過去の特別ショーの記録3
(書き方は現在進行形になっています)



アラジンのホールニューワールド/Aladdin's Whole New World
(2005年5月16日〜8月31日まで開催。毎日2回、上演時間約30分)

このショーは、新しい世界に旅立つアラジンとジャスミンのお祝いのセレモニーに邪悪な右大臣ジャファ−が乱入し、助けを求められたジーニ−のアイデアでアラジンとジャファ−はウォ−タ−ゲ−ムで勝負して、勝負の結果ジャファ−は降参してお祝いのセレモニーが再開される。というストーリーになっています。(以下のコメントにはネタバレが含まれています)

ショーは約30分間ですが、ショーが始まる約13分前からジーニ−(声のみ。声は山寺宏一)による”砂嵐の舞”というダンスの振り付けの練習があります(1回では覚えきれないと思います)。ちなみに、練習のお手本になるキャストはゲストの方を向いて”鏡像”でやってくれますので、見たまま真似できます。

ショーはまず、ハーバー内
に「ホールニューワールド」が流れ、砂漠の都アグラバーを旅立った船がポルトパラディーゾに寄港するシーンから始まります。
最初は頭に
ターバンを巻いたイルカジェットスキーが続々登場し、ダンサーが乗った船に続いてサルタン王、アラジンとジャスミン王女、猿のアブ−が乗った金色の大きな船が登場して、サルタン王が新しい世界に旅立つアラジンとジャスミンのお祝いのセレモニーを始めると
「アラジン、見つけたぞ!アグラバーではつい油断をしたが、きょうこそかたきを取ってやる。ほほー、国王にジャスミン王女も一緒とは、わあははは これはご都合だ ものどもかかれ!」
「ほーら どうしたアラジン しっかりせんかい! さあさあさあ もう逃げられんぞ これでアグラバーはわしも物だ わあはっはっは!」
と右大臣ジャファ−が大きな船に乗って乱入。アラジンとジャスミンがジーニ−が
「ジーニ−どこにいるんだ?助けてくれよ!おーい ジーニ−!」
と助けを求めると、ジーニ−が登場し、ピンチを脱するためにジーニーが考えたのは
ウォ−タ−ゲ−ム対決3本勝負(「第1回アグラバーカップ・ウオ−タ−ゲ−ム」提供:アグラバー商工会議所、ランプ磨き職人組合)。審査員(なぜかナポレオン、ガリレオ・ガリレイ、シーザーの3人)が紹介されて早速最初のゲームが始まります。


ヒート1:アクロバット(ジェットスポーツ=ジェットスキーのフリースタイル)

チームアラジンとジャファ−ズがそれぞれ2台のジェットスキーでフリースタイルの華麗な演技を見せてくれます。直進中のジェットスポーツからライダーがジャンプして、その勢いで水中にもぐる技や、空中でジェッスキーと体を横方向に360度回転させて着水する大技(バレルロール=バレル/樽の周りを回る様に旋回する技。もともとは飛行機のアクロバット飛行の技の名前)を見せてくれます。特にバレルロールはこれを見な
いと「アラジンのホールニューワールド」を見る価値が無いと思います。チームアラジンは2台揃ってバレルロールを見せてくれるシーンもあって、この勝負の判定はチームアラジンの勝利。



ヒート2:スラローム
(足漕ぎボート競争)

足漕ぎボート競争で、のんびりとレースは始まりますが、ジャファ−ズがジーニ−や審査員が見えない場所で、反則技=ジェットスポーツのポンプノズルから出る水を空中に吹き出す技(スプレー)を使ってチームアラジンのボートを攻撃します。選手がボートから落ちてしまってチームアラジンの負け。勝負は1対1の同点になってしまい、チームアラジンを応援するためにハーバー沿いにチアリーダーが登場し、「ホールディング・アウト・フォー・ヒーロー」(懐かしの青春ドラマ「スクール・ウォーズ」で使われていた曲)のリズムに合わせてゲストと一緒に応援します(ジーニーもチアリーダーに変身します)。

ヒート3:スピード(パワーボートによるレース)

パワーボート2隻による競艇のようなレースが見せてくれます。スピードを出しているのに意外と小回りが効くので、ハーバー内をぐるぐる走り回ります。このレースはチームアラジンが勝って、「第1回アグラバーカップ・ウオ−タ−ゲ−ム」は2対1でチームアラジンが優勝します。

しかし、負けたジャファ−は納得せず
「おのれアラジン、またしてもやってくれおったな。ジーニ−!お前もだ、いつもいつも邪魔をしおって、二人ともこのままで済むと思ったら大間違いだ!わしの本当の恐ろしさを思い知るが良い!」
と空飛ぶ大蛇(通称”コブラカイト”)に変身してアラジン達に襲いかかろうとします。そこで、みんなでアグラバー王国に伝わる”砂嵐の舞”で応戦すると、大蛇は力尽きてハーバーに落ちます(コブラカイトは風に弱くて、すぐカットされてしまいます。カットされるとこの場面は良くわかりません)。
平和がもどったハーバーでは新しい世界に旅立つアラジンとジャスミンのお祝いのセレモニーが再開。ハーバー内に
「ホールニューワールド」が流れ、魔法の絨毯(マジック・カーペット)に乗ったアラジンとジャスミンが空高く舞い上がります(金色の大きな船から魔法の絨毯を先端に付けたクレーンが伸びます)。最後に大きなジーニ−のバルーンが登場し、ミッキーとミニ−も最後に”取って付けたように”お祝いに参加してセレモニーは終了します(ミッキーとミニ−は手を振りながら1周するのみ)。



