五木寛之

戒厳令の夜(上)

book1_034 新潮文庫 147−09
(上)
元美術史学徒の江間隆之は、福岡の酒場で一枚の絵にめぐり会った。その絵は紛れも なくスペインの大画家パブロ・ロペスのものだった。占領下のパリでナチスに略奪さ れ、杳として行方の知れなかったコレクションが、今なお日本のどこかに眠っている ! 右翼浪人・鳴海望洋と共に幻の名画の謎を解明しようとする江間の前には歴史の 暗部がしだいに鮮明に浮かび上がって来る・・・・。


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