ベガス9回目!大加藤さんの(「大加藤」は加藤さんの会社内でのニックネームです)

1999年最後の日程は、11月27日(土)出発/12月4日(土)帰国の6泊8日。
これが通算で9回目の遠征。もうほとんど年中行事ですね。

右の画像はPalmとlandware社から発売されている外付けのキーボード。決して小さなものではありませんが、軽量な上に充電機能や母艦とのインタフェースまで具備している優れ物


NEWS!この日記が、日本一のPalm/WorkPadの情報サイト「www.PALMFAN.com」で紹介されました(99/12/31のニュース)

PalmとMACの掛け橋サイト「ろばみみ」でも紹介されました(1/1の「ろばのつぶやき」)。ろばさん、ありがとうございます!
2000年1月末日を持ちまして、「ろばみみ」は閉鎖となりました。短い間ではありましたが、本当にご苦労さまでした(「ろばみみ」のTipsなどのコンテンツは「Visorの飼育記録」に移動しました)。
さらに、パーム界の絆「パーム航空」でも紹介されました!(1月20日のTimetable/機内放送」)。



・出発前の各種準備

今回は旅の友にIBM WorkPad c3(以降はPalmと記述)。
こいつの役目は、日程管理(Datebk3)は言うに及ばず、海外における便利帳(Abroad!)、カードゲームBlackJack(以下BJ)のトレーニング(HiMem)、旅行記の作成(Memo)、収支記録(PEM-J)、メイルチェック(POPJ, jotMail)、webチェック(WebAround)、電子本リーダー(SmartDoc)等と多種多彩である。
この中で旅行記の作成には、会社の先輩が旅行記を書いていたのと同じように、携帯型キーボード(GoType!Pro)を持っていって、リアルタイムで実施の予定。
メイルとWebのチェックには、携帯型モデムを手作りコネクタで接続して行う。
さて、どこまで上手く行くことやら...

・交通機関の手配

成田-ロス間は、大韓航空のマイレッジで無料航空券(エコノミー)
生まれて初めてのマイレッジ無料航空券だったものの、手続きはどうってことなく、銀座の大韓航空窓口で発券してもらうだけであった。
ちなみに、土曜の昼間に窓口へ行ったところ....
カウンターに誰もいない・・・?
扉は開いているんです。
??? と思いながらも中にはいると、お姉さまが奥からおっとっと(しずしずと)現れてきました。
どうやらヒマみたい。
そりゃ、正規のチケットを購入する人なんていませんからねー。
いつもは何しているでしょう?

ロス-ベガス間の航空券は、mapツアーでAmericaWest航空を購入。
料金は往復で、\8,700+\2,000(手数料)
最初にmapツアーに行ったとき(9月末)には、これよりも\2,000程度安いチケットがあったんだけれど、その時はまだ大韓航空でチケットを発券していなかったので、一時保留。10月半ばに行ったときには、既にこのチケットは売り切れ。残念だったが、往復\10,700でも十分安い。

NEXは片道 3,110円。
交通費は、合計で \10,700(ロス-ベガス) + \3,110 X 2(NEX) = \16,920 也。

・宿泊予約

プレイヤーズクラブ(右がメンバーズカード)に加入している常宿の、Flamingo Hiltonのカジノホストへ予約のFAX。
返事には、カジノレートで$48.00/泊(平日)、$68.00/泊(週末)と十分な価格(通常レートの半分くらい)がオファーされており、ニンマリ。

