前の日へ トップへ戻る 次の日へ

10月です。「スポーツの秋」よりも私は「天高く馬肥ゆる秋」の方かな?

(2005年10月1日 土曜日 晴)

 今日は各小学校で運動会が開かれます。私は校区の第四小学校見学に朝一番に行きました。保育サポートをしている子どもが2年生で「おばちゃん見に行くからね」と約束をしていました。昨年はのんびり午後から出かけたら、すぐに終わってしまい私を見つけられなかった彼女に「おばちゃん来てくれると言うてたのに」と怒られてしまいました。

 少子化の進行を改めて実感する運動場の広さです。かたや保護者席の人垣は幾重にも。一人の子どもに6人の大人がついてくることも珍しくありません。彼女にエールを送ったら、照れくさかったのか「べーっ」と舌を出されてしまいました。「そうだね、お友達にはおばあちゃんと間違えられるかもしれないね」と思いました。かけっことダンスを観てからバイバイしました。

 校庭のポールには、島本町の旗と共に四小の校旗が上げられていました。私は見上げながら「卒業式も入学式もこの旗がええのになあー」と思いました。運動会で出会った友人と寄り道をしてパン屋さんでお茶しました。パンバイキングで食べ放題のパンをしっかりと頂いてしまいました。(今日は本当は10月11日なのです。衆議院選挙や議会が重なって日記が遅れ遅れになっています。やっと9月を脱出しましたが、10月も、はや3分の1が過ぎようとしています。追いつくのは何時の日かと、記憶を手繰り寄せながら10日前の日記を記しています。)

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

とんでもない事件!第一幼稚園にスプレー缶飛び込む

(2005年10月2日 日曜日 曇)

 9月30日の議会開会中に緊急報告された“スプレー缶爆発事件”のことが気に掛かります。JR新駅駅前広場整備工事の現場で作業員の野焼きにより、爆発したスプレー缶が第一幼稚園に飛び込んだとだけしか知らされないまま、土日の休みに入ってしまいました。この間私のところにも幼稚園の保護者の人たちから怒りの一報がメールや電話できますが、私も詳しい事がわからず返答のしようもありません。

 兎にも角にも法律で禁じられている“野焼き”を行った事は許されないです。焼いたごみの中にスプレー缶があろうとなかろうと、やってはいけない行為です。しかし今回は不法行為に重ねて、なおかつ危険なスプレー缶を混入させていたのですから、もう開いた口がふさがりません。何という意識の欠如!月曜日には保護者に対する説明会行われるそうですが、謝罪と詳しい経過報告と今後の改善策がしっかりと示されるべきです。私たち議員には4日の全員協議会で追加の案件として出されるはずです。

 今更私が現場を見ても何の役にも立たないでしょうが、それでもやっぱり出かけました。幼稚園は駅前広場工事に備えて、新しく塀を設置しています。しかしスプレー缶は塀を飛び越えて入り園庭に落下しました。激しく爆発し、相当の飛距離で飛び込んだ証拠です(後日の報告では45メートルも飛んだらしいです)。廃棄物の焼却の為に掘った穴などは見当たりませんでした(これも後日判明しましたが、爆発10分後担当課長がやって来て、焼却場所を土砂で埋めるよう指示しています。これって“証拠隠滅”では?大変拙いことではないでしょうか)。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

文化推進委員会の“雑談風”議論はなかなか興味深い内容です

(2005年10月3日 月曜日 晴)

 10時からの委員会を傍聴します。文化推進計画の素案がほぼ固まって、本日の会議で再々度の検討がされました。「ヤマモモ」「山吹」「蛍」「名水」等々島本町のキーワードとなる言葉についても様々な角度から意見が出ます。実は最初の傍聴あたりでは、私にとってちょっとイライラする事が多かったのです。

 社会教育課の担当職員は最初の投げかけを行うと、後は会長の進行によって会議が進められますが、会長さんを初め委員の皆さんそれぞれが十二分に島本町の自然や日常生活の変化を経て、今日の“町の文化”に到達しておられます。従って、前述しているキーワード一つひとつに対してもご自身の歴史と思いが重ねられた言葉となって発せられます。競って論を立てるのではなく、それこそ“雑談風”の意見がゆったりと語られる、そんな場面に何度か出会っているうちに、私のイライラも軽減していきました。

 今回も「ヤマモモは子どもの頃はうまいとおもいましたなー」「収穫したヤマモモだけを入れる籠が、まだうちには残っていますわ。百年経ってますけどびくともしてしまへんで」(籠大好き人間の私は、思わず見てみたーいとつぶやきました)「昔、京都と大阪の県境に目印としてヤマモモを植えたと聞いてまっせ」、「ああそう言えば、一重の山吹も蛍も少くななりましたな」「新駅が出来ると水路に放流している蛍はあきませんなー」「尺代の奥に放流して、その蛍から代を繋いで、それを原生の蛍にしたらどうやろか」「蛍も名水も保存する為には、川も水路も三面側溝になりすぎていますな」、「ところで、こないだマムシってどんな虫?ってきかれましたわ」「へーっ、お滝さん付近には今でもよう出ますけど」・・・等々まるで湧き水のように課題が提供されていきます。

 ふれあいセンターの一室で傍聴している私ですが、大きなガラス窓から対岸の八幡あたりの遠景を目にしつつ、ゆったりと皆さんの意見を拝聴していました。しかしフリートークの最後に出されたため息とも、課題提供とも取られる発言によって現実に引き戻されました。「島本には文化の中心になる核が欠けてますなあ」「大事にせえと言われてもなぁー、心の重荷になってますわ」「・・・」。文化推進計画が策定される目的はまさに、そのつぶやきに応えるもでなければならないのでしょう。「文化推進」って言葉は何気なくよく使っているけれど、私自身よくわからないで来たのだと改めて認識した今日の会議でした。

 午後からは、JR新駅事業を担当している都市整備課でスプレー缶爆発事件の経緯を訊きました。私からの質問は明日の全員協議会で行うと伝えました。担当者の説明から、大阪府へのヒヤリングの必要を感じましたし、明日までに少し調べておかなければならない点も分ったように思います。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

議員全員協議会で久しぶりに怒りました。その1=第二小学校新校舎建設工事入札やり直し

(2005年10月4日 火曜日 晴)

 今日の全協は第二小学校の新校舎建設に係る入札やり直しについて、事前に議会に対して説明を行うためのものでした。談合情報により執行した入札を無効にしてまで、出直すわけですから相当腹をくくった、議会が文句の付けようもない新しい手法を打ち出してくると期待をしましたが、説明を受けて本当にがっかりしました。町は入札をやり直すのは、談合云々ではなくて設計に変更が生じたからだと言います。わずか160万円の設計変更で、入札を無効にする自治体があれば、ほんとにこっちが教えて欲しいわ!設計変更は方便に過ぎません。執行済みの入札を無効にするために、「談合あり」とは言えないので、設計変更を理由にしたのです。

 何度も言いますが最初の入札を無効にしたということは、町が実質「談合あり」と認めたのです。それならば最初に応札した全ての業者(今回は共同企業体ですが)は指名停止にすべきでした。つまり今回行われようとしているやり直し入札には、参加させるべきではありません。それだけ島本町の入札に対する姿勢は厳しいのだと、世間に公言すべきなのです。その上で制限つき一般競争入札を打ち出さなければなりません。

 確かに今回の一般競争入札は前回の指名競争入札に比べ応札者の数は格段に増加するし、しかも一定の枠があるとはいえ、どの業者が参加してくるのかは分らないわけですから、より公平で機会均等性に富んだ入札が行われるとの町の主張を理屈としては納得できます。しかし「どんな業者も参加」する、その中には町が自ら「談合あり」と判断した事業者も当然大手を振って参加するのです。新たな疑惑を生み、さらに疑惑に疑惑を重ねる恐れのあるやり方をしてはならないと私は言っているのです。

 刷新には様々な横槍が入ることでしょう。特に巨額の利害関係をもろに生じる大型公共工事の入札方法の一新は、町にとっては非常にしんどい事だと思います。でも何のために川口町長が誕生したのでしょうか。住民が前町長の行政経験より川口町長を選んだのは、まさにこのような事態に遭遇した時に、きっぱりと正しい王道を歩んで欲しいと思うからです。様々なしがらみや疑惑を断ち切るその勇気を求めたからこそ、今の川口町長があるのです。このことを町長自らが深く認識し、助役以下職員も町長を本気でサポートする覚悟がなければ、何も変わりません。

 住民は期待を裏切られ、正義も勇気も本気で求めた自分自身に「あほやったな」と気付いて、やがて町政に見向きもしなくなってしまうのです。今回の入札はたかがひとつの入札ではありません。島本町の大きな転換が迫られる意味を持っている入札です。だからこそ私は、ぎりぎりの思いを込めて訴えているのです。でも所詮はゴマメの歯軋り・・・着々と入札やり直しは進められていくことでしょう。そんなこんなの思いを今日の全員協議会では、少しは訴えられたかなと思っていますが・・・ふ〜っ。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

