本佛寺第七世御令室ご法事記録

七回忌忌法要

平成26年4月12日

午前11時 法要

 

大奥様の七回忌は、第七世日方上人の33回忌と併せて営まれました。

当山第七世 體光院日方上人 第33回忌

      

お天気に恵まれ、始まった厳かな法要。

  

  

司会 徳永前啓師

 本日は、ご参列いただきありがとうございます。開式に先だちご案内申し上げます。まもなく、大導師・式衆入堂の後、法要厳修と

なりますが法要終了後に歴代上人廟墓におきまして引き続き法味を言上いたします。どうぞ皆様そちらにもお参りください。また

携帯電話をお持ちの方は恐れ入りますが開式前にマナーモード設定もしくは電源をお切りくださいますようお願い申し上げます。

 尚、第二鐘の後、大導師・式衆入堂となります。一同合掌、御題目御唱和にてお迎えくださいますよう重ねてお願い申し上げます。

 

  

昭和五十八年一月四日、安詳として化を遷されました、当山第七世、東公園日蓮聖人銅像護持教会第四世、體光院日方上人こと、

佐野前光大僧正は来年一月四日、三十三回忌をお迎えになられます。その御生涯はまさに、鎮西身延山本佛寺を周知のものとすべ

く歩み続けられた八十四年でありました。境内の拡張をはじめ、総門の新設、庫裡客殿の改築、鐘楼堂の新築、守護神永遠大明王

お御堂の新設など、いとまを惜しまず心血を注がれました。内にあっては、多くの門弟を育成され、外にあっては加賀美宗務内局

において庶務部長、信行道場訓育主任など、文章言説の布教伝道を展開させる宗門の発展に寄与されました。さらに、寺院の社会

的役割を考察され、福岡グリーンビルでの講演、みゆき中学校校歌の作詞、宮城道雄氏との連携による交声曲日蓮、並びに三宝讃

歌の作詞を手がけられ、社会的にもその名を轟かせました。また、檀信徒教化においては、御題目講の拡張に着手され、いち早く

法華信徒の人材育成に取り組まれました。その功が実り、今日の本佛寺題目講を中心とする御会式、或いは社会貢献活動となった

寒修行などの礎は今なお受け継がれております。                                    

一方、本日祥月命日にあたられます、たい體こういん江院みょう妙えい詠にっ日とう登たいし大姉こと、佐野トキヱ様は平成二十年

四月十二日、九十六才の宝寿にて、安詳として霊山浄土へと参られました。體光院日方上人を支えられ続け、当山護持に生涯を捧

げ、日方上人亡き後は、先頭に立って当山を牽引し、今日の婦人会組織の基礎を築き上げられました。 日方上人と同じく、社会

を見据え、えいねん永年保護司を務められ、昭和天皇よりらんじゅ藍綬ほうしょう褒章を、平成十三年には勲五等瑞宝章を授与さ

れるなど、更生保護・青少年健全育成に尽力されました。さらには、歌人として、北原白秋を尊崇しつつ、自身も日蓮宗新聞社選

者、うきは短歌会選者を務められ、誰もが認める歌人でもあられました。                         

そのような功績を携えられたお二人をご一緒に追悼したいとのことから、本日は当山第九世を大導師に当山子弟代表式衆のもと、

只今より體光院日方上人第三十三回忌、たい體こういん江院みょう妙えい詠にっ日とう登たいし大姉第七回忌を厳修いたします。

  

  

参列者お焼香

  

  

  

山首挨拶

実は、この法要は岡山妙林寺様にお導き頂くよう予定しておりましたが、本山入寺の関係から突然に日程が合わなくな

り、また宮城会様にお願いし「日蓮」の演奏会なども企画しておりましたが父の遷化にて取りやめ僭越にも私が導師と

なり、檀信徒並び一族一門全員で行う予定を縮小することとなってしまい、皆様には何かとご迷惑をお掛けしました。

祖父は、今様々な業界で叫ばれている人材育成に最も先んじて手掛けられた方といえます。本佛寺はそのお陰をもって

いまを生きております。祖母は社会貢献でありました。これも本佛寺を支えております。お二人の遺影を並べるのでは

なく、ツーショットでの遺影をこの度は作成しました。勿論、祖父が病気に倒れる以前のまさに、活発に寺門を護持さ

れていたころでございます。(略)お二人の意志を継承し、本日大勢お集まりの各聖各位に御礼申し上げる次第です。

  

墓前御回向

 

  

会食会

  

御前様のご挨拶に続き、神代総代・橋本婦人会会長が思い出話のご挨拶をされました。

  

門弟を代表して、北川前肇上人が、献杯の御発声!

  

  

南総代さんも日方上人時代の本佛寺をお話され、嶋崎経子さまがご両親の思い出を語られました。

  

門弟の各聖もお一人づつマイクをとってお話されました。

  

みんなで、遺影を見ながら懐かしく合掌されていました。 お題目で会を納める皆様。

使用されたお二人の遺影

最後までご覧戴きありがとうございました。

編集 前岳 

 

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