・¥と$

1999年夏まで、円相場は120円前後を推移していたのだが、8月頃から急激に円高傾向となり、出発直前の11月24日時点で、104円台。(帰宅時には102円まで上がっていた・・・)
軍資金を得るには良いのだが、百万ドル当てたときの事を考えると、1千万円以上の目減り...
もし大当たりを取っても、しばらくは$のままで預金しておくことにしよう。(捕らぬ狸の皮算用)
$現金は会社の同僚から仕入れる。
$200=¥21,000
これが、現地でのお小遣い。
軍資金は、前回ベガスから持ち帰った$がそのままCITIBANKに$預金してあるので、そのままT/Cにして持って行く。
CITIBANKは、いろいろと条件はあるものの、持ち帰った$をそのまま$定期に預けたり、T/Cで引き出すのに手数料がかからない。もちろん今は$定期ならば金利が3%くらいあるので、$->\->$ と両替したり、タンス預金にするよりも比較にならない程の得。

前夜、やっと準備にかかる。
でかい鞄はいつもの通り使わず、機内持込可能なサイズのものだけ。
下着類は現地で捨てても構わない使い古しを選ぶ。
整髪料・アフターシェイブは、仕出し弁当で使われる醤油入れに移して持参するのであった。
小型軽量、身軽が一番。2泊3日の国内出張と同じ装備。

いざ出発

新宿からNEXに乗って、いざ出陣!
空港に到着したら、チェックイン手続き終了後に、JCB待合室を利用。
初めての利用だったが、入ってみると誰もいない貸切り状態。ゆっくりとビールを飲みながら(1杯は無料)GoType!Proのキーボードを取り出して、この旅行記をペタペタとタイプ。ついでにNEXの中で読んだ本を捨てる。
さて、次は免税店でタバコと酒を購入するのだ。
米国のタバコは高いし、慣れた日本の味が一番ですからね。酒も寝酒を確保しておかねば高いものにつく。免税店ならば山崎を購入したって、高々知れている金額だ。両方合わせて\5,400は必要経費也。

機内の混み具合は、50%-60%程度。
いつもならば、離陸後すぐに横になれる席を確保するのだが、今回は4連の空席が見当たらず窮屈なのを我慢せざるを得ないが仕方ない。

機内食は、大韓航空名物(?)のビビンパを選択する。
これは、チンされたパックご飯に具・チューブ入りのコチジャン・ゴマ油を適宜混ぜ合わせて食べるもの。お湯をかけるインスタントのワカメスープ付き。
普通、どこの航空会社でもエコノミーでは「火が通してあればいいんでしょ!」てな感じで、盛りつけも味付けも一切考えてない代物(私は餌と呼んでいる)が出てくるんだけど、このビビンパは普通のご飯の感覚で食べられるんで助かる。ファーストフードの定食って感じかな?

(ホームページ管理者から一言:大韓航空のHPには「1998年、大韓航空は ビビンパ機内食サービスでアジア圏では初めて機内食 最高権威のマーキュリー賞を受賞」と書いてありました=1997 Mercury Award: Korean Airlines for it's traditional Korean dish - Pibimbap。一度試してみたいものです)。

さて、気が付けば間もなくLAXだ。
ベガス到着まで、あと4時間!
機内の読書は、大藪晴彦。ハードボイルドに己を浸すのである。
読み干した本はどんどん捨てる。少しでも荷物を軽くするのだ。

ところで、今使っているPalmって、どこで記録するのも手軽。ポケットからひょいと取り出して2秒後にはメモが書ける。以前使っていたZAURUSではこうは行かない。本当にメモ帳感覚。
しかし、離着陸の際には念のために電源off。

到 着

LAXには7:20到着。
ベガス行きの便は9:30なので、もしかすると1本早い便に変更できるかも... と急いでAmericaWestのカウンターに向かうが、1本前は7:56であった。さすがに間に合わず、待ち時間1時間半。
待合室で旅行記をメモして、また読書。今度はアイザック・アシモフである。
9時30分、1分と違わず出発

