信隆&礼子が行くハワイ日記

思い立ったらイヒラニ!


INDEX
用意周到・準備編
「思い立ったら2日で決める!
  上司に対して「すいませ〜ん、チケット買っちゃいました」
到着/初日:
「充実の初日は43時間! これが究極の自由旅行、ワイハ10回目の成果?!」
2日目/3日目:
「ハワイのフリマとアラモアナでのショッピングのはずが力尽き・・・」
「夢のイヒラニ、リラクゼーションとスパその実態」
4日目:
「ワイメア・ノースショアへのドライブとロイズ・レストラン」
5日目:
「ハナウマ湾とセントピーターズ教会との再会」
6日目/7日目/帰国:
「大人の休日、終日をイヒラニで過ごす」
「Bye Bye Ihilani、もう一度来るぞ!!」
「成田着13:03、疲労困ぱい」


用意周到・準備編(あまりにも詳しいので、見ただけでめげた方は「到着/初日」編からどうぞ)

「思い立ったら2日で決める!(上司に対して
   「すいませ〜ん、チケット買っちゃいました)」

会社での長期の休みってのはいつもなかなか取り難いものではあるが、「上司から取ってもいいんじゃないかって言われた瞬間にスケジュールを組んでチケットを買う」、これが強引に長期の休みを取るコツでしょうか? 去年、一昨年はちょっと躊躇したが為に失敗しました。
さて今年の場合は、ハワイにでも行くぞと決めたのが99年3月11日(木)の夜で、まずこんな旅程の骨子を作成し、料金をあたると、
旅程
99年3/20〜3/27 6泊8日(マウイ2泊)  
3/20(土)成田発 利用航空会社はUA or NW
3/20&21 マウイ泊
3/22〜3/25 オアフ泊(ちょっと豪華ホテルに)
3/26(金)ホノルル発、3/27(土)成田着 3/28(日)を予備日

HISの料金(1人当たり)
イヒラニ4泊 3/20発、4泊6日
部屋指定なし \144,000
オーシャンビュー \170,000
シェラトン・モアナサーフライダー4泊 3/20発、4泊6日
部屋指定なし \117,000
バニアンウイングオーシャンビュー \119,000
タワーウイングオーシャンビュー \144,000
ロイヤルハワイアン4泊 3/20発、4泊6日
部屋指定なし \116,000
ヒストリックオーシャンビュー \164,000
タワーオーシャンフロント \146,000
ハレクラニ4泊 3/20発、4泊6日
部屋指定なし \141,000
オーシャンビュー \165,000


ノースウエスト航空ワールドバケーション・特別割引コースの料金(1人当たり、99年4月以降)
シェラトン・モアナサーフライダー3泊 4月以降発、4泊6日 延 泊
部屋指定なし \115,500〜\195,300 \17,000〜\18,500
オーシャンビュー \134,700〜\215,000 \23,500〜\25,000
ロイヤルハワイアン3泊 4月以降発、4泊6日  
部屋指定なし \124,200〜\204,200 \20,000〜\21,500
タワーオーシャンフロント \151,600〜\234,300 \29,000〜\31,500
ハレクラニ3泊 4月以降発、4泊6日  

部屋指定なし \125,900〜\205,900 \20,500〜\22,000
オーシャンビュー \148,400〜\230,000 \28,000〜\30,000
+マウイ島周遊(1泊1人当たり) 航空券往復\5000×2  
ウエスティンマウイ(部屋指定なし) \13,000〜\15,000  
シェラトンマウイ(部屋指定なし) \20,000〜\21,500  
グランドワイレア(部屋指定なし) \20,000〜\23,500  

思っていたよりも結構高い。そうだ、3/20発は春休みの3連休初日。ちょうどピークシーズンなんだと、この時気付く。んじゃ、FIT(自由旅行)だ!ってんで、インターネットを駆使すると、UA/NWの往復料金は約\68,000〜\75,000。また、今回は少し予算を奮発するか!とイヒラニ・ハレクラニ・ロイヤルハワイアンの1泊料金をHISに問い合わせるが、春休みのトップシーズンであるのと合わせて、3月の3連休に当たる為、これが思った以上に航空券とホテルの料金が高いことが判明した。

HISでのホテル斡旋料金
イヒラニ   ハレタラニ   ロイヤルハワイアン  
Golf/Mountain view \49,400 Garden view \49,500 Historic garden \54,900
Ocean view \60,700 Courtyard view \56,200 Historic Ocean view \84,500
Deluxe Ocean Front \68,700 Ocean view \71,300 Tower ocean view \84,500

