
蝦夷館 えぞたて
詳細は不明だが、古代の蝦夷(エミシ)のチャシの跡で、中世には豪族の館として使用されたと推定されている。羽黒街道に隣接し、手向(羽黒神社門前町)の入口の丘の上にあるため、羽黒山関係の国人の館か?現在は蝦夷館公園として整備されている。▼遺構や見所
■ 主郭 ■
丘陵地帯の一角の瓢箪型の丘の上が主郭で、主郭の周囲は横堀で囲まれている。現在、主郭の西側には公園整備の時に造られた石垣があり、東側には小さな神社がある。
■ 内堀(横堀) ■
城内で最も顕著な遺構で主郭の周囲をぐるりと横堀が囲んでいる。元から空堀だと思われるが、堀の東側には水が溜まっている箇所がある。
■ 副郭 ■
主郭の南側の一段低い場所に副郭があり、そこそこの広さがある。主郭とは雰囲気が異なるため、中世に豪族が居城とした時に増設した郭だろうか。
■ 外堀 ■
副郭から丘陵続きの南側との間にも堀跡と思われる窪んだ地形があり、人為的に掘った外堀の跡だと思われる。これも恐らく中世頃か。
▼歴史
- 年月日出来事城主・城代・持分・守備
- 古代土器の出土から蝦夷(エミシ)のチャシとして築かれたのが始まりと考えられている。エミシ?
- 中世中世に改修されて豪族の館として利用されたと考えられている。不明
▼詳細情報
最終訪城日 | 2017年5月1日 |
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別名 | 薬師沢館 |
前身 | チャシ? |
普請開始 | 不明 |
築城完了 | 不明 |
築城者 (設計者) | 不明 |
分類 | 中世丘城 |
規模 | 東西130m×南北100m |
標高 | 標高:120m、比高:約10m(※羽黒街道から) |
文化財指定 | - |
現存建造物 | - |
復元建造物 | - |
模擬・復興建造物 | 模擬石垣 |
遺構 | 空堀、郭跡 |
標柱・説明板 | 主郭跡に説明板あり |
現状 | 蝦夷館公園 |
イベント | - |
注意事項 | - |
場所 | 山形県鶴岡市羽黒町手向 |