このいぬはのら犬というお話です。
今、のら犬やのら猫が増えていると思います。
それは人間のせいだと思います。
責任がもてなくなったから、あきたから捨てる。
動物はものではないのです。生きているのです。
同じ命をもった仲間です。
たくさんの犬や猫たちが捕獲され、毎日私たちのしらないところで殺され
ています。
飼い主も引き取り手もないから、しかたのないことだと言われています。
でもみんな生きているのです。生きたいと思っているはずです。
私たちが共に助け合い生きているのと同じに、命あるものはなんとかして
助け合い共存していくべきだと思います。
人はひとりでは生きてはいけない。
自分だけよければいいということはないのです。
この犬もきっと自分だけよければ、自分だけ食べ物にありつければ他の犬
はどうなってもいいと思ったのでしょう。いたわり合う気持ちがあれば、もう
ひとりの犬の姿を見つけてもほえることはなかったと思います。
やっとありつけたわずかな食べ物。逆にそんなときこそお互いが助け合って、
分け合っていかなければならないのだと思いました。