議員全員協議会で久しぶりに怒りました。その2=野焼きスプレー缶爆発、幼稚園に落下事件

(2005年10月5日 水曜日 晴)

 昨日の続きです。「事件」とあえて言いますが、9月30日に起こった本事件は当然ながら、昨日4日に開かれた議員全員協議会の案件とされました。私たちは一昨日簡単な経過を記したファックスをもらったきりです。本日の町側の説明をそれこそ固唾を飲んで待ちました。

 しかし説明では何も新しい事実は示されず、3日に行われた第一幼稚園の保護者説明会で出された意見の紹介が付け加わった程度でした。私はおかしいと思いました。会議の冒頭に先ず町長からの謝罪がないこと、工事請負業者の出席を求めていないこと、さらには今後の改善策を率先して示さなかったこと等に対してです。この事件は「こうでした」の説明で済む話じゃないし、訊かれりゃ答えるってものじゃない、そのことを理事者は全く分っていないと感じました。

 新駅駅前広場建設のための工事が昨年末から行われているのですが、隣接する幼稚園への被害が連続して起こっています。いずれも一歩間違えば死亡事故に繋がりかねない事件です。青年の家除去工事時に起きたノコギリ・パネル落下事件(1月16日(事件は14日)、18日の日記)、そして今回のスプレー缶爆発園庭落下です。さらには除去工事の当初にアスベスト含有成型版の存在を知らせなかったことも含めて、住民の不安・不信は払拭されずにきています。

 今回の事故は本当に怖いです。注意して注意してそれでも起こってしまった事故ではありません。誰が考えてもやってはいけない野焼きを、法律に触れることも十分に分っているはずなのに、いとも気楽にしかも堂々と幅・深さ共に1メートルの穴を用意してまで産業廃棄物を燃やしています。しかも廃棄物を分別せずスプレー缶をごみ袋に混入させています。なにから何まで幼稚としか言いようのない作業者が現場のプロとして働いている、この怖さです。

 結果からみると被害を生じていないため蟻の一穴にしか見えないような事件が、ある日突然JR新駅事業の屋台骨を崩壊してしまう事に成り得るのです。いつも行政には大甘の議員たちも、さすがに固い表情で厳しい発言をしていました。一方、日頃強気の担当職員が相当へこんでいる様子も伺えました。「どうしていいか分らないくらい」と今まで聞いたことがない弱音をはいているのです。その姿は危機管理に対応する能力の欠如をまざまざと感じさせました。ショックは分らないでもありませんが、これまた怖い事です。

 私は今後の改善策として次の事項を突きつけました。

1.一定期間、この工事請負業者を指名しない(目に見える厳しい処置が必要)

2.今回のような事件に対応出来る制度をつくる(1を町の「きまり」として明文化する)

3.町が唱えてきた「町内業者の育成」の反省と再構築を行う

4.契約書にペナルティーとして具体に位置付ける

5.議会にとどまらず、広報紙・ホームページ等で広く住民に謝罪と改善策を示す

 これらの要求事項に対して、町長は「指名停止を含めて検討している」と明確に答えました。私は、またチンタラ言い訳をするのだろうと内心思っていたので、少々ビックリしました。町長の思いつき発言ではない事を願って、早急に結論を出すべきだと思います。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

見苦しいと思いませんか、役場西側の光景

(2005年10月6日 木曜日 晴)

 水無瀬駅から役場に向い桜井跨線橋を渡ると、四季折々花壇の花がとても美しく心和む光景です。お世話をしてくださっている団体の皆さんには本当に感謝です。庁舎前もカラーブロック舗装できれいになりました(ただ整備にあわせて屋上にあった日の丸・町旗の掲揚ポールを廃止し、わざわざ600万円も掛けて庁舎前に新設したのはいまだに納得できません)。

 庁舎玄関を数メートル過ぎて建物の西側に回ると「えーっ!ここは役場の一角?」と声を上げそうになる見苦しい光景が出現します。(写真では分りづらいですが)この老朽化した設備機器類と建築物は現在殆どその機能を終え、廃墟さながら放置されて長年たっています。撤去するか目隠しを設置するか、外装のペイントを施すか何か工夫をして、せめて庁舎の一角としてふさわしい処置をすべきとの質問を数日前の一般質問で行ったところです。

 総務部長の最初の答弁は「撤去には数千万(次長に聞いた時は2千万円と言ってたけど、数千万って5〜6千万円のことでしょう?)かかるため庁舎の大規模改修時に考える。また目隠しは地下駐車場からの車の死角になるため不可能」と否定的、つまりは「なんにもしません」と言う内容でした。

 私は素人ながら、そんなにお金を掛けなくても見苦しさを緩和する方法はあると思うのです。「庁舎の外構として不快感を与えない工夫をしよう、知恵を出し合おう」との考えが基本としてあるのか、「金かかるからあかん」を基本にするのかによって全く異なる結論が導き出されます。幸い部長の最終答弁は「出来るだけ費用を掛けずに出来る方法がないかについては、今後検討してまいりたい」と返ってきたので、今回の所は「じゃ、せめてぼうぼうの雑草ぐらいは刈り取ってください」の要求にとどめました。

 数日前に確認した時に「おーっ!草刈ってるやん。けど刈った草そのまま置いてあるからきれいに見えないなぁ」と思いました。ところが、本日見に行ってみると、ほんとサッパリとなっていました。「気持ちいいやん!」あとひと工夫、あとひと押し、たとえば花一杯のプランターなど置いてみてはいかがでしょうか?

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

おかげさまでアクセス数が1万件に達しました

(2005年10月7日 金曜日 晴)

 昨年12月から日記を書き始めて、1月には念願のホームページ「こんにちは なんぶ由美子です」の開設となり、「週間日記」を皆様にお届けできることになりました。1ヶ月で約1千件のアクセス数が多いのか少ないのかはわかりませんが、私には思いも寄らぬたくさんの訪問を頂いたと、うれしく感謝の日々でした。

 この間、最も印象に残っているのは、4月の町議会選挙において4年ぶりの立候補にも係わらず、温かいご支援を得てトップ当選を果たさせてもらったことです。さらにはその喜びをホームページで即お伝え出来たことで、更なる多くの皆様から祝福を賜ったことです。

 議員の仕事の中身を記している内容が多いので、堅苦しかったり解かりづらかったりの日記もあると思います。でもなるべく「なんぶ由美子」らしさを感じていただけるように努力しているつもりです。現在のお詫びと悩みは、ズルズル遅れの谷間からなかなか這い上がれない状況にあることです。でも、ボチボチでも一歩一歩進んでいれば、いつか追いつくかなと思っています。

 皆様どうか懲りずに!?これからもアクセス頂き、末永くお付き合いくださいますようお願いいたします。そして超アナログ人間の私を根気よく導いて下さっている「お師匠さん」に1万回の感謝を込めながら、さっ!2万回へ向っての歩みを踏み出しましょう。

 夜6時から私の議会報告会「ボチボチサロン」を自宅兼事務所で開きます。テーマは「どうなってんの?この頃の島本町町政」ですが、私が一方的に喋り続けるのは避けて、みんなで「こんなことおかしいと思えへん?」「どうしたらいい?」等々出し合って自由におしゃべりする集いが望ましいと思っています。

 夕食時なので500円の会費を頂いて、私は炊き込みご飯(カナダ産松茸入り!)とサラダを作りました。サラダは冷蔵庫にあったモッァレラチーズを辛子明太子で和え、緑のベビーリーフを添えただけのヒラメキ簡単サラダが以外に好評でした。お菓子や果物のおもたせも並んで、机の上はミニパーティーのように華やかになりました。

 膝突き合わせて話せる程度の参加者数(トホホ・・・)でしたから本当に和気あいあい、みんなが言いたいこと本音でしゃべって気分すっきり、時間は大幅延長で散会しました。やっぱり、皆さんの声を直接聞くことって大切な事だと改めて思ったことでした。これからも広範囲な住民の皆さんの声を聞いていく姿勢を持ち続けなければと思いますが、皆さんに足を運んでいただく妙案があれば教えて欲しいなとも思ったことでした。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

素敵なブログに出会いました・・気分は“はんな〜り”ですよ

(2005年10月8日 土曜日 雨のち曇)

 ○○さんからのメールで、彼女がブログを始めていることが分りました。早速訪問してみます。レイアウトが綺麗で上品で、文章にも彼女の人柄や雰囲気がよく現れています。話題は多岐に渡り「無防備地域宣言署名運動」「国土交通省の新しい国土計画」等のお堅い内容から、「子どもたちの稲刈り体験」「月より団子」の面白い話や、愛犬育児(?)記、駐在地の香港再訪記、深い係りのあるトルコについての話題と情報他いろいろ飽きない中身で次々とページを繰ってしまいました。

 「町政に関心を」の所を開いてくだされば、私のことも紹介してもらって、おまけに誉めてもらっています。ブログの名前は「京@をんな道楽」ですが、ネーミングからして何となく“はんなり”気分に誘われそうじゃありませんか?サブタイトルは「日々是好日 京都に住んでいない京をんなの日記」とあります。そう、○○さんは我が島本町に住んでいるのです。お名前は彼女の希望でまだヒ・ミ・ツです。皆さん、ぜひ素敵な“京をんな”に会ってみてはいかがですか?

