本佛寺功労者
(佐野とき江)大奥様
十二日早朝、人生を寂光土へと移されました。
このページには相応しくありませんが、功績を讃えることが
ご供養とさせて頂き公表致します。96才でございました。
平成20年4月12日
午後7時 通夜儀
午前1時25分、霊山へと赴かれた大奥様、沢山の弔問者が、夜には集まって来られました。
管内の役職の方々、檀信徒、本佛寺一門会、そしてご親族と祭壇の前はお花で埋め尽くされ、その遺徳を偲んでおられました。
読経、焼香と正干与草野僧正を導師に営まれた通夜でした。
山首謝辞
生前中は大変お世話になりました。故人に変わり御礼申し上げます。
体調を崩し入院を致しましたが、故人の思いもありまして、皆様にお知らせしておりませんでした事
深くお詫び申し上げます。(略)最後まで正念でございました。息を引き取る1秒前まで互いに目を
合わせ「後を宜しく」といった表情で逝きました。信仰する者の強さを見ました。今後も故人同様遺
族を宜しくお願いします。(略)
密葬儀
4月13日 午後1時
福岡県宗務所長松尾僧正御導師に…
多くの僧侶等の読経の声が棺に届けとばかりに響いていました。
檀信徒の方々が精霊にお焼香をされ、それぞれの思い出を告げていました
山首謝辞
祖母は一人っ子の祖父にとって私共佐野家を今日にした女性です。八人の子を産み、それぞれに寺に嫁し、19人の孫、
23人の曾孫をもちました。彼女の分骨として今50人が生きています。私達はその身体だけでなく、精神も継承して参る
所存でございますので、故人同様交情を宜しくお願いします。御回向ご厚志誠に有難うございました。(略)。
出棺
東京の大都会から嫁ぎ、何もない山寺で凡そ80年を過ごした故人
住み慣れた本佛寺を最後とした悲しい光景でした。
大奥様さようなら。ありがとうございました。合掌
九拝
(18日午後1時より本葬を大本堂で厳修予定)
本佛寺編集部一同