いよいよベガスに到着(下の画像はフラミンゴ・ヒルトンの正面)。
見慣れた風景に、特に感慨もなし。
さっさとチェックインしようとしたが、13時まで部屋が用意できないとのこと。ただし、料金は予約の時に確認したものよりも、更に安くなった。なぜだか分からないけれど、$29.00/平日、$59.00/週末。
料金はありがたいのだが、部屋に入れないのは仕方ないので、荷物を預けて早速戦闘開始。肩慣らしに13時までのつもりが、調子に乗って14時近くまで席に張り付いたままとなってしまった。
ちょっとだけプラスになったところで部屋へ。
しかし、今回の部屋はちょっと外れ。エレベータから距離があるので、部屋とカジノ/レストランのある1Fとの行き来が面倒な上に、窓から見える景色はインペリアルパレスの後方側面。つまり駐車場。色気も何も無い。。。
その他、部屋の造り等はいつもの通り。(金庫・ドライヤー・アイロン有り、冷蔵庫無し)

さて、疲れが出たので、風呂に入って一眠り。数時間の爆睡の後、飯を食らって本格的に戦闘開始!
しかしあまり調子が良くない。
何度かテーブルの上のチップが無くなる寸前にまで陥ったが、その都度何とか盛りかえし、気が付いたらちょっとプラス。それまでには7時間近く席に座りっぱなしだったのだ。
PEMに収支を記録していると、軍資金とお小遣いの区別がはっきりして助かる。

フラフラになりながらも部屋に帰って、メイルにトライ!
接続は、持参した携帯モデムGoType!Pro&自作コネクタ。本当は純正モデムを使うのがスマートなのですが、少々価格が高いんで自作モノのコネクタで接続して使っています。
メイルの送受信に使うPalmWearはPOPJ
しかし、今回ベガスからは何度アクセスしてもうまく行かない。popサーバーが反応してくれないようだ(左記画像)。日本から国際電話で接続したときに、何度も失敗していたのと良く似た症状(接続先はNIFTYのローミングでGRIC、アクセスポイントは当然ラスベガス)。jotMailで試みるもやっぱり同じ。日本で試みた時は時間を置いて接続したら繋がったので、翌日再度挑戦することにしてひとまず就寝。

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2日目

疲れていたにも関わらず、5時間少々の睡眠で目が覚める。
朝飯バフェの終了時刻が迫っていたので、シャワーを浴びてさっさと食事へ。本当にギリギリになってしまい、飯を皿にたっぷりと取り終った時にはかたづけと昼飯の準備が始まっていた。
窓の外のフラミンゴやホロホロ鳥(とても丸くて美味しそう)を見ながらの食事を終わらせて、昼飯も同時に、と思ったが腹は一杯なので、さっさと戦闘開始!
と思う間もなく、良い所は一切なくて1時間足らずのうちに、テーブルの上のチップが無くなり敢なく沈没。
しかし、軍資金にはまだまだ余裕があるので、気分転換に散歩。
この一年で完成したパリスとマンダレイベイを観ておかねば。ついでに会社の同僚(負けてられっか!「勝負勝負のベガス日記」の作者土橋君)から頼まれた、エクスカリバーのスロットでポイント延期のためにカードを差し込み、プレイの記録を残しておく。しかし、そのための軍資金$100はあっと言う間に融けて無くなったのだ。
マイナス続きで、今後のことがちょっと不安になりながらも、フラミンゴへ帰って、BJに再度挑戦!
と思ったら、テーブルが満席。
仕方なく、¢25ビデオポーカーを始めると、$60投入したところから当たる当たる。4カードで一息ついた後に、突然のストレートフラッシュ! しかし惜しいことに、9からKまで。
もう少しでロイヤル($1000)だったのにぃー!
しかし、数分後にはまたしても4カード。しかも、当たり後の倍増チャレンジで125×5=625枚を一度にゲット!
もうこの辺りで勘弁してやろうと、800枚のコインを吐き出そうとしたら残り8枚のことろで、マシンのタンクが空っぽに。ふん!打ちどめにしてやったぜ!!!
その勢いのままにBJへ戻り、調子良く本日の負けを9割方取り戻したところで、一休み。