ということで、航空券は3年溜めて昨年末に期限失効にて無くなるところだったNWのマイレージでGETすることにする。ハワイ往復3.5万マイル×2=7万マイル。NWは昨年から有効期限を無くしたのは非常に評価できるが、日本〜ハワイ往復が3万マイルから3.5万マイルに変更されたのは庶民にはちょっと痛いな。
ここで折角だから、個人的なマイレージプログラムに関するコメントを述べたい。現在、あまりまとめることをせず、JAL(マイレージバンク)・ANA(マイレージクラブ)・アメリカン航空(アドバンテージ)・UA(マイレージプラス)そして、NWのワールドパークスに加入している。また、クレジットカードはUA及びNWを持っているが、現在シティバンクゴールドのNWワールドパークスカードを中心に使っている。新婚旅行でもハワイとカンクンに行くのに無理やり航空会社を合わせる為にNWで全部通し、フライトマイル計17,000を取得したり、毎年100万円以上使用するクレジットカードでのマイルをコツコツと溜めた結果、現在のカウントは85,000マイルとなっている。
今迄、UAとNWでマイルによるフリーチケットを取得したことがあるが、気づいた点をいくつか。まずチケットの換金時の問題点であるが、
a,行きたい時になかなか予約が取れない。b,チケットの発券の手間がかかる、という点があげられる。a,の「予約がピークシーズンに取れない」と言うのは、このマイレージサービスというシステムがメジャー化し出してからどこのプログラムでも問題化してきているが、闇雲に会員を増やした米国系2社のUA/NWがその最たるものであった。これは仕方のないことだろう。ただ、今回NWについては、インターネットを使用した空席状況の確認では殆どの日時が空いていた。どうしてかは不明である。旅行取得時に必要なマイルが増えた結果かもしれない。
b,の発券の手間であるが、UA/NW共、自分のマイルを他人にあげる事ができるが(以前は自分の親族のみに対してのみ可能との制限があったが、最近はどこも撤廃)、贈与時に発券を自分が行わなければならない。その時に、まず希望日時の空席を確認した上で座席を予約し、発券窓口に行く。ここで、UAとNWに違いがあった。UAは都内だとホテルオークラか大手町に支店があり、NWは帝国ホテルに支店がある。ただ、UAは土曜日でも発券OKなのだが、NWは平日17時迄しか対応しない。つまり、通常のサラリーマンにとって、会社をバックレルか発券の為の有休取得が必要になるというのは、比較ポイントである。今回はしかたがないので、昼休みにタクシーで日比谷の帝国ホテルに発券に行った。

またc,として、各社インターネットを利用した各種サービスにも力を入れており、現在の獲得マイルの確認(UA/NW共、但しUAは事前登録が必要)やフリーチケット獲得の空席状況の確認(NWのみ。これは今回重宝した。電話のオペレータに1日づつ確認するのは結構手間。ピークシーズンには○○日も○○日も○○日も駄目ですってやられるとメゲテしまう)が可能となってきている。但しd,として、UA/NW共に発券後のチケットは1年間有効で、使用者や使用区間の変更は有料やダメだったりするが、出発日の変更は席が空いている限り無料と言うのは使いようによっては利用価値大。またe,として、最近では1万マイルから国内航空券ももらえる様になり、1.5万マイルで東京から札幌や福岡の往復航空券を貰える様になった点は評価できると思う。
というわけで、3月12日の昼休み日比谷の帝国ホテルに3月20日のフリーチケットを発券に行く。窓口は結構混んでおり、昼休みの為私の他にフリーチケットの発券待ちが3〜4人程いた模様。
次はホテルだが、イヒラニの通常料金をインターネットにて調べたところhttp://www.ihilani.com/にて以下の通りであった。第一印象:まだまだ高〜い!!

ROOM RATES
Rooms: At an average of 680 square feet, our rooms are among the largest in Hawaii. With spacious marble bathrooms. Deep-soaking European tubs. Sweeping private lanais. And so comfortable, you may actually have to remind yourself to venture outside. Among each room's special features, you'll find:
-Private lanai with custom-made teak furnishings
-Three telephones (bedside, on the desk, and in the bath)
-Air conditioning you can adjust in one-degree increments
-Large-screen television, with extensive in-house movie library
-Radio/CD player
-Fully-stocked mini-bar
-Ceiling fan
-In-room safe
-Room service menu available 24 hours a day
Not to mention little touches like two pairs of slippers and Yukata robes. And the finest quality grooming products.
Rates
Terrace View $295 Ko Olina $450
Golf/Mountain View $325 Deluxe Ocean Front $475
Ocean View $415 Deluxe Spa $575
Ocean Front $440    


また、イヒラニの欠点である交通の不便さを考えるとレンタカーは必須である。これをバラで借りるよりは、とレンタカーパックを探すと、あった。

DISCOVERY PACKAGE
-Room accommodation for single or double occupancy
-Daily use of rental car (24 hours)
-Use of fitness lanai and unlimited aerobic classes

