よくある質問です。
オープンシステムで創る場合です。
Q | A |
祥設計室の坪単価は | 木造3階建てでシンプルな建物で、専用面積30坪・施工面積35坪の場合で ハウスメーカーさんとか工務店さんと同じ条件とします。 付帯工事(給水引込・排水・地盤改良・解体)別。消費税別とすると1800万円くらいなので35坪で割りますので坪51万円くらい。 でも実際には付帯工事も消費税も必要なので、それをいれるとだいたい2050万円(実際にかかる費用です)くらい。仮に30坪で割ると68万円くらいから。 HMさんよりはよほど安いと思いますがいかがでしょうか? ここ最近は全てが値上がりしていますので、上記は違うことになります。 |
正直、どのくらいで家は建てれるの? | 性能によりますが、 専用面積:30坪くらいで 3000万円くらいからです。 施主様のご予算にあわせて、優先順位を決めていく事が大事です。 設計監理CM料・許可申請手数料・地盤調査費用・ユニットバス・キッチンなど住宅設備器具・必要な照明器具・電気、設備の引き込み費用・外構工事・消費税を含んだ金額で考えています。 性能は次世代省エネ基準以上です。Q値は1.8W/m2K前半です。(Q1まで可能です)アルミ樹脂ペアガラス。無垢の床板が標準仕様です。 私どもが提示する金額に含まれていないのは、カーテン・什器備品・家具・特殊な工法・お引越にかかる費用・登記に関する費用・融資に関する費用です。できるだけ別途費用が発生しないように、コストコントロールをしています。 実際の打合せが始まれば、当方で把握できる、全ての金額を含んでお話させて頂きます。 30年もてばよい。 (住宅ローンが終わったら家も終わり) 結露はしてもしかたがない。 夏は暑いものだ。2Fでは寝れない。 でもとりあえず、安くたてる。 どうせ、エアコンを各部屋につけるし、夏場は全開で使うので問題ない。夏場の電気代は3万円くらいが当たり前だろう。 冬は寒い。でもホットカーペットやらエアコンでがんがん暖房するし、それでよいじゃないか。電気代とガス代あわせたら3万円くらいだろう。 でよいのでしたら、もっと安く出来ます。 ただし、長持ちしません。ランニングコストはとても高くつくと思いませんか。 30年や40年で建て替えはとても高くつきますよ。 |
あとで追加がいっぱいでるのでは? | 施主直営工法=オープンシステム=分離発注の場合、設計完了後に『実行予算書』をきっちりつくりますので、まずありません。 予備費も計上しますので、より安全です。 登記の費用。融資関係の費用。引越しの費用。カーテン。カーペット。打合せしていない家具。食器。などを除いた金額。を提示します。 要するに、 設計監理費用。必要な照明器具。電気工事費用。。設備工事費用。外構工事費用。解体工事費用。地盤調査費用。必要があれば地盤改良工事費用。申請費用。消費税。も含んでお話しています。 あとで、これは別。あれも別。なんていわれると困りますものね。 着工前には わたしが持っているのと同じもの=実行予算書をお渡しします。 |
オープンシステムはとても面倒なのでは |
契約も10-20社以上と交わしますし、お支払いも数十回に及びますので、ここは面倒かもしれません。 ただ、契約書類の作成。業者さんからの請求書とチェック。とりまとめ。お支払い表の作成は当方で責任を持って行います。 全体の工程管理も当方の業務ですので、特段の問題はありません。 住宅設備についても ハウスメーカーさんのようにトイレは3種類のうちから選ぶ。とかではなく、どのメーカーでもどの機種でも、何でもありなので、この部分も楽しんでいただければ、楽しい家つくりになります。施主様支給もよいので、ネットからも大丈夫です。 提案して。と言われる事も多いので、ご提案することも多いです。 |
土地探しからなんだけど | ご遠慮なく、連絡ください。 何組かのお客様は土地探しから、お手伝いさせて頂いています。 土地探しの主体はお客様になりますが、私も一緒に見にいったり、簡単なプランをしたりします。設計・施工監理者の目が入ると、以外な意見がでますよ。 これは、無理だろ。と思われる土地が以外に良かったりすることもあります。 北向きでも、プランニング次第でなんとかなります。 |
