A,Bに、どのような論理式(命題変数単体に限らない)をいれても、
( A∧(A⇒B) ) ⇒ B
は、
【命題論理における自然演繹】の定理。
【証明】 ( A∧(A⇒B) ) ⇒ B |
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命題論理の形式的体系「自然演繹」に準拠した操作 →step02 →step03 →step04 [step1]自然演繹で認められた操作(2)仮定の書き出し
[step2]自然演繹で認められた操作(3)推論規則による書き換え |
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・推論規則「∧除去則」にしたがって、
仮定1「A∧(A⇒B)」
を「A」
へ
書き換える。
・推論規則「∧除去則」にしたがって、
仮定1「A∧(A⇒B)」
を「A⇒B」
へ
書き換える。
・推論規則「∧除去則」により、
書き換え後に引き継がれる仮定は、書き換え前の仮定のすべてとなるから、
書き換え後の「A」「A⇒B」は、それぞれ、仮定1「A∧(A⇒B)」
のもとにある。
・これで、推論規則「∧除去則」による書き換えによって、
仮定1「A∧(A⇒B)」
から、
「仮定1『A∧(A⇒B)』
のもとで『A』」
「仮定1『A∧(A⇒B)』
のもとで『A⇒B』」
が導出されたことになる。
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(∧除去) |
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(∧除去) |
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A⇒B |
→ 前件肯定式 |
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・推論規則「⇒除去則」にしたがって、
「仮定1『A∧(A⇒B)』
のもとで『A』」
「仮定1『A∧(A⇒B)』
のもとで『A⇒B』」
を
「B」
へ書き換える。
・推論規則「⇒除去則」の規定により、
書き換え後に引き継がれる仮定は、書き換え前の仮定のすべてとなるから、
書き換え後の「B」は、仮定1「A∧(A⇒B)」
のもとにある。
・これで、推論規則「⇒除去則」による書き換えによって、
「仮定1『A∧(A⇒B)』
のもとで『A』」
「仮定1『A∧(A⇒B)』
のもとで『A⇒B』」
から、
「仮定1『A∧(A⇒B)』のもとで『B』」
が導出されたことになる。
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(∧除去) |
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(∧除去) |
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A |
A⇒B |
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(⇒除去) |
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B |
→ 前件肯定式 |
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・推論規則「⇒導入則」にしたがって、
「仮定1『A∧(A⇒B)』のもとで『B』」を
「( A∧(A⇒B) ) ⇒ B」へ書き換える。
・推論規則「⇒導入則」の規定にしたがうと、
「( A∧(A⇒B) ) ⇒ B」への書き換え後に引き継がれる仮定は、
書き換え前の仮定「A∧(A⇒B)」から、仮定「A∧(A⇒B)」を差し引いた分だけとなるから、
「( A∧(A⇒B) ) ⇒ B」への書き換え後に仮定はすべて差し引かれてなくなって
しまい、、
仮定なしの「( A∧(A⇒B) ) ⇒ B」が得られる。
・これで、推論規則「⇒導入則」による書き換えで、
「仮定1『A∧(A⇒B)』のもとで『B』」から、
仮定なしの「( A∧(A⇒B) ) ⇒ B」が導出されたことになる。
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(∧除去) |
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(∧除去) |
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A |
A⇒B |
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(⇒除去) |
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B |
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(⇒導入) |
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( A∧(A⇒B) ) ⇒ B |
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