ディズニーシー攻略法「現場レポート」
このレポートはシーの新しい動き(工事現場)をレポートするものです。舞台裏のレポートなのでリピーターの方向けです。




2006年9月4日(月)にオープンする新アトラクション「タワー・オブ・テラー」の周囲の冊が撤去されました。2006/7/15

アメリカンウォーターフロントにオープンする外見がホテルのフリーフォールタイプのアトラクション「タワー・オブ・テラー」(略称TOT)の外装工事がどんどん進行しています(起工式は2004年2月23日)。 ディズニーお得意のエージング技術によって屋根は古びたホテル風になっています。
総工費は約210億円。アトラクション単体では東京ディズニーリゾート史上最高額です。


2006年7月15日撮影。過去公表されていた完成予想図は夜の絵ですが、外装の色は完成予想図より明るい感じがします。

  


アメリカ・フロリダにある「ディズニーMGMスタジオ」(ウォルト・ディズニー・ワールドの4つのテーマパークの1つ)の「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」では、ゲストを乗せたエレベーターは48mも垂直落下します^^; 2004年5月5日には「ディズニー・カリフォルニア・アドヴェンチャー」にも「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」がオープンしました(ホテルの外観がディズニーMGMスタジオとは違います)。
「ディズニーMGMスタジオ」ではハリウッドを舞台にした「サンセット・ブルバードエリア」にあるので名称は「ハリウッド・タワーホテル」ですが、TDSの場合ニューヨークを舞台にした「
アメリカンウォーターフロント」にあるので、「ニューヨーク・タワーホテル」になるのかと思ったら「ホテルハイタワー」に決まりました(下の画像はパークの一番奥にあるロストリバーデルタからポートディスカバリー越しに見たホテルハイタワー。とにかく大きいです)。



アメリカでは人気TVシリー
ズ「トワイライトゾーン」(邦題「ミステリーゾーン」)をストーリーのベースにしていますが、日本では馴染みが無いため、日本のTOTのストーリーは日本オリジナル版になります、当初は処女航海で沈没した豪華客船SSガルガンチュア号にまつわるものと予想されていましたが、発表された内容は全く違いました。内容は、
かつて栄華を極めた大富豪ハリソン・ハイタワーIII世が建てたホテルハイタワー。そこが「タワー・オブ・ テラー」の舞台となります。文化的遺物の収集家でもあったハイタワーIII世は、世界の秘境を旅しては貴重な品々を持ち帰り、誇張された彼の冒険談とともにこのホテルに展示していました。ハイタワーIII世は欲 しいものを手に入れるためなら手段を選ばなかったといい、時には略奪すら行っているという噂もありましたが、彼が開く収集品の披露パーティーにはいつも大勢のゲストや新聞記者たちがつめかけました。
ところが1899年の大晦日、アフリカの秘境で手に入れたという奇妙な偶像を披露するパーティーの最中、最上階の自室へ向かったハイタワーIII世は、忽然と姿を消してしまったのです。この事件により、ホテルは閉鎖。その日以降彼を見た者はいません。その後、ホテルハイタワーは閉鎖されたまま荒れはてた雰囲気に包まれていきますが、建造物としての歴史的価値が高いことから、ニューヨーク市保存協会によって修繕され、1912年、ホテル内を見学する「タワー・オブ・テラー」ツアーがオープンします。
13年前のパーティーの夜、ハイタワーIII世に何が起こったのか?
ミステリーの真相にせまる、ニューヨーク市保存協会主催「タワー・オブ・テラー」ツアーに、ぜひご参加ください
。”
なるほど、これならわかりやすいですね。

アトラクションのデータ
アトラクション形式:フリーフォールタイプ
所要時間:約2分
定員:22名
建物の高さ:約59m(
東京ディズニーリゾートで最も高い建物。シンデレラ城、プロメテウス火山は約51m)
総投資額:約210億円(
東京ディズニーリゾートで史上最高額)
※利用制限:3歳未満、身長102cm未満は利用不可。
※ファストパス対象アトラクション


ウォーターフロントパーク沿いの塀にあった予告の看板。ニューヨーク市保存協会の「”恐怖の塔”の歴史的な回復 グランド再オープン2006年秋」となっています。他の古びたポスターには「1911年の野球シーズン開始」と書かれたものがありました。




