SFとコンピュータ
UpDate 2001/02/01

SFを題材として紹介された記事を読むと、何となく読みたくなることもある。
ここに紹介するのは、朝日科学Jan.1982〜Jun.1983に載っていた坂村健氏の表題記事(No1〜No19)です。
この記事がその後、どの様な扱いとなったのかは知らないし、No19以降も掲載されたかは知りません。
あまりにも過去の話となります。
しかし、氏の記事は、的確な今のあり方をSFを通して見据えたとも云える。
ここでは、記事内容ではなく、キーワード(区切りのタイトル)のみの掲載となりますが、十分、内容が想像できると思っています。
改めて、ここに紹介されたSFを探し、読み直す、あるいは、新規、目にするのも新鮮な響きがある様に思えます。

星を継ぐもの
J.P.ホーガン/創元推理文庫
時の仮面
ロバート・シルヴァーバーグ/ハヤカワ文庫
コンピュータ404の殺人
エドワード・D・ホック/ミステリ文庫
・ひざの上のコンピュータ
・未来を発想し現在の技術見る
・一般事務作業を統一的に実施
・スーパー電算機は共同で利用
・手書き文字もそのまま入力
・口述してくれる機械
・ひとり静かに飲める自動酒場
・記憶装置は磁気から光利用へ
・アイコンで簡単に機能を設定
・声やビデオの付いた書類も
・コンピュータ・コップス
・指紋や顔写真を自動的に照合
・コンピュータで張る非常線
・モンタージュの作成にも活躍
・将来はうそ発見も可能になる
襲撃のメロディ
山田正紀/ハヤカワ文庫
アーヴァタール
ポール・アンダースン/創元推理文庫
ターミナル・マン
マイクル・クライトン/ハヤカワノヴェルス
・コンピューター相手の殺し屋
・コンピュータ過信を悪用
・「まさか」につけ込む犯罪
・チェックの甘さにも問題あり
・パニックにつながる情報消失
・考えた事ことがじかに伝わる
・巨大データーベースと脳を結ぶ
・テレパシーで会話をする
・メディア・ルームが開く世界
・接合の訓練を積んだ新人類
・マイコンを脳の中に埋め込む
・6ミリ角に60万個の素子納める
・ディスプレイを見ながら手術
・10年前のSFの世界が現実に
・神経細胞でコンピュータを
2001年/2010年宇宙の旅
大統領プログラミング計画
ローランド・ベリイ/早川書房
2001年宇宙の旅
アーサー・C・クラーク/早川書房
アンドロメダのA
F・ホイル,J・エリオット/早川書房
・画期的な技術で市場を制覇
・速いコンピュータがほしい
・並列処理の光コンピュータ
・スーパーコンピュータの将来
・意のままになる人を大統領に
・実現性が高い未来社会を描く
・頭脳によく似た成長をする
・自動的な故障修理機能が必要
・マイクロ命令により事故修復
・人間に起こることはハルにも
・宇宙から送られてきた設計図
・IBM機との互換性持たせる
・まねをするのが大変になった
・全く新しい概念による開発
・革新的なマシンはだれが作る
SF映画「トロン」
ディズニープロ
夏への扉
ロバート・A・ハイライン/早川書房
竜の卵
ロバート・L・フォワード/ハヤカワ文庫
・新しい不思議な映像の世界
・MCPが悪さをするように改変
・立体を自由に移動、回転、変形
・2分半のフィルム制作に1年
・何でもこなす電子お手伝い
・記憶・判断する力を持たせる
・1を聞いて10を知るロボット
・家庭内ネットワークが重要に
・ハイラインの優れた指針
・ボールの落下をみごとに模擬
・情報をどう取り出すかが問題
・人間のモデルを作り上げる
・人間の100万倍の速度で学習
プリズナー
トーマス・M・ディッシュ/早川書房
月は無慈悲な夜の女王
ロバート・A・ハイライン/ハヤカワ文庫
アンドロイドは電気羊の夢を見るか
フィリップ・K・ディック/ハヤカワ書房
・コンピュータから情報を得る
・データを自動的に結びつける
・推論してくれるデータベース
・行動がすべて監視される村
・情報を得ずに済ます方が重要
・人間のように振る舞う計算機
・機知に富んだ会話もできる
・膨大な知識をもとに推論する
・あいまいなことも冗談も理解
・ひじ掛けいす探偵の計算機
・ショッキングな質問で試験
・コンピュータの精神科医
・あいまいさを取り扱う論理学
・筋立ての相違には14年の歳月
失われた黄金都市
マイクル・クライドン/早川書房
未来の二つの顔
J.P.ホーガン/創元推理文庫
ドリーム・パーク
L・ニーブン,S・バーンズ/創元推理文庫
・失われた都市を写真で探す
・新しいジャンル、衛星考古学
・原理は単純だが情報量は膨大
・近未来SFを書くのは難しい
・主人公は人工知能の集合体
・経験から外界の法則を学ぶ
・意志疎通できない可能性も
・自分でプログラムを作らせる
・人間と共存することは可能か
・ハードの向上で内容も豊かに
・インベーダーは時間との戦い
・なぞ解きとシミュレーション
・本物そっくりのホログラム
・想像力で魅力的な舞台作り

*1)版元等への記載に対する確認は行っていません。又、本ページに掲載上の問題があれば、直ちに削除します。
*2)No16については資料がありません。
*3)本ページでは、タイトル画像と紹介書籍、又、本文のサブタイトル(最初から5つ分まで)を載せています。

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