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半茶日記

080229

なんか仕事が,とんでもないことになっていて、句読点も統一出来ません。困ったものだ.

080228

私が文房具にそこまで熱中できないのは,貧乏くさいのが好きだからなのだろうか。

080227

家族用のパソコンからひとたび異音が発生すると,途端にブルースクリーン。OSの再インストールする途中でもフリーズ。このパソコン,半年に一度の割でHDが壊れるのだが,本体ごと入れ替えた方がいいかなあ。

080226

TOEICを受験させられる。英会話のレッスンのおかげでヒヤリングは少しはましになったようだが,読む方はさっぱりである。

080225

ロス疑惑で有名な三浦元社長が,サイパンで逮捕されたそうだ。ロスへの移送を拒否しているそうだ。これはきっと,あると噂されている新証拠を提示されても,サイパンならば反証できると踏んでいるからに違いない。

逆転サイパン

080224

「ヘイト船長とラヴ航海士」鈴木慶一
「SUZUKI白書」から17年ぶりのソロアルバム。最近のムーンライダーズは死を前提にすることをテーマとしていますが,本アルバムはそれすら超えて,なんだかよくわからないことになっています。無常とかでしょうか。海に停泊している船で暮らす風景が,これまたマッチしていますが,やはりよくわかりません。聴き込むと怖いような気がするので,iPodに入れて偶然に出会うようにしておきます。

080223

「SymmetryS」 SymmetryS 
 「ラーメンズ」の小林賢太郎と、「Fantastic Plastic Machine」の田中知之によるユニット。曲とコントが交互に入っています。小林賢太郎ってライブの人なんだなあと思いました。CDだとじっくり作り込みすぎて分かりにくい。例えば、縦読みをCDでやられても、なかなか面白さが伝わりにくい。でも小林賢太郎の声は好きだから文句は言わない。
 「Fantastic Plastic Machine」は不勉強でまだ聴いたことがない。でもユニクロックの曲は好きで、フラッシュからMP3を抜き出して編集して1曲にしてiPodに入れているくらい。このCD、ユニクロックの曲も収録されているしマジお勧め。
 スネークマンショーっぽい雰囲気をかもし出すコントもなきにしもあらずではありますが、あの底知れぬほどの意図不明のコントとはどうも方向性が違うような気がします。やっぱ、小林賢太郎は理性の人だと思いますです。

080222

>そんなことないでしょう。ほら、ほれ、えーと、えーと、原発もあるし。

080220

 えーー! 芋洗坂係長って、テンションの小浦一優だったんだ。(田口浩正じゃないほう)。両方デブキャラのコンビってどうよ。(とっくに解散してるんだろうけど。)テンション好きだったなあ。あの芸風って後継者出てこなかったような気がするなあ。