このショーはハーバーのホテルミラコスタ側エリアのみが鑑賞エリアになっています。他のハーバー沿いでも見れますが、肝心のアクロバットや魔法の絨毯に乗ったアラジンとジャスミンが遠すぎてほとんど見えないのでお薦めできません。せっかくですので(何回も見るものではないと思いますので)初めて見る場合は、1時間前までには鑑賞エリアに行って水面が見える場所で待ちましょう。座って見る場所は最前列でないと水面が良く見れないので、立ち見の最前列がお薦めです(カフェポルトフィーノ前からトランジットスチーマーラインの乗り場手前までのハーバー沿いがお薦め)。座り見エリアと立ち見エリアの境界線には目印のマーク(黄色い丸いマーク)が地面の所々に貼ってありますので、マークの後方で待ちましょう(キャストに聞けば教えてくれます)。立ち見エリアはシートを敷いて待てませんが、最前列から3列目位までは開演15分位前までは座って待てます。

ちなみに、ショーが終わった後(エンドアナウンスが流れた後で、ゲストが移動を始めた頃)ジェットスポーツとパワーボートが再び登場してアクロバットとレースをもう一度見せてくれます。5分位見せてくれますので、鑑賞エリアを離れず(良い場所で見れなかった場合は良い場所に移動して)最後まで楽しみましょう。


アラジンのホールニューワールド アトモスショー
(2005年5月16日〜8月31日まで開催。毎日2回、上演時間約15分)

アラジンのホールニューワールド」の期間中は、アラビアンコーストのフォトロケーションになっている噴水周辺で特別なアトモスショーが開催されています(以下のコメントにはネタバレは含まれていません)。
このショーは、アトモスフィアショー(突然始まる雰囲気を盛り上げるためのショー)なので時間は公表されませんが、1日2回開催されるようで、私は1回目を13:20に見ましたが、2回目は15:00に見たという目撃情報がありました(アトモスショーなので、予告が無く時間が変更されたり中止する事があります)。
ショーの内容は、ゲストの「日頃の労をねぎらう為に宮殿から来た」アラジンとジャスミンにディズニー王国から来たミッキー様とミニ−様が加わり、アクロバットやジャグリング(ボール等の物をいくつも投げて、キャッチする曲芸)を見せてくれたり、ゲストが飛び入り参加するコーナーもあります(約15分で終了します)。
このショーは、アラビアンコーストの本来のアトモスショーのデザートプレーヤーズに加え、ジーニ−、アラジン、ジャスミン、猿のアブ−に加え、ミッキーとミニ−まで登場するので、人気があります。

ショーの正面鑑賞エリアは、噴水の背後にキャラバンカルーセルの青いドームが見えるスペースです(カスバフードコートとお土産屋のアグラバーマーケットプレイスの間の門の前)。ショーはパレードから始まり、パレードはシンドバッド・セブンボヤッジの近くのフードワゴン「オープンセサミ」の近くから出発して、カスバフードコートとお土産屋のアグラバーマーケットプレイスの間の門から噴水前に来て、キャラバンカルーセルの青いドームを正面に見て時計回りに噴水の回りを一周してからショースぺースに到着します(帰りも同じコースを戻ります)。

正面鑑賞エリアは狭くて(20畳位)、前から座り席が3列、立ち見は6〜7列しかありません(ショースペースの左右にも鑑賞エリアがありますが、立ち見のみ)。座り席はリピーターの皆さんが1時間以上も前から場所取りをしていますので、立ち見の前から2列目位までを狙うのがいいと思います。ビデオ撮影組との競争になりますが、ショーが始まる30分位前までに行けばそこそこ良い場所が確保できると思います。せっかくですので、パレードルートやショースペースの左右の立ち見席からではなく、正面鑑賞エリアから見ましょう。

アトモスショーの他にも、アラビアンコーストには大きなフォトロケーションや有料ゲームワゴンもあって楽しいです。ゲームワゴンは「コブラの罠」と「宮殿への道」の2つあって、両方とも直径20cm弱の柔らかいボールをころがして、宮殿のバルコニーに入れたり、皿の上に乗せるゲームで1ゲーム500円(ボールは4つまで投げられます)。景品はアラビア風の衣装を着たミッキーとミニ−の高さ60m位の大きなぬいぐるみで(どちらか選択)、残念賞はミッキーとミニ−、アラジン関係キャラのピンバッジで10種類から1つ選べます(品切れあり)。
「コブラの罠」はお皿(横4枚、縦5列に並んだ皿の一番奥の列の皿)の上にころがして乗せれば成功ですが、「宮殿への道」はボールをころがしてスロープでジャンプさせて宮殿の壁にある3つのバルコニーに入れないといけないので、難易度が高いです。「コブラの罠」は力を抜いてころがすのがコツです。

ケープコッド・ジャンボリーナイト/CAPE COD JAMBOREE NIGHTS
(2005年7月1日〜8月31日まで開催)

アメリカンウォ−タ−フロントのニューイングランドの漁村「ケープコッド」。いつもは静かなこのエリアで夏の夜祭り「ケープコッド・ジャンボリーナイト」が開催中です(公式HPを見るとアイリッシュ音楽が流れます)。この期間の「ケープコッド」は、夜になるとライトが点灯しいつもと違う夜景が見れて、新鮮です(下の画像は「ハリケーンポイント灯台」から見た「ケープコッド」。サマータイムダンスの会場=中央左側が見えます)。
「ケープコッド・ジャンボリーナイト」は夜18:05に始まる「ケープコッド・アイリッシュバンド」のライブでスタートします。

「ケープコッド・アイリッシュバンド」(18:05と20:50の2回、公演時間約20分)

