用意する物
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用意する物 |
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菌糸詰に必要なもの

すべて台所用品ですね
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用意する物
1.市販の菌床ブロック (ヒラタケ菌・オオヒラタケ菌・カワラタケ菌など)
2.菌糸を詰めるビンまたはプリンカップ (120cc〜800cc程度のビン・カップ)
3.菌床ブロックを細かく砕く容器 (大きめのタライや衣装Box)
4.菌糸を押し固める道具 (しっかりしたポテトマッシャーやすりこぎ)
5.フタの穴に貼るフィルター (通気性の良いもの)
6.包丁(菜切り包丁など古い菌糸をそぎ落とす物)
7.添加剤 (なくてもよい)
8.ゴム手袋 (台所用ゴム手袋)
9.消毒用エタノール (霧吹きへ入れ使用)
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菌糸ビンの作り方 手順
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手順 |
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菌糸ビンの消毒
古い菌糸を削り落とす。
頑張って詰める

菌糸ビンの消毒
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1.手の洗いして雑菌を落としゴム手袋をつけ、菌糸ビンを洗いエタノールで消毒をする。
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2.菌床ブロックを砕く容器に入れ白い部分の菌床や、黄になり古い部分を包丁でそぎ落とす。
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3.容器の中で菌床を細かくほぐし、必要であれば添加剤を入れる。
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4.用意した菌糸ビンに詰める。数回に分けポテトマッシャーやすりこぎでしっかり詰める。
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5.菌糸ビンに詰め込みが完了したら、菌糸の真ん中に空気穴を開けフタする。
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6.菌糸ビンの蓋(ふた)にフィルターを張り完成。
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7.完成した菌糸ビンは、24℃から27℃程度温度で保管する。約1週間から10日前後で、菌糸が白く再生したら使用可能です。
オオクワガタは暖かくなりだした5月頃から活動し、気温が下がってくる9月、10月には
冬は越冬(冬眠)のため活動しなくなります。
そのため産卵に適した季節は、5月から8月くらいです。気温は27℃以上ある時期が理想です。
オオクワガタの体の大きさは、孵化から脱皮を繰り返して3令(さんれい)
幼虫までに、沢山の餌となる菌糸やマットを食べるかで体の大きさがきまります。
そのため9月に産卵をさせた場合、卵から幼虫になるころには気温が下がってしまい
温室などが無い場合、あまり食事となる菌糸を食べないまま冬になってしまいます。
9月、10月に産卵はできますが冬季に大きく育てるのは基本的には難しいです。
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菌糸ビンの作りのポイント
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注意する点 |
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※菌糸ビンを作る道具やビンは、しっかり洗いエタノールで消毒して乾燥させる。
また洗浄時や詰める段階でゴム手をしなかったら、せっかく詰めた後の菌糸に
青カビがでたり雑菌が繁殖して菌糸の持ちが悪くなります。
※市販の菌床ブロックによって、水分の少ない菌糸や水分の多い菌糸があります。
水分量の少ない菌糸は、幼虫が水分不足で大きくならなかったり初令幼虫には
あまりよくありません。また水分量の多い菌糸は劣化(れっか(品質などが低下))が
早いのですが、2令幼虫までに適しています。しかし蛹か羽化するときは水分量が多い
菌糸ビンは羽化不全を起こすことがありますので、3令幼虫の菌糸交換は注意が必要です。
※菌糸ビンを作成した後は、菌糸が容器一杯に白く広がるまでしっかり待ってください。
菌糸を詰めた直後は急に菌糸が繁殖するため、容器内の温度も上がり酸素不足になります。
幼虫の投入は絶対やめてください。
※あまった菌糸ビンと菌床ブロックは低温で日の当たらない場所で保管してください。
高温多湿の場合、菌糸の劣化(れっか)につながり次回に使用できません。
※添加剤は、入れ過ぎると菌糸のれっか(品質などが低下)が早くなまります。
市販の菌床にはある程度の添加剤が入っていると思われます。無理をして
菌糸に混ぜるのはやめましょう。
菌糸ビンの交換時期
割り出してから3令幼虫になるまで、しっかりと菌糸を食べさせますので
我が家では7月に割出した幼虫は年内2回から3回の菌糸交換をします。
また菌糸ビンにかかる経費を少しでも節約するために飼育ビンは
すべて800ccまでのビンを使用します。
800CCのビンでも今年はオス74mm、メス49mmといった大きなクワガタが羽化しています。
大きな容器で飼育するのが最適かと思われますが、個体数が多くなると困難になって
きますので、よく計画をしてブリードしてください。
少し長くなりましたが最後に、夏場の手詰めは高温多湿のため、アオカビの発生や菌糸が
繁殖(はんしょく)しなかったりと失敗することも多いので、自信のない方は市販の菌糸ビンまたは
菌糸ボトルを購入しましょう。
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