080219


【アニメ・ゲーム好きキャラバトン】
 ごめん、どちらともそんなに大好きというわけではないんだ。と、優柔不断でいると最後は Nice Boat.に
【FFシリーズ】
 刺激を求める気持ちはわからないでもないが、挿入するのは指くらいに留めておいたほうが健康に良いのではないか。
【ひぐらしのなく頃に】
 6月から9月までです。頃というには長すぎるのではないか。
【涼宮ハルヒの憂欝】
 第一巻と第一回目の放送だけ見た。SF者としては特に言うことはないが、登場人物よりも作者/製作者の意図の方が面白い。
【らき☆すた】
 よく知らないが娘が踊っているのがそうかも。腐女子の道まっしぐらである。
【鋼の錬金術師】
 鉄板の上で粘菌を育てるテクニックをマスターした人。すぐ錆びる。
【新世紀エヴァンゲリオン】
 この前、お供でアニメイトにいったら店の雰囲気に耐え切れなくて5分で退場。連れが出てくるまで店頭のモニターで映画の予告映像を眺めていました。絵には燃えるんだけど、なぜか通しで見るのには怖気づく。
【はいぱーぽりす】
 ひらがなで表記すると、ほのぼのとしていい雰囲気になりますね。はいぱーぽりすだ。てをあたまのうしろにくめ。すぴーどいはんのげんこうはんでたいほだ。わいろをくれればみのがしてやろう。そんなことはできないだと。では ぽりすにていこうしたということでしゃさつだ。
【KOFシリーズ】
 1.かなり おぞましい 笛 2.キング オブ 覆面(舞城王太郎と殊能将之という二大覆面ミステリ作家を輩出した福井県のこと) 3.かなり おもしろい ふり。
【すもももももも】
 調理しない素の腿も桃尻も牛も
【サムライスピリッツシリーズ】
 スピリッツだから、死んだ後に人魂となってぶつかるゲームだろうか。日本三大スピリッツ、サムライスピリッツ、ビッグコミックスピリッツ、空も飛べるはずスピッツ。
【最終兵器彼女】
 読んでないし見てない。最終兵器だから、人類滅亡するのかな?
【ストリートファイターシリーズ】
 まてい!だれだ!ファンタグレープ!ファンタオレンジ!ファンタレモン!ファンタアップル!ファンタゴールデンアップル!5人そろってコカコラ戦隊ファンター よおし、トドメだ。ファンタを希釈しないで原液を飲ませる攻撃!ストレートファンタ!
【テイルズシリーズ】
 「ている」が複数ある歌。海をながめテイル 船を見つめテイル ハマのキャバレーで居る リル リル どこにいるのかリル。 (上海帰りのリル)
【ドラゴンボール】
 ギャルのパンティを得たくらいで終わってればよかったのになあ。手に入れろ尾崎のジャンボ。
【ローゼンメイデン】
 ”全員愛でろ”のアナグラム。まあ、いやらしい。
【怪物王女】
 くわいが予想よりも大きくて食べるのに往生したぜ。
【AIR】
 日本人がギター部門で優勝した。
【星のカービィ】
 丸っこくてふわふわしたカビを干すゲーム。
【SHUFFLE!】
 SHUFFLE! nano! classic! Touch! iPhone!5人そろってアップル戦隊アイポッズ!
【アークザラッドシリーズ】
 アー君の頬をさわってみたら、思いがけなくざらっとしていた。綺麗だろ、死んでいるんだぜ、これ。
【マリオカートシリーズ】
 コーナーリング命で、女性キャラを選択。直線コースで悔しい思いをする。
【スーパーマリオシリーズ】
 加藤マリオがスーパーのレジ打ちをする。
【school days】
 学校が過ごす日々。中の人間はいろいろあるだろうけど、校舎はゆっくりと古びていくだけである。
【Canvasシリーズ】
 あれ?ペイントソフトじゃないの?
【To Heart】
 心臓外科手術。
【ハヤテのごとく!】
 よくここまできた。我が精鋭たちよ!(それは風雲たけし城の谷隼人) 。敵の大将を討ち取ったものには、このコンロに使うと大変便利なものを授けよう(それは隼人の五徳)。
【灼眼のシャナ】