建築家に頼むのは特別な人? | 全くそんなことはありません。 どうぞお気軽に声をかけてください。 普通の人の家を、ごく普通に設計監理させて頂いています。 オープンシステム=分離発注で家つくりをさせて頂いています。 |
オープンシステム以外では | オープンシステム以外・通常の設計監理業務も行います。 オープンシステムの場合より、CMRの作業がありませんので、設計監理料はお安くなりますが、工務店さんのコストがまるまるのってきますので、コストがあがることは間違いありません。 |
建築家に頼むと変わった家をつくられるのではないですか? | わたしの場合は全くそんなことはありません。 よくお話をして、納得して家つくりをしましょう。 住まいは生活して快適が一番だと考えています。 で 余裕があれば、外観もかっこよくしましょう。です。 でも、施主様の住まわれる家ですから、わたしも納得したら、なんでもOKです。 |
建築家は予算を無視して、すきなようにつくるので大変なことになりませんか? | そのようなことはありません。 予算はあるから、『あなた=ささか』のすきなようにしてもいいよ。 と言われれば、よろこんでしますけれども、 なかなかそのようなお客様に出会うことは少ないです。 |
打合せはどんな感じ? | プリントアウトができるお客様の場合はPDFファイルをメールでやりとりすることもありますが、細かいニュアンスが伝わりにくいので、できればお会いしてとお願いしています。 プランニング・基本設計の段階で結構頻繁にお会いして、お互い気心が知れた関係になる事も多いので、現場が始まっても、メールのやりとり。このホームページの現場日誌での報告で対応できます。 わたしは結構現場にいきますので、できるだけ、施主様にも現場に足をはこんで頂いて打合せさせて頂くと、モット楽しいですね。 |
あまり予算がないのだけど ローコスト住宅はつくっていますか? |
分離発注で創りますので、性能の高い家が比較的リーズナブルな価格になりますので、 わたしの創る家はある種、ローコストだと思ってます。 |
じゃあどんな建て方ですか? | ローコスト:木造の場合。 基礎は防蟻・防湿の問題もありますので、べた基礎。(構造上は布基礎でもよい事も多いのですが。) 本体は在来木造工法。 筋交は減らします。構造用合板で構造耐力を確保します。 水平面剛性は厚み24ミリの剛床で確保します。 スパンは910(尺)モジュールです。 柱のサイズは105(三寸五分)です。外周部は断熱もあって120ミリを使いたいところです。 梁の巾も同じく105です。 断熱は、グラスウール充填工法またはセルロースファイバー(ドライタイプ)充填構法です。 Q値は1.8W/m2K前半を目標に(計算します) 気密は、新住協方式をアレンジした工法で確保します。 C値は1.0c㎡/㎡を目標。コスト削減のため、測定しない選択もありです。 サッシはアルミ樹脂のペアガラス仕様。 おうちの中の建具は既製品です。 巾木とか廻り縁とか額縁は極力へらします。 床は桧無垢フローリング。 壁。天井の仕上げはクロスです。 屋根はカラーベスト。 外装はサイディング。(通気工法) で、設計で工夫します。でこぼこを少なくして、外構工事を減らす。などなど。 |
もっと安くできませんか? | うーん。 |
夏はそこそこ暑くて、冬は寒くてよい。 なんとなく空気が流れるような気がするので 中気密・中断熱でいいのだけど。 |
こんな事を勧める建築家はさすが最近はいないでしょう。 気密をあげると風の通り道がみえてきます。風が思った通りに通ります。 気密がないと、通風としての窓の意味があまりありません。 中気密・中断熱などあり得ないです。気密無し・断熱なしならありですけど。 ちなみに自動車は、高気密・低断熱です。 |