ライブ会場は時計台が目印の「タウンホール」から入って左側の「消防署」の中です。ライブが始まる1時間位前から列が屋内に並びはじめ。列は外に出ると「タウンホール」に向かって左側に伸びます。このライブは「タウンホール」のカウンター式レストラン「ケープゴッド・クックオフ」のライブショーなので、スペシャルメニューのフィッシュ&チップスやビールを注文して、ライブ会場に持って入る必要があります(「ケープゴッド・クックオフ」の左端の2つのレジが専用のレジになります)。会場は約200人弱のキャパシティーなので、開始時間直前に来ても席が無い可能性が高く、開始時間の20分位前には行ってビールを飲んだり(「バドワイザ−」「ギネス」「レモンビ−ル」「サミュエルアダムス・ボストンラガー」「キリン生」の5種類から選べる)、フィッシュ&チップス(単品で580円、好きなビールとのセットで1,100円)を食べながら待つと良いと思います(1回目の公演は17:45からスペシャルメニューとビールの販売を開始)。

ライブはアイリッシュバンドのライブで、5曲演奏します。アイリッシュバンドは曜日によってグループが違い、外人のみ4名のグループと、日本人3名と外人1名のグループがあります(土日は外人)。アイリッシュの生ライブを聞きながらビールを飲むのはなかなか出来ない経験なので、これはお薦めします(手拍子が疲れますが)。

「サマーナイトダンス」(18:50と19:40の2回、公演時間:約20分)

このショーは、ライブ会場の外の道で開催されます。会場は路上で幅20〜30メートル位しかないので、会場を囲む人垣も前から3〜5重位です。このダンスは途中でアイリッシュダンスもありますが、衣装も派手でほとんどがいつものディズニー・ショーのダンスです。ゲスト参加コーナーもあってそれなりに盛り上がりますし、ダンサーが近いので臨場感がありますが、リバーダンスや、または映画「タイタニック」の3等船室のようなアイリッシュダンスを期待すると裏切られます。”アイリッシュ風ディズニー・ダンスショー”だと思って見て下さい。「アイリッシュ・サマーナイトダンス」という名称になっていない理由が見てわかりました。
このダンスを見るために待つなら、30分位前から待てば前から2列目位は確保できます。しかし、ディズニー・ショーのダンスが好きな人以外は30分以上前から待つ事はあまりお薦めできません。ライブが終わった後ついでに見るとか、通りがかりに見るにはいいと思います。なお、「サマーナイトダンス」の前後にストリートバンド(スタテンバンド等)やジャグリング(輪投げや球投げ)のパフォーマンスがあります。

 
上の画像の左は、アイリッシュバンド(外人グループ)、右はサマーナイトダンス(アイリッシュバンドがテラスで音楽を演奏します)。ダンサー達の後ろに「ケープゴッド・クックオフ」の屋外テーブル席があって座って見れますが、2階のアイリッシュバンドはまったく見えず、ダンサー達もほとんど後ろを向いて踊るため、まったくお薦めできません。どうせ見るなら2階のアイリッシュバンドが見える場所で見ましょう。

この夏の夜祭りは、フィッシュ&チップスとビールで休憩ついでにライブを楽しみ、後はのんびりと海風に吹かれながら散歩気分で楽しむと良いと思います。


DRAMATIC DisneySEA 2005(2005年9月4日〜10月24日まで開催)

「ドラマティック・ディズニーシー2005」のテーマは”Wishes Come True/願いをかなえるをテーマにした、51日間だけの美しい物語です。
早速、スペシャルプログラムのショーの内容をレポートします。

ミニーのウィッシングリング(1日2回公演、上演時間約20分)

毎日午前中(9:45、11:15)だけリドアイルで開催されるこのショーは、ミニーが「願いのなかう指輪」の伝説の再現ストーリーです。

最初はミニーが、金色の船に乗ってプロメテオス火山に向かって時計周りルートでハーバー沿いのゲストに挨拶しながら登場します。「DRAMATIC DisneySEA 2005」のテーマ曲「WISHES COME TRUE」がハーバーに流れ雰囲気を盛り上げます。
ミニーがリドアイルに到着すると、セレモニーのストーリーの説明が始まります。
ストーリーテラー(物語の進行役):「皆様、ようこそ我が港町へ。きょう皆様には、願いのかなう指輪が生み出す新たなる伝説の目撃者になっていただきたい。そもそもこの港町が繁栄したのも、その昔、ある女性が、願いをこめた指輪をその海に投げ入れ、指輪が描いた美しいその水面の波紋は、幾重にも港全体に広がり、この町を不思議な光で包んでくれたお陰なのです。さあミニー こちらへどうぞ!その伝説の再現をいたしましょう!心の美しいあなたの願いは、きっとかなうはずです。それでは、その伝説の海の水を、この瓶(かめ)に注ぎます。ここに指輪を投げ入れれば、水面に波紋が生まれ、その波紋がきっと幸せを呼んでくれることでしょう。そして皆様ご覧あれ、これが皆を幸せに導いたと言われる伝説の指輪である!」
ミニー:「まあ なんて素敵なの!」
ストーリーテラー:「それでは 早速始めようではないか、願いがきっとかなうはずである。あなたの願いを心に強く思って、その指輪を海の水の中へ投げ入れてみて下さい」。
ミニー:「わかりました」
ストーリーテラー:「さあ 皆の者、伝説は今、ここに甦らん!」
ミニーは大きな銀色の瓶(かめ)の中に指輪を投げ入れます(右の画像のミニーの左側に写っている銀色の瓶の中に指輪を落とします=画像は水面の波紋をイメージしたダンスのシーン)。ミニーも一緒にダンスをしていると、ミニーの願いをかなえるために、シーの7つのテーマポートの女神達が白い煙りに包まれた船に乗って現れ。各テーマポートのテーマ音楽に合わせてストーリーテラーによる女神の紹介があります。そして女神が
「ミニー、あなたの願いをかなえるために私達はここにやって来ました。さあ、これがあなたの願いです」
と言われてミニーがふと振り返ると、ミニーの願いがかなってミッキーが
「ハハッ!ミニー 君に会いに来たよ!」
と登場(このシーンが好きだと言う人が結構います)。
ジーニーやピノキオ、ゼペットおじさん、デイジー・ダック、スクルージ・マグダック(ドナルド・ダックのおじさん)、猿のアブー(アラジンのペット)も含む仲間たちも登場します。ここでみんなで
「WISHES COME TRUE」を歌います。
願いがかなってミッキーや仲間たちと会うことができたミニーは
「願いがかなうって、なんて素敵なんでしょう!こ
の幸せな気持ちを、世界中の人に伝えたいわ」と新たな願いをかけます、それを聞いた女神たちは
「あなたのその美しい気持ちに答えましょう。これより私達は、それぞれの港にその幸せな気持ちを届けに行きます」
と言います。それを聞いたミニーたちも
「私達も一緒に行きましょうよ!ミッキー!」
とみんなでミニーが乗ってきた船に乗り込んでファイナルになります。

