尾瀬の花 コース案内030_1
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 富士見峠起点 尾瀬沼1 



030_1:富士見峠(皿伏新道)〜マイクロ湿原〜白尾山
このコース案内は、片方向のみの案内(富士見峠→尾瀬沼):往復案内となっています。

このコースの見所・撮影ポイントは、
・コース中にある7つの湿原、特にマイクロ湿原と大清水平湿原の高山植物
・大清水平湿原の遅咲きミズバショウ
・アヤメ平方向・日光白根山方向・尾瀬沼方向・燧ヶ岳の光景

このコースには4ヶ所のベンチがありますが、水場・トイレはありません。

富士見峠〜白尾山、尾瀬沼〜大清水平湿原はお勧めしますが、白尾山〜皿伏山〜大清水平湿原はお勧めしません。


このコース:皿伏新道は、尾瀬に何回も通われた方のみが通るコースで、あまり紹介しているガイドブック、サイトもないので、詳細にご案内します。

尾瀬沼まで7.5km

富士見峠の標識と、尾瀬ヶ原:見晴に向かう八木沢道を左手に見ながら、

皿伏新道

未舗装ながらも車の通る砂利道:皿伏新道を進んで行くと、右手に先ほど通った富士見小屋が木々の間から見えるようになり、

富士見小屋

やがてアヤメ平富士見田代富士見小屋富士見林道(富士見峠〜富士見下)の展望が開けてきます。

上の画像で、左上の稜線がアヤメ平、右隅の緑色が富士見小屋の屋根、その左上の茶色の空き地が富士見田代、富士見小屋から左下に通っている道が富士見林道です。

燧ヶ岳

砂利道の車道は大きく左に曲がり、左手に燧ヶ岳が大きく見えてくると、マイクロウェーブ塔に到着します。

ここで車道は終わり、ここから先は人が歩くだけの登山道となり、その入口に足拭きマットがあります。

ここから本格的な登山道

暫くはオオシラビソなどの針葉樹の大きな木が形成する疎林の中の山道を通りますが、やがて前方に富士見峠から1.1kmの標識があり、白尾山までは900mとのことです。

標識を過ぎて直ぐ、最初の湿原:マイクロ湿原が見えてきて、

マイクロ湿原

その辺りには木道が敷かれています。マイクロ湿原には古びたベンチ(2005年現在)が設置されていて、ベンチの後ろにはウラジロハナヒリノキが1株と、多くのチングルマが生えていて、ベンチに座ると後ろには間近に燧ヶ岳が、

ベンチと燧ヶ岳

眼前には日光連山・武尊山などが見える景色も良い個所となっています。

小岩が多い登山道

登山道には小岩が多い個所、

笹原の中を通る登山道:皿伏新道

笹原の中の山道と交互に出てきて、3ヶ所の無名の湿原を横切りますが、それほど悪路ではなく、水はけの割と良い道が続きます。

湿原に2つの池塘

眼下左手に2つの池塘がある湿原が見えてきますが、先に進んでも

湿原から流れ出た小川

湿原には近づけず、湿原から流れ出た小川が登山道を横切っているだけです。皿伏新道からは日光白根山も荷鞍山の奥に見え、なかなかどうして、気持ちの良い登山道が続きます。

手前:荷鞍山、奥:白根山

やがて何回目かの上り坂を進んで行くと、そこが白尾山の山頂で、

白尾山頂上のベンチ

ベンチもありますが、頂上といった感じは全くしません。

尾瀬沼の湖面も見えてます

ベンチ付近から尾瀬沼が見え、大江湿原三本カラマツも見えています。

左:荷鞍山、中央:白尾山、右:皿伏山
尾瀬沼側:沼山峠展望台から撮影

ベンチは皿伏山の山頂までありませんから、ここで休憩しますが、この先は悪路となり、通るハイカーも少ない寂しいコースで、展望も全く利きませんから、ここで引き返すことをお勧めします。


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