今回の遠征で感じたんですが、ビデオポーカーは今やマルチプレー大繁盛。スロットでも、マルチライン機種多し。ただ、こいつらにフルベットすると馬鹿にならないんですよね。(例:$0.25 X 5bet X 5line =$6.25/1play)

一休みの間にメイルチェック。
しかし、相変わらずダメ。
Webチェックを行うと(WebAround)これはかなり成功するも、100%ではなく半分は何だかエラーで取り込めない。しかし、モデムやアクセスポイントの設定は間違えていないことが判明して一安心。
気分を変えて、Palmで読書。読むのは青空文庫から『半七捕物帳シリーズ』岡本綺堂 。

その後
勝ったり負けたりを繰り返して、最後はマイナス。
何だか悔しいから寝る。
(今は朝の5時半)

3日目

前に書いたように、この日記はWorkPad c3 と携帯型キーボードを現地に持ち込んで記録しているのだが、はて? 今は何日目になっているのだろう?
Abroad! で時刻を確認すると、ここは11月30日の朝6時。ということは、4日目の朝なんだ...
行動としては、3日目が終って酒を飲みながらこれを書いているんだけどなー。

えーと、本日の行動は昼間に起きて飯を食った後に一勝負。
この時座ったBJでは、2deckなのに何故かサレンダーOKとの表示がある。ディラーのおじさんに確認すると、にっこり笑ってもちろんOK! あまり調子が良くないものの、サレンダーできるので何とか持ちこたえることができる。
しかし、ディラーが変わって東洋系のお姉さんになった後にサレンダーしたら彼女がブーブー文句を言う。表示を確認して「2deckなのにサレンダーを許すなんて信じられない。この表示がおかしい!」と言い出し、ピットボスに表示札を変更させる始末。確かにそんなルールを提供するカジノはカモにされるから正しいんだけど、プレイヤーの味方になってくれないディラーなんて最低! その後、数プレイして調子が良くないことを確認し、さっさと退席。もちろんチップなど$1も置かない。

そのまま近所へ散歩。近所と言っても、ベガスの場合はホテルが尋常でなくでかいから、ホテルの間を異動するだけでも結構大変。特に最近の傾向としては、ホテルの前庭に力を注いでいて、大通りから室内に入るまでが遠くて難儀する。
今日も、この間できたばかりのベネチアンに行ったのだが、ストリップストリートから動く舗道を乗り次いで延々と登ったり下ったり。前庭にはベニスの運河が流れているんだけど、たどり着いた室内にも運河がある。ふと気づけばここは二階のショッピングゾーン。二階に運河を流しているんですね。ご苦労なこと...
カジノを始めとして、造りはイタリア感覚(だと思う、行ったことないけど)。まだ工事中のとこもあるけれど、なかなかのホテル&カジノだと思う。

そこから脚を伸ばして、DFSまで行く。途中のデザートインには始めて入ったんだけど、ここはベガスでも一流ホテル。有名なレストランやゴルフコースを保持していて、他のホテル&カジノとは一線を画している。(レストランも美味に違いない)
カジノもすごく落ち着いた雰囲気なんだけど、昼間とはいえテーブルはほとんど開いていないし、そもそも客の姿がほとんど見えない。カジノの客を相手に考えていないのかも...

さて、DFSにたどり着いたんだけど、どこが入口だ?
あったあった、ここかと思えば「受け付けをあちらで済ませて下さい。」と看板が。そこに行けば、ホールにずらりと椅子が並んで、いかにも大量の日本人観光客を相手にしている雰囲気だったので、さっさと素通り。(その時ホールにいた客は数人だったから余計にうんざり)
帰り道には白虎を見たりおやつを食ったりしながら、少々買いものをして帰還。

さて、部屋にも帰らず荷物を持ったまま、観光客を装って(?)一勝負。取り敢えずは勝ったけど、まだ負けを取り戻すには遠い道のり。(PEMでしっかりと収支を把握)
晩飯を食って、部屋に戻り洗い物。ちゃんと勝っていれば、パンツでも靴下でもクリーニングに出すんだけど、負けている身だから風呂場にぶち込んで洗って干す。
と、思いきや、風呂場に洗濯ロープが無い!今までこんなこと無かったんだけど、仕方ないからハンガーを総動員してあちこちに干す干す。