http://blog.livedoor.jp/kyo25hannari/

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

町民スポーツ祭と山崎散策

(2005年10月9日 日曜日 晴)

 昨日は雨で幼稚園の運動会は出来ませんでした。その残念さを取戻すかのように今日はすっきり!秋晴れ、スポーツ日よりです。今日は町民スポーツ祭に参加します。開会式において国旗掲揚に注目、国歌斉唱をと促されるのは、私にとっては苦痛であるため出会わないように時間をずらせて会場に入ります。

 大人も子どもも元気一杯、ユーモラスな種目に真剣に挑んでいる様は、昔も今も変わらぬ“運動会”のよいところでしょうか。今年の参加者数はどうでしょう?年々自治会の参加が少なくなっているように思うのですが・・・。自治会員の高齢化や出場者の確保が困難とか、いろいろ聞きますが本当の所はどうなのでしょう?(くじ引きが始まるあたりには人が増えるような気もします)私は○×ゲームに出ましたが、1回戦で敗退です。問題が難し過ぎました。今年はくじ運も悪く残念でしたが、青空の下の一日は楽しかったです。スポーツ祭も無事終了です。関係者の皆さん、お疲れ様でした。

 少し時間を遡りますが、お昼休みには会場の緑地公園からちょっと足を延ばして、友人とJR山崎駅前のカフェレストランでお昼ご飯を食べました。駅付近のお洒落なお店やギャラリーをのぞいたりして、ぶらぶら歩きを楽しみました。私はステンドグラスの小さなモビールを2つ買いました。サントリーの工場にも寄って、スモークチーズも買いました。たくさんの人がウイスキーグラスを手にしていましたが、飲めない私は残念ながら横目で通り過ぎます。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

桜井のコスモス畑にいらっしゃいませんか

(2005年10月10日 月曜日 曇)

 1日から桜井西側の休耕田等に植えられたコスモスとひまわり畑が開放されています。毎年島本町農業振興団体協議会と島本町桜井実行組合の主催で行われています。島本町も景観形成の一環として、種子の購入費(春のレンゲも含む)と肥培監理委託料を年19万円を実行組合に支出していますが、実質おんぶに抱っこで農家の皆さんが頼りです。

 ふれあいセンターと第三小学校の間、JRの線路を東側に天王山に連なる山並みを西側に広がる田畑は、町に残る数少ない田園地帯です。JR新駅が1年半後(H19年春)に開業する予定ですが、駅が出来てもこの伸びやかな風景が守られ人びとの暮しと上手く折り合って、いつまでも島本の原風景として受け継がれていって欲しいと切に願っています。

 薄日が差す散歩日和の休日、風に揺れるコスモス畑を眺めて改めてその思いを強くしました。コスモスは私の大好きな花です。1本10円で摘み取りも出来ます(実はこれが目的)が、畑の中はコッテリ泥んこ状態です。用意されている長靴に履き替えて花バサミを握り、私の背丈より高い花々の中へ入ります。30本も摘み取れば両の手に余るほどの花束ができました。お花を抱えて帰るのは、とても贅沢な気分です。家では壷にそのまま無造作に入れ、自然の風情を楽しみます。

 今日は図書館が休館日なのを忘れ、ふれあいせンターまで足を運びましたが、帰り道のコスモス畑はその埋め合わせに余りある幸せをくれました。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

3連休明けはまず役場へ・・・新駅東側工事に向けて一歩前進の情報を見る

(2005年10月11日 火曜日 晴)

 考えてみれば役場だってお休みだったのだから、なにもそう劇的なことが起こっているわけではないのですが、やっぱり暫く怠けていたような気がして朝から出かけます。情報公開請求をしていた文書数件の閲覧をします。

 9月4日に開かれたJR軌道敷移設等工事に関する説明会の要点録をやっと見ることが出来ました。内容を知るのに1ヶ月以上もかかっています。説明会では青葉ハイツとコーポ水無瀬の住民の意思が確認されました。両住宅は今でも軌道敷に隣接していますが、新駅のホームが造られると線路は現状よりもさらに5m近づくことになります。現在の環境より悪化することは認められないと、騒音・振動・景観等の対策をJR西日本と島本町に求めて半年が経ちました。

 説明会では騒音測定範囲の拡大、測定の立会い、測定データの公開や環境改善のための対策(防音壁の嵩上げ、延長等)に対して、一定住民の了承が得られました。住民にとっては今後、日々一生に係る住環境の変化が生じるわけですから、慎重になっていたのは当然です。一方JR側も当初はかたくなな姿勢が見られましたが、協議を経る中でかなりの住民要求を受け入れるようになりました。私は両者の間に立った町の担当者の努力を、ここでは評価したいと思います。

 住民側は今も様々な不安を払拭仕切れてはいませんが、JR側の具体的な改善提示策「新駅開業後の騒音が2デシベル以上上回った場合は、防音壁の嵩上げをする」を信じ、工事着工を認めました。JR西日本も島本町も心して事業を進め、住民の信頼に応えなければならないと思います。騒音測定は9月29日から30日までの48時間に亘り行われました。測定結果は約1ヵ月後に出ます。

 駅東側はなんとか近隣住民の理解を頂き工事が進行していきますが、駅西側(山側)の一部地権者の理解は未だ得られていません。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

朝いちの教育委員会議傍聴〜夕暮れの三小学習田まで今日は大忙しでした

(2005年10月12日 水曜日 晴)

 教育センターで開かれる教育委員会議の傍聴に急ぐ道すがら、第一中学校の体育祭をほんの少しのぞいて行きます。よいお天気でよかったです。中学生ともなると迫力ある競技や工夫を凝らした応援が見られるので楽しみにしていたのですが、とどまっておられず残念でした。

 本日の教育委員会議の中身で注目したのは「特別支援教育相談員事業」が業務を開始する為の要綱制定が報告されたことです。当事業は障がいのある児童生徒の自立と社会参加に向けて、生活及び学習上の困難を改善・克服する為の相談、助言、援助等を行います。既に新町長の補正予算(肉付け予算)21万円が6月に計上されています。相談に当るのは多方面で活躍のNPO法人大阪障害者センターの青木氏です。

 相談員の報償金は1時間2,500円です。相談員は月2回教育センターにて活動を行いますが、学校への派遣もあります。すでに保育所5歳児を含む幼・小・中学校の全保護者には事業の案内文書が配布されているようですが、議会への参考配布もなく広報紙での紹介もなかったのは残念に思います。子どもへのサポートがより広がる事業のスタートですから、一般住民にもお知らせしたほうがいいですね。

 ある教育委員からの意見ですが、要綱が案の段階で委員には示すべきとの指摘がありました。約1ヶ月前に施行された事業の要綱を「報告」として本日出されても、教育委員は意見の述べようもなく聞き置くのみであるからです。条例と要綱の位置づけの違いもあるかとは思いますが、せめて事業開始の前に委員会に示すのは当たり前のことでした。私もまったく同意見です。

 教育センターを出て水道庁舎に寄ります。情報の閲覧をしてから役場に行きます。役場でも庶務課と都市整備課の情報を見てから、次は消防本部です。明日、視覚障がい者への朗読ボランティアで吹き込む情報「AED(自動体外式除細動器)」について、少し詳しく知るために訪れます。

 帰りは夕方になってしまいましたが、第三小学校の学習田の稲刈りが来週あたりと聞いたので、ちょっと回り道して田んぼを見ておこうと思いました。子どもたちの作品でしょうか?ユーモラスな案山子が重たく頭をたれた稲穂をしっかりと守っていました。6月17日に行われた田植えの様子を写真とともに日記に掲載しましたが、はや4ヶ月が経ちました。暑くて長い夏と桜井の農家の皆さんのサポートを栄養にして、立派に育った子どもたちの稲は美しかったです。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

AED(自動体外式除細動器)を知っていますか

(2005年10月13日 木曜日 晴)

 年に4回視覚障がいを持つ人へ「声のテープ雑誌」を作っています。小さなグループですが本当に長い付き合いが続いているよき仲間です。和気あいあいと企画を考え、いつまでたっても緊張する吹込みを行い、1本のテープに仕上げて聴いていただいています。

 今回私は「町内の情報」として、AEDのことを担当しました。わずか5分位の短い時間に、正確に分りやすく伝えることの難しさを今回も実感しています。町広報紙でも少し紹介されていましたが、私たちのテープからでも、AEDに興味を感じてもらうことになればいいなと思います。釈迦に説法かとは思いますが、当日吹込んだ内容から抜粋してみなさんにも少しお伝えしたいと思います。

 AEDは簡単に言うと「心臓への電気ショックを与えるための機器」です。「除細動器」の「細動」とは、心臓の筋肉が勝手にブルブルと不規則に震えている状態を指します。「除細動」はこの心臓のブルブルを取り除くことです。心臓が細動の状態になると、全身に血液を送り出すポンプの役割が果たせなくなり、そのまま放置すると死んでしまいます。