過去の画像

2005年1月3日。左はリゾートライナーの車内から撮影した画像、右はウォーターフロントパークから見た画像。

 


基礎工事当時の画像(左が2004年4月25日、右が2004年7月3日に撮影)

 



シーのオープン前の完成予想図には、既にTOTが描かれていました(左下の高い建物)。




「ブラヴィッシーモ!」の工事中の画像 2004/7/17


2004年4月22日に「ディズニーシー・シンフォニー」が終了し、メディテレーニアンハーバーの中央部分に工事現場(当時の通称は”ブラビ島”)が出現しました。ハーバー中央にぽっかりと長方形の穴(“火の精”プロメテオの格納用の穴)が空き、閉園後も作業は続いていました(ミラコスタから見たら深夜も作業をしていました)。なお、この穴は6月23日に無くなり、7月3日には本来水中にあるはずのプロメテオの翼部分がハーバー中央に姿を現しました。この翼から炎が出ます。この後プロメテオの鋼材の強度不足で首が折れて溶接していたという噂もあり、突貫工事だったようです。

 

2004.7.3。一端何も無くなったハーバーに出現したプロメテオの翼。照明やバーナー(?)も見えます。



 

2004年4月29日に排水が完了しハーバーの底の断面が見えています。穴の周囲の囲いは水面から30cm位しかないので、「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバル」の時にハーバーの水面が波立つと、水が穴の中にジャバジャバと入っていました。

 

2004.4.25。4月22日にシンフォニーが終了し、作業が始まった直後の現場。ダイバーがいました。




「セイル・アウェイ」が座って見れるようになりました 2003/4

SSコロンビア号前の「ドッグサイドステージ」で1日5回開催されているSSコロンビア号の処女航海をお祝いする「セイル・アウェイ」は、従来は立ち見のみでしたが、2003年4月12日(土)からステージ前に長イスが設置されました(500〜600席位はありそうです)。
入場は1時間前からで、1時間以上前から待つ事もできます(ステージに向かって右側にスタンバイのスペースがあります)。
ちなみに、「ドッグサイドステージ」は
「そごう」がオフィシャルスポンサーになりました。そごうは2000年7月に民事再生法の適用を申請して事実上破綻し、西武百貨店が支援して2年間民事再生法適用下にありましたが、ランドの「イッツ・ア・スモールワールド」に続きシーでもオフィシャルスポンサーになりました。イスが設置されたのは、オフィシャルスポンサーがついたのでステージらしくしようとしたのかもしれませんね。


メディテレーニアンハーバーを望む鑑賞スペースの改修工事が終了しました 2003/1

2002年10月からメディテレーニアンハーバーを望む4カ所を高い塀で囲って改修工事をしていましたが、2002年12月下旬に完成しましたのでご紹介します。リピーターのみなさんは画像を見れば場所はわかっていただけると思いますが、仕上がりも良く、活用できる鑑賞スペースになっています。

初めて行く方へ:改修工事前の状態を知らないでこのページの画像を見ても、マニアックすぎて全然面白くないと思いますが、どの鑑賞スペースであっても手すりを確保する事が重要です。今回の整備で手すりが大幅に増えたので手すりを確保できる確率が上がりました。手すりを確保できなくても、手すりから2番目で、かつなるべく背の低い人の後ろの位置を狙いましょう。3番目以降だとハーバーの水面が見えなくなるので、3番目も4番目も一緒、かえって少し引いて見た方が良く見えたりします。


1.ポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)脇の鑑賞スペース

 

ここは改修前は通路とミッキーのシルエットの形をした花壇があった場所です。今回の改修工事で最も大がかりな工事をした場所はここです。画像上の左の画像を見ると、改修前の風景を思い出せない位良い仕上がりです(画像の右方向がリドアイル)。画像上の右の画像はフォートレス・エクスプロレーションの要塞の塔の窓から望遠で撮ったものですが、段々畑のように鑑賞スペースが整備されたのが良くわかります。ポンテベッキオの上に作られた通路を含めると鑑賞スペースが7段に増えています(改修前は4段位)。


2.ポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)上の鑑賞スペース

  