  そうか、この爺の話を聞きたいか。そうしゃな。あれはじゃな。灼眼のじゃな。話なのジャナ。
【ゼロの使い魔】
 The クチの使い魔(R18)
【ARIA】
 恋しい人は実在の人物なのか、妄想の産物なのか悩む話。名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思ふ人は ARIAなしやと
【ながされて藍蘭島】
 水子地蔵が多数祭られている島の話らしい。
【Kanon】
 だから何度言えばわかるの。キヤノンの”ヤ”は小さくしない!あ、スペルまで間違ってる!
【CLANNAD】
 クランさんがTV局でADとしてがんばる話
【魔法先生ネギま】
 魔法で先に生まれたね。ギマ。ギマ。どこにいるのかギマ。上海帰りのギマ。ギマ
【こどものじかん】
 おとなはチカン イジメはイカン オトンとオカン それはアカン
【月は東に日は西に】
 がんばれ みんな がんばれ。陽水は35過ぎると腐ると聞いている
【myself;yourself】
 紅天女の主役を巡って二人の天才女優が争う。紅天女の台詞は私の台詞(マイセリフ)よ。あなたの台詞(ユアセリフ)は、そっちよ。
【バンブーブレード】
 班・ブーブー・零度。:修学旅行のグループ編成で、どの班もブーブー文句を言って入れてくれない。クラスの中が寒々とした雰囲気となる。空気を読めない俺が悪いのか?
【狼と香辛料】
 官庁がサーバー管理を行うと、お役所仕事なので更新料が高めになる。
【スレイヤーズ】
 鈴谷レイのアナグラム。誰だろう 鈴谷レイ どこにいるのかレイ 上海帰りのレイ レイ
【機動戦艦ナデシコ】
 そろそろどうでもでもよくなってきた。見たことないし。
【銀河お嬢様伝説ユナ】
 1.ユナって湯女のこと?どこにいるのかユナ 上海帰りのユナ ユナ 2.伝説を言うなという話。
【天元突破グレンラガン】
 そろそろどうでもでもよくなってきた。本当にこんなタイトルの作品が存在するのか疑問だし。
【みなみけ】
 みんなで俺を騙しているんだろ。ほんとうはこんな作品ないんだろ。な、な。
【機動戦士ガンダム】
 このころはクイズダービーの最後のテロップを見るのさえ嬉しかった。
【機動戦士Zガンダム】
 見てない
【機動戦士ZZガンダム】
 見てない
【機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】
 見てないってば。
【機動武闘伝Gガンダム】
 しつこいなあ。見てないっていってるでしょ。
【ターンAガンダム】
 いいかげんにしないと警察を呼びますよ。
【機動戦士ガンダムF91】
 もしもし、警察ですか。なんかガンダムガンダムと連呼する人に付きまとわれて……あ、何するんですか。止めてください。あっ。ツーツーツー
【鉄拳シリーズ】
 こんなバトンは嫌だ。ほとんどの作品を知らないー。途中で暴漢に襲われるー。誰も渡してくれないー。誰も貰ってくれないー。本物の円筒形のバトンだー
【ドラゴンクエストシリーズ】
 昨晩はお楽しみでしたね。という旅館の主人
【東方Project】
 こちらが当方のプロジェクトで、こちらが先方のプロジェクトです。比較してみますと、それぞれのアドバンテージがわかるかと思われます。まず第一に(以下略)
【リトルバスターズ!】
 ク・リトル・リトルバスターズの略。邪神を退治する。たまに退治される。
【つよきす】
 つよきす。よわきす。かわゆす。よわきすを助け、つよすきを挫く。
【月姫】
 五時限目は男子はグランドでサッカーやってなさい。女子は視聴覚室に集まってー。
【Fate/stay night】
 「そもそも、この世に不要な物なかりせば、いずれの物 廃棄に及ばず。」
 「はて? 捨てないとは?」
 「そもさん」
 「せっぱ」
【君が望む永遠】
 日本三大永遠。君が望むとわ、唐紅に水くくるとは、大連立のための超党派。
【夜明け前より瑠璃色な】