 従って除細動の実施は心臓が停止してから5分以内に行うことが、蘇生とその後の社会復帰に大変重要なこととされています。除細動が1分遅れると7〜10%の割合で生存率が下がります。救急車が到着するまでに全国平均で約6分かかりますが、そのまま何もしないでいると生存へのチャンスは半分以下になってしまいます。

 そこで昨年の7月からAEDによる除細動が一般の人にも可能となりました。傷病者が倒れた現場に居合わせた人が、その現場で早期に除細動を行うことの重要性が認識され始めたのです。勿論心筋梗塞などにより突然に心臓が止まった人の命を救う為には、従来から行われている心肺蘇生、つまり気道の確保・人工呼吸・心臓マッサージを行うことが重要です。そしてこれからは心肺蘇生にくわえAEDが仲間入りをします。

 AEDは私たちが救急現場で簡単に安心して除細動を行う事が出来るように、コンピューターが心臓のリズムを調べます。除細動の要不要を決定し、音声で操作を指示します。講習を受ければ誰でも確実に操作が出来るようになっています。気をつけることは除細動を加える時には傷病者から離れること、絶対にその体に触れないことです。

 現在当町のAEDは4台です。消防署、役場庁舎、ふれあいセンター、体育館に設置されています。今後は学校を初め町の関係施設は勿論、駅やスーパーマーケット、事業所等に備え付けられることでしょう。収納庫を含め1台約60万円しますから、なかなか一挙に整備が進むことは期待できません。

 私も過日の講習でAEDに初めて触りましたが、落ち着いて音声に従えば使うことが出来ました。まさに「習うより慣れろ」を実感しました。消防では様々な機会に、またあなた自身の都合にも合わせて講習を開いてくれています。当町消防職員の指導は他所から講師依頼が来るほど優れた技能を有しているそうです。心肺蘇生の訓練と併せて、ぜひ一度試みてください。

 消防への問合せは・・・電話962‐1199です

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

私の野次を遮った部長は正直でよいと思います

(2005年10月14日 金曜日 晴)

 昨日の日記でAED(自動体外式除細動器)のことを書きました。機器の本体は6月の補正予算で1台33万6千円の4台分を購入しています。今回の9月補正(後半議会)で機器の収納・設置ボックスを1機につき19万円で購入の予算があがりました。医療機関等関係者が集まった単発の「○○円卓会議」と称する所の“お勧め”との説明です。へ〜っ!“箱”が本体の2分の1もかかるの?「入れ物はなくてもいけるやん、そもそもなんで必要なん?」と私は思いましたので、ちょっとしつこく質問しました。

 ただの箱じゃなくてクルクル回る点滅灯が付いており、機器の存在場所を周知させるような様式になっているらしいですが、それにしても高いんと違う?それにどうしても必要なものなら最初から本体とセットされているはずです。百歩譲っても、今回の設置場所は職員の手の届く範囲、管理下に備え付けるのだから、不用意に子どもが手を触れたり或いはいたずらされたりを想定しなくてもよいはずです。

 要するに機器本体の性能とは無関係な、単なるパッケージに4台で76万円の予算は止めた方がいいですと私は主張しました。「細かいこと言うな」との議場の雰囲気も感じましたが、「入るを図って出を制す」は財政運営の基本です。「小さな事からコツコツと」は聞いたことのある台詞ですが、今の島本町もコツコツ始末せなあかんと思うのです。

 担当部長は「AEDは役場の大事な機器ですから収納庫は必要」(正確には議事録があがっていませんので発言通りかどうか?)といった内容で答弁をしたので、私は野次ってしまいました。「じゃ、パソコンとかもぜ〜んぶ箱に入れなあかんわ」と。すると部長は「私の発言中に(野次は)やめてください!」ときっぱりと答弁の一部として発言しました。私は、部長の余りにもストレートな言葉に驚きましたが、叱られた気持や注意を受けた気にはなりませんでした。むしろなんだか微笑ましく、好感を覚えました。

 野次(不規則発言といいます)は基本的にはお行儀が悪いことですが、本音はなんと言うか「ラーメンの胡椒」や「うどんの七味」のようなピリッとした野次はあっても、私はいいと思っているのです。今回の私の野次はそんなに悪くはないと我ながら思っていますが、心の中ではなんだかムキになった部長の方に軍配が上がった気がしています。

 明らかに議員のほうが勘違いしていたり間違った事を発言していても、理事者はストレートに指摘をしません。「私のご説明が不足でございましたようですが・・・」といかにも自分に非があるよう、見え透いた枕詞をやんわりと投げ返すのが通常です。私は議員が間違っていたら大いに指摘をして欲しいと思っています。私はこれまでも間違っていたら素直に訂正していますし、お詫びもしてきました。言うまでもなく議場は町政について論議を交わす場です。議場が血の通った生き生きとした場所にならなければ、島本町が元気な街であるはずがありません。とりあえずは、理事者のみなさん!先の部長のように言いたいことは言っちゃいましょう!

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

情報提供が乏しい裁判の支援はどうすればいいのか心配です

(2005年10月15日 土曜日 雨)

 朝から雨です。町の幼稚園はこれで2回目の延期です。子どもたちを初めみなさんガッカリでしょうね。お気の毒です。午後からは、H議員のタウンミーティングがあるのでふれあいセンターに行きます。何時も真面目に開いている議会活動報告会に敬意を表して、毎回参加しています。私は今回、議会の内容よりも、H議員と2名の町民の方が町長を訴えている裁判関係の情報、特に訴状の資料提供とさらには本日参加の住民の皆さんが、どんな意見を裁判に対しもっているのかを知りたいと思い出かけました。

 訴状は一部分3枚のみの配布で、説明も他の事項で時間切れになってしまい、結局一言の言及もなかったのは残念でした。もう間もない初公判を控えて、訴訟の意義や訴状の中身が当事者たちの口から語られないのは、応援したい広範な人々の協力を得るためには少々しんどいスタートになるのではないかと、過去町との裁判に係った(2件ともに勝訴しています)私は少し心配しています。

 この訴訟は「島本町ヤミ退職金住民訴訟事件」です。個人の“恨み”を晴らしたり賠償を求めたりの事件ではありません。川口現町長を被告にし、助役、収入役、さらには村田前町長に影響が及ぶ「請求」がなされています。また“ヤミ退職金”の原資として(社)大阪府市町村職員互助会に支出している補給金の過去10年間分3億5538万3004円等を町長は互助会に返還させよとの請求もされています。

 いずれにしても訴状の全容は初公判の傍聴までに目を通しておくため、原告弁護士(私の最初の裁判でも代理人を勤めてもらいました)に直接送付を依頼し、全11枚の訴状は既に入手しています。従って本日、たった3枚のみの訴状配布には少々違和感がありました。原告の皆さんにとってはこれからいよいよ法廷での戦いが始まります。私も裁判の傍聴を通じて意見陳述や証人尋問等での主張に耳を傾けたいと思っています。

 尚、訴訟に係る一切の情報は今後島本町から得ることは不可能になります。情報公開請求は非公開決定になり、議会での質問も「係争中でありますため、答弁は差し控えます」としか返ってきません。だからこそ原告サイドの情報提供や住民を巻き込む働きかけが大きな意味を持つのです。

「平成17年度行ウ149号」(島本町ヤミ退職金住民訴訟事件)

第1回公判・・11月1日10時〜 大阪地方裁判所806号法廷

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

消防団小型ポンプ操法大会〜第一・ニ幼稚園運動会

(2005年10月16日 日曜日 晴)

 9時半から各消防分団によるポンプ操法を競う大会に出席します。毎年この時期に行われていますが、私は4年ぶりです。町長と議長は来ていましたが、助役、収入役は欠席で議員も3分の1の姿が見えませんでした。水源からポンプで送水し、水圧で的を落すその速さを競います。一見単純そうに見えるのですが、ポンプのご機嫌(整備状況)やホースの繋ぎ方、号令のタイミング等々必ずしも訓練の成果通りにはいかないようで、一瞬の惑いが加算秒数となって記録に現われてしまいます。

 8チーム中優勝は東大寺分団でした。消防団は民間の有志により組織されています。団員は各自職業を持ちながら訓練をしており、災害時の活動に備えています。時代の変化の中で、団員志願者も減少しているように聞いていましたが、今回は若い人の姿も見えました。役場の職員も町内在住者が1分団を作っています。私は町と消防団のあり方に、少々物申したい事もありますが、本日のような団員の努力が真近で披露される催しには積極的に出席して労を称えたいと思っています。(ただ「日の丸に注目を」の促しには、私の内心が言うことを聞きません)

 ポンプ操法大会終了後は、第二幼稚園の運動会を見ます。二幼は息子二人が通園していたので、何時来てもやはり懐かしい気持ちになります。もう25年から30年も前のことになってしまいました。お昼までに第一幼稚園にもたどり着かないと、運動会が終わってしまうので早足で歩きます。(今日は結構な散歩量です)みんなこの流れで移動するので、自動車で追い越していきます。町長は自転車で「お先に」と通り抜けて行きました。対向して走ってきた自転車の女性が「アッ!町長さんや」と振り返りながら言っていました。彼女の声は、意外性と好感度を表していたように聞こえました。残念ながら町長本人には届かなかったと思いますが。