なお、7人の女神は各テーマポートに現われてタイミングが合えば女神と一緒に記念撮影ができますが(「女神たちのテーマポート・グリーティング」)、女神たちはリドアイルから各テーマポートに行って幸せな気持ちを伝えるためにゲストを待っているという設定になっています。

7つのテーマパークの女神の名前
メディテレー二アンハーバー:ロマンザ、アメリカンウォーターフロント:リベルタス、ポートディスカバリー:ミネルバ、ロストリバーデルタ:フェリシタス、アラビアンコースト:エキゾティカ、ミステリアスアイランド:ヴェスタ、マーメードラグーン:マトゥータ。
女神は、ホテルミラコスタのロビーの天井画にも描かれています。

このショーは短くてあっけなく終わりますので、変に期待しないで、キャラが毎朝ゲストに挨拶する「リドアイル・ミート&スマイル」の豪華版だと思って見れば良いと思います(「リドアイル・ミート&スマイル」は「ミニーのウィッシング・リング」の開催中は休演)。リドアイルで座って見ようとするとパークオープン後すぐにリドアイルに直行して待たないと見れませんが、このショーは1時間以上も前から行って待つのは時間の無駄です。30分位前に行ってリドアイルの地面が見える場所を確保して見ましょう。
個人的には、4周年はパレードも無く、ショーの内容も地味なので、来年の5周年にかなり期待してしまいました^^

ウィッシュ(1日4回公演、上演時間約25分)

このショーのストーリーは、公式サイトによると「ミニーが海に投げ入れた指輪から波紋が広がり、アメリカンウォーターフロントパークに”願いの泉”が誕生しました。”この世の素晴らしさを見せて欲しい”というミニーの願いから始まるこのショーは、アクロバティックなダンスや、「大地」「空」「海」の世界の3人のディーバ(音楽の女神=本来は歌劇の”歌姫”という意味)の美しい歌声でみなさんを魅了します。水を使った華やかなフィナーレには、ディズニーの仲間たちも登場し、”愛”と”友情”にあふれた感動的なクライマックスを迎えます」となっています。
このショーはミニーが「願いのかなう指輪」を海の水に投げ入れるセレモニー「ミニーのウィッシング・リング」のエピソード2という位置付けです。
ステージ中央には”願いの泉”があり、周囲は青い幻想的なセットになっています。ショーは泉の精のダンスから始まります。そして、ミニーが
「ここが願いの泉なのね!なんて神秘的で素敵な所なのかしら」
と言いながら登場し、泉の精から願いを聞かれ、
「え?わたしの願い?うーん そうね。。この世の中で一番素晴らしいものを見せて!」
と答えると、ステージ後方に何本もの噴水が高く上がり「大地」「空」「海」を代表するディーバ(歌の女神)3人パフォーマーが登場。ディーバはマイクを使って”生歌”を歌い、豊かな声量でスケールの大きなステージを演出します(右の画像は最初にソロで歌う大地のディーバ)。
最後に3人でデュエットを歌い「何よりも素晴らしいもの。それは”愛〜♪」と日本語で歌うと、ミッキーが登場します。

ステージには、プリンセス(アリエル=人間になって金色のドレスを着たアリエルとエリック王子、ジャスミン王女とアラジン)も登場して場を盛り上げ、ミッキーの仲間達も登場します。最後の2分弱はショーの雰囲気が(使っている曲「WISHES COME TRUE」のアレンジも)突然ランドのシンデレラ城前で開催される、キャラがメインのショー”キャッスルショー”風に一変します。
最後はキャラとダンサーがステージ上に勢ぞろいし、噴水が17本も一斉に10m位上がり、ファイナルを迎えます。最後の最後には泉の精が再び登場して叙情的なエンディングとなります。
ショーの印象は、大人の雰囲気が好きな人にもキャラ好きにも受けるように作った妥協作といった感じでした。

このショーは1日3回(昼2回、夜1回)開催されますが、昼の回は晴れていると太陽がまぶしくてステージに集中できません。
特に、午後4時30分からの回は太陽がステージの後方(右上空)にあって逆光になるのでステージが見づらく、撮影も難しいので全くお薦めできません。
午後6時40分からの夜の回はライティングが綺麗で評判が良く、余計な物が見えないのでステージに集中できます。昼と夜では印象がかなり違うので、見るなら夜の回を強くお薦めします。ステージの噴水も夜は照明に映えて綺麗に見れます。

