2014.12.20(Sat.)
新宿6:44−(609T・特別快速)→7:19豊田
豊田7:58−(527M)→9:32勝沼ぶどう郷
勝沼ぶどう郷9:42−(甲州市勝沼地域バスぶどうコース第1便)→9:46ぶどうの丘
ぶどうの丘11:36−(富士急山梨バス)→11:59(11:54)塩山駅南口
塩山11:59(12:06)−(533M)→12:19(12:25)甲府
甲府13:25−(3632G)→16:21富士
富士16:28−(822M)→16:32吉原
吉原16:48−(53)→17:08岳南江尾
岳南江尾17:11−(56)→17:17岳南富士岡
岳南富士岡17:26−(55)→17:32岳南江尾
岳南江尾17:35−(58)→17:56吉原
吉原18:05−(448M)→18:43熱海
熱海19:41−(938M)→20:27平塚
平塚20:33−(2810E・快速)→21:42新宿
 恒例の大東亜交通問題研究会(仮称)冬期研修会、昨年はASEAN経済共同体と清水トンネルと題して実行しましたが、今年は「アベノミクス検証:日本の地理的表示制度及び工場夜景」として、無事実施の運びと相成りました。本会のファウンダー名誉会長最高顧問相談役代表理事会計監査CEO兼COO兼CIO兼CCO兼統合幕僚長兼GM兼コンプライアンス担当兼党総裁兼指南役(教育)のU竹氏が、今年は久しぶりに参加。例年通り研修会の研修内容には、ずいぶんとご助言を頂きました。コンセプトも例年通りです。
 新宿でH生田氏、U竹氏、C葉氏、S田氏、O賀氏が揃って、特別快速で豊田へ。この時間ではちと早すぎるのですが、土休日ダイヤだと下り快速/特別快速のエアポケットのような時間帯で、527Mの座席確保を考慮すると仕方ありません。案外混んでいる車内で夜が明けてきて、乗客もぼちぼちと降りて、日野を出てすぐI井氏登場。ここから乗ってきた訳ではなく、立川で609Tに乗り込んだとのこと。一駅で豊田到着。
 527Mは1番線からの発車ですが、入線は7:50過ぎとのこと。駅の構造から、7:49発の681Tが出てからの入線のようです。上りホームには乗客が三々五々集まっては上り列車に乗車して行きますが、下りホームにはは我々以外に人影もなし。北口、南口ともちょっと駅前に出てみましたが、北口がロータリーもあって広く、こちらが表玄関なんですかね。
 貸し切り状態のホーム待合室で朝食を取るメンバーも。7:32発の611H、7:38発の661Tを見送ってから外で527Mの入線待ち。7:49発の681Tが出ても、ホームで入線を待つ乗客は数名ですから、問題は、車両がどうか,だけです。事前調査では、長野総合車両センターの115系6連(C編成)が来る確率が最も高いのですが、運用自体はA37運用というものらしく、これが211系N編成6連との共通運用で、しかも、211系N編成6連は、セミクロスの0番台だけでなく、オールロングの2000番台が含まれていてこれらの運用上の区別がないことです。115系を予測していて、来たのは211系0番台で。まずは一安心。慌てて改札横の売店に買い出しに行って、発車してから乾杯。
 八王子でそこそこの乗車がありましたが、次の西八王子でその半分以上が下車。どうやら、車両と駅階段位置の関係だった模様です。8:11着の高尾で9分停車。8:14着の747T、8:18着の711Tと2本の列車を受けますが、H生田氏、U竹氏はホームのそば屋で朝食。登山客も少し乗車してきましたが、乗客はボックスに1,2名程度で、やはり空いています。途中、高校生の乗降もありましたが、気分よく飲みながら5M・特急スーパーあずさ5号に道を譲るために11分停車する大月へ到着。ここで大半の登山客が下車。向かいのホームにいた532Mは、115系でした。さすがにここでは買い足さず、勝沼ぶどう郷に到着。ホームから駅本屋越しに、第一の目的地でもあるぶどうの丘がよく見えています。寒いけどいい天気です。
 改札を出て、駅横のEF64 18の写真など撮影してから甲州市市民バスに乗車。運転手に「ぶどうの丘までですか?」と尋ねられましたが、そりゃそう見えて当然ですな。貸切状態のバスはそのままぶどうの丘に到着。運賃は300円。ここで、両替しようとしたI井氏が、両替機の10円玉不足のため両替できないという一幕がありました。正直、300円に乗車料金が固定されているので、10円玉を両替機に入れなきゃならない理由が不明なのですが、そこまでの改造はできないのかな?