 一幼では、かけっこが始まるところでした。一人の園児に大人何人分もの声援が飛びます。特におじいちゃんのうれしそうな顔が印象的です。周りを見渡すとみんなが笑顔でいます。子どもの力って大したものですね。たくさんの人をこんなに幸せな気持ちにしてくれるのですから。


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

「カチンときましたわ」と言ってもらって、よかったです

(2005年10月17日 月曜日 晴のち曇)

 このところ児童課へ電話することや訪問が多いです。9月12日の日記で書きましたが「町立保育所と民間のY保育園で保育士の配置基準が異なっているのではないか。町立の保育所は国基準より手厚い町基準で運用しているが、Y保育園は同じ運用をしていないと聞く」との指摘があって後、実態把握のための協議がY保育園園長と児童課との間で続けられています。そこで、この間の協議の内容を聴くために児童課に通っている訳です。

 児童課の課長は民生部の部長が兼務しているため、私は部長と話をしていることになりますが、今日の電話で部長は「南部議員、この間の議会でY保育園が町の補助金を“不正受給”しているような発言をしはりましたが、“不正受給”との言葉に私はカチンときています」と言うのです。部長はかなりの剣幕で私に怒っている様子です。

 私も自分の発言を一字一句憶えてはいませんし、Y保育園への運営補助については心配の及ぶ所だとも思っていましたから、「“不正受給”との断定的な言葉なんて発してはいません」とその場では否定しきれず、一瞬「・・・」と口ごもってしまいました。「私も記録を確認しますが、もしも“不正受給”と発言していて事実がそうでないと判ったら、公式に訂正もしますから」と部長には返しました。

 「私は不確かな事を先走り、発言する議員とは違います」よ〜し!疑いは晴らさなきゃなりません。先ず2004年度決算に対する討論の反訳原稿(速記を起こした原稿)を確認します・・・発言していません。次にその他関係がありそうな箇所を録音テープで聴き直します・・・発言していません。ただ、この作業の中で確かに“不正受給”と発言した、私じゃない議員がいたことは確認できました。しかしこの発言も“不正受給”があったとは言い切っていません。「補助金の不正受給とも考えられますので、そういう事実があるのかないのか、厳しい調査をして早急に報告を」と発言していることを念のために記しておきます。部長が勘違いをしていたことは、これで明らかになりました。やれやれです。

 部長は「いゃー!スンマセン」と謝りましたし、私も拘ることは何もありませんので、これはこれで一件落着です。しかし考えてみると、部長が「カチンときたわ」と率直に一言伝えてくれたから良かったものの、黙って腹を立てていれば、私はずっとけしからぬ発言者のままでいたわけです。でもこんな事ってよくありそうなことですよね。議場で私の野次をキッパリと遮った部長(14日の日記)も今回の部長にも「はっきり言ってくれて、ありがとう」と心からそう思っています。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

出会いの絵本事業を見学しました

(2005年10月18日 火曜日 晴)

 今日は3歳6ヶ月児の健康診査が行われることを知りました。町では4ヶ月と1歳6ヶ月と3歳6ヶ月児の健診時に出会いの絵本事業を実施しています。私が議員であった4年前にはこの事業はなかったので、見学を申し出ました。「いいですよー」と健康福祉事業室室長は承諾してくれました。出会いの絵本事業に対しては同じ絵本を配布する事から、議会では画一的な価値観を与えるものではないかと言った反対の論議もありました。

 私はそう深刻には考えてはいません。親子で絵本を楽しむためのきっかけづくりを町が提供していると思えばいいのではないでしょうか。配布される絵本は多くの人びとが慎重に選定していますが、本はあくまでも親子のブックスタートのためのツールに過ぎません。今日もらった絵本を気に入るか入らないかは、本を開く親子に任されています。

 いろんな健診を終えた子どもたちが、待ちくたびれた様子で「絵本のお部屋」に保護者とともに入ってきます。私は部屋の片隅の椅子に座って見学です。図書館の職員と「お話しの会」のボランティア2名で8〜10組の親子に読み聞かせをして絵本の紹介をします。3歳6ヶ月にもなるとほとんどの子どもが行儀よく聞いていますが、少しの時間も集中できない子もいます。

 語り手のお2人は指遊びを取り入れたりしながら、上手に絵本の中に引き込んでいきます。さすがだなと感心しました。7、8回繰り返して60組以上の親子が絵本との出会いを終えました。最後に子どもたちはお気に入りの絵本を自分で選んで、私にもバイバイをしてご機嫌で帰っていきました。

 最初から最後まで見学させてもらいましたが、結構大変な仕事だと感じました。またボランティアのサポートは本当にありがたく、不可欠な存在だと思いました。「子どもへの読み聞かせはお父さん、お母さんからの何よりのプレゼントです。年齢に関係なく子どもが“読んで”と言う時は何時まででも読んであげてくださいね」との図書館の司書職員の言葉が印象に残りました。機会を見て今度は4ヶ月児・1歳6ヶ月児の「出会いの絵本」にもお邪魔したいと思っています。(2006年3月4日へ戻る

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

安全・安心の公園を目指して迅速な対応を

(2005年10月19日 水曜日 晴)

 ここ数日の間に、公園の遊具の事故が他市で連続して起こっています。福岡市「のこのしまアイランドパーク」の滑り台、枚方市児童公園のブランコといずれも子どもが指先を欠損するなどの大怪我をしています。丁度1年くらい前に起きた高槻市児童公園での回転遊具事故後、各地で同種の遊具の撤去が行われ、当町でも同様の処置を行なったことは記憶に新しいところです。ただ、今回の遊具は滑り台とブランコでいずれも昔からあるポピュラーな遊具であり、それだけに影響は大きく関係者の日常的な点検は今後益々求められると思います。

 島本町では10月9日の滑り台事故の後、直ちに都市環境部長の指示で全町の公園点検を行っています。今回危険箇所は認められなかったようですが、先の福岡の滑り台もわずか2ヶ月前に点検をした直後の事故です。点検時のマニュアルも存在しますが、見落としや安全への過信を防ぐ為の更なる一歩をどのように徹底させるかが問われていることを、今回の事故は示唆しているように思います。

 担当部局の早期点検を評価したいと思いますが、結果もいち早くホームページ等で住民に知らされていれば、更なる安心安全の担保に繋がったのではないかと思うのですがどうでしょうか?事故のあった枚方市は勿論他市においては点検結果を速報している所があります。当町も参考にして、折角のホームページを有効に活用して欲しいものです。

 公園に関連してですが、みなさんの近くの公園で砂場には砂がちゃんと入っていますか?10月12日に依頼のあった砂の補給が、2日後の14日に完了していることを知りました。小さな子どもを2人連れて役場に来た母親の頼みを私もそばで聞いていましたので、気になって担当職員に確認を取りましたが、確かめた時には既に砂は入れられていました。こんなに早い対応は、うれしい驚きです。2日後は無理にしても砂場の砂でお困りの方は、役場の産業建設課にご連絡ください。(ホント!まるで「すぐやる課」みたいですね)

役場電話・・代表 961‐5151

産業建設課(土木建築係) 962‐2848

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

やっと議会運営に係る検討が始まりそう

(2005年10月20日 木曜日 晴)

 会派代表者会議を傍聴します。島本町のような小さな議会で「会派」なんて言うと大げさですが、議会運営上会派制をとっているのはどこでもやっていることで、まあ仕方ない事でしょう。私は「人びとの新しい歩み」(以下「人びと〜」と言う)との会派名で平野議員と一緒に活動しています。現在会派数は5で、2名で構成しているのが「人びと〜」「共産党」「公明党」で5名構成が「山吹民主クラブ」「緑風純政会」です。

 会議では課題検討のための検討委員会設置が一応決まりました。ただし検討課題のうち政務調査費(議員報酬以外に調査研究に対して支給される)については、何処で検討をするのか意見がまとまらず、再度代表者会議を開き検討することになりました。また議会運営委員会の委員数を会派の構成人数に比例したものにするかどうかは、検討委員会から切り離して議会運営委員会自身で決めることになりました。他にも議会だより編集委員会に係る検討項目は編集委員会に任されるとなりました。これらのこと全ては議員が全員集まる全員協議会で了承後、実際の検討に入っていきます。

 長々と議会の仕組みを述べても解かりづらいと思いますし、はっきり言って住民の皆さんに余り関係ないことですよね。ただ議会は一応の手続きを経て物事を進めるということの一端をご紹介しました。ゴチャゴチャとまどろっこしいなと端折っていくと、いつか“力の強い者”の思い通りになってしまっているのが議会です。筋を通して少数意見を反映させる為には、通らなければならない仕組みと時間だと私は考えています。

 「チャッチャットやってしまおう派」は、政務調査費の支給と議会運営委員会の委員数を大会派からは2名を選出する、さらには検討委員会の委員数も同様にすることを目指しています。それに対して「人びと〜」と「共産党」はお互いニュアンスの違いはありますが「住民の意見を聞きながら慎重に議論をしていこう派」なのです。私は政務調査費の必要性を認めません。また会派を代表して出席するのは、会派の大小に関係なく1名であるべきだと考えています。大会派が2名を主張するのは、数の力で押し切ることを可能にするためだと私は思っています。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

