99年3月20日(土曜日)初日 東京は雨、ホノルルもかなりの雨

「初日は充実の43時間!
これが究極の自由旅行、ワイハ10回目の成果?!」

イヒラニの部屋から見た風景(プライベート・ラグーン)

出発
出発時点の東京も雨、それもかなり強く降っている。こんな時には運転の手間があるが自家用車は便利。最寄り駅までスーツケースを運び、成田エクスプレスに乗る為に東京駅の地下を京葉線地下ホームから20分間歩くか、西葛西から水天宮まで行くかは別として、それらはやっぱり辛いので(業務の場合は逆に労災保険の関係から必ずどちらかで行くが)、成田迄自家用車で行く事にする。いつもは、ABRoadのUSAパーキングの広告を見たと言ってUSAパーキングを利用するが、今月号には広告を打っていなかった為、広告のあったウルトラパーキングに予約した。
参考情報として、これら成田の駐車場は、2回目以降でも何も言わなければ高い通常料金を請求する事がある。(以前2度目にUSAパーキングを利用した時、予約時にはABRoad掲載の期間無制限\4,500にて予約したが、チェックイン時にメンバーズカードを提示すると素知らぬ顔をして\6000を請求してきた事がある。文句を言うと、それは初回特別料金ですと吐かす。ふざけているので、雑誌の切抜きを渡して私は今回も初回だと主張して値引きさせた事があった)。てな訳で、皆様もご注意下さい。今回のウルトラパーキングは期間無制限で\3500だった。これは、強制的に車を勝手に移動される。また、帰国日が変更になった場合は追加料金を請求するとの事だった。従って新車の方やキズが心配な高級車の方は、移動なし(自分で止めた場所から勝手に移動されない)にしてもらうのがおすすめ。この場合は期間無制限で\4800と言っていた。海外旅行者が減って競争が厳しくなったのだろうか? 駐車料金は値下がり気味だ。

さて、旅行出発当日にまたもや風邪気味で喉が痛い。前回のタイ出張時にもお世話になった成田空港クリニックにお世話になることにする。今迄全く知らなかったが、先日NHKドキュメンタリー「成田空港クリニック24時」で取り上げられていたので前回のタイ出張から利用している。通常地元の医者に通う為には予約時に並ぶことも考慮すると約2〜3時間診療にかかることを考慮すると、前の受診客がいない場合15分程度で済んだ(前回はオープンする9am。今回はクローズするちょっと前の16:50pmであったからか)。場所は、成田の第1・第2ターミナル共地下1階のJR乗場の階の一番奥で、日本医科大の出張所として「成田空港クリニック」はある。仮に海外旅行保険に加入している場合、風邪でも当日から症状が出たと言い張れば、無料にて受診できた。これは緊急時も含めて、覚えておくと便利である。また開業時間は、9am〜17pm、年中無休との事。17pm以降は基本的に緊急診療(命に影響のある症状の方だけで風邪はダメそう)を扱っていると言っていた。


到着

ここから一気にホノルルへジャンプ。ハワイに到着が8:15、出国完了が9:30。
税関のゲートを出た後、前の出口を出るとタクシーの客引きが多くいるが、彼らをかき分けて、道路の中州の様になっている部分で自分の予約したレンタカー会社のバスを待ち、乗りこむ。このバスは勿論無料で、各レンタカー会社の貸出しブースまで連れていってくれる。この間約5分位だった。
今回のイヒラニレンタカーパッケージはハーツレンタカーとの契約になるとの事だった。ハーツには「アフォーダブル・ハワイ/コンバーチブル$125」または「ハーツ・ドライビング・コーポン/コンバーチブル\13,200」があるが、車はイヒラニルームチャージに込みの為、お得度は更にアップしている。