そんなこんなで、かなり時間が経ってしまったが、まだ眠くないので、再度カジノへ繰り出すことにする。
昨夜も同じテーブルに座ったイタリア系の若い女性がいるから、と座った席ではチップがどんどん無くなる無くなる。(涙)
あれよあれよと言う間に残りはminベットのチップだけ。そこを何とか凌いでいると、ディーラーの勢いに押された客が一人抜け二人抜け。。。 イタリアンレディーも途中で現金を仕入れるものの、あっさりふっ飛ぶ。
その後にディラーとタイマン勝負になったことろでチャンスが巡り、元手(その時テーブルに持ち込んだ$)をあっさりと逆転、見る見るうちに元手を二倍にしたところで、本日は終了。

部屋に戻って酒を飲みながら、本日の行動を記録するのと同時に、再再度メイルに挑戦。
しかし、どうしても上手くいかない...
仕方ないから、日本のアクセスポイントへ国際電話。
何の障害もなくすんなりと繋がる、ってことはここのアクセスポイント(NIFTYのローミングでGRICに接続)との相性が悪いのか...

あれっ? こんなこと書いているうちにそろそろ、朝飯が始まってるころかな?
飯食べて寝ようっと!
今日の卵はどう料理してもらおうかなあ(ニンマリ)。

4日目

いやー本日は調子の良いこと良いこと。
今までの負けをぐんぐん音を立てて取り戻した一日であった。

昨日は、この日記を書いた後に酔っ払ったまま朝飯を食べて就寝。14時頃にベッドメイクにノックされて、やっと気が付いたものの、「I'm sleeping! NO thank you bed making today!」と追い返して、更に1時間以上睡眠を貪ったのであった。

やっと起きて、さて朝飯(?)とバフェイに向かったが、時間が悪くて丁度 close だったので、隣のカジノ内にあるfood cort に向かう。
ここで挑戦したのは、「Oriental Express」の Tenpura Udon !
前から気になっていた店なんだけど、初挑戦。
発泡スチロールの丼の中に溶けかかったtenpura が載っている。
まずはおつゆをすすると、濃厚な鰹だし。でも、美味しいを通り越して濃すぎる。何しろ、箸を丼に入れてかき回すと、鰹節が山程まとわりつくんです。漉し残しって感じじゃなくて、一切漉してないの。味噌汁の煮干じゃないんだから。。。
それでも、麺は思ったよりも腰があって、しっかりしていたのは、ちょっと意外だった。今まで経験した米国の麺って、ふにゃふにゃ/ぶつぶつな奴ばっかりだったから。
tenpura は、熔けかかったかき揚げと小さな小さな蝦が二匹。これは想像通り。
でも、トータルとしては、下手な立ち食いうどんよりも上等。
値段は$7.45(税込み)也。

さて、飯を食べて早速お仕事。
この時間帯(夕方)って、客の数の割に開いているテーブルが少ないから、どのテーブルも席が無くて、いつも困るんですよね。
席を確保できなければ、ビデオポーカーやスロットでちょろちょろ遊んで席が開くのを待つ繰返し。
BJ以外は、通算で負け越しているけど、時々思いかけず出る時もあるから、そんなにメチャメチャ負けるってことも無い。今日も、MegaBacks(ニュースに出てくる数百万$当たるスロット)で、20$がいつもはあっと言う間に無くなるんだけど、一時は200$以上になったのは、結構なこと。(最終的には無くなったけど...)
MegaBacksは、今回23millionを越えていた。この時は、[BAR][MEGA][MEGA]と一度揃ったが、10 X 2 X 2= 40枚($1)だけ。

