五木寛之

蓮如物語

book1_052 角川文庫 i7−14
"蓮如"は、今から五百年ほど昔飢えと貧しさの中に絶望しきった民衆の心に希望の灯をともし、生きる喜びを与えた人でした。貧しい寺の子として生まれた彼は、六歳の時、生みの母と引き裂かれます。「親鸞についておゆき」別れの際に残した母のことばを胸に刻んだ幼い蓮如。やがてそのことばが、蓮如のドラマティックな生涯の原点になっていくのです。母の愛ってなんだろう。慈悲の「悲」とはなんなのか。少年少女から大人まで、日本中の乾いた心をうるおす愛と感動の物語。


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