福永康大の部屋    
3月下旬福永康大は、1年間の休暇を日本で過ごされたシスター牧野が、一足先に旅立ったマダガスカルへと向かいました。近日、康大が自分の目で見たマダガスカルの様子をリポートします。お楽しみに!   2006年5月1日
康大のマダガスカル紀行  @ 出発からアンチラベ到着まで  5月 8日UP
A アベマリア産院  5月29日UP
B アンチラベの日々  6月18日UP
C 僕の泊まったペンション  8月 8日UP
      
  2005年11月
バオバブの木の皮を持つ康大・シスター・福永・西田 シスターと康大

 この夏、兼ねてから念願だったシスター牧野と初めてお会いしました。写真で知るシスターよりもはるかに若々しく、エネルギー溢れる「元気」のかたまりのような方でした。待ち合わせをした駅でシスターのお顔を見た時、なにかとても癒される思いがしたのをはっきりと覚えています。「あぁ、この人がマダガスカルの子供たちのために一生懸命頑張っているんだな。お年は結構いっているはずなのに、どこからそんなパワーが湧いてくるのだろうか。そして、この人の笑顔はどうしてこんなにも素敵なんだろう」というのが、最初の印象でした。

 お茶を飲みながらの色々なお話の中で、僕たちが送っている粉ミルクや毛布、薬を小分けするフィルムケースが大助かりと言われて、とても嬉しかったです。今後も引き続き送っていただければ、とのことでした。

しかし、テレビや本でアフリカの貧困の様子を知っていたつもりでも、長く現地にいるシスターの口から直に伺う現実は、やはり相当厳しいものでした。と同時に、援助も一筋縄にはいかないなということを再認識。法外な関税の問題、人々が羨ましがって荷物を盗んでしまうことなど、まだまだぶつかる壁はたくさんあります。でも、出来る範囲でこれからもシスターを応援していきたいと思います。

 そんなシスターからこの日、お土産でバオバブの木の皮をいただきました。とても貴重なものなので、大切にしたいと思います!!3月にはマダガスカルにお戻りになられるシスターに同行して、自分の目でしっかりとマダガスカルの実情を見てきたいと思います!!

その報告はまた次回します!

                           康大

     



  2004年
 荷物作りに励む康大君  荷物を郵便局へ。さすが男の子。頼もしい!
 これも結構重労働 お疲れ様でした。

 母が「マダガスカル」を家に持ち込んでから、高い関心を持って応援しています。我が家の玄関脇には「マダガ行き」と書いた段ボールが置かれていて、各自が不用品を適宜入れています。先日は夏物衣料を大量に仕分けし、かなりの枚数のTシャツや半ズボンをその中に畳んで入れました。有り余る筆記用具もゴムも束ねてその箱に。フィルム・ケースは薬を小分けするのに重宝と聞いているので、日頃ため込んでいるのですが、これも今回の荷物に入れるためにその中に。一気に荷物作りをするのは大変なので、普段からもう使わないと判断した物をひとつふたつ入れていく我が家のやり方はなかなかグーです。気づくといつしか満杯になっています。先日は姉が五つ六つ、ぬいぐるみを入れていました。熊のプーさんを好きで集めていたのですが、集めすぎたようで、シスターの産院の子どもたちに送ろうと思ったようです。

 時々リサイクル・ショップでベビー服選びも手伝います。僕が末っ子ということはもう我が家には乳児服や子供服がないということですが、そのショップには100〜200円で十分に着れるものが手に入るので、先日は30枚ほど買いました。僕は乳児用衣類のサイズが60センチから始まることを初めて知りました。粉ミルク選びだって得意。無造作に選んでは駄目なのです。成長に合わせて新生児用、9ヶ月から、18ヶ月から・・・・とあることも学習済みです。こんなことをすでに知っているなんて少し変ですね。(ハハハ)

 一番最近では、僕たちがかつて愛用していた毛布3枚も荷物に入れました。母は送る前に毛布と記念撮影をしていました。

 シスターの支援で知ったことは山ほどあります。まマダガスカルの実情、支援することの難しさ、しかし手応えのある支援の楽しさと充実感。ささやかではあるけれど、僕に出来るやり方で裏方として応援を続けていけたらと思っています。   康大



        シスターからの返事です

              福永康大 様

        お誕生日おめでとうございました。
      日本は今年少し気候が大変なようですが、お元気ですか。
      昨日、御手紙が着きました。
      大切な毛布をもらってしまって大丈夫ですか。
      マダガスカルはそろそろ雨期に入るらしく、
      雨が少し降り始め寒いので、とても助かります。
      いつかマダガスカルに来てください。待っております。 
                              牧野幸江 





 2003年
 マダガスカルはちょうど寒い冬が終わって春になる頃です。前回送った毛布が無事届いたとシスターから連絡があり、取り敢えず良かったと感じています。今回はクリスマスに間に合わせた荷造りでした。到着まで2ケ月はかかるので、ちょうど良いタイミングだったと思います。ベビー服はいつものリサイクルショップで27枚ゲット。値札100円のものが中心ですが、写真にあるように、まったく古着とは思えない良質のもので、母たちは兄姉の誰も結婚していないのに「孫に取っておきたいね」などと言うほどでした。



 粉ミルクは、安崎さんが遠くの安売り店まで買いに行き、2缶ずつ手に持って帰ってくれたそうです。1缶2キロ近いので、結構な重さです。合計10缶を今回の便に入れました。
 マダガスカルにも粉ミルクはあるようですが、シスターは「栄養の足りない乳児を元気づけるには日本の粉ミルクが一番」と言われます。せっせと送るに限ります。しかし粉ミルク代も送料も高い!

 荷造りはとにかく賑やかで楽しかったです。お互いが持ち寄った品の中で「これは私にちょうど良いかも」となると、玄関の鏡の前で試着したりして、ちょっとしたファッションショーでもありました。男手はひとりだったので、荷物の重さを計る力仕事は当然僕の仕事でした。体重計でまず僕の体重を計り、荷物を担いで乗った時の体重から僕の体重を引いて、さて何キロという原始的な計測方法ですが、結構正確なのです。

 学用品やシャボン玉も入れました。使いかけのボールペン類も束ねて100本近く入れました。ボールペンはなかなか手に入らないようで、大人気だそうです。

 クリスマスになると、産院で生まれた子どもたちがシスターを訪ねるそうです。その時にシスターはプレゼントとして、僕たちが送った品の中から何か適当なものを探して渡すとか。
少し早いけれど、日本から「メリークリスマス」!        2003年10月


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