企業診断を読む(2002年7月号) |
作成日:2002-07-21 最終更新日: |
第一回は「街の赤」である。赤は刺激が強い色だが、写真が美しい。 赤のもつ特色をよくとらえている。信号の赤がないのがいい。
たしか、夏目漱石の「それから」が引用されていた気がする(2025-02-03)。
著者の黒田氏は、「ベストプラクティス」「絶えまない改善」という日本の成功モデルを、 過去の遺物とみなしているようだ。 そして、創造的破壊の精神が忘れられていることが問題と指摘している。 このあと、黒田氏は競争(コスト)優位を持続させるための方法を列挙している。次の観点がある。
ここまで読んで、いくつか思ったことがある。まず、「ベストプラクティス」「絶えまない改善」が 本当に有効ではないのか。というのも、私がいるソフトウェア業界というのは、 未だに成熟していない。したがって、従来の日本の成功モデルはまだまだ通用する。
そして、コスト優位を持続させるための方法を、日本企業がもっているのか疑問をもった。 というのも、ある方がクーラーを買おうとしたときの体験談を聞いたからである。 どこのメーカーも「マイナスイオン」を標榜していたからだ。横ならびはおそろしい。
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