PACKAGE PRICE
ROOM CATEGORY COMPACT MID SIZE FULL SIZE LUXURY/MINI-VAN CONVERTIBLE
GOLF/MOUNTAIN $286 $291 $297 $305
OCEAN VIEW $337 $343 $348 $356
OCEAN FRONT $365 $370 $375 $384
DELUXE OCEAN FRONT $404 $409 $415 $423
RATES ARE PER NIGHT,TWO-NIGHT MINIMUM (2日以上の連泊で)
RESTRICTIONS:(適用条件)
-MUST BE BOOKED AT LEAST SEVEN DAYS PRIOR TO ARRIVAL(1週間以前の予約)
-MUST BE AT LEAST 25 YEARS OF AGE (年齢条件25歳以上)
-INTERNATIONAL DRIVER'S LICENSE NOT ACCEPTED (日本の普通免許必須)
-MUST HAVE MAJOR CREDIT CARD IN DRIVER'S NAME (運転者名義のクレジットカード)
よし、これだ!と早速電話すると、イヒラニの高い部屋とのパック程SOLD OUTとの事。また、宿泊パックではその他にマッサージパックやゴルフパックは同様にSOLD OUTとの事。それは願ったりと、一番安い部屋を4泊頼む。
またどうせなら、レンタカー種別でも高くなる程料金差の縮むラグジュアリーコンバーチブルを頼む。願わくばポンティアックサンバードではなくフォードムスタングの赤が来ることを祈って(どのレンタカー会社でもそうだが、料金設定は車のランクにて行って、同一カテゴリー内は車種と車色は選べない。通常チェックイン順または運で決まることが多い)。しかし、ここで思った事はGOLF/MOUNTAINのLUXURY CONVERTIBLEはUS$305だが、コンバーチブルの単独レンタルは会社によって1日24時間US$100〜US$133である事を考えるとイヒラニのレンタカーパックでは部屋がUS50$以上ディスカウントされた計算になる。

という具合にNWマイレージにて往復の航空券、後半のイヒラニ4泊をキープして、さて次にはマウイ島の往復航空券とマウイのホテルの確保を開始する。
航空券は、調査した限りでは、基本パック(成田往復の航空券とホテル)を一緒に頼むとどこでも概ね片道約\5,000〜\7,000にて手配が可能だが、ばら売りの場合、HISでも往復\15,000との事。泣く泣くそれを頼む。予約を入れると結構満席。アロハ航空をやめてハワイアン航空を何とかおさえて発券。ここ迄を3/13(土)に完了し、3/15(月)朝一にマウイのホテルを直接日本の各チェーンホテルのエージェントに打診する事とした。週末にHISで聞いたところによるとHISで手配可能な以下のホテルでも予約の可否回答に2〜3日かかるとの事。つまりピークシーズンの場合、ダメ回答が更に出発ギリギリになる訳でやむを得ず自分でやる事にした。これがのちのち正解となる訳だが、何処もダメ回答での正解で各種キャンセルと変更に手間取る事となる。

ホテル名 カテゴリー TWIN料金
Maui Beach SP/DX/OV \10,900〜\13,600
Maui Park STU ST/STU SP/1BD ST \17,700〜\19,600
Kaanapali Shores HR/STUST/STUPOV/1BDGV
1BDOV/2BDGV/2BDOV
\21,000〜\49,000
Royal Lahaina GV/PO/OV/OF \18,500〜\35,000
Kaanapali Beach GV/PO/OV \22,000〜\28,000
Maui Marriott ST/OV \27,500〜\34,000
Westin Maui TE/GV/GFMV/OV/DO/OF \33,000〜\56,000
Hyatt Regency TE/GM/OV/DO \35,000〜\54,500
Sheraton Maui GV/MV/OV/OF/DO \47,000〜\69,000
Maui Banyan HR/1BDST/1BDPO/BDST/2BDPO/3BD \16,800〜\38,000
Kamaole Sands

STUKT/1BDST/1BDSP/1BDPO/2BDST/2BDSP/2BDPO

/3BDSP/3BDPO

\18,500〜\47,500
Aston Wailea Resort GV/MV/OV/OF \26,000〜\39,000
Aston Maui Hill 1BDOV/2BDOV/3BDDX \28,500〜\40,000
Kea Lani SN/OV/DO \45,000〜\70,000


