五木寛之

青春の門/堕落篇(下)

book1_008 講談社文庫 A129
(下)
熱い政治の季節の中、おのれ自身への絶望を学生運動に賭け、巨大な歴史の流れに 参加する喜びを知ったかに見えた信介。しかし、彼を待ちうけていた思いもよらぬ 陥穽は大きかった。墮落への道は転がり始めると早い。凶暴な自己破壊への衝動を たぎらせ、信介はいま、深い奈落の淵を眺めていた。苛酷な運命に翻弄される青春 を描く大河ロマン第四部。


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