 夜明け前は暗くてよく見えないので、何を持ってきたとしても、「夜明け前より○○色」と言える。似たような用法に「限りなく透明に近いブルー」がある。
【D.C.シリーズ】
 エジソンが直流を推し、ステラが交流を推薦した。エジソン側が直流の方が便利なことを示すために行った一連の実験
【双恋】
 双子同士の恋愛コメディ。(適当に書いたが、そのとおりだったらどうしよう。)
【ストロベリーパニック】
 ストレートのローパンチがとてもベリーパなMr.ニック。(半分寝ながら書いてます。)
【QMA】
 1.ああ、俺のQMAを割りやがって。弁償だ。 QMA! QMA! QMA!
 2.急に 真ん中が あいていたので
【極上生徒会】
 学校側が生徒会活動を妨害する目的で、生徒会室を南極点上に設置した。生徒は寒くて困る
【ギャラクシーエンジェルシリーズ】
 銀河の天使の尻の複数形。
【ご愁傷さま二ノ宮くん】
 この度はどうも、お気を落としになりませんよう、もごもご……。
【おとボク】
 おとぼけ三人組
【アルトネリコ】
 原油価格の高騰が小麦粉まで及び、ホットケーキもドーナツも作れなくなったため家庭崩壊の危機にさらされる一家の苦闘を描くアニメ。旦那はリストラで失職、娘は米を買うため女郎宿に売られ、息子は円天商法で同級生を騙して手に入れた金で買ったバイクで暴走しようにもガソリンを買う金を失念していたため引きこもって日がなバイクにアンパンマンの似顔絵をペイントするという地獄のような日々に、主婦が「ああ、小麦粉さえあれば……あると練り粉にできるのに」と呟いてエンディングテーマ(中川翔子歌「貴男にグラグラタン」)。視聴者にやりきれない陰鬱な気分だけを残して終わる。
【かしまし】
 うちら陽気なかしまし娘 だれが呼んだか知らないが 女三人揃ったら 姦しいとは愉快だね
 うちら陽気なかしまし息子 だれが呼んだか知らないが 借り手に更に現金を押し付けると 貸し増しとは愉快だね
 うちら陽気なかしまし親父 だれが呼んだか知らないが 九州新幹線長崎ルートの建設計画に伴い並行在来線問題のため建設と経営分離に反対の姿勢を表明している鹿島市とは愉快だね
【風の聖痕】
 風たちぬ 今は秋 (風の聖子)
【第08MS小隊】
 マイクロソフトの苦情処理係の日々を地道に描くやりきれないドキュメンタリー。「それは仕様です」「再現性がありません」「それはサポート外の業務となります」「バグレポートを送信ください。こちらで分析して、原因がわかればお知らせします」を武器に群がる敵(クレイマー)をなぎ倒すが、なぜかまったく爽快感がない。
【ポケットの中の戦争】
 ポケットを叩くと戦争が二つ。も一つ叩くと戦争が三つ。
【スターダストメモリー】
 小泉今日子の歌
【新機動戦士Vガンダム】
 Victorがスポンサーについた。スピーカーから超音波を発生して敵のモビルスーツを破壊する新兵器が開発された。宇宙空間では効果がない。
【機動新世紀ガンダムX】
 Xeroxがスポンサーについた。敵のモビルスーツをコピーして配布し、混乱させる新兵器が開発された。紙資源の浪費でありCO2削減に逆行するとの批判ですぐに消えた。
【機動戦士ガンダムSEED】
 コンタクトレンズメーカーがスポンサー。ニュータイプになれるコンタクトレンズが登場。見える…見える…
【機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
 さらに見える…見える…
【コードギアス 反逆のルルーシュ】
 見える…見える…
【Princess Holiday】
 見える…
【はぴねす!】
 見え……
【ななついろ★ドロップス】
 ななついろ★ドロップスの黒い星と、らき☆すたの白い星が一つになるとき……見える…
【ゴーストハント】
 幽霊狩り。獲物はあとで美味しくいただくのか、キャッチアンドリリースなのか。
【サモンナイトシリーズ】
 朝食なのに焼鮭がないと……