その後、$5のスロットを少々試しておこうと座ったものの、わずか1分足らずで$100紙幣が無くなる。(2枚掛けの$10が、たったの2,3秒で終わりですから...)
こりゃすぐに退散しようとすると、両替のおばさんが、「これこれ」とDouble Diamondを指し示すじゃありませんか。じゃあ、ちょっとだけと座るも$100が、あっと言う間に溶けてしまう。更に追加の$100も何にもならない。泣きそうになりながらも更に$100を入れたら、やっと中当たりの120×4が出たので、わずかのプラスを抱えて、すたこらさっさと逃げ出す。もちろん両替のおばさんには、チップを渡して。

晩飯(昼と同じ food cort)にサブウェイで燃料補給(ターキーブレストの七面鳥が美味い。ちなみに感謝祭の日、アメリカではいったい何羽の七面鳥が食されたことだろう。合掌。)した後、部屋で一休み。

この後のBJでまたまた爆発!
普通のプレイが2勝1負くらいのところに、行なうダブル/スプリットがこと如く的中。あれよあれよと言う間に、チップが山になって行く。同席の女性(酔っ払い)には、びっくりされるは、感謝されるは、おだてれるはで、ディラー(若いアジアの女性)の態度が冷たくなり、同席の男たちも口数が少なくなってきた。仕方ないから、ディラーにはチップをはずんだり、みんなとの会話に何とか参加したりで大変。(^^
これで結局大きく勝越し、トータルプラスになったところで、本日はおしまい。

いつもの通り部屋で本日の記録を残す。
現在時刻は朝の5時半、免税店の山崎で良い気分。ツマミは好物のヒマワリの種(リスになった気分)。

5日目

本日も起床は昼過ぎなので、バフェイの美味しい卵料理が食べられなかった。ライブクッキングでは、注文に応じてくれるので、楽しいんですけどね。
仕方なく、昼のバフェイではWebAroundで取り込んだ日本のニュースを読みながら食事した後、一勝負する。しかし、どうも調子に乗らない。昨日の勝利で気が緩んでいるのか、連日連夜の疲れからか頭が重い。
案の定、さらりと負けてしまい、昼寝でもしようかと思ったが、考えてみれば残り滞在時間はあまり無い。ダウンタウンへも一度脚を伸ばしておかなければと思い直して、CAT(路線バス)に乗って向かうことにする。

到着して土産物屋にいると、いきなり通りが賑やかに。もうフリーモントストリートのアーケードショーが始まる時刻の18時になっていたのだった。(さっき起きたばっかりなのに...)
慌てて、店を飛び出して巨大なアーケードを見上げると、クリスマスバージョンのショーが始まっており、雪ダルマやサンタ、トナカイたちが飛び回っている。季節物のバージョンがいろいろとあるんですねー。

少々買いものをした後に、伝説のホースシューで1deck BJ に挑戦。
まずは軽く$5テーブルで腕試ししたが、あっと言う間に沈没。
気分を入れ換えるために、もう少しあちこちをのぞいて、再度挑戦。
今度は、$25テーブルで気を引き締め、時間も1時間としっかり心に決めてプレイする。
プレイしながら感じたんだけど、ここのピットボスの目はストリップとは違って、
とても厳しい。やっぱりプロが出入りするからなんだろうか?
一生懸命プレーしていると、1時間後には元手が2倍以上になっていたので、さっさと退散。
懐の中も温かくなり、フラミンゴへ帰還しようとしたら、帰りのバス停が無い!道路工事で片側車線が通行止になり、バス停が無くなっていたのであった。しかし、暗い通りを他の観光客が歩く方向に一緒に歩いていたら、バス停が出てきて、ほっとする。どうやら、バスルートが変わっていたみたい。

フラミンゴに帰った時には腹が減っていたので、さっさと食事。今夜はステーキ。
アメリカに来たのに一度もステーキを食せずに帰るわけにはいかないからと、フラミンゴ内にある「LINDY'S」で$15のNYステーキとサラダを注文するも、思った通りサイズがでかい。ステーキの付け合わせには、ポテト/マッシュルーム/オニオンリング/焼きトマト/いんげんが、どれもこれも山盛り。もちろんステーキも立派なサイズなので、とてもじゃないが食べきれない。注文したものは食べ尽くす主義なんだけど、相手が悪い。コックさん御免なさい。ちなみにここの飯はやはりバフェイとは一段違ってて美味いです。
勘定を見れば、一緒に食したサラダの分が載っていない。ラッキー!

