今日は朝からお仕事。隣のホテル「サンレモ」からバスに乗り、コンベンション・センターに向かう。仕事に関する機器類が展示され、それらを見て回るのが目的である。ここに来るのはこれで三度目だが、広い広い敷地内を延々歩くことになり、相当体力を消費する。約束してあったメーカーの人と食事をしたりしながら、朝９時から夕方４時過ぎまで見て回り、やはり疲れ切ってしまった。

　それでもゆっくりとはしていられない。夜に見るショーの手配が必要なのだ。今日は７時半から、有名な「ジークロイト＆ロイ」を観る。これまでそれほど観たいと思わなかったのでパスしていたが、さすがにちょっと観ておこうかなと今回思い立った。
　場所は、ホテル「ミラージュ」。コンベンション・センターからバスで乗り付け、チケットを購入。ついでに、明日観る予定の「ミスティア」のチケットもここで購入できた。
　さらに歩いてホテル「フラミンゴ・ラスベガス」に移動し、金曜日の昼のショー「ボトムズ・アップ」のチケットも購入。着々と準備は進んでいく。
　このホテルには、名前の通り生きたフラミンゴが庭にいて鑑賞することができるのだが、その隣にはなぜかペンギンまでいる。このペンギンを見るため、外庭に出てみた。日が翳ったとはいえ、Ｔシャツ１枚で十分な暑さのなかで、ペンギン達はかなりへばっているように見えた。

　その後もう一度ミラージュに引き返す。７時半。「ジークフロイト〜」の始まりだ。席は、真ん中から一段高くなった所の最前列、非常に見やすい好位置だった。
　派手な演出で、ジークフロイトとロイの二人が登場してきた。音響効果抜群のステージ上で、ものすごいイリュージョンが展開されていく。いや、何でこれをもっと早く見なかったのかと思うほど、素晴らしい。メインキャラクターのホワイトタイガー、ホワイトライオンなどが現れては消えていく。寝そべったロイをそのまま切断してまたくっつけたり、どう考えてもわからない空中浮揚、そしてさらには生きた象までも消してしまうのだ。
　最後はもう、スタンディングオベーションの嵐だった。ラスベガスで長らく続いているショーだけあって、演出の行き届いた、レベルの高いショーだと感じた。

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　ミラージュを出てから、向かいにあるホテル「ベネチアン」に渡った。ここは、２年前に僕がラスベガスに来た後に出来たホテルなので、見るのは初めてだった。中に運河が流れていて、ゴンドラが運行されていた。なるほど、ベネチアだ。運河の周りのショッピング街を一周し、ホテルを出る。
　最後に、ショッピングアーケードの「フォーラム・ショップス」に寄った。ここでは、銅像が動く無料のショーが見られる。僕はこれが大好きで、ラスベガスに来るたびに見にいく。ただ、毎正時に行われるショーまでかなり時間があったので、今日はあきらめて帰ることにした。

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