高断熱・高気密な住宅はホントに必要なの? | 世の中の流れはこの方向です。 長期優良住宅もそうですし、フラット35Sもそうです。 当事務所で創る家はほぼすべて適合してしまいます。 |
木造の外貼断熱はどうですか? | 断熱のⅣ地域あたりでは、ベーパーバリアの重要性を理解している設計者・監理者・工事業者さんが少ないため、外貼断熱にしますと、間違いなく性能がでますので、よいと思います。 目視で、気密、断熱の状態が確認できます。 |
基礎外断熱は? | 防蟻処理がしっかりできていないと大変な事になる可能性が高いですね。 狭小敷地ではメンテが出来ないので採用しないことが多いです。 よく理解して設計施工しないといけません。 最近よいアイデアを考えつきました。 |
リフォームなんかはしています? | マンションのリフォームは特段の問題なくさせて頂きます。 リフォーム業者さんの見積のほぼ半分くらいで出来てしまう事もあります。 戸建てのリフォームは、相談次第です。 テレビでやっているようなことは少し難しいですね。 (確認通知書。検査済証がないと難しいです。) 建築家がリフォームして、地震でこわれました。 では、すみません。 |
計画換気はどう考えてます? | 2種類の考え方があります。 一つはメンテナンス重視。この場合は壁に給気・排気のパイプファンを数カ所設置して対策。第1種換気です。 もう一つは、熱交換型。マーベックスさんの澄家なんかよい感じです。Q値計算しますと、かなり数字が上がります。全熱交換ですので冬の乾燥対策にも効果があります。 普通のダクト方式は問題あり。と考えています。止めた時のダクト内の『埃』がきになります。 |
地震とか心配なんだけど | まず、地盤調査。 データを検討し、構造、工法を変更することもありますし、必要に応じて、地盤改良工事を行います。 また、わたしのところでは、木造の平屋であろうとも全て構造計算をします。 ご要望、条件次第では、耐震等級をあげて設計することもあります。(長期優良住宅では耐震等級2以上必要です。住宅エコポイント申請にも使えますので長期優良住宅申請をすることもあります) 計算で出てきた数字をもとに、実際の施工を考えて、部材のサイズを上げていく事が多いので、余力はかなりある設計になります。 SE構法の場合は、SEの保険もつきますのでさらに安心です。普通に耐震等級3ができます。 |
設計監理CM料ってどのくらい? | 全体予算の10-20%くらいです。 普通建築家にお願いすると、設計監理料だけでも10%はしますから、お得と思いますがいかがでしょうか? 総額2000万円の家で300から400万円もとるのは高い。とおっしゃる方もいらっしゃいます。 しかし、 計画案を作って何度も打合せして、模型を作り、構造計算から断熱計算をして詳細設計をする。その上で通常の監理をするだけでもそれなりの費用が必要と思いますが。いかがでしょう。 当方の場合それに加えて、数量積算を含むCM業務を行います。分離分割発注による、経費のカット。競争を促す。等々。 充分なるメリットがあると考えております。 まれに、一括で請け負う。絶対負けない。と言って参加される総合請負業者さんもいらっしゃいますが、一度もそちらになったことがありません。(当方の設計監理料も通常型に補正しますし、値段の交渉もします。) 当方の実行予算を教えますと、それでは絶対できない。と言われる事が多いです。工務店としての利益がでない。とおっしゃります。 プランニングから、実施設計。このデータをもとに積算。等々と一連で動いていきますので、設計監理CMRのコストも抑えることができるわけです。 よくお考えくださいますよう。お願いします。 |
じゃ オープンシステムでない普通の場合の設計料は? |