待ち時間は、席に座って見るなら1時間以上前までに行って並びましょう、立ち見で良ければ40分位前までに行って並べば、立ち見の最前列は無理でも、前の方で見る事ができます。
なお、座って見る場合でも、立ち見でもステージに向かって右方向はエレクトリックレールウェイの高架が近く、電車の通過音がキーキーうるさいのでお薦めできません。座って見る場合は中央から左方向で見る事をお薦めします。
ちなみに、ショー終了後すぐにステージの裏(SSコロンビア号側)に移動すれば楽屋に帰るキャラやダンサーをすぐ近くで見れて、見送りができます。
※ウィッシュの画像はフジムラさん提供。




ハーバーサイド・クリスマス/HARBORSIDE CHRISTMAS

「ミニーのナットクラッカー」
(2005年11月7日〜12月25日まで。1日4〜5回開催、公演時間約25分)

このショーは、チャイコフスキーのバレエの名曲「くるみ割り人形組曲」をベースにしたミュージカルショーです。「くるみ割り人形」とクリスマスがどうつながっているのかと思いましたが、バレエの「くるみ割り人形」は冬の定番。クリスマスイブの少女の一夜の夢を描いた物語なのです。第一幕の一場はクリスマスイブのパーティーで始まり、パーティーが終わって主人公のクララが長椅子でくるみ割り人形に寄り添って寝ているとクララの夢が始まり、ねずみがクララを襲うと突然くるみ割り人形が動きだしクララを守る、というストーリーで始まります。
ショーは友達とクリスマスパーティーを仮装パーティーにするというミニーがアイデアを語るシーンから始まります(ミニーは「こんぺい糖の精」、ミッキーは「くるみ割り人形」に仮装することになった)。そして女友達が「今夜楽しみにしてるわ!」と言い残して去り、クリスマスツリーが飾られた部屋の長椅子で寝てしまったミニーの夢から始まるのです。夢には早速兵隊さん姿の「くるみ割り人形ミッキー」(右の画像のミッキー)が登場します(オリジナルの「くるみ割り人形」では悪役としてねずみの大軍が出て来ておもちゃの兵隊と戦います)
「くるみ割り人形組曲」の第一幕の二場は雪の精が踊る雪の国ですが、「ミニーのナットクラッカー」も一緒。雪の精が2回転ジャンプを含む華麗なスケートを披露してくれます。その後ミッキーとこんぺい糖の精になったミニーもスケートを披露しますが、スケートの後ミッキーとミニーは別々の場所に連れ去られてしまい、ミニーが「どこにいるの?待って ミッキー〜!!!!!」と叫んだところで、夢から覚め、ミッキーが家に訪ねて来て「ミッキー!会えて嬉しいわ!」と再会します。
最後はミニーが企画したクリスマスの仮装パーティーのシーン。ミッキーとミニーのスケートの披露が再びあり(スケートは確かに上手で見た目が綺麗ですが、突然滑り出して必然性がありません)、ミッキーの仲間達も加わって華やかなフィナーレを迎えます。

このショーに使われている曲は
「くるみ割り人形組曲」の小序曲、行進曲、こんぺい糖の踊り、トレパック、あし笛の踊り、花のワルツ。印象としては美しい音楽、美しい衣装を使った美しい舞台ですが、ランドのキャッスルショーのようでシーらしくなく、クリスマスらしくもないのが残念です。”おとぎの国のクリスマスファンタジー”はお隣に行けば見れるので十分です。コンセプトを本来のニューヨークを舞台にしたHarborside Christmasに戻して欲しいです。私の前に座っていた二十歳前後の女性が見終わった後「超良かった〜!」「ミッキーのクルミ割り人形超かわい〜!」と感動していたので、女性向けかもしれません。
このショーは、照明を使った演出が綺麗なので、見るなら夜(17:50、19:30)の回をお薦めします。



華やかなフィナーレ。後ろにシンデレラ城が無いだけで、まるでランドのキャッスルショーのようです。

ところで、「ミニーのナットクラッカー」でシーで始めて導入された「座席指定制度」ですが、良い点はランドの抽選とは違い外れが無い事(座席の指定券は前から順番ではなくランダムに発券、左の画像が指定券)。悪い点は待ち時間が長過ぎる事。私は11月13日(日)の8時10分前にエントランスのゲート前に着き、8時8分にパークに入り、ポートディスカバリーの「うきわまん」のワゴンの先で8時15分から並びましたが、座席指定券を手にしたのは9時40分!なんと1時間25分後です。東京から飛行機に乗ったら広島に着いてしまいます。
行列はアメリカンウオーターフロントのレストラン「セイリングデイ・ビュッフェ」の横から延々と500m位伸び、ポートディスカバリーのアクアトピア沿いにある喫煙スペース(「うきわまん」のワゴンの先)で折り返し、最後尾はまたアメリカンウオーターフロントに戻って来てしまうのですから往復約1kmです。開園後15分で早くも折り返してしまいます(どんなに早く入園しても先に入園したミラコスタの宿泊者が並んでいます)。
座席指定券は公演1回当り約2,000枚弱×3回分で約6,000枚弱、全員分のパスポートがあれば並ぶのは代表者だけで良いので、6,000人が並んでいる訳ではありませんが、4,000〜5,000人位は並んでいると思います。
せっかく朝一番に入園して、大切な朝の時間を1時間半も浪費するのですから非効率です。しかも座席指定券をもらう時、全員分のパスポートが必要なので、せっかく朝一番に入園したのにアトラクションのファストパスが取れないのです。パスポートを持たないで並ぶ係とファストパスを取る係に別れて行動する事もできますが、指定券をもらう時間とファストパスの指定時間が重なる事に要注意です。