さて、3年前に失敗したAVISでの借出し時間3時間の件を思い起こしながらHERTZのカウンターに行くと、非常に空いていた。イヒラニのレンタカーパッケージへ予約を入れている旨を話すと、その場で契約書を作成する。パッケージ料金に車の使用料部分は含まれているので、それ以外の条件を取り決める。今回は海外旅行保険の自動車運転保険特約に加入しているが、各種保険料を全部セット(Full insurance, or Full cover・LDW/PAI/PEC/LIS/VEH LICのセット)として、また礼子ちゃんをadditional driverとして登録した。チェックアウト時にイヒラニからレンタカークーポンを貰い、精算時に車の使用料部分を減算すると言われる。
(後で分かったことですが、海外旅行保険の自動車運転保険特約はLISと同様の保険を指すようでした。また、レンタカーの借出スリップからは、1日の車両代は$67.60税込、LDW$16.99/D, LIS$9.95/D=対人百万ドル, PAI&PEC$4.45/D, VEH LIC$2.28/D=車両保険でした。)
やはり心配だった国際免許証の必要性をついて確認したところ、やはりハワイでは基本的には必要ないとの事だった。但し、一般のハワイ人は警官も含め日本語を読めないので国際免許証は日本の免許証の翻訳書としての役割を持つ。という事で当然日本の免許証は必ず必要との事だった。今回は国際免許を持参したので、追加で質問されたのは日本での連絡先電話番号だけだった。



◆ イヒラニへGO!
09:30amにムスタングコンバチ(写真上)をピックアップ後、少し操作確認に手間取り出発したにも係わらず、道を間違えずなんとかイヒラニに10:30amに到着し、チェックイン完了。思ったよりもイヒラニはホノルル空港から近かった。距離約21マイル、所用時間30分程度。
しかし、チェックインは出来ても部屋の準備は未だとの事。ま〜当然なので、荷物の詰換えをして荷物を預かって貰う様交渉する。荷物詰換えと着替え用にサービスルーム(#541)を借りる。部屋内にはsafety boxがあるのだが、チェックインしても部屋が決まっていないので貴重品をホテルの金庫に預け、チェックイン後そのサービスルームにて着替えとパッキングをする。今回はパソコンを手荷物にしていたのでこれをスーツケース内に移す。完了後昼食と礼子ちゃんの水着及び日用品購入にWARD SHOPPING Centerへ11:30am出発。

さて、このチェックイン時に更にプラスサイドのハプニング発生。前記の通り、当初の予約はMountain view with rental car package (LUXURY CONVERTIBLE)で1泊コンバーチブルのレンタカープランで$305だったのが、日本の予約変更時にMountain viewからOcean viewにアップグレードされていた。これが更に、Ocean viewからOcean front viewに同料金にてアップグレードされたのだ。これもa,混雑による部屋不足によるものか、はたまたb,個人申込者に対するサービスか、c,逆に予約が1週間を切っていた為のドタンキャン部屋の販売かは不明であるが、これにて更に1泊+US$28得した(トータルにて1泊US$384―US$305=79US$、計US$474得)。フロントに並んでいると、チェックアウトの客が3〜4名いるのに、対応しているのが2人以下でトロトロやっている。第一印象、仕事が鈍いのでマイナス1点。順番となり、フロントに交渉したところ、チェックインは可能だが、イヒラニのチェックアウトは12pmの為部屋が未だ準備できていないとの事。一生懸命空き部屋を端末にて探しているので、荷物の詰換え後、着替えて荷物だけをおいて直ぐ外出したい旨を伝えると、サービスルームなるものを貸してくれるとの事。要は空き部屋の暫定使用であった。ルームキーを見ると、MENとあるので、この様なケースはよく発生している模様。着替えた上荷物を詰め替えて、貴重品をフロントの金庫に預けて、荷物をそのままにて再度外出した。
余談ではあるが、このサービスルームなるゴルフコース側の541号室は、本来の我々のルームカテゴリーであった。禿山側で低層階なので景色は好くないが、部屋のハードは悪くない印象。特にバスルーム周りがGOODであった。