個人情報運営審議会の慎重審議はよいことです

(2005年10月21日 金曜日 晴)

 9月20日の日記に書きましたが、個人情報保護運営審議会で継続審議となっていた税金や保険料の未納分共同徴収に係る個人情報の収集は、本日の審議会で認められました。前回指摘のあった数項目についての改善点が示されました。最も心配された関係各課による対策会議での個人情報の名寄せは、各課から出された共同徴収整理票によって税務課長のみが行い、共同徴収の班決めも同課長が行うことに改められていました。これにより未納者の個人情報の拡散は防ぐ事が可能というわけです。

 本日の委員は2名欠席1名欠員ですので、4名で「認める」との結論を出しました。ちなみに欠員の1名は公平委員に引き抜かれた委員です。欠員を埋める審議会新委員の選任がまだというのは、どういうこと?9月26日の日記にも書きましたが、今回の人事は変です。

 続いて案件に上った緊急情報メール配信システムに係るメールアドレスの登録に対して「待った!」がかかりました。メールアドレスそのものが単体で個人情報なのかというと、個人が特定できないアルファベットやマークのみで構成されている場合は、そうでもない。しかし私の場合もそうですが、名前をアドレスの中に組込んでいるなら、容易に個人が特定されてしまうことになります。そこで今回審議会の意見を求めているわけですが、委員からは配信システムそのものに対する質疑が多く出ました。資料不足や説明不足もあって結論は出されず、次回審議会への持越しとなりました。審議会が慎重に対応されているのは良いことだと思います。

 審議を傍聴していて、子どもに限らず日常生活の「安全確保」と「個人情報保護」の関係はなかなか難しいと改めて思いました。本システムそのものは新町長の肉付け予算として6月議会に計上され可決されていますので、担当の総務部は配信システムの受託先「eおおさかCDC」との委託契約を結ぶに当って審議会の意見を求めたのですが、スタートでちょっとつまずいてしまいました。やっぱり説得力のある自信に満ちた説明がないことには、審議会の委員方も心配になりますよね。

 私は、保護者が我が子のより安全・安心を求めるならば、町を介さなくて直接「eおおさかCDC」のような所と契約すればいい話だと思っているので、このシステムに乗っかる気持ちは薄いです。町は町の情報を、目一杯の努力で流せばいいと私は思います。結局の所、情報はデジタル化されても対策はアナログです。それなら、デジタルの限界をアナログの強化や工夫で乗り切る、それが地域社会の知恵と力じゃないですか。他所の子も地域の子として目配りする大人の姿勢が問われていますし、何よりも子ども自身が危険を察知し自分の力で声を上げる力(エンパワーメント)をどのようにして身に付けさせるのか、このことこそが今求められているのではないですか。

 緊急情報メール配信システムと個人情報保護の関係は、改めて大人と子どもの係わりを問うものであると思いました。私は昨年の春から保育サポーターをしていて、集団登校の場に子どもを送っていきますが、送って「さよなら」ではなくて少し離れて子どもたちの様子を見ています。転校してきて集団に馴染めていない子どもにはそっと声かけをしたり、遅れて登校する子には待っていて「いってらっしゃい、大丈夫!間に合うよ」と送り出します。これらは毎朝子どもを見ていると自然なことです。多分形は違えど、皆さんも同じような事をやっていると思うのです。人びとの自然な繋がりのもとに構築される緊急情報メール配信システムでないと「意味ないやん!」と考えてしまう、私はアナログ人間で古いのでしょうか?

 役場からの帰り道、第三小学校の学習田に寄って見ました。今朝は審議会の傍聴とかち合って、子どもたちの稲刈りを見学することが出来ませんでした。綺麗に刈り取られた田んぼでは、ずっとサポートをしてくださっていた農家の方が、まだハサ(稲架)にかけた稲を手直しされていました。本当にお疲れさまです。まだこれから脱穀や精米の作業が続きますが、どうぞよろしくお願いたします。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

住民の声は真摯に受け止めなければなりませんが・・・

(2005年10月22日 土曜日 曇)

 一昨日の事ですが、私は調べ物をするために文化情報コーナーに行きました。60歳代の男性が職員に話をしています。耳に入ってきたのは、どうやら庁舎前に設置してある掲示板(板と言っても、ガラスのケースで告示文書が掲示してあります)が汚いと言っているようです。私は、そっと掲示板を見に行きました。

 掲示板には肩を揃えた文書が整然と張ってあったし、以前侵入していた雑草も取り除かれていました。「きれいになってるやん」と思いましたが、これらの事はこの男性の指摘によって改善されたことがわかりました。さらには脱落していた告示文書も彼によって見つけられたようで、いろいろな経過があったことがわかりました。

 今彼が主張しているのは掲示板のガラス戸が汚い、ガラスを拭いていないということなのです。「掃除しているようなのですが・・・」と恐る恐る職員は答えています。「それなら、あんなに曇っているわけがない」と彼は返します。30年も経てばガラスも劣化するんじゃない?と私は思いましたが、断定している彼に返す言葉は見つかりませんでした。

 昨日私は役場に白い雑巾を持参しました。ガラス戸を拭いてみる為です。雑巾にうっすらと汚れは付きましたが、長い間拭いていない状態ではありませんでした。毎日ピッカピッカに磨いているわけではないけれど、掃除はされていたことが確認できて私はホッとしました。「しょうむないこと」かもしれませんが、今度彼に指摘された時にちゃんと返す事が出来ると思うのです。彼の怒りの大部分も「役場の答えがはっきりしない」この点にあるのではないかと思いました。

 税金を使ってしている仕事に、大小はあってもそれぞれがキチンと完結することを住民は求めているのだと思います。その点については私も全く同感なのですが、役場に上手く仕事をさせるちょっとした心配りも住民側が身に付けたいテクニックかなと、ふと思ったことでした。土曜日の午後、ぼーっと過ごしながら少々我が身を省みて、一人頷いていました。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

水無瀬神宮の湯神楽と献花展と離宮の水

(2005年10月23日 日曜日 雨のち曇)

 小雨模様ですが水無瀬神宮へ湯神楽を見に行きます。秋祭り(正式には秋季講社大祭と言うらしい)の中で行われ、確か昨年から復活した神事と聞いています。同時に洗心流献花展も開かれていて楽しみです。勿論模擬店やふるまい餅にも釣られて出かけます。

 一応本殿にてお参りを済ませた後、献花展を拝見します。清々しさと艶やかさが印象に残る花々の競演は見事なものでした。大壷の花器の足元にホームページのアドレスが書かれた小さなカードが目にとまりました(帰宅後開いてみると、とっても素晴らしいホームページでした)。お餅も頂いて、模擬店の可愛らしい手づくりクッキーとポップコーンも買いました。やっぱり私は“花より団子”なんだと再確認です。

 だんだんと人垣が大きくなって、湯神楽の始まりです。一対の釜で沸かした熱湯を、巫女さんが笹の葉で湯を散らします。その湯玉を浴びるとごりやくがあるとか・・・私は元々「〜のおかげ」とか、反対に「〜のせい」というような「〜」を信じない性格ですが、最近は「それもええのんとちゃう?」と思う時もあります。だんだんお気楽な性格になってきたのかなとも思います。

 さて、折角水無瀬神宮まで来たのだから「離宮の水」を一柄杓飲んで帰ります。3日前に毎日新聞のトップ記事で「おいしい湧き水ここにあり」の大見出しに、「名水百選離宮の水」の写真が添えられ、市民グループが421箇所の湧き水を調べた事が紹介されています。大阪府内でだだ一つ“名水”と環境省が認定した地下水のみを、私たちは数年前まで飲んでいた幸せな住民でした。現在は大阪府営水が10%ブレンドされた水を飲んでいます。他所からは垂涎ものの水道水であったことを、このような記事を目にするたびに再認識させられます。失ったものの大きさを今更ながら惜しみつつ、何時の日か名水100%を再び飲んで暮らせる誇りと幸せを取り戻したいものだと思いました。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

なんで議会には情報を渡さないのかしら

(2005年10月24日 月曜日 晴)

 9月30日に爆発したスプレー缶が第一幼稚園に飛び込んだ事件の事は、10月2日、5日の日記でも書いています。本事件はJR新駅駅前広場の工事をしていた業者が、スプレー缶が混入したごみを不法行為にも係わらず野焼きした事から発生しました。非は業者にあることは明白ですが、発注者である町の責任も厳しく問われるところです。

 第一幼稚園へは今までにも再三にわたる被害が生じていましたので、保護者の怒りは当然の事でした。さすがの町も、今回は直ちに保護者への謝罪と説明を行う会を持ちました。しかしその後の情報提供に時間がかかりすぎました。説明会の議事録等を保護者が手にしたのは、約20日後の10月21日です。議事録とともに配布された今後の工事改善対策書や業者への体制改善要求書等に時間がかかったかも知れませんが、今回の場合は文書により時間差での配布もありえました。

