショーが始まる前、約3分半男女2人のクルーがステージに搭乗して、前説をします。
「みなさんこんにちは、ドッグサイドステージにようこそお越し下さいました。豪華客船SSコロンビア号の就航5年をお祝いして始まった素敵な船の旅”ドリームクルーズ”の様子を描いたミュージカル”オーバーザウェイブス”は間もなく始まります。ではその前に、ドリームクルーズを楽しく演出しようと船に乗り込んだ愉快なディレクターたちを少しだけ紹介しましょう」。

アクティビティーディレクター:ドナルド・ダック(色々な遊びやエクササイズを考えて、船の上の生活を楽しいものにしてくれます)
ファッションディレクター:デイジー・ダック(優雅な船旅にふさわしい素敵なファッションをお客様に提案します)
フードディレクター:プルート(船旅の楽しみの一つはなんと言ってもおいしいごちそう。マスターシェフとしてそんな期待に応えるよう腕を振るってくれるでしょう)
パーティーディレクター:チップ&デール(トロピカルをテーマをパティーを考えています)
ディズカバリーディレクター:グーフィー(旅先での素晴らしい冒険や発見をお客様に提供します)
ロマンスディレクター:ミニー(恋人達の幸せな出会いを温かく見守ってくれます)
クルーズディレクター:ミッキー(ディレクターたちの総監督として、全てのお客様が快適に過ごせるよう、最大限のおもてなしをします)
※各ディレクターは、ミート&スマイルでも同じように紹介されます。

ショーが始まると、5周年のテーマソングが流れ、ニューヨークを出航する準備をしているコロンビア号にイタリアにいる病気の母に会いに行くために密航するトニオとマリアの兄と妹がステージに登場します。最初から犯罪者の登場です。
その後ミッキーが各ディレクターを紹介し、お客様が乗船を開始して5週年のテーマが流れいよいよ出航します。出航後ドナルドがラジオ体操をします。その後ぎっくり腰になってしまった老夫婦をトニオとマリアが骨接ぎの様な方法で直すのですが、老人を見せ物にしている様で、見ていて非常に不愉快でした。
その後、ミニーが5周年のテーマソングを歌ったり、トロピカルパーティーがあったりと、どたばた風にステージは進行していきます。
トニオとマリアは途中で密航が発覚して、逃げ回った挙げ句グーフィーに捕まり謝罪します。「イタリアにいる病気のママに会いたくて!」と言い訳をしますが「でも、密航は悪い事よね」と指摘されます。しかし、他の乗客がトニオとマリアが夢をかなえてくれた、楽しさや勇気を与えられたと言ってかばい、途中で降ろされるのを免れます。そして、よりによってミッキーの判断で”ドリームクルーズ”の名誉クルーに任命され、パーティーが始まり、パーティーの最後にはミッキーからトニオとマリアに母親の分まで帰りのチケットがプレゼントされ、ショーは終了してしまうのです(ミッキーとミニーはボートに乗って上がって行きます)。

このショーは私の周囲では「芝居が良くできていた」とか「完成度が高い」と評価され、「ストーリーへの疑問は考え過ぎ」と言われます。しかし、私はストーリーが気になって、素直に楽しむ事も”素直に笑う”事もできませんでした。このショーはお薦めできません。


過去の特別ショーの記録3へ
前のページにもどる

「ディズニーシー攻略法」のトップページにもどる