さて、本日の行動は。10:30にイヒラニ到着後、出発準準備が完了したのは11:30、まずはお昼を食べにアラモアナの脇のWard Centerへ。Ward Centerでは、結婚披露パーティをやったKeo'sにてトムヤムクン(私はトムヤムシーフード)・タイ風シーフードヤキソバ・鶏の甘辛炒めを頼み、全部で32ドル。炒め物はかなり甘く、またトムヤムクンはちょっとマイルド過ぎたが、ウエイトレスは結構親切。当初2人でタイ風シーフードヤキソバとタイ風シーフードチャーハンを頼むつもりがアメリカサイズじゃないの〜?と一言聞いてみたところ、2人2品は多いとの事、急遽チャーハンをオカズに変更した。また、横のテーブルでは米国人の老夫婦が2人で6品程度頼み、食べ切れずに半分以上残しているのを見るに付け、皆に親切なのではなくただ単に質問したからだと分かった。しかし、料金もそこそこで味も悪くない。評判に違わずお勧めです(少し多くの人数で多くの皿をシェアするのがもっとベスト)。精算時のチップのチェックをして、込み込みでない事を確認後、15%を足して端数を丸めた。
その後は、「やりたいこと・買いたいものから順番にする」の鉄則に則り、お隣のWard Warehouseへ行ってLOCO Boutiqueにて礼子ちゃんの水着を購入。店はワイキキのOutrigger EAST店に比較してお客さんの入りは普通。みんな雑誌を手に最新流行を物色中。また、店内には日本の雑誌の切り抜きがトコロセマシと貼ってあった。
その後は、Ward Warehouse内の見学はやめてWard Farmers Marketをチェック。ちょっとした食品、水・ビール・ジュース・お菓子等を購入。ハワイ限定ジャンボパイナップルプリッツを試食方々US$9.50にて購入。18袋36本入り。会社の土産はこれで決まり!!また、スターバックスコヒーで、礼子ちゃんはTodayユs special blend私はMアイスラテを買って車で出発。しかし、このホットコヒーが後程災いを呼ぶとは。

さて、丁度午後3時となったのでイヒラニにチェックインに帰ろうとのことになり、H1Wを探し悪戦苦闘。ハワイでの(特にワイキキやホノルル地区)で効率よく車で移動する為の重要ポイントは、H1なる高速道路を如何にうまく使いこなすかだ。想像する以上にハワイの交通渋滞はヘビーで、出来ることなら高速道路を移動の中心にするのが得策だ。とは言いながら、このH1に乗るのは、インタセクションが限られているので結構難しく、かつ、ホノルル市内は一方通行が多いので間違うと振り出しに戻るのが結構大変なのである。また、フルサイズのアメ車・左ハンドル・アメリカの車線幅が日本と異なる為、車を道の真ん中に固定するのに神経を使っていたら、やっと、H1W(西部方面行)に乗って安心していた事も重なり、空港近辺にて本線が分離する方向に乗れず別の方向に別れていってしまった。急にパニックになり緊急に礼子ちゃんにナビを要請する。実は後日分れて乗った78号線はそのまま行くと再度ホノルル空港でH1に合流する事が判明したが、この時は解らずパニック状態。しかもアメリカのハイウエイはそう簡単にUターン出来ず、出来てもハイウエイへの合流及びリカバリは大変なのだ。せっかくスマートに団体客の押し寄せる15時近辺にイヒラニに到着する目論見が早くも崩れる。少し迷子になりながら何とかホノルル空港までたどり着き、Nimitz St.に乗って少しホットしたのか、礼子ちゃんはおもむろに先程購入したStarbucksのコーヒーを助手席で飲もうとすると、自分では荒い運転をしない様に注意してはいたつもりだが、車重のあるムスタングは急に加速も出来ない代わりに急には止まれない。ブレーキを踏むと、礼子ちゃんの白いオキニのカーディガンにコーヒーが「バシャ!」、以降は瞬間的な空白の時間と悲鳴及び.....これ以上は書けません。
やっと16時にイヒラニに到着。
チェックインはしているものの、ルームキーを貰う為に再度チェックインを待つ。ここでもフロントに3人組1グループしかお客さんが並んでいないのに、合計40分以上かかった。礼子ちゃんはぶちきれ状態。イヒラニで気付いたイマイチの点はこのチェックイン・チェックアウト作業のトロさであり、もう少しで文句を言いそうになる。でも、順番を冒している訳ではないので、余裕の外人を気取りゆっくり待つ。部屋を決めるような重要なシチュエーションでフロントの反感を買うのは得策とは言えない。単純にオーシャンビューと言っても、それ自身は部屋のカテゴリーに過ぎず、何階のどの部屋をある客に割振るかは偏にフロントマンの胸先三寸な訳です。確か、朝のチェックイン時のルームタイプがオーシャンフロントとなっていた事を心に止めながら、決まった部屋は908号室。