080218

 最近、なんか会社の居心地がよくない。仕事がアレなのは今に始まったことじゃないから置いといて。なんか年取ったせいか、好き勝手なことを言い散らすと、昔だったら”また始まったよ”とか放置されていたのに、最近では、なんだか周りが気をつかってくれてるのがうすうす分かって落ち着かない。年はとりたくないねえ。

080212

「山口雅也の本格ミステリーアンソロジー」 山口雅也編 角川文庫

題名に偽りあり「本格ミステリー解体アンソロジー」の方がふさわしい。
【意外な謎と意外な解決の競演】
 道化の謎:道化だけが住む町で起こった殺人事件。ある種バカミス。
 ああ無情:解決に力が入っていない。
 足あとのなぞ:ミステリとすればバカミス。
 大叔母さんの蝿取り紙:唯一本格ぽい。
 イギリス寒村の謎:バカ。
    注:この項にある「バカ」は悪口にあらず。
【ミステリ漫画の競演】
 高新太郎と山上たつひこという人選から分かるように、いわゆる真面目ではないミステリマンガ。
【「謎」小説の競演】
 リドルストーリーで1コーナーを設けると言う態度が、既に本格でない。
【幻の作家たちの競演】
 乾敦と宮原達雄の紹介。この本で唯一、何処に出しても恥ずかしくない本格ミステリのコーナー。
【最後の密室】
 最後の密室と自称している作品を二編。何故かどちらとも、ピンとこなかった。
【密室の未来】
 アシモフとバラード。ほとんどミステリですらありません。
ということで編者は、いわゆる普通の本格から外れたところに、ミステリーの可能性を見出しているということがわかるアンソロジーでした。
 本格ミステリの定義はともあれ、本格ミステリというジャンルの好ましいところは、謎を設定し、それに対して徹底的に考えるという姿勢ですね。徹底しないものは美しくありません。
 読み終わって、一番後に、「村社伸氏の連絡先が不明です。お心当たりのある方は……」とあるのは、単なる事務連絡だよね。なんか、すごく怖かったんですけど……。アンソロジーに仕掛けられた謎じゃないよね。ね。

>萌えだけではない
 ご紹介ありがとうございます。関連動画を辿ってみました。http://www.youtube.com/watch?v=JXL3gcF--DE&feature=related とか http://www.youtube.com/watch?v=K2hN51OIxfE&NR=1 とか良かったです。もうちょっと探してみます。

080211

「ライダー定食」 東直己 光文社文庫

 奇妙な味系の短編集と聞いて購入。誰からも愛されず、誰にも心を許せない主人公のOLは会社を辞め北海道へツーリングに出かける。夢に見た北海道の大自然は、彼女の心を救うのか(表題作)。というとこで、気持ちいくらい王道すぎるくらいスコンと奇妙な味。表紙のグロっぽい写真はセンスない。ちゃんと話を読んでからデザインするように。
 納豆箸の話とか東南アジアの話とか視点がどんどんずれていく話とか次々出されるお題にそっているようないないようなでたらめな話とか蝿の愛の話とか。表題作以外は、どこに分類すればいいのか良く分からない話で堪能できました。この後作者はハードボイルド作家に転身するのだが、ということはやっぱり奇妙な味と言うジャンルは、あまり需要がないのかなあ。

080210

「Yoshinori Sunahara Works '95-05」 砂原良徳
 ソロアルバムからのベスト盤とリミックス等の仕事集。二枚組み。なんとなく流してなんとなく聴くのに最適。最近仕事してるのかなあ。

「細野晴臣ストレンジ・ソング・ブック」 
 細野晴臣トリビュートアルバム第二段。第一弾と比較すると、なんか気合が足りないような気がします。しかし、「ノルマンディア」を坂本龍一がカバーしているのはなんとも皮肉っぽい。当時、「Perspective(作曲:坂本龍一)」に似ているので坂本龍一が怒っていたような記憶があるのだが。

080209

「アオイホノオ 1」 島本和彦 小学館
 80年代おたく群像。島本和彦の学生証を見ると、二つ上かあ。こういう濃い人が周りにいなかったので、サラリーマンになってしまいました。

「カンタン刑」 式貴士 光文社文庫
 グロテスクとロマンで特異な作品群を送り出した式貴士。例えば表題作の「カンタン刑」は、死刑よりも恐ろしい刑罰の話。「首吊り三味線」は、死刑に関する雑学を披露する男の話。死後、ほとんど忘れ去られていた式貴士ですが、この機会に再評価されるとうれしいなあ。CBSソニーから出ていた単行本は、リアルタイムでほとんど買っていたんだけどなあ。検索してみて間羊太郎と同一人物であることを知る。「しらないとそん500」は小学生の時にボロボロになるまで呼んだ記憶が。これは火事で焼失。蘭光生名義の本は、まだ書店で買えますね。
 解説は平岡夢明。確かに方向性は同じだなあ。

「東京奇譚」村上春樹 新潮文庫
 奇妙に良く分からないと言うことが、非常に分かりやすい作品群でした。よく分からないものが好きなので、もうちょっと分かりにくくても良いのかなと思いましたが、何故分かりにくいことが分かりやすい作品を書こうとしているのか分かりにくいという点では分かりにくいのかなと思いました。

