副題は「読書とわたしの人生」
佐藤氏は数多くの映画を見て「任侠について」という論文を書き、ある雑誌に送った。 これを読んだ鶴見俊輔氏が雑誌に掲載して以降、佐藤氏の評論は注目を集めるようになる。
この本は、独学ということよりも読書ということに重きを置いているようだ。 読書の結果、わからなかったことがわかるようになる。その理解があらたな理解を生む、 そのような楽しさを描いている。 たとえば、同書には、黒澤明の有名な映画「七人の侍」に佐藤氏が抱いた違和感とその感覚を裏付ける書籍が描かれており、 読書の楽しさを伝えてくれる。
書 名 | 独学でよかった |
著 者 | 佐藤 忠男 |
発行日 | 2014 年 11 月 29 日 初版 |
発行所 | 中日映画社 |
発 売 | 三交社 |
定 価 | 1600 円(本体) |
サイズ | ?版 |
ISBN | 978-4-87919-821-1 |
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