オリーブ・ブランチ NO.193
2003年2月26日 水曜日
親愛なる友人、兄弟、姉妹の皆さん、
このオリーブブランチをフランスのアヴィニオンから送ります。先週の金曜日から聖地の状況についての世論を知らせるため "Le
Secours Catholique" が開催した集会に来ています。カリタス・エルサレムを援助してくださり、また聖なる地への巡礼を再開してくださることによりキリスト者共同体への連帯を示されたここの方々に私は勇気付けられました。できる限りの方法でわれわれを助けようとしてくださるその善意、イラクに対する戦争への憂慮と心配、中東では何が起こっているかを知り理解しようとするその熱意、そして最後に、ある時は多くの恐れを持ちながらも私たちを訪問しようとして下さる彼らの意気込みを私は出席したすべての集会で感じました。
この号での一番重要な記事は、エルサレム、サラエヴォ、バクダッドにある三つの教会の長が署名した手紙です。戦争の恐れに苦しむこの3つの町は、共に「戦争反対」と言っています。これはPax
Christi Italiaが連帯の象徴的なしるしとして提案したことに始まります。これが、この紛争の大海の一滴であっても何かの実りをもたらすよう期待されています。同じテキストをアラビア語、フランス語、英語、イタリア語、スペイン語で選べます。これをどうぞ使って出版するなりお好きになさってください。・・・近い将来避けられそうもない戦争に対し、われわれすべては共に「ノー」と声を挙げねばならないからです。
すべての人は近い将来のイラクへの戦争を心配しておりますが、もし起こればそれは大混乱となるでしょう。そこで私たちと共にどうぞ「戦争反対」と声を挙げてください。また私は、先週の記事で提案したように教皇様がバクダッドへ行ってほしいと思っています。彼だけがこれを防げる唯一の方と信じるからです。
1世紀以上にわたって教皇様が住まわれた地アヴィニオンから、
ラエド・アブサリア神父
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