この間、フロントマンは、私のマウンテンビューでのレンタカープランと書かれた予約確認書及び、今朝のチェックイン時に入力されたと思われるオーシャンフロントと多分出ているホテル端末モニターを、何度も何度も見比べながら時間をかけて部屋を決めていた。恐らく推測するに、通常の旅行代理店経由の団体パック客には予め部屋を割振るが、直接申込みの個人の客に対してはその場その場での臨機応変な対応にて対処するのであろう。勿論、予約時や予約確認時にひつこく条件付けすれば別で、事前に部屋くらい決まるだろうが。今回は無償のアップグレードの為、一切強くは言い出せない。言った瞬間に、元のグレードに戻される嫌がらせを受けないとも限らないのだ。また、こういったフリーの客の場合、来た順に部屋を当てがったりするので若干の運も左右する事になる。ところでこれも後から気付いたのだが、どうもフロントの人数が少ないと思ったら、横の2箇所のデスクで団体客やパックの客の応対を同時進行で行っている模様。(じゃあなんで私はその様な座ってのチェックインをしてくれなかったのか?)
さて話を元に戻すと、908号室と聞いて瞬間にあ〜、オーシャンフロントでは無いのか〜、と考えた。通常のオーシャンビューとオーシャンフロントの厳密なる違いは存在しないのだが、イヒラニでは日本事務所からその違いは海の見える部屋の所在階数と聞いていた。つまりオーシャンフロントとは海の見える低層階の部屋だと理解していた為に、9階ではオーシャンビューか、となったのである。しかし、イヒラニでは何かそのカテゴリーが違う可能性に賭けて、ものの見事に当たった時は嬉しかった。908号室は9階のプールとラグーン真正面の部屋、正にオーシャンフロントでした(写真上の水色の矢印の部屋。下の写真は室内。イヒラニはスタンダードの部屋でも62平米以上)。これで、1泊US$200以下なら安いと礼子ちゃんだけではなく、ちょ〜納得し、しばし休息。



一息入れた後、礼子ちゃんは身だしなみを整えて、日没18:43ちょっと前に車で再出発。目標はワイケレショッピングセンターの下見・晩御飯&食品以外の雑貨の購入(必要なのはビーサン)です。雑貨の購入は、ワイケレショッピングセンター内のK-martに設定。
ワイケレショッピングセンターは、H1の7A出口からすぐだった。車であればイヒラニから10分程度の距離だ。夕食は、礼子ちゃんがマック&ケンチ(ケンタッキー)を拒否した為、Chilliユsを狙ったけど、ドアの外まで10人以上並んでいるのでやめ、日本居酒屋とスパゲッティー屋の間のファースト焼き肉プレートランチ屋で、シーフードコンボとBBQポークをそれぞれ注文。店員が「BBQポークはとってもスパイシーだが大丈夫か?」との質問に気を引かれ、ここの焼き肉もアメリカンサイズである事を全く忘れた2人は半分ずつ残す事になりました。大きいのは、肉もそうなのですが、付け合わせが4種類かつライスが2ディップ付いているのだ。メニューのRegularの横にMiniなる料金(約20%〜25%程度減)があったのは気づいていたが、やっぱり不明な事はその場で聞く事が重要だ。よく周りを見ると、1皿を2人で分けている人やMiniを食べてる女性が数人いた。ただ、残りの人たちは男女ともレギュラーを食べていた。この間約30分、ダッシュでK-martへ。ここでまた無情の雨が降ってきたので、傘も追加。7〜8ドルのビーサンと傘を購入。ここは、ベビー服のシーズンバーゲンを行っていたので、後でもう一度来る事をメモし、ダッシュでプレミアム・アウトレットゾーンへ。
時間が後40分なので「やりたいこと・買いたいものから順番にする」の鉄則に則り、Off 5th Sacks Fifth Avenue Outletへ。礼子ちゃんはもう一度来る事を誓いながら、本日はFENDIとKENNETH COLEのサングラス($59.90、$19.90)とKENNETH COLEのナイロンバック($50→$34.90)をディパックの代わりに購入した。
なかなかここは、ブランド好きには堪えられない様だ。私個人はあまり興味が無い。イヒラニに戻ったのは、夜の22時を回っていた。今日は時差もあり、43時間活動したわけだ。お疲れさまでした。しかし、レンタカーを駆使すると、ハワイ初日も超充実する。パックの場合で半日観光に参加すると初日は殆ど何もできないから。そう言えば、今回で私はハワイが丁度10回目となるが、今迄1回も例の半日観光ってものに参加した事が無い事に気付いた。では、おやすみなさい。


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