マウイのホテルは主に西海岸のカアナパリと南部のキヘイ〜ワイレアにある。まず試しに、日本に窓口のある大手ホテルチェーンの日本事務所に片っ端から電話をかけて3/20&21の2泊の空室状況と料金を尋ねるが、全滅。唯一マウイプリンスのUS$510(部屋代だけ)に空きあり。ちなみに電話したホテルは、ヒルトン(5405-7700)、ハイアット(3288-1234)、シェラトン(5423-6021)、マリオット(5405-1511)、ウエスティン(5423-4811)、フォーシーズンズ(3288-9511)、プリンスホテル(3209-8686)、インターコンチネンタル(0120-455-655)、パシフィックリゾート(アストンの代理店、3567-8010)、アストン日本事務所(3567-8010)、アウトリガー東京(5473-9470)。大手ホテルチェーンであっても海外の物件の扱いは必ずしも自分の所有物ではなく、既に扱いを中止していたり転売されてホテルの名前が変更になっていたり(グランドハイアットワイレア・ハイアット→リーディング(0120-086-230)→不明)、挙げ句の果てにはマウイインターコンチに至っては古いので知らないとまで言われた。

結局マウイプリンスの$510を除き全滅。礼子ちゃんは、ホテルは現地調達で行こうと言うが、私はこの時点で不安になった。もし仮に、マウイについてぼろいホテルになる分には良いが全く空が無く不本意ながらたった2泊で$1200払う位なら止めようとの心積もりになる。最後の賭けで、ハワイに強いアストンとアウトリガー東京をあたる。両方バツを確認した時点で、礼子ちゃんの会社に相談し中止する。さ〜あ、ここで決断を迫られた。
a,マウイをキャンセルする。
b,イヒラニのレンタカープランを前に2泊延長する。
c,イヒラニのパック延長がダメなら(1週間の事前予約と書いてある)部屋だけ頼みレンタカーを2日分自分で探す。
d,今度は往復のハワイアン航空\30,000をキャンセルできるかである。
最悪半金程度は諦める覚悟をした。

さて、イヒラニは即答が出来ないとの事で、現地との確認後電話を貰うこととする。待っている間に時間切れを心配し督促すると、部屋はOKだかレンタカーの空港Pickup/Dropの確約が未だとのこと。引続きCallbackを依頼すると同時に、見切りを付けてHISに連絡、ハワイアン航空\30,000のキャンセルを依頼する。するとHISは、初めは全額返金OKだが返金は3ヶ月後と言う。全額返金なら了解すると、チョット待ってと言われ、残念ながらこの券種はキャンセル不可と言ってくる。返金不可とは聞いていないし、事情が事情(ホテルが何処でも良いから取れればキャンセルしない)なのでせめて半金を要求すると同時に、瞬間的に閃いた。

返金が仮にダメなら日付と時間を変更し、初日以外の何処か1日に日帰りできる様早朝便と夕方便への変更を依頼する。10分以内にこちらもCallbackを頼み、待機する。殆ど同時にイヒラニからのOKの回答と、HISからの今回は全額返金に3ヶ月程度で応じる旨連絡が来た。両方ともラッキーである。と同時に、4泊から6泊に延長した為イヒラニからFaxされてきた予約確認書では、理由は不明だがMountain viewからOcean viewへ同一料金でのアップグレードされるというラッキーが重なる。HISは
a,担当の人ががんばったか、
b,事故金扱いでHISがかぶったか(キャンセル条件の事前説明不足)、
c,瞬間的に閃いた日付と時間の変更依頼を嫌がったか、のどれかにちがいない。
この様なケースがあるから「交渉は重要」とのポリシーをみんなに説いている。念には念を入れて、返金が遠い3ヶ月後の為忘れても行った言わないに備え、保坂氏個人のキャンセル受領書を取得しておく。いや〜、この時点でイヒラニとハワイアン航空返金でトータル$304(トータル1泊US$356―US$305=51US$、計304US$得)+\30,000得した事になる。今回も2日で決めた割にはいろんな事があったが、全て結果オーライとなった。


◆ 今回滞在したコ・オリナ・リゾート(Ko Olina Resort) について

今迄観光客にはあまりなじみのなかったエヴァ地区が大変貌を遂げようとしている。ホノルルから車で約20分、ウェスト・ビーチと呼ばれる地域にワイキキを超える一大リゾートが開発中なのである。
コ・オリナ(ハワイ語で歓喜の結晶の意)・リゾートと名付けられたこのプロジェクトは、ハワイのホリタ不動産とSKGプロパティズ社の共同開発で、約1000エーカーという広大な土地に、第一期工事だけでも約20億ドルをかけ、7つのホテル、5200ユニットのコンドミニアム、ショッピングセンター、巨大な4つのラグーン、400隻収容のマリーナ、ハワイ文化センターなどの建設が予定されている。
更に第二期工事では7000ユニットのコンドミニアム、住宅18ホールのゴルフ場も計画されており、ハワイの人口分布、経済地図に大きな影響を与える大都市が出現することになる。
現在では18ホールのチャンピオンシップ・コース、コ・オリナ・ゴルフクラブ、本格的リゾートホテル、イヒラニ・リゾート&スパが開業している。

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