080208

「ギャグマンガ日和 6巻〜8巻」増田こうすけ ジャンプコミックス
 コミックを読みつくして、日々の楽しみがなくなってしまった。

080207

>要探
 萌えソングが苦手ということもあって、なかなか気に入る曲を探すのも大変です。

 

080206

 英会話教室が終了。一人ずつなんか喋れというので指輪の物語の話をかいつまんで話す。何を話しても、うけてくれるので、ちょっと気の毒になる。客商売とはいえ、英会話の先生も大変だなあ。

>立派すぎますね。
 立派、立派。すごく立派。三回言ったのでスリッパ。それとも、もしかしてジャック・ザ・リッパー。(なんかこの駄洒落、昔使ったような気がする……。

「あ〜あ、芭蕉さん。この前の創作料理が評判良かったからといって、調子に乗りすぎですよ。シーチキンに雑草をのせたら苦くて食べられませんよ。」

「そ、そうか? じゃあ、味をととのえるように、更にその上からマヨネーズをかけて、かけて、かけて、かけて……」

「芭蕉さん、マヨネーズ三本分全部かけてどうするんですか? もうシーチキンが見えませんよ。これじゃ、シーチキン料理ではなくて、マヨネーズそのものにしか見えません。」

「夏草や ツナ物などが 夢のあと」

080205

 元禄弐年五月 未曾有の枯れ梅雨であった。
 水田は干上がり泥は白くひび割れ、沼は底を晒し、河は濡れずに渡れるありさま。井戸は濁り、人々はまばらに生えた雑草を噛み、わずかの水分でかろうじて生きながらえていた。
 これは ひどい……。旅先でふらりと寄った新庄地方の悲惨な有様に、芭蕉は思った。これが続くようであれば、体の弱い者から倒れ、疫病が発生し……。
 私の力で何とかできないものか。芭蕉は歩きながら考えた。人々は体力の落ちた体をいたわるように日陰で体を横たえている。おお、以前は悠々と水をたたえて流れていたこの河も、今は河底の岩をむき出しにしている。
 芭蕉は俳句の神に祈ることを決心した。私は一介の俳人。俳句を詠む他、何も出来ない。しかし一心不乱に百句を捧げた暁には、風神やら雷神やらにこの祈りが通じるに違いない。

それから芭蕉は河原に座ると、次から次へと俳句を詠み始める。
それが百句に至ろうとするころ、にわかに空が掻き曇り幾月ぶりであろうか

ぽつり

ぽつり

と雨が降り始めた。
 一旦振り出した雨はしばらく止まず、枯れた川も瞬く間に元の流れを取り戻す。
 芭蕉はさっそく飢えた人々を救うために、雨水を集めて炊き出しを始める。
 何がいいだろう。米だけでは喉が渇ききった人の喉をろくに通るまい。では、なにか米に汁物をかけたものがよかろう。
 芭蕉は、小麦粉をバターでいためて、野菜と牛肉を煮込んだ汁を作り、炊きたてのご飯にかけた者を飢えた人々に振舞った。

炊き出しを手伝いながら弟子の曽良は師匠に尋ねた。
「これはなんという料理ですか。」
「うむ、何も考えずに作ったからのう。一刻も早く食べられるよう……これを早く作らないと人々が死んでしまうと思う一心で、適当に作ったので、名前はないのじゃ。」
曽良は言った。
「早くしないと人々が死んでしまう。早くしないと死ぬ。早くし死ぬ。略してハヤシというのはどうでしょう。」

これが、ハヤシライスの発祥と言われている。



五月雨を集めてハヤシ最上川        芭蕉




>ハヤシライス

080204

「文章探偵」 草上仁 早川書房
 売れない小説家である主人公は、市民小説講座の講師でもある。生徒の作品を分析し、誰が書いたかを当てる文章探偵でもある。生徒の誰かが書いた小説通りに殺人事件が起こる。小説を分析して真相に迫ることが出来るのか。
 こちらはキャラ小説になるのを頑なに拒んでいます。で、内容に触れようとするとあっという間にネタバレになるのが辛い。精緻に証拠と論理を組み上げているところはさすが。最後に男が振り返るところはいいなあ。ちょっと眩暈がしました。でも、SF出身なんだから、ちゃぶ台を家ごと引っくり返すくらいの大技が欲しかったなあ。