今回の座席指定制度は何が狙いなのでしょうか?ショーを見る機会を均等にするのが目的と考えるのが普通ですが、毎回毎回見る年間パスポートのゲストがそんなに多いのでしょうか?ワンデーパスポートのゲストの見る機会を常連ゲストがそんなに奪っているのでしょうか?あるいは開場を待つ列がそんなに見苦しいのでしょうか?大いに疑問が残る新制度です(右の画像の右側がステージでステージ前の丸い円がスケートリンクですが、1時間半も並んでステージが見えずらい端の席になる可能性もあるのです)。
私は時間がもったいないので二度と並びません。めったに来られないゲストには朝の貴重な時間を消費するので並ぶのを避ける事をお薦めします。座席指定が無い1回目と最終回を30分〜1時間位前から並んで見るか、場外(舞台の左右方向)から見ましょう。11月13日(日)の場合、立ち見券を含むすべての指定券の配付が終わったのは11時前だったので、列が短くなる10時〜10時30分前後に列の様子を見に行き、短くなっていたら立ち見の指定券をもらいに行くのが、実は最も効率が良いかも知れません。しかも、座席指定券は自分で席が決められませんが、立ち見なら好きなポイントが自分で決められるのです(ベンチに立って見る事も可)。それにしても、朝一番に数千人も身動きがとれずに1時間以上も並んでいる訳ですから、アトラクション重視の人にとっては本当にラッキーです^^

「ミニーのナットクラッカー」の最終回の鑑賞が先着順に変更になりました。当初1回目の公演は従来通り先着順の入場、2回目以降の公演の鑑賞は座席指定券が必要となっていましたが、最終回も(アフター6やスターライトパスポート利用者に鑑賞の機会を確保するためか)先着順に変更になりました。2005/11/8


「サウンド・オブ・クリスマス」
(2005年11月7日〜12月25日まで。1日5回開催、公演時間約25分)

SSコロンビア号脇のドッグサイドステージで毎日5回開催されています(1回目の公演=11:10スタートは自分の席がたまたまSSコロンビア号の煙突の影に入らない限り完全な逆光になります)。
最初はミュージシャン5人(セイルアウェイバンド)、シンガー女性1名(シンギングゴンドリエ)、男性4名(ドックサイド・ポーターズ)がクリスマスソングを歌ってくれます(生歌、生演奏)。途中からサンタクロースの衣装を着たグーフィーとチップ&デールも加わってクリスマスソングを合唱し、歌が終わってグーフィーが
「クリスマスにとって無くてはならないものがあるよね、それは”やさしい気持ち”。みんなのやさしい心を集めて世界中に届けよう!」
と語ってから「キャンドルライト・リフレクションズ」で使われているオリジナル曲「Welcome to Christmas」が流れ、ミッキーとミニーが登場。ここからはみんなで歌いフィナーレを迎えます(「Welcome to Christmas」は手話を交えて歌います)。
このショーはあまり期待せず、予備知識も無く見ましたが、実にクリスマスらしいライブショーでした。クリスマスソングも10曲位歌ってくれます。大人も楽しめますが、キャラクターがミッキー、ミニー、グーフィー、ドナルド・ダック、デイジー・ダック、チップ&デールと総登場するのでお子様も喜んで見ていました。
このショーは心が暖まります。お薦めします。
「ミニーのナットクラッカー」が
Harborside Christmasのショーとしてはいまいちなので、このショーと「アンコール!」が今年のクリスマスのメインショーのような気がします。

「アンコール!」クリスマス・バージョン
(2005年11月2日〜12月25日まで。1日4〜5回開催、クリスマスバージョンは開始後約20分〜33分)

「アンコール!」のクリスマス・バージョンが今年も始まりました。華やかな内容はシーからゲストに送られた季節のご挨拶=クリスマスのシーズンス・グリーティングスのようです。
第3幕まで(ウエストサイド物語の「マンボ」〜「アメリカ」まで)は通常バージョンと同じ内容ですが、第4幕が「ミュージカル・フィナーレ」ではなく「Christmas in New York」になっています(通常バージョンの曲順はこちら)。
クリスマス・バージョンの構成は去年までと基本的には同じ(変わって無くて良かった)。幕の前で白いタキシードとゴールドやパープルのドレスを着た男女2人が歌う「Harborside Christmas」の「Opening ~Christmas in New York」で始まり、幕が開くとステージ中央に螺旋階段があり、左右にはソファや暖炉、ツリーが飾られた豪邸のセットがあり、クリスマスパーティーのゲストが揃い、蝶ネクタイのチップ&デールも登場し(登場のタイミングは今まで一番早い)ダンサー3組がダンスをしています。クリスマスソングの合唱の後、キンコーン!とチャイムの音がして、クラシックなスタイルな緑色の衣装を着たミッキーとミニーが登場(到着)します。
クリスマスパーティーが始まると窓の外には雪が降り、ミッキーとミニーはデュエット曲「Baby.It's Cold Outside」も歌います(舞台がニューヨークなので英語で歌います)。クリスマスパーティーが終わると14人のミニスカサンタが登場。真っ赤なサンタの衣装を着たダンサー達がタップダンスやラインダンスを見せてくれます。
最後は白いモーニングコートと赤いドレスに着替えたミッキーとミニー(+チップ&デール、竹馬の兵隊、ダンサー、シンガー)が登場して「Christmas in New York」の「Grand Final」を全員で歌って踊って華麗なフィナーレを迎えます。