 受け取った保護者のなかには「結果としては文書のみの始末で終わったのかなあ・・・?」とむなしさを抱いている人もいます。当然のことでしょう。情報を提供したその後はやっぱり議会の出番なのです。実際にどのように改善していくのかを厳しく求めていくのは議会の役目です。私もそのために微力ながら町に迫ってきたつもりです。しかし情報がなくては話になりません。正確な情報を得るために、情公開制度を使っていますが、未だに今回の説明会議事録すらも入手できていません。

 保護者への情報提供は何をさておいても第一義になされるべきと私も思いますが、同じ情報をその後すぐに議会に提出するのは当たり前のことです。前述した文書を議会が正式に手にするのは11月1日の議員全員協議会です。保護者への配布から10日後、事件が起こってからはなんと1ヵ月後です。これでは議会が保護者のむなしさを少しでも解消するのにも、時間がかかり過ぎてしまいます。

 本事件には、単にスプレー缶が飛び込んだとの事象のみでなく入札、契約、工事請負業者への管理監督、地元業者の育成等々、様々な要因が絡み合っています。議会をある意味ないがしろにして、これらの事が改善の方向に向うとは考えられません。お互い力を出し合って、住民の皆さんに少しでも納得してもらえる町にしていかなければアカンでしょうが!そのためには議会への迅速な情報提供が第一歩ですと私は口をすっぱくして言っているのです。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

ベティーさん風頭になった私

(2005年10月25日 火曜日 晴)

 本当に思い切ってパーマをかけに行きました。自慢できる話じゃないですが、5、6年間美容院へは行っていません。この間ずっと自分でチョキチョキとカットしていました。全くお洒落に程遠い生活で、みんなからは呆れられています。ただし自己流カットは、話さなければバレていなかったようでしたのでホッと一安心でした。美容院も一度行けば何千円もかかりますが、無職の間でもお金が惜しくて行かなかっただけではありません。

 何というか、昔からプロに作ってもらう「仕上げの美」に対して抵抗があります。美容師さんはプロとして私に一番似合う(と言うかマシな)仕上げをしてくれようとしているのはわかるのですが、最後に「お疲れ様でした。いかがでしょうか」と告げられると同時に、いつも何だか落ち着かない気分になります。「ありがとう」と言いながらドアを出て2、3歩歩む間にセットの髪に手を入れてクシャクシャとします。凄い不精なくせに、人任せはイヤとの天邪鬼な私の性格が出てしまうのです。

 今回自分で勝手に切っていた事が災いして、つまり美容師さんは短い方の髪の毛に合わせてカットし直したので、パーマを充てると随分短くなってしまいました。一言でいうと“べティーさんのおばさん版”頭になっちゃいました。トホホ気分ですが、まっ!しょうがないか。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

昼休みや退庁時間前に喫煙する職員は、とりあえずいなくなりましたが・・・

(2005年10月26日 水曜日 晴のち曇)

 取り立てて報告するのも悲しい事ですが、職員の喫煙について少し改善の兆しが見えました。ついこの前までは「えぇーっ!?あと5分が我慢でけへんか」と言いたくなる光景が、庁舎の外に設けられた喫煙場所で見受けられました。特に庁舎の中庭でのあり様は住民の目に付きやすく、私も気になっていました。

 そこで9月末の議会質問において、庁舎周りの”見苦しき光景”の一つとして職員の喫煙についても言及しました。担当部長の答弁は「職務専念義務に反しない範囲内で、節度を持って喫煙するように指導している」でした。数分の喫煙タイムが直ちに職務専念義務に反していると、私も言うつもりはありません。しかし後2、3分で昼休みとか後5分で退庁時間と言う時の喫煙は、住民の反発を買ってしまいます。

 「ちょっとしたことで目くじら立てるなよ」と職員からのブーイングが聞こえてきそうですが、役場の職員に対する住民の評価は接遇の良し悪しを初め、多方面に渡ることをしっかりと認識しておかなければなりません。今回やっと、議会の3日後に開かれた庁議(町長以下部長クラスの会議)で喫煙タイムについて「先般、一般質問でもあったが業務開始時間直後や終了直前などの時間帯の喫煙については、控える必要がある」との注意喚起がなされました。やはり、議会で質すことは大事なのだと改めて思いました。

 役場の職員は、ただ仕事をこなしているだけではダメです。住民によき理解をしてもらう為には、日頃の何気ない殆ど本人が無意識でやっている行為こそ、意識改革をすべきなのだと、私は長い間職員を見てきて感じています。庁舎の階段で一対一ですれ違い、私の「こんにちは」にも無言で通り過ぎる職員がいる限り、「はぁ〜っ!まだまだやなぁ〜」と溜息をつかざるを得ません。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

一味深い「文字・活字の日」の図書館懇話会

(2005年10月27日 木曜日 晴)

 午後から図書館懇話会を傍聴します。今年の7月に文字活字文化振興法が施行されましたが、その中で今日10月27日を「文字・活字の日」と定めています。懇話会委員の皆さんはそのことをよく知っておられ、本日の会議のめぐり合わせを意義深いものと捉えておられました。今日は新委員2名の方が初会議に臨んでいました。それぞれ3人と4人の子どもを持つ女性です(自己紹介から判りました)。これからは子どもと本との係わりを、生き生きと語ってもらえるだろうと頼もしく、期待がもてます。

 当懇話会は女性委員5名男性委員3名で構成され、女性が多数をしめる唯一の関係団体ではないかと思います。本日のテーマは「図書館と住民参加について」でしたが、村上会長の全員発言をモットーとした進行で、本日もしみじみと良い意見が続きました。忙しい子育ての合間にホッと一息つく読書の時間は「大切な自分の時間」との発言には、思わずふた昔前の我が身が甦ってきました。その時に手にしていた本はもう思い出せないのだけれど、「自分の時間」がまるで宝石のように貴重でキラキラ輝いていたことは確かでした。

 図書館の多彩な取り組みは住民の支持を得て成果を上げていますが、今ひとつ実績が芳しくない江川集会所での移動図書館について意見が交わされました。月2回土曜日に「こんにちは図書館です」を開いています。近隣住宅に案内ビラを配布したり、会場ではお話しの会をしたり工夫をしている様子は傍聴の私にも伝わってきます。1回の貸し出し数70冊、平均18人の利用者がこの事業を後ろ向きにする数字では決してないと、私は感じています。委員がたの意見もそうであったと思います。

 図書館の職員の意見は「江川の移動図書館は正直しんどいなぁ」と言います。しかし一方続けている中で見えてきたのは、コミニティの姿です。高齢者のリピーターの比率が高いことを手がかりに何が出来るかとの図書館の模索に対して、私は心からのエールを送ります。楽しみにして訪れている人びとの姿が、図書館職員の目にはきっとしっかり見えてきたに違いありません。最後に教育次長が言った言葉「住民参加はむしろ職員の課題です」が印象に残りました。

 図書館がふれあいセンターに移って10年です。入館者は述べ167万人、貸し出し総数は391万冊に達します。一人当たりの貸し出し数は14.6冊で北摂1位、全国町村でも上位にある優秀な図書館です。ちなみに今年度の図書購入費は1200万円で、一人当たり485円になります。

 家に帰ると、役場のサプライズ人事異動をファックスが知らせていました。一番驚いたのは町長公室長が水道部長に異動したことです。私は人事異動についての一般質問を先の議会で行ったばかりでしたが、さすがにこの形の異動は予想だにしていませんでした。人事の具体には議会が口をはさむべき事ではありませんので、「驚いた!」だけをお伝えいたします。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

水道庁舎から山崎保育園まで一日フル回転でした

(2005年10月28日 金曜日 晴)

 朝一番水道庁舎で情報公開請求をした2件の文書の閲覧をします。1つは石綿(アスベスト)セメント管の布設替えに係る情報です。もう1つは、水道水の水源である井戸の揚水量に係る経年変化を示した情報です。7月と9月に東大寺二丁目(西福寺付近)で相次いだ配水本管の亀裂事故は、付近住民の皆さんに断水や濁り水等の多大の迷惑を掛けてしまう事態となりました。

 東大寺二丁目を初め山崎四、五丁目あたりには布設後40年を超える石綿管が配水管1,115m、送水管115メートルで現存しています。私は議会において、鉛管も合わせて有害・老朽化した水道管の布設替えを要求しています。先ずは布設計画策定の必要性をと質していましたが、その矢先に相次ぐ事故が発生してしまいました。

 水道部としてもさすがに早急なる対応を迫られ、今年度中にまだ未策定の計画を前倒しで事業化せざるを得なくなりました。これらの事業の進捗を確認する為の情報公開請求であり、本日の閲覧です。

 前倒しの計画は「(仮称)町道東大寺10号線石綿管布設替工事」と称し、予算額は700万円です。予算はJR新駅に伴う府道(楠公道路)拡幅工事に係る給配水管布設替工事の南北両側を、南側のみ行い北側の工事費分を充てる事にしています。この工事をやっても東大寺・山崎地域のごく一部が改善されるだけですが、同地域での3度目の水道管破断は絶対に起こしてはなりません。そのためには一部前倒しの工事は当然の事だと考えます。