080203

 雪が降って、店に人が少なくて快適。

「ナイチンゲールの沈黙」 海堂尊 宝島社
 勢いで購入。前作で括目していた病院内政治の活写がほとんど見られず、ちょっと残念。警察庁の中の人とか、異能の歌手とかそのマネージャーとか新キャラが続々と登場。事件に忙しくて登場人物が仕事しているように見えない。ますますキャラ小説っぽくなる。異能さ加減が えすえふ っぽくてミステリ的謎解きが薄味。ミステリに、えすえふっぽい要素を入れると、伝奇小説にしなければ収まりが悪くなるという仮説に沿った事例がまた一つ。しかしながら、小児治療における切なさは十分伝わってくる。

080202

「チーム・バチスタの栄光」上・下 海堂尊 宝島社文庫
 医療関係の話ということで、辛気臭いノンフィクションもどきだと思い込んで敬遠していたのだが、面白いと言う噂を聞いて購入。タイトルがいいですね。チーム・バチスタというとラーメンズがネタにしそうで。

バチスタ!
 バチスタ!
バチステュータ!
 バチステュータ! 
バンアレン帯でバチステュータ!
 バンアレン帯でバチステュータ!

 最初の100ページは読んでいて文章に引っかかるのに閉口しながら読み進める。キャラクター小説っぽいのも閉口。ロジックモンスターと異名をとる割には、誰にも辿り着けないような論理の編み上げが見られないところが物足りない。火喰い鳥というコードネームなのに通ったあとが焼け野原になっていない。普通なら探偵役となるほどの能力がある主人公をワトソン役に配置するところはグッド。殺人ということなら真っ先に疑われるだろう人が犯人というところが減点。シリーズ化を意識した幕切れがちょっといやらしい。でも面白かったからシリーズの続きも読んでみたい。
 阿部寛と竹内結子で映画化するなら主人公は阿部寛で、厚生労働省役人は竹内結子だな。女性が、あのイヤーなある種の切れ者感を出せればすごく効果的だと思うんですが。問題は、竹内結子がヤな女を演じるだけの胆力があるかどうかでしょうか。

080201

「ギャグマンガ日和 4巻、5巻」増田こうすけ ジャンプコミックス
「壁男」諸星大二郎 双葉文庫名作シリーズ
この順番で読むと、増田こうすけの全てを相対化するマジックが効いて、読み合わせが良くない。別の日に読むべきであろう。

 

080131

 背中の凝りがひどくなる。

080130

「ダンシング・バニティ」筒井康隆
 家長である中年男性が、繰り返し、細部は変化しているものの同じ事象に出会う。読んでて心地よいなあ。結局のところ、夢の世界を描いているのであるが、夢と現実は等価というこの小説内原理により、男の半生を描いた小説となる。夢の木坂分岐点と似ているが、描き出している人生の期間が異なることから、全く違う読後感。
 繰り返しを小説に応用すると言うのは、まあ古典的な前衛ではあるかもしれないが、エンターテイメントにしてしまう力業はさすがである。もうちょっと分かりにくい方が良いくらいである。
 ひさしぶりに小説にのめりこんで読む。ああ、小説を読むって甘美な体験だったんだなあと思い出させてもらいました。

080129

 突然、吐き気と眩暈に襲われる。風邪の引き始めであろうか。それとも更年期障害であろうか。

080128

 そういえば、去年ホームページ開設10周年記念式典をやるのを忘れていた。三年後には半茶10周年だから、その時まで延期しよう。

080127

「ギャグマンガ日和」増田こうすけ1〜3巻
 そんなに面白いならと、とりあえず近所の本屋に行く。2巻から8巻は揃っていたが、1巻がない。順番に読みたいので本屋を放浪する。3日間さまよい歩きやっとゲット。アニメのテンポで再生されてしまい、自分のテンポで読めない。もったいないので一日一巻ペースで購入することにする。