食事の後は、またまた仕事。
しかし調子がすこぶる悪い。良いところは全く無く、今までの勝ちを全て吐き出してしまった...
このまま寝ようかと、部屋に戻ってベッドにもぐり込み、読書するが全然眠くならない。
そりゃ、まだ早い時間なんだから仕方ないですよね。(0時過ぎなんですが...)
それではと、気を取り直して再度カジノへ。
しかし、どうも調子が悪く、チップは無くならないものの、マイナスで1時間以上うろうろとさ迷うのであった。

流れが変わったのは、隣にいたスタンハンセンを小型にしたようなBobが私の手に便乗してきてから。
始めは「どうぞ」と気楽に引き受けたのだが、二人の賭け金の分配計算をしていると、肝心のプレーが疎かになり、思うようにプレーができない。
「こりゃダメだ、相乗りはやめてもらおう」と思ったが、何故か難しい手は来なくて、素直に打つと勝ちが連続。思い直して難しいことは考えずプレーを続けるとみるみるうちに先程の負けを取り戻して行く。面白いように手が進み、きれいに本日の負けを取り戻したところで、終了。
当然のことながら、トータルはプラス!

さて、明日はカジノホストを相手にコンプ(部屋代とか食事代の無料サービス)の交渉だ。
毎度の事ながら、今は朝の6時過ぎ。(^^
あっ、買ってきた山崎が1本空っぽになっちまった。。。

6日目

この日も、起床は日本時間の朝6時。
ただ、朝から(?)腹の具合がよろしくない。ステーキを半ば無理して食したからか?
飯の前にCasino Host の部屋に行きコンプの交渉をすると、初めて日本の担当を呼び出してくれた。
Nanaさんという貫禄がある女性。今までは拙い英語で交渉していたのだが、日本語が通じるのはやっぱりありがたい。
自分の査定がPCの画面に出ているのを見ると、今回のプレー時間は42時間少々と表示されている。1日当たり7ー8時間ってところだけど、これはBJだけの査定なので、ビデオポーカーとスロットを合わせれば、1日に12時間はカジノ三昧だったことになる。

さて、提供されたコンプは、2泊分の宿泊費(高い方から)と今まで部屋にチャージしておいた飯代全て。合計すれば、百数十ドルの金額。カジノレートの宿泊代を考えれば、$300以上の額か?しかし、昨夜のサラダが無料になったのは関係なくなってしまったことになる。(誤差かな?)
ここまではBJの評価だが、更にslot/video poker で42pointある。現金にも出来るが半分の$21にしかならない。しかしレストランで使えば$42が丸々使えるから、当然のごとく最後の晩飯に使う(ただし、日本食レストラン"浜田"はホテルとは別経営なのでコンプの対象外だそうだ)。
ここで初めて気が付いたのだが、スロットのポイントは13ヶ月保持できる。しかし、13ヶ月の途中で再度プレーしてもポイントの持ち越しが延長されるわけではなかった。つまり過去13ヶ月分のポイントしか有効にならないってこと。PCの画面を見れば、過去の$100近いポイントは捨てられていたのであった。(無念)

さて、晩飯(朝飯?)に中華の予約をその場で入れてもらうが、開店一番乗りでも17時半。あと2時間以上もある。
当然BJをやるが、調子悪いのがありありとしているので、テーブルの上のチップが無くならないうちに退散。後は、予約時刻までビデポで過ごす。

