2005.09.04(Sun.)
(高尾9:47)−(817M)→10:22大月
大月10:35−(9591M・快速・ホリデー快速ビューやまなし)→10:56勝沼ぶどう郷
勝沼ぶどう郷15:55−(552M)→17:21立川
 ”青春18きっぷ”を家族旅行用に2日分残しておいて、さてどこへ行こうか、とカミさんと相談していました。最初は日光へでも、と考えたのですが、片道の乗車時間が2時間半を超えるようだと、あるいは子供が持たないんじゃないか、ということで、勝沼へぶどう狩りに行くことにしました。上記乗車列車からは、東京近郊のいわゆる国電区間は原則除いてあります。
 さて、最初から”ホリデー快速ビューやまなし”を利用することも考えたのですが、事前に指定席を準備していたわけでもないので、始発の新宿でしばらく並ばない限りは座れそうにもないだろう、ということからも、最初から定期列車を利用することにして、大月行の快速を狙って乗車。ロングシートの10両編成なんて、通常なら絶対に避けるところですが、空いているので着席は楽です。雅人は電車にさえ乗れば上機嫌ですし、まだベビーカー利用ですからね。高尾を過ぎるとすぐに山に入っていき、渓谷が見える区間では意外に理紗子も喜んでいました。
 列車はだんだんと空いてきて、終点大月駅に到着。隣接する富士急行のホームには”フジサン特急”が停車していました。子供向けの本にも写真が載っているので、理紗子にはよくわかったようです。
 大月からは後続の定期列車でなく、まあ1区間だし、と、2階建て車両(215系)を使った”ホリデー快速ビューやまなし”に乗り継ぎ。幸い通路を挟んでどうにか座ることができました。車中の雅人です。しかし、大分前にも思ったことですが、この車両、シートピッチが狭いですねえ。途中駅を全て通過して、勝沼ぶどう郷駅に到着
 とりあえず駅舎内の観光案内のデスク(?)で地図をもらい、この後どうするかを考えて、まだ昼には早いから、と、まずはぶどう狩りに。もらった地図では、大久保園というのが駅から歩いてすぐだったので、特に予備知識もなかったし、そちらへ。時間制限で食べ放題になっているところもあるようなのですが、システムを聞いてみたところ、大久保園では、取った分につき、100gあたりいくら(もちろん、品種によって違います)を払う、とのことで、実際に木から取る前に試食もさせてくれます。食べ放題といってもそう食べられるものじゃなし、これはかえってわが家にはありがたいシステムで、量も十分、ぶどうの品種も”ネオマスカット”、”ピオーネ”、”甲斐路”、”キングデラ”(これは時期としては終わっていたそうで、おまけ)と試食させてもらいました。ぶどうを多品種並べて食べる、というのはやったことがないので、妙にぜいたくな気がしました。試食で雅人は御満悦(その1その2)だったのですが、何故か、ぶどうの皮を剥いたり種を取ってやったりすると、かえって怒っていました。自宅用にはぶどう狩りで、”ネオマスカット”、”ピオーネ”、”甲斐路”を1房ずつ。”キングデラ”を1房、おまけに頂戴し、何故か梅干しまで頂いてしまいました。理紗子ははさみでぶどうの木からぶどうを採るのが気に入ったようでした。ここから、私の実家、カミさんの実家双方へぶどうを送ったのですが、好評だったことを記載しておきます。
 ぶどう狩りも終え、いったん勝沼ぶどう郷駅へ戻り、タクシーで”ぶどうの丘”へ。道中にもぶどう狩りのできるぶどう園が目立ちます。”ぶどうの丘”はかなりの混雑ですが、まずは”天空の湯”という、温泉へ。露天風呂からの眺めは、なかなか結構でした。雅人には大きい風呂は面白いらしく、なかなか出ようとしないのが問題でしたが。
 風呂から出て、展望ワインレストランで食事、と思ったのですが、えらく待っているので、先に”ワインセラー”へ。1,100円で飲み放題、ということで、試飲用の金属製のカップ(”タートヴァン”というらしい)を買って、少し試飲しました。全般に、私の口には甘く思えるものが多いのですが、種類も多いし、今度ゆっくり泊まりがけで来て試飲したいですねえ。
 試飲を終えてもまだレストランが空いていなかったので、テラスで待機。理紗子は少し歩きたい、とのことで、敷地内を一緒に歩きましたが、甲府盆地側の景色もなかなかです。ようやく順番が来て食事。グラス売りのワインも多くていいですねえ。
 タクシーで勝沼ぶどう郷駅へ戻ると、ちょうど、15:33発の大月行に間に合うタイミングでしたが、この列車では大月からの接続がないので見送り。ホームへ上がって、”ぶどうの丘”を眺めている間にも、15:43に特急”かいじ114号”が臨時停車、15:49に”ビューかいじ92号”千葉行臨時特急と、立て続けに列車がやって来て、なるほど行楽シーズンだ、と思っていましたが、”ビューかいじ92号”の発車直後くらいから急に雨が落ちてきました。それもかなり強い雨で、ホーム上の客が一斉に屋根の下に避難していました。
 やってきた立川行に乗車、途中やはり雨が強く降っていましたが、うとうとしているうちに、高尾近くへ。何か、北の空がえらく暗くなっていて何事か、と思っていると、「青梅線、八高線で大雨のため速度制限」との車内放送が入りました。まあ、中央線は関係ないらしいので大丈夫だろう、と考えているうちに、定刻に立川到着。
 立川駅の電光掲示板には、”青梅−奥多摩運転中止”と出ており、その後、中央線の上り東京方面は、17:24発の特急”かいじ116号”が定刻通り出ていった後、17:22発のホリデー快速”おくたま4号”、17:13発の快速東京行(青梅始発)と続いて、ちょっとした混乱ぶりでした。電光掲示板の表示も時刻含めてこの順番でしたから、何か妙でした。
 その後の乗り継ぎにも影響は出ず、幸い雨にも降られずで帰宅。雅人はまだまだ乗っても大丈夫そうでしたが、まあ家族旅行だと、こんなところが適当なのかもしれません。
総目次 2005年の鉄道旅行
最近の鉄道旅行へ