このショーは、まるでディズニーブランドホテルの豪華ディナーショーのようです。ダンサーとシンガーもキャラの引き立て役に終わってなくて、共存していました。かつてはシーのクリスマスショーと言えば「Christmas in New York」が必ず使われていましたが、今年は「アンコール!」のみでしか聞けなくなってしまいました。このショーは大人のショーとして充分楽しめます、お薦めします。

 



ミッキーとミニーの決めポーズの画像を見ると「なんだ、やっぱりキャラショーじゃないか」と思うかもしれませんが、キャラも出演者の一人としての位置づけで、うまく共存してます。なお、クリスマス期間中は混んでいます。40分〜1時間前位までには行くようにしましょう。30分前から入場できるので、1時間前から並んだとしても30分は席に座って待てます(撮影は禁止されています。上の画像は約1ヶ月間だけ撮影が許された2003年のものです)。

キャンドルライト・リフレクションズ/Candlelight Reflections 
(2005年11月7日〜12月25日まで、1日1回開催、開催時間約13分)


今年もこのショーの季節がやって来ました。ハーバー周辺が真っ暗になると、パイプオルガンの音楽と
「心ときめく季節。人々が待ちに待ったクリスマス。キャンドルに明かりを灯しましょう、きっと明るい笑顔が見えて来ます。クリスマスツリーを飾りましょう、きっと幸せがやって来ますよ。今夜が素敵なクリスマスになりますように」
というやさしい女性のナレーションで始まり、おごそかな雰囲気の中、ラヴェルのボレロのテンポをベースにした賛美歌のDeck the Halls/ひいらぎ飾ろうが流れ始め、イルカのジェットスキーが曳航する小さなツリーや大きなツリーが乗った真っ黒な船「キャンドル・シップ」がハーバー中央のまだ点灯していない巨大なクリスマスツリーの周りを何隻も回ります(イルカのジェットスキーが9隻、「キャンドル・シップ」は5隻まで数えられました)。
最初は暗かったライトが音楽が一段と強くなって「キャンドル・シップ」の上のライトが一斉に点灯すると、キャンドルを持ったキャラが「キャンドル・シップ」の上に登場(シーのキャラが総登場します=ミッキー達5大キャラに加え、アラジン&ジャスミン、アリエル&エリック、ジーニー&アブー等)。
そして曲が終わり高さ15mの3段式巨大ツリーが点灯すると、島田歌穂さんが歌う美しいバラード
「Welcome to Christmas」(オリジナル曲)が流れます。この曲は何回聞いても素晴らしい心暖まる良い曲です。
フィナーレはパイロ(花火)も使い巨大なツリーを美しく彩ります。

ここではじまる クリスマス 冷たい夜空に 暖かな明かりが
手と手 つないで歩くワンダーランド このファンタジー 待ち焦がれた
愛する人が出会うとき 優しい歌声 この町じゅうを包み込む
Welcome to Christmas 素敵な夢 分かち合って 喜びを 幸せあふれ
Welcome to Christmas 星輝き 降り注ぐ愛の 奇跡を世界中に
Welcome to Christmas

  

このショーは「キャンドル・シップ」がハーバー内を回るので、正面はありません。大小のツリーに点灯した何隻もの「キャンドル・シップ」が巨大ツリーの周りを回るので、上から見ても美しく見えます。私は、水面が見れる位置を確保してキャラを近くで見る事にはこだわらないで雰囲気を楽しむのが良いと思います。高い場所からだとツリーの周りを回る「キャンドル・シップ」が良く見えます。

今年は昨年よりパイロが多いです。
このショーは何回見ても素晴らしいショーです。お薦めします。




ディズニー・リズム・オブ・ワールド ファイナル/Disney Rhythms of the WORLD FINAL
(2006年2月1日〜4月4日まで開催。1日3回上演。プレショー約10分、本編の上演時間約29分。出演者約90名)


このスペシャルイベントの内容は2月の「DisneySEA GUIDE」によると「中央アフリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、ディズニーの仲間たちとひとつになって世界のリズムにノリまくるスーパーライブも、いよいよ今回でファイナル。押し寄せるビート、沸き上がるリズム、心を揺さぶる音楽・・・。3年目の集大成が、ウォーターフロントパークでパワフルに炸裂する!」となっています。このショーの基本的なコンセプトはニューヨークに住むいろいろな人種の移民の若者達がそれぞれの文化をダンスと音楽で表現するお祭りなのです。
開演前のアナウンスはこうなっています(去年までと違います)
「ニューヨークシティ。様々な人々がこの街で生まれ、育ち、生きている。それぞれの受け継いだ文化や伝統が異なるように、一人一人のハートビートも違います。それらの鼓動が一つの大きなうねりとなった時、世界を包む素晴らしい幸せが生まれます。さあ、共に始めよう!The Rhythms of the WORLD!」

ステージはSSコロンビア号を背にしたメインステージ=ニューヨーク(右の画像の右上)と、ステージ前の鑑賞エリアを4つに区切る十字型のステージがあります=十字が交差する部分には円形ステージがあります。十字型のステージで区切られた鑑賞エリアはステージに向かって右から時計回りに、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、中央アメリカエリアに分かれています。
席数は1,800席弱、鑑賞エリアには椅子席と立ち見エリアがあります。メインステージに面したアジアエリアと中央アメリカエリアは同じ広さですが、アジアエリアには車椅子エリアが前から4列目まであるので一般ゲスト用の席は少なく、ヨーロッパエリアとアフリカエリアも同じ広さですが、アフリカエリアには今年はキッズエリアが前から7列目まであり、さらに通路をはさんでプレミアムツアーの予約席が3列あるので。一般ゲストは前から11列目からしか座れません(一般ゲストの席数はこのエリアの2/3位)。
※キッズエリアの利用方法:対象は
小学生以下。未就学の子供の場合は子供一人につき保護者一名の付き添いが必要。他のゲストと一緒に並び会場に入る時にゲストコントロールの人に申し出て空いていれば利用可能。なお、ゲスト参加のダンスタイムで立てるのは子供のみ。大人が立ってしまってはキッズエリアを設けた意味が無いので当然禁止です。