中華料理店のPEKING MARKET で食したもの。
・Dr. Wu's Mai Tai
・木須肉(Moo Shu Pork)
・宮保龍蝦(Dragon Pao Lobster)
もっと食いたかったが、それぞれがアメリカンサイズなので無理な話。木須肉は、生春巻で味噌炒めを包んであるんだが、日本の春巻の3-4倍はあるサイズが4本も出てくる。仕方なく2本をテイクアウトして夜食に。宮保龍蝦はロブスターの味噌炒め、ご飯も頼めば出てくる。カクテルのマイタイは極彩色の東洋アイテム(唐傘とか...)が山盛りになっててなんかヘン。
合計$36少々。もちろんコンプのポイントから出しているので無料。
ただ、この時にはチップをキャッシュで置いて来たのだけど、飯代と合わせてコンプのポイントから落せたのだろうか? 次はぜひ試して見ようっと。

腹が一杯なので、部屋に戻り一眠り。2ー3時間寝てから、最後の戦いへ。
無茶はせず、今までと同じペースでプレーを進める。相変わらず体調がすぐれないものの、先程の負けを取り戻し、じわじわと増えていく。
この時、途中から来たおじさんが頼んだマティーニのオリーブが巨大なのなんの。梅の実くらいあってみんなで大爆笑。面白いからオリーブだけ別注文してみんなで回し食いしていたら、ピットボスが「汚れた指でカードに触るな!」と文句を付けてきた。オリーブを頼んだおっさんは、怒って捨てセリフを投げつけ退場。
このオリーブを巡る争いで、場が白けチップも増えそうにも無いから、これにてBJ終了。
最後にスロットで百万$の夢を見るも、あっと言う間に$100が無くなり、全てを終りとする。

早朝の便なので(LAS発06:15)、徹夜のまま帰宅の途へ付くのであった。

帰宅の途中のLAXにて

ファーストフード「EL PASEO」で、チキンブリトー食べたら、オムレツサイズだったとさ。中にみっしりとトリの肉が詰まっとった。嬉しい。
DFSでいつもの通り酒を購入。しかし帰国後にいつものディスカウント酒屋で価格を比べると、数百円しか違わない。内外価格差もすっかり無くなったことを実感。

収 支
さて、ここまでに記してきた勝ち負けがどの程度なのか、読者の皆様は気になっていることでしょう。
今回の遠征におけるBJ1プレーの基本単位は、軍資金の約1/150。
安全を考えれば、1/200以上が適当なんですが、今回の軍資金を200で割るとちょっと物足りない・・・
ただし遠征の最中、最も凹んだ時には残り60単位まで落ち込んだので、やはり200〜300単位の軍資金が欲しいところ。
結果として、スタートは悪かったものの、最終的には180単位以上にして帰国しました。
約40単位の稼ぎなので、1時間に1単位の稼ぎ。
物足りなく感じるかもしれませんが、1週間の投資効率を計算すれば、128%。
ほとんど、お仕事....

帰宅後に

ベガスでの行動はいつも後から思い出せないのが普通。断片は思い出せるモノの、それがいつの出来事なのかはゴチャゴチャになってしまう。それが、今回は毎晩(日本時刻では毎朝)記録を残していたおかげで、こんなにすんなり日記が出来上がってしまったのには驚き。
収支だって、いつもはメモ帳に記録したのを一生懸命計算するのが普通なのだが、ひょいひょいとPEMに記録するだけで収支が一目で解るのはとっても便利。

ところで、自宅からGRIC(国内)にアクセスしたら問題なく接続できたのであった。何が悪いのか、未だに不明。
メイルの送受信が上手くいかなかったのは残念だけれども、次こそは! と思うのであった。
全ては、Palmのおかげ。今後とも、遠征・海外出張には手放せない代物です。

今まで、デジカメを持っていなかったんですが、こうやって日記を書いていると欲しくて仕方ない。
気が付けば、手元に...

お・わ・り



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