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201. コロッケ・カレイ 20160923

第壱話:6 おそるべしカレー(カレーおそるべし)
第弐話:23 リハビリイもしくはカツカレーをめぐる冒険
第参話:198. カレー・カレー

社員食堂は定食、麺類、カレーを選べるようになっている。今日のカレーはコロッケカレーであった。以前カレーコロッケを載せたコロッケカレーが出たことがあるのでメニューをよく見てみたらヒジキ入りコロッケのコロッケカレーであった。何故カレーに奇をてらうのだ。なぜ普通のコロッケにしない。第一、カレーにヒジキは合うのであろうか?

今日はカレーの気分ではなかったので定食を選ぶことにする。定食のメニューはカレイの煮付けであった。それだけならなんということもないのだが、恐ろしいことに副菜としてコロッケが準備されている。カレイコロッケの誕生である。カレーコロッケとカレイコロッケは非常に紛らわしいように思えるのであるが、これはヒヤリハット事例ではないだろうか。カレイとカレーを間違えて食べてしまうならまだしも、おっさんの加齢臭と取り間違えてしまったら!と考えると恐ろしい。さらに時を超えてガレー船団が船ごと社食に突入してくる事態も憂慮される。遺憾である。

取り間違えしないようにカレイの煮付けをとる。自分自身がすでに加齢しているのでそこは慎重になる。しかしながら寒冷地方であった場合の慣例については気になるところである。カレイの煮付けもコロッケも特にカレー味ではなかった。ここはカレー味でいかんかい!と一人で突っ込んでみる。厨房の向こうでチーフがメモをとっているのが見えた。


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