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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
チングルマ バラ科 チングルマ属 稚児車
中部山岳地帯〜北海道の亜高山・高山の湿原・湿地・岩場に分布する落葉小低木。

一見、草本に見えますが木本で、1株のチングルマが周囲に広がって群落のように見えるのです。従って1本だけチングルマがあるいというのはなく、小さいながらも全てが群落となっています。

チングルマはお花畑を形成する主要植物で、時期によって様々な顔をしていますので、春にも夏にも秋にも人に名前を尋ねられます。

湿地・湿原にも生えていますが、その下には岩場が隠れているので、高層湿原でも、チングルマは生えていれば確実に、下に岩場が隠れているはずです。

果穂を稚児車に見立てて、この名前がついたとのことです。
尾瀬では殆どの湿原・至仏山・燧ヶ岳などで見られますが、特に多いと私が思うのは、尾瀬ヶ原:中田代の竜宮十字路からヨッピ橋分岐に向かった最後のベンチ前です。

アヤメ平のそこかしこ、燧裏林道:上田代(うわたしろ)と横田代、尾瀬沼西岸;沼尻平(ぬしりだいら)・小沼湿原などにも多く、6月には開花し、7月には果穂が出来、秋には真っ赤に紅葉します。