当方では、設計・監理だけはめったにしないのでわかりません。 CMを除いた設計監理となれば、10%くらいでしょうか。総予算2000万なら200万円くらい。現場が始まれば、2週に1回いくか行かないか。工程管理は請負業者さんに一任。請負金額にあまり口出しはしません、というよりできないですよね。工務店さんの値段ですから。 検査は立会します。色決めとか、機器選びの相談にはのります。 もっと安くせよ。となれば、 間取りはあまり考えない。(言うがまま?) 図面も許可がとれる程度。2階建住宅の場合(4号)は構造計算しません。 監理も最低限。配筋検査。金物検査程度。コンクリートの打設に立会することもできません。 後は検査の書類をつくって立会する程度。 なら5%でいいかな。100万円くらい。 たぶんもめる事になるのでは? 見積金額の根拠もないし、従って、具体的な減額交渉もできない。 数社の工務店さんにとりあえず、使う材料なんかは、全部同等品(こわいでしょ)でいいのでなんとか施主さんが言ってる金額でやってよ。みたいな交渉くらいじゃないですか? 当然追加工事が発生する可能性が高いですよね。 繰り返しになりますが よくお考えくださいますよう。 |
一言コメント。 | 今まで創らせていただいた家は どう考えても、100年以上は持つ家ばかりでした。(維持管理は必要ですよ。) 地盤調査の上、安全を見込んだ基礎設計。 安全を見込んだ本体設計。(4寸の材がほとんど) 構造計算は当たり前。 必要な部分に必要な引き抜き金物を設置出来る。 柱や梁に穴をあけたり削ったりするような断面欠損をできるだけしないようにする。 国産無垢材をできるだけ使いたい。 形状安定性を考えるとKD(乾燥)材がよいのだが、、、、 外材は輸入時のコンテナで燻煙が心配。 防蟻対策。 電気。設備のメンテに対する配慮。 やはり、永く生活する場所ですから、必要な部分にコストはかけてほしいです。 30代でいえをつくるなら、40年は使いますよね。 断熱性能を上げて仮に100万円余分にかかった。としましょう。 100万円を40で割ると年間2万5千円。ひと月あたり2,000円ほど。一日あたりにすると70円ほど。 風邪を引く事も減りますし、医療費なども換算にいれると、圧倒的にお得。との試算もあるようです。 ご理解ください。 |
新木造住宅技術研究協議会 | 2003年から参加しています。高断熱・高気密の住宅を普及する会です。工務店さんがほとんどでしたが、最近は設計事務所も増えてきているようです。 |
SE構法 | 木骨ラーメン構法・当事務所は珍しく、設計事務所ではおそらく、唯一の認定工務店になるのでは。NCNから直接材料を購入することができます。 断熱の弱点がすこしありますが、スケルトンインフィルを考えるとよい構法です。 |
余談 | 拙宅は3階建。(ハイブリッド工法=RC+木造+鉄骨造)です。 冬。 冬はオイルヒーター1.2kwが2台。基本はセンサーで調整しながらつけっぱなしです(ついたり、きえたりしています)。夜11時をこえると、温度をあげます。(オール電化していますので夜11時から朝7時までの電気代は1/3になります)家の中の温度計で18℃をこえると、問題なく生活できます。 最近は、ガス温水ラジエーターがほしいなと思っていますが、オール電化住宅ですのでだめです。 エアコンはほとんど使いません。真冬に数日使う程度です。 夏。 夏はエアコン。2.5kw(8帖用)と2kw(6帖用)と全部で2台。 ご存じでしょうが大阪の夏は暑いです。 しかし 真夏になって、夕方すこし運転すると充分。真夏には同時に使う事もあります。 冷房設定温度は28℃です。 日射遮蔽をもうすこししっかりすると、更に楽になります。(お客様の家はしっかりするのですが、大工の安普請で、自宅はいつも後になってしまします) なんで?、 外壁通気で建物の足元から空気が入って、その空気は外壁と断熱材の間を通って、屋根のてっぺんから抜けていきます。(屋根は全面通気) 要するに、暑い空気は全部外に逃げてしまう設計なので、家のなかに入ってくる太陽光だけ遮れば、結構いけるのです。断熱気密がしっかりしていないとだめです。 僕は事務所(鉄骨ALC。借り物=低性能)でいるときは、 夏・冬ともエアコン他全開状態。 足元は寒い。頭のあたりはあつい。で ぼー としてきて、疲れる。 正直、真夏・真冬は自宅で仕事することもまれにあります。 |