五木寛之

戒厳令の夜(下)

book1_035 新潮文庫 147−10
(下)
幻のコレクションの謎に挑む江間は、それが戦後の炭鉱国有化案をめぐる一大疑獄と 関係のあることを知った。国家権力は事件をあくまで闇から闇に葬り去ろうとする。 江間とその恋人冴子は、鳴海老人の畏敬してやまない外道の学者・水沼隠志の庇護の もとに名画群を追う・・・・。古代幻想の九州、内戦のスペイン、占領下のパリ、戒厳令 のチリと、壮大な構想が奔流する戦慄のロマン。


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