この鑑賞スペースはポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)の上(アメリカンウォーターフロント側のみ)に目測で1m強の高さの通路(通り抜け可能な通路)を40m位作ったものです。画像上の左が橋の中央部から見た通路。右は橋の手前から写した通路です(このスペースから見て正面=画像では右方向がハーバー中央です)。
ポンテ・ベッキオの上から見る場合、従来は橋の手すりか橋の上の建物の窓から見ていましたが、これで選択肢が増えましたね(しかし、ただでさえポンテ・ベッキオの上は風があって寒いのに、さらに高い場所に登る訳ですからここで待つ場合は普通以上の防寒対策が必要です)。





上の画像は新しい通路から写したリドアイルです(管理人は身長171.5cm)。手前に写っている手すりが従来からあるポンテ・ベッキオの手すりです。新しい通路から見るとリドアイルの中央広場が半分位見えるので、リドアイル・ミート&スマイルや
ポルト・パラディーゾを近くで見る場所が確保できなかった場合も、ここならリドアイルで何をやっているかわかりますね(ポンテ・ベッキオの手すりで見ている人の頭がかぶる可能性有り)。ここからはハーバー全体が見えるので、ハーバーのショー(ポルト・パラディーゾの船や水上バイクの様子、シンフォニーの様子)は問題無く見れます。


3.ミステリアスアイランドのハーバーを望む通路の鑑賞スペース

 

ここは「海底2万マイル」のスタンバイの列が並ぶハーバーを見下ろす通路沿いです。ここもポンテベッキオと同様、通路に最も高い所で目測で1m70cm〜80cm位の通路(通り抜け可能な通路)を50m位作ったものです。画像上の右、フォートレス・エクスプロレーションの要塞の塔の窓から望遠で撮った画像を見ると、改修後の通路全体の様子がわかります(ここから見て正面=画像では右方向がハーバー中央)。上の新しい通路を通っている人はキャストさんが多くてゲストは少ないので、通常時は単に通路が狭くなってしまいました。
ここはハーバー全体が正面に見渡せる場所ですが、ショーは従来ハーバーに面した手すりから見るしかなかったので、手すりを確保できないと高い場所にいるのによく見えませんでした。今回の改修で手すりが大幅に増えて良く見える場所が増えました(ちなみにここからハーバーのショーを見ると全体は良く見えますが、遠いので管理人としてはあまりお薦めしていません)。
それにしても、背景とマッチするように凝った作りになってます。ここもまるでもとからあったみたいに周囲の風景に溶け込んでいます。


4.ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横の鑑賞スペース

 

ここは改修前はハーバーからミステリアスアイランド方面に行く階段脇の緑地だった場所です。画像上の左がザンビーニ・ブラザーズ・リストランテの入り口に面した場所にできた鑑賞スペースで、右はそこから見たホテル・ミラコスタ方向です、結構高くて見晴らしが良いです(右方向がハーバー)。
ここも一見するといったいどこが新しくできた鑑賞スペースかわからない程良くできています。良く見ると右の画像の様に新しく作った部分は地面の舗装の色が違っています。



この画像はザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横のさらに上に作られた新しい鑑賞スペースです(ここから見て右前方方向がハーバー中央)。ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ横に出来た新しい鑑賞スペースから見れる人数は限られるでしょうが、両方とも良い場所だと思います。

(ご参考)フォートレス・エクスプロレーションとポンテ・ベッキオの間のハーバーに面した鑑賞用の階段

ここは2002年6〜7月に行われたリドアイルを含むメディテレーニアンハーバーの改修工事の時に新しくできた鑑賞用の階段です。上から見るとかつてS字のスロープがあった場所の植え込みをつぶして階段を作ったのが良くわかります(今でもシーで配布しているディズニーシーガイドに載っているマップにはS字のスロープだけが描かれています)。なぜここをいまさら紹介するかと言うと、ここの階段の出来が悪いのです^^; 真っ白(花崗岩?)でいかにも最近作りましたという感じなのです。古色を付ける(エージング塗装をする)のはお得意なのにこの階段は周囲から浮いています。ほかの場所の改修工事は出来が良いのに不思議です。
ただし、ここはポルト・パラディーゾのプルートの上陸地点が目の前で(画像の右下)、しかも高低差があって結構良く見えるので管理人としては気に入っている場所です。


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