今年はファイナルなので、混んでいます。座って見る場合は1時間半位前から行って並びましょう(開場は開演の60〜90分前)。例えば16:30の回は15:00に並んでも立ち見になる可能性が大きいです(平日ならオリジナルメダルの配付日=3月1日までの水曜日を除き1時間前でも大丈夫)。16:30の回は14:30からの「ポルトパラディーゾ」が終わる直前(花火の直後)=14:55前に移動して並びましょう。「ポルトパラディーゾ」が完全に終わるとどっと人が移動して来ます。
日中は太陽の位置を見て逆光を避けましょう。また、アジアエリアとヨーロッパエリアは頭上からエレクトリックレイルウェイが通過するキーキー音が聞こえてうるさいので、撮影する場合はお薦めできません。ヨーロッパエリアと中央アメリカエリアのあまり前ではなく、全体が見える位置をお薦めします。このショーは夕方以降の回の方が照明が綺麗で、紙吹雪も照明に良く映えます。


 
ショーの進行順

(開演15分前からゴミ箱をドラム代わりに叩くパフォーマー「ジャミターズ」によるプレショーが約10分間あります)
1.最初にアールデコデザインの華やかなメインステージ(ニューヨークエリア)の2階部分にミッキーが登場し、アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュインの名曲「ラプソディー・イン・ブルー」風の曲をクラリネットで演奏します。短い独奏が終わるとミッキーが開演の挨拶をしますが、舞台設定がニューヨークなので英語で挨拶をします。
2.Rhythms of the World:ステージに、去年までの「ニューヨーク・シティー・ビート」とは違い新しい曲「Rhythms of the World」が流れ、ミッキーとミニーとカラフルなダンサー達が歌とダンスを見せてくれます(去年までと違い、ミッキーとミニーだけで中央の円形ステージでダンスを見せてくれます)。
3.New York:ブ
ラスバンドの生演奏。ジャミターズとマリタイムバンドも登場します(白いライフルを操ります)。
4.Character Fanfare〜Ceremony:各エリアにあるモニュメント(例:アジア:赤いドラゴン、ヨーロッパ:紫のピエロ像、中央アメリカ:緑の太陽、アフリカ:黄色い象)からスモークが出て、会場内がスモークに包まれると各エリアのキャラとダンサーが一斉に登場します。キャラの担当エリアはミッキーとミニー:ニューヨーク、ドナルド:ヨーロッパ、チップ&デール:アジア、グーフィー:中央アメリカ、プルート:アフリカ)。
5.ヨーロッパ、アジア、中央アメリカ、アフリカの順にダンスを披露。音楽も良くできていますが、衣装が綺麗です。
6.Audience Dace:MCが登場してゲスト参加のダンスタイムになります(5分弱)。全てのダンサーとキャラもステージに登場します。途中から各エリア毎にダンスをする時間があります。今年で3年目なのでゲストの参加率も高く、後半は一気に盛り上がります(ダンスタイムが始まってからショーが終わるまでの約11分間は立ったまま見ます)。

MCがダンスのレッスンの冒頭に「右手を上げてアッパッパ!」と言ってるように聞こえますが、実際は「
右手をあげて up up up!」と言ってます^^;

右手をあげて up up up  左手あげて up up up
エルボー エルボーin out in out  エルボー エルボーin out in out ※エルボーは肘
両手を回して left right left ヒップも回してleft right left
left on right on  left right jump
肩も使って 歩いてjump

7.Rhythms of the World Final:フィナーレにはミッキーがクレーンの上に乗ってかなり高く上がります。フィナーレは世界のリズムが1つになり、キャラとダンサー約90名が総出で踊り、カラフルな旗も振られ、コンフェティ(紙吹雪)が大量に舞い華やかに終了します。最後のミッキーの挨拶も英語です(風バージョンはクレーンと紙吹雪がカットされます)。




このショーは、ステージは華やかで衣装も綺麗、音楽も生演奏があってお祭りムードがあります。ディズニー音楽はまったく使われていませんし、今年はミッキーとミニーのダンスシーンが加わりましたが基本的にはキャラに頼らない楽しいショーです。
大人向きのショーで、キャラもしゃべりませんので(唯一しゃべるミッキーも英語)小さなお子様には向きませんが、常に動きがあるので飽きないと思います。ただし、小さいお子様連れの場合は周囲の大人が後半みんな立ってしまい、まったく見えなくなるのでキッズエリアをお薦めします。
鑑賞エリアに入れなかった場合は、エレクトリックレイルウェイの降り場(SSコロンビア号寄りの階段下)付近かマスダックスデパートメントストアのアメリカンウォ−ターフロントに面した入口前の階段か階段の上で見るようにしましょう。ブロードウェイシアター寄り(メインステージから一番遠い場所)で立ち見で見る場合でも、ステージが十字型なのでキャラやダンサーが近くで見れます。グーフィーが一番良く見え、ダンスタイムではミッキーとミニーがこの場所に一番最初にやって来て見本を見せてくれます。

ファイナルでは、終わる直前に約2分間だけダンスコーナーが追加されています。「エブリバディー ワンモア タイム!」と声がかかります。「
右手をあげて up up up !」から「肩も使って 歩いてjump!」まで1回だけやります。
ショー終了後去年まで使っていた「ニューヨーク・シティー・ビート」の英語版が流れます。


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