 少し長く、余り面白くない内容を書きました。蛇口をひねればあたり前に安全で安心な水道水が出てくる、このために私たちは水道料を支払っている訳ですが、水道料金の使い道、つまり“蛇口の向こう”がどうなっているかは日頃考えることは少ないと思います。断水等が起きて初めて「一体どうなってるのん?」と蛇口の向こうに関心がいくのではないでしょうか。

 このように考えてみると、私たち議員は蛇口のアッチ(町水道事業)とコッチ(住民)を繋ぐ大事な役目を背負っていることに改めて気付かされます。水道事業には、今後民間委託化の影もちらついています。民営化を推し進めたい議員たちもいます。これはあくまでも私のふっと浮かんだ考えに過ぎませんが、“実力派”の町長公室長が水道部長に異動したのも水道事業の大転換の舵取りのためかも知れないと、密かに思ってみたりもしています。

 アッチとコッチを繋ぐのは議員の役目と前述しましたが、私の姿勢はあくまでも住民側の視点から町の水道事業のあり方を見るとの立場で、いささかの揺るぎもありません。アッチの情報をコッチがどれだけ的確に入手し読み解くかが、まどろっこしいことですが島本の水を守るための飽くなき一歩と言えるのではないでしょうか。

 水道庁舎から役場に回り、種々の課題についてヒヤリングを行います。ヒヤリングなんて言うと大げさですが、私はどんなことでも実際に仕事を担当している職員にマメに問合せをしています。私は他の議員に見かける、いきなり部長席にズンズン向うと言う事は先ずありません。やっぱり職員だって実務をしている自分を素通りされるのは面白くありません。それに“エライ人”がなんでも知っているとは限りません。

 1時からは保育サポーターの集まりに出ます。途中で抜けて指定管理者制度の講演会に参加します(本制度については後日日記に書きたいと思います)。夕方4時過ぎには山崎保育園を訪問し、園長先生に保育士の配置実態について話しを聞きました。(本件についても後日に回します)。今日は朝から真っ暗になるまで、あちこち行きました。大体いつもこんな風にバタバタ走り回っているのが、私の議員活動スタイルと言えるでしょうか。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

指定管理者制度導入でやまぶき園が今より良くなるか

(2005年10月29日 土曜日 雨)

 昨日は町が開いた指定管理者制度の講演会に参加しました。講師は高槻市行革推進室の西村主幹です。本制度は2年前の地方自治法の改正により、公の施設の管理運営が民間事業者やNPO法人にも任せることが出来る、出来ると言うより「来年の9月からはこの制度でやれ」との、有無を言わさぬ法の改正なのです(最も一旦町直営に戻す道もあります)。今のところ島本町で本制度に該当するのは「やまぶき園」です。

 「やまぶき園」は青葉二丁目にある町立の知的障がい者授産施設です。もともとは無認可ですが、町の障がい者作業所でした。丁度私が始めて議員になった頃15、6年前に、現在地にあった第三保育所を廃止して、(社)四天王寺福祉事業団に委託する認可施設のやまぶき園が誕生しました。保育所廃止と障がい者施設の民間委託という2つの大きな問題に、新米議員の私は必死で「ノー」の意思を示しました。無我夢中の日々の闘いが昨日のことのように甦ってきます。

 今回の指定管理者制度の導入は(まだ決まった訳ではありませんが)、町の福祉行政、障がい者施策への大きな第二の転換期と言ってもいいと思います。選択肢はよほどのことがない限り現法人が少なくとも3〜5年は継続するでしょうし、そのこと自体に対して日々通所している当事者や保護者からの大きな不安は、8月末に開かれた保護者・施設・町の3者懇談会では出ていないように思います(あくまでも町がまとめた記録からですが)。

 しかし昨日の講演会での住民や保護者の質問で、まだまだ制度の中身に対する認識は得られていないし、特に当事者の声が指定管理者を選定する過程でどのように反映・保障されるのかについて疑問や不安が上がりました。つまり昨日の質問は、いきなり国の都合で制度が変わり、よく解からないまま移行することに対して「ちょっと待って」との当事者(保護者)の意思表明であると、私は受け止めています。

 本制度に関しては、施設の設置条例の改正と指定管理者の指定に係わり2度の議会議決が必要なので、当事者の声を含む必要かつ十分な住民意見が反映されると町は言うでしょうが、議会の意思は多数決のもと度々住民を裏切ってきたことも否めません。(12月議会には先ず条例の改正が議案提出される予定です)

 高槻市では本制度の基本方針を定めるに際し、1ヶ月間パブリックコメントを求めています。また指定管理者選考審査会の内容はホームページ等でのいち早い公開をするとも定めており、出来る限り行政の説明責任を果たそうとする姿勢が見て取れます。当町の「指定管理者制度導入指針」では、これらの点が抜け落ちています。私はこのことを指摘するとともに、制度の変革は必ず当事者にとって“良くなる”ことが保障されるものであることを前提にしなければならないと発言しました。

 夜は知人宅での“沖縄音楽の夕べ”に出かけました。美味しい料理とワインが胃袋を満たし、どこかDNAに沁み込んでいたような(父の故郷は鹿児島です)奄美の旋律が、サンシンの響きに釣られて心を満たしてくれた素敵な夜でした。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

言語道断!「勤務中に競馬場へ行った職員」

(2005年10月30日 日曜日 曇)

 一昨日28日付けの新聞朝刊は、標題カギカッコの見出しで職員の懲戒処分を伝えています。ほとんど全ての新聞社が報道した内容ですし、繰り返すのも恥ずかしい中身ですからあえて再掲は致しません。しかしまあ、本人曰く「魔がさした」と言いますが、約3時間もの間の職務離脱は明らかな確信犯であり、今までにも味をしめていた経過があるのではと思ってしまいます(新聞では初めてとの本人の弁がありますが)。さらには、馬券購入が他者からの依頼もあったのではないだろうか等々あらぬ想像まで浮かんできそうで、私は慌てて首を横に振って打ち消しています。

 実は本件については、新聞各紙に出る前日27日に議員はファックスで知らされています。しかし、問題なのは新聞の報道内容は一切書かれておらず「地方公務員法に抵触する行為があったので減給10分の1を3ヶ月続ける処分を行った」このことのみが知らされたに過ぎません。同じ日、町長公室長は高槻市の記者クラブに行き競馬場の一件を公にしています。新聞社がスクープしたのではないのです。これでは、事の次第は新聞で知ってくれと、議会に告げているのと同じです。

 さらにはこの“事件”が起こったのは9月25日で、競馬場で職員を見かけたと通報があったのが翌日です。つまり、議員に知らせるまでに1ヶ月以上の時間を経ていることになります。その間処分を検討していたのでしょうが、少なくとも事件の報告だけでも先行して議会にしておくのが当たり前ではないですか。1ヶ月の間には議員が全員集まる議員全員協議会も開かれているのですから、伝えるタイミングはあったのです。事件そのものも言語道断許せないですが、情報提供のありかたも実に拙い、後味の悪い町長の姿勢だと二重にガッカリしています。

 


 前の日へ トップへ戻る 次の日へ

子育てフォーラムを見学

(2005年10月31日 月曜日 晴)

 少し遅れて会場のケリヤホールに行くと、たくさんの親子が音楽にあわせて歌ったり、踊ったり、手づくりの楽器を鳴らしたりしていました。11回を重ねた今回の子育てフォーラムは、音楽グループワークセラピストの杉原康子さんを講師に「音楽といっしょにできること」をテーマにした楽しい催しでした。

 1歳から4歳までの子どもたちとお母さんは、多くが子育て支援センターのグループの仲間であったり保育所の園庭開放で知り合ったりと、日頃の友達づきあいが形成されていると思われる人たちが多いように感じました。従って、皆さん安心して気持ちよく楽しんでいる様子が見学の私にも伝わってきます。暴れたり泣き叫んだりしている子どもはいませんでした(ボランティアの腕の中で、最後までスヤスヤと眠っている子はいましたが)。

 核家族の中で母と子が硬直した関係で向き合うことが、様々な悲しみを引き起こしている事は否めない事実です。町を初め多様な機関による子育て支援を地道に進めてきたことが、今日の母子の笑顔と温かい雰囲気で裏付けられたように私は感じました。今後はこのフォーラムに行きたくても、足を踏み出せなかった母子がフォーラムの主役になっていくことができれば、とてもうれしいのですが・・・。

 最後に大きな大きな布をお母さんたちが周囲で持ってふ〜んわり、ゆらゆら子どもたちを包みました。シャボン玉がみんなの歓声のなかで生まれて消えて、今年の子育てフォーラムは終わりました。

 午後からは工事現場の「労働安全衛生について」をテーマにした講習会に参加しました。本講習会は、9月30日の建設業者野焼きによるスプレー缶爆発、第一幼稚園落下事件に対しての反省と今後の工事安全に資するため、町内全建設業者を対象として開かれました。しかし、全く通常の講習であり、事件を二度と起こさないとの目的を達成するものではありませんでした。

前の日へ トップへ戻る 次の日へ