080121

横浜で空振り。

080117

Never say die!:俗語 諦めるな。

080116

Lock, Stock and Barrel:全部

080115

寒さのためかハムスターが死ぬ。手厚く葬る。と同時に、蛇の餌として冷凍マウスを購入するというのは、いかなる心境か問いただしたい気がする。

080114

成人の日ということで、晴れ着姿の娘さんを多数見かける。似合っている人ってなかなかいないね。

080113

アクを取りすぎたため、水分が減って非常に辛いカレーが出来上がる。

080112

昼過ぎに目が覚めて、夕方散歩して一日が終わる。

080111

煙草購入のためにICカードが必要になるようで、申し込み用紙が配られていた。個人情報ダダ漏れになるような気がして申し込みする気になれない。この機会に禁煙するべきか。

080110

とりあえずの対応で、とりあえずしのぐ。

080109

"結局のところ"と言い出すと、適切な答えは出にくい。結局のところ、我々は残らず死ぬのだから。

080108

朝一番に寒い港町をさまよい歩く。

080107

出勤したとたんによからぬ知らせが山のように押し寄せる。

080106

いろいろあったが、忘れようとしても思い出せない。机の引き出しを開けたところまでは覚えているのだが。

080105

「遠きに目ありて」天藤真 創元推理文庫 脳性麻痺の少年が安楽椅子探偵。古典的な推理と人情をからめた話。端正な話だし、読んでいる時は楽しめたのだが、どうも波長が合わなかった。原因を考えたら結局のところ、私が人でなしであるためのようだ。これは自分ではいかんともしがたいところである。

080104

 ペプシNEXのおまけで、ファイトクラブと書いてあるピンク色の熊をゲット。そのついでに「ファイト・クラブ」のDVDを買ってみる。ブラッド・ピットは好みではないのだが、ブラッド・ピットが出ている映画は好み。チャック・パラニュークの、あの原作をよく映画にする気になったなあ。ラストの高層ビル崩壊シーンのため911以降は話題に上げにくい映画となってしまいました。残念。なにはともあれ、この映画と原作の想像力と、それを形にする力技に感服。

080103

「コンスタンティン」主演 キアヌ・リーブス
 どこかで予告編を見て気になっていたのだが、ようやく見る気になったので中古DVDを買ってきた。TVは子供が正月番組を見るため占領されているため、パソコンで視聴。主人公のコンスタンティンは自殺して一回死んだので、地獄行きが決定済み。カトリックは辛いよ。恩赦を期待して悪魔の手下と戦い、彼らを地獄に送り返す。善の独善さというか、カトリックのいやらしさを十全に示した天使ガブリエル役のティルダ・スウィントンの演技がよかったなあ。ひねりを効かせたプロットもなかなか気が利いててよかった。天使の羽が純白ではないところもよし。
 欠点と言えば、善と悪の戦いを描く映画の主役にしては、キアヌ・リーブスに内面がないこと。マトリックスではいい方向で出たんだけどなあ。あと、ネタバレになるけど最後に出てくる白い服の男は動きすぎ。もうちょっと、エンゼル・ハートのロバート・デニーロくらい、どっしりと構えていてくれないとねえ。でも、最初の悪魔祓いのシーンは一見の価値あり。

080102

「殺しのパレード」ロバート・ブロック 二見文庫
 殺し屋ケリーの連作短編シリーズ三冊目。ロバート・ブロックは短編の名手なので、もっと短編を書いてもらいたいものです。切手収集が趣味の殺し屋が、いろいろあって殺しまくる話。心の揺れを描くことに重点を置いているところがハードボイルドではないが、主人公の行動はハードボイルド。911以降のアメリカで殺し屋はどうあるべきかとか、やっぱり作者の視点が面白い。 

080101

あけましておめでとうございます。お年賀代わりといってはなんですが、新年早々縁起でもない雑文を。

新春の 狐は嫁入り 降るは雪


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半茶_日記_'8_1_2月