五木寛之

青春の門/堕落篇(上)

book1_007 講談社文庫 A128
(上)
人間は生き、人間は堕ちる。・・・・春浅い北海道をあとに上京した信介の、重く澱んだ捲怠の日々。歌手を目ざす織江は去り、学友達は政治運動に青春を賭ける。 訣別の哀しみと、熱い屈辱感のなか、降りつのる雨に濡れながら、信介はおのれの 限りない虚無を見つめていた。ひたむきな青春の遍歴を描く大河ロマン小説第四部。


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