 私自身は2005.09.04以来の『ぶどうの丘』の建物に入り、早速、1,100円で試飲のためのタートヴァンなる、専用の容器を買って地下ワインカーウ゛へ。ものすごいワインの量に圧倒されますが、ここで日本の地理的表示制度の研修です。先客は1名のみで実質貸し切り状態。そりゃ時間的にそうですなあ。大きく白と赤とロゼに分かれて配置され、さらに奥には今年の新酒コーナーがありましたから、当初は研修の主旨に従い、ボトルのエチケットを眺めて産地を見たり、好みのものを選んでいましたが、某氏(身の危険を感じたので匿名)が、値段の高い順に飲んでいく、という試飲方法を開発して、一気に研修がはかどります。
 地下ワインカーウ゛には17:00まで出入り自由なので、U竹氏と私は天空の湯でひとっ風呂。露天風呂は周囲の気温もありさすがにぬるいですが、景色もよく気持ちいいです。
 地下ワインカーウ゛に戻ると、値段の高いワインのあたりに一行が固まっていて、ほとんど新橋の立ち飲み屋状態。途中から用心して、1回あたりの試飲の量を減らしましたが、それでもボトル1本分以上は飲んだかなあ。U竹氏は40杯以上試飲したようなことをいってましたが、途中入浴していた2人がその状況なら、残りの皆様がどうだったかは推して知るべし、というものです。このまま17:00までここで飲んでるか、という案もありましたが、さすがにそれは却下されました。
 相当いい気分になって、土日祝日に2往復だけ運転されている富士急行バスへ乗車。中型車かと思っていましたが、大型車が来てびっくり。PASMOも使えます。が、車内には乗客0でまたもや貸し切り状態。途中の乗客も0で、塩山市街地を抜けて塩山駅南口にはなんと5分の早着。まあ、いかにも観光路線っぽいのでこれでいいのかもしれませんが、鉄道ダイヤに慣れ親しんでいると驚くような話です。このあたりから雨がぱらつきますが、塩山駅ホームには11:59発の533Mが停車中。バスが早着したおかげで余裕をもって先発の533Mに乗り継げましたが、ここで533Mを追い越す11:53発のはずの3003M・特急”かいじ103号”が10分遅れのため、533Mも6分遅れで発車。211系2000番台でロングシートでしたが、今後もこの車両が増えるんですかね…。
 甲府に6分遅れのまま到着。身延線ホームに回ってみると、12:37発の4008M・特急”ワイドビューふじかわ8号”が停車中。13:17着の3629Gが折り返し3632Gになるようだし、座席確保のためには13:00にはホームで待機していたいね、ということで、一度は改札を出ましたが、結局は改札内のそば屋で昼食。3632Gも入線前にはかなり並んでいましたし、まあ早めに待って正解でしょうか。酒はかなりもういいや状態だったので、炭酸水を購入して乗車。通路を挟む形でなく、進行方向右側に2ボックス縦に確保。
 雨がかなり強くなって来た中を、3632Gはほぼ満席で定刻に発車。私が持参した怪しげなミャンマー産のラム酒(なんでか"Anti-Malaria"だそう)とH生田さん持参のワインで乾杯しましたが、酒が進まないことおびただしいです。列車が進むうちに船をこぎ出すメンバーも増えて、座席も空いてきたので4ボックスに分散する格好に。ただ、誰かが必ず寝ている感じです。それでもラム酒が大体空いて、身延で21分の大休止。駅舎に出てみましたが、売店はないのになんと地元のそば屋が。ついつい、U竹氏と3食目のそばを食べてしまいました。
 その後もさして乗客は増えないまま、西富士宮と富士宮の間の何だか中途半端な高架を通って富士宮へ。ここでも案外乗車は多くはありません。雨が激しく降る中を富士に到着。3632Gの1時間10分後に甲府を出て3632Gの4分後に富士に到着した4010M・特急・ワイドビューふじかわ10号を横目に東海道線上りに乗り換えて吉原へ。連絡跨線橋を通って岳南電車の駅舎へ。私にとっては、岳南電車は2004.12.23の研修会以来で、当時は貨物列車もありましたが、駅舎の方は当時のままです。
 各自休日410円のフリーきっぷを購入して、ついでに思い思いに入場券など買い込み、単行の電車に乗り込みます。着席してすぐ、私は爆睡。終点の岳南江尾に着いたのも気がつかず、折り返しの電車内で「次の岳南富士岡で降りるから」と起こされる始末でした。衆目の一致するところ、放っておけばもう1往復くらいはしたんじゃないかという話でしたが、確かにその通りでしょうね。岳南富士岡で下車したのは工場夜景と、研修設備があり、留置車両があるからでしょうが、どうにか見えたED29 1はともかく、雨が激しくて工場夜景どころではない感じです。ここで、北京から岳南電車に現れるはずだったK持氏からメールが。飛行機の到着遅れでたどり着くのは無理、とのことで、とりあえず熱海までの時間を連絡。岳南江尾に戻ると、向かいには8000系の2両編成が。夜景電車という、消灯して走らせる企画電車のようでしたが、この雨だとどうなんでしょうね?、という感じ。本来は吉原と岳南江尾の間を2往復するつもりでしたが、岳南富士岡から岳南江尾へ引き返したので、30分ほど岳南電車の滞在時間が短くなった勘定です。まあ寝ていた私も悪いのですが、雨で工場夜景はどうだったんだ?という感じではありました。
 吉原から448Mで熱海へ。車中、K持氏から熱海到着時間の連絡があり、これが677A・こだま677号で18:43着、と、448Mと同時刻。在来線改札での待ち合わせを連絡。熱海到着後、改札を出ると待つほどもなくK持氏登場。総勢8名で、強い雨の中熱海駅前温泉へ。私はここは2度目でしたが、ずいぶんと久しぶりだったのでかなりまごつきました。入湯料は500円。体が冷えていることもあるのでしょうが、飯坂温泉の鯖湖湯とまではいいませんが、かなり熱く感じました。
 湯から上がると少し雨は小降りに。この後の宴会の食料は各自調達として、銘々で買い込み、グリーン券も各自購入して、ビールのみ共同購入して東海道線に。車端の8人室を確保して、発車して乾杯。ここで池袋にいるS水氏に連絡。平塚で湘南新宿ラインの快速・2810Eに乗り継ぎ。S水氏とは新宿駅ホームで合流、とします。
 新宿には定刻に到着。S水氏がしばらくして現れて、南口改札外へ。ここでS田氏が離脱し、また8名で一滴八銭屋という居酒屋へ。昨年の研修会指定図書『ASEAN経済共同体と日本』が三版を重ねた話等伺いながら、最後の宴会。皆様おつかれさまでした。

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