泌尿器科医・木村明の日記


ホリエモンの打ち出の小槌


さとちんさんのブログハゲタカの再放送をしているのを知りましたが、ちゃんと見たのは第5話だけでした。

ホリエモンをモデルにしているみたいな若者が登場していました。

ホリエモンが、球団やフジテレビを買えるお金を持っていたのは、彼が保有していたライブドア株のおかげ。

IT株の高騰で、彼は保有しているライブドア株を担保にいくらでも借金できました。

意図的に株価操作していたのは違法ですが、株主をだまそうとしていたわけではないかもしれません。

ライブドア球団が優勝できるほど強くなって、

その放送権をフジテレビが持っていて、

ライブドア球団の中継が月9より視聴率が稼げるコンテンツになっていたりしたら、

ライブドア株を持っている人は大喜びしていた事でしょう。

外資が持っていた打ち出の小槌は、金融工学を駆使した難しい金融商品。

格付け会社の評価「AAA」を信じて買うしかありません。

IT長者、外資が打ち出の小槌をなくしたあと、今、打ち出の小槌を持っているのは財務省。

国債をどんどん発行しています。

死にそうな企業に融資できるのも、

定額給付金をばら撒いて、代議士さんたちが選挙区で自慢できるのも、

財務省が発行する国債のおかげ。

将来、元金に利子を加えて返してもらえるはずのこの紙切れはライブドア株より信用できるのでしょうか。

郵貯銀行は集めた郵便貯金で国債を買うだけなので、郵便貯金をしている私の母も国債を買っているようなものです。

今、赤字に陥った企業を救うも殺すも財務省次第。

ノー〇ンしゃぶしゃぶ接待事件以来、権威が地に落ちて、東大の成績の良い子達に、敬遠されていた財務省。

成績の良い子達は、2~3年前は外資に就職していましたが、今は財務省に入るようです。

国民の信頼を裏切らないでね。

権力に憧れるのではなく、国民のために働いてね。

曹操ではなく、劉備をお手本に。

上から目線でごめんなさい。娘の中学時代の同級生が入省したそうなので。
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