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ということで、昨日到着したニューヨーク、今日が遂に最後の日になった。1日しかないもんですから。
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昨日寝たのは深夜1時頃だったが、あまりの疲れで熟睡できたせいか、朝6時過ぎには目が覚めてしまった。朝食をホテル近くのダンキンドーナツでとったあと、まずは地下鉄で北上し、コロンビア大学を目指す。地下鉄では1日乗り放題チケット(4$)を買った。通常は一律1ドル50セントなので、すぐに元は取れてしまう計算だ。
コロンビア大学は、緑の芝に整えられた綺麗な大学だった。講堂近くまでキャンパス内を散歩し、学生気分に浸る。ちなみに、宇多田ヒカルが歩いていた、などということはもちろんない。
地下鉄で南に戻る。セントラルパークの南西部あたりで降車し、セントラルパークを横切ってイースト側まで歩いた。芝生がきれいだというシープ・メドウは、この時期は芝生保護のためか、中に入れないようだ。パーク内では、マラソン・自転車・ローラーブレード何でもありの市民レースが行われていて、とても賑わっていた。ちょっと出てみたいなという気になったりする。また、リスが何匹が走り回っているのを見かけた。
イースト側にたどりつくと、地下鉄でまた北上し、メトロポリタン美術館の外観だけ見に行く。ニューヨークは、セントラルパークを東西に横切る路線がないのが不便だと思う。
美術館で外観の撮影だけ済ますと、一路、バッテリーパークへ向かう。マンハッタン島の最南部、ここから自由の女神のあるリバティ島までのフェリーが出ている。前回来た時にはフェリーに乗らず、乗り場から遠くに小さく見える自由の女神を見ただけだった。
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ちなみにこの年の9月、同時多発テロにより、貿易センタービルが消滅した。僕らはその5カ月ほど前にここに来たことになる。左の写真でも、ひときわ高い2本のビルが目立って写っている。最後にその姿を見られた幸運に感謝したい。
長い行列に並び、フェリーに乗り込む。3階の屋外席は人でぱんぱんに溢れていた。動き出し、だんだん近づいていくと、暑いくらいに晴れた天気のなかで、くっきりとその緑白色が浮かび上がる。島に降り立ち、像の足下で写真を撮った。後ろ側に回ってみると、後頭部がマヌケなことや、実は右足がつま先立ちになっていることなどを発見した。
もう十分だと思ったので、食事をとったあと、像の上には登らず島を後にする。次に向かったのはウォール街。しかし今日は日曜日なので証券取引所も閉まっており、閑散とした雰囲気。活気溢れる金融の街というイメージが崩れていく。
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さらに北上し、チャイナタウンへ。ここはさすが世界最大の中華街と言われるだけあって、どこまで歩いても店が続いている。作られた街というより、移民によって自然に発生したという印象だ。ラーメンを食べてみたが、あっさり味で結構イケる。
また北上し、グランド・セントラル駅、それからクライスラー・ビルを駆け足で見て回り、夜に観劇予定のミュージカル「美女と野獣」の劇場へ行く。インターネットで予約したチケットはちゃんと取れていて、一安心だった。その後、開演まで時間があったので、国連ビルを見に行く。ここは地下鉄の駅から相当歩かねばならず、足の疲れがピークに達してしまった。
なんとか劇場までとって返す。開演の6時半にギリギリ間に合った。
さて、期待した「美女と野獣」はというと……うーむ、あの素晴らしいアニメーションに比べると、感動の度合いとしてはかなり見劣りしてしまうように、僕は感じた。主人公のベルと野獣役はパンフレットに載っている方ではなく、サブの方が務めていて、特に野獣の演技が物足りなかった気がする。そして、アニメではお馴染みのダンスシーン、これがただの踊りになってしまっていたので、何かもう一工夫欲しいところだった。それでも、アニメで知った曲を実際にオーケストラ演奏で聴けたのは、嬉しかった。
劇が終わったのが9時過ぎ、今日の、そしてニューヨークの締めくくりは、昨日登れなかったエンパイアステートビルへの再挑戦である。今日は雨も降っておらず、条件は満たされている。チケットを買ってから実際に展望台にたどり着くまでには行列ができていて、かなりの時間を待ったのだが、何とか夜景をみることはできた。これでニューヨークは終わり。明日は朝早い便で、ラスベガスに向かう。