まりんきょ学問所のはなれ(08)

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御意見をお待ちしています。


[00188] Re: スマート風力発電 by まりんきょ on 2011/07/30 10:45JST 元記事

なるほど、小さな風車を沢山並べて発電するのはいい考えだと思います。
大型化の理由は発電効率を高くするためですが、メンテナンスも複雑で
長時間かかるとなれば、むやみに大型化するのではなく、適正な大きさが
あるでしょう。

小規模風車を多数設置することに伴う問題は、送電量の制御と
多数台数のメンテナンスでしょうか。そちらはコンピュータと知恵の力で
克服できるような気がします。
合わせて配置の問題もあるでしょう。単純に格子配置すると風や音の干渉が
起きて予測が難しい問題が発生することが予想されます。
適正な配置を考える方策も必要でしょう。

風力発電の被害はあちこちで報告されています。これは風車が巨大である
ことが原因だとすれば、小規模化するところに解決の糸口があると
思いたいです。

> 全然違う分野ですが、熱源を発生する”ボイラー”の最新システムは
>巨大なボイラー1台使うより、小さなボイラーを沢山使い、熱の使用量に
>応じて台数制御するとのことです。
>これにより、メンテナンスが簡単になるとのことです。

なるほど。規模だけを追いかけるより、組み合わせを考えて使う
べきだということがわかりました。


[00187] スマート風力発電 by パパゲーノ川崎 on 2011/07/20 20:19JST

たまには工学的な話題を書きます。

原発事故のこともあり、風力発電が注目されています。

しかし、現在の主流の風力発電機は大きく、重心が高く、高さも高いものです。
わが国での設置実績は多くなりましたが。。。

1.台風や落雷で羽根が壊れたり、倒壊したりする。
2.回転により超低周波が発生し、付近住民に健康被害を及ぼすこともある。
3. 羽根の影による明暗差が発生し、付近の農作業の従事者がいらいらする。
4.苦労して設置したのに、風が吹かなかった。

などの欠点・被害が多くあります。

特に一番目の故障については、多く発生しており、赤字運転の自治体や
発電量の低下も多いと聞いています。
せっかく風力発電を設置しても役に立たず、逆にお荷物になっていることが
あるというのです。

 これは、巨大な風車を止めて、小さな風車を沢山並べて発電すれば
防げる・改善できることではないかと思うのですが。。。?
たとえば、故障については、小さな風車ならば簡単に修理できるし、
沢山風車を並べておけば、故障を免れる風車も多いだろうし、
それに強風による力学的な力も(テコの原理で)小さくなるから
倒壊損壊のリスクも減るはずです。また設置場所が低くて良いのであれば
それだけ落雷のリスクも減ります。
 また、実地調査が不十分で誤って風があまり吹かないところに
設置してしまったにしても、小さな風車ならば簡単に撤去して
良い場所に移動できます。
なお発電量や稼動数はコンピュータ制御で最適数にします。

 全然違う分野ですが、熱源を発生する”ボイラー”の最新システムは
巨大なボイラー1台使うより、小さなボイラーを沢山使い、熱の使用量に
応じて台数制御するとのことです。
これにより、メンテナンスが簡単になるとのことです。

風力発電もこの考え方を導入できないのでしょうか?


[00186] 元気です by まりんきょ on 2011/06/29 22:47JST 元記事

blog の更新はサボっておりました。あっというまに一か月がたってしまいました。
全部の日付を埋めるのはまだ先ですが、しばらくお待ちください。

「巨大事故の時代」は、人間が耐えられうる技術の限界を示した本です。
科学者や批評家の中には、今回の原子力事故を乗り越え、安全な原子力発電を行うべし、と主張する人もいます。
しかし、ある程度の大きな、本質的な危険がある技術は捨てるべき、
と高木は強くいっています(と私は受け取っています)。

そんな中、やはり原子力は必要だ、と言っている経済人がいます。
すると、どうしても筒井康隆のドタバタ物を思い出すのです。
題名は忘れましたが、こんなあらすじです。

 主人公は病を得るが、ある特効薬が効くということを知り、
 なんとかして薬を手に入れようとする。しかし、さまざまな邪魔が入る。
 あまりの理不尽さに主人公は叫ぶ。「俺には、命なんかいらない。
 ただ、あの薬が必要なんだ!」


[00185] Re: 歩数計 by まりんきょ on 2011/06/29 21:37JST 元記事

>まりんきょさん、ありがとうございます!
>歩数計は、落ちるもの、なんですね!

そうなんです。そこで最近ポケットの中に入れる落ちない歩数計を買いました。
快適です。


[00184] お元気ですか? by クロッカス on 2011/06/28 06:46JST

こんにちは。この頃blogが更新されていないようなので、少し心配しています。
まりんきょさんに触発されて、高木仁三郎『巨大事故の時代』を読み始めました。今はざっと概観した段階ですが、人間の良心の王道をいく論考であり、惰性に流れがちな自分自身を省みる指針を与えられます。
ではまた。


[00183] Re: 歩数計 by クロッカス on 2011/06/12 07:25JST 元記事

まりんきょさん、ありがとうございます!
歩数計は、落ちるもの、なんですね!


[00182] Re: 歩数計 by まりんきょ on 2011/06/11 23:50JST 元記事

こんばんは。

>設計はかくありたいものだ、というU字型の歩数計メーカーなどを
>教えていただけませんか?

http://www.ne.jp/asahi/pupunga/pun/konsilanto/taglibro2004-04.html.ja

この記事で話題にしていた歩数計のことですね。
おそらく、山佐時計計器のものだと思います。
「おそらく」と断定を留保したのは、この歩数計も落としてしまったから
です。
この万歩計も2010年半ばまでもちましたが、ついに肉が薄い部分に
応力(ストレス)が集中したためか、ひっかけ全体が取れてしまいました。

ひっかけが取れた後はそのまま放置していました。
これでは申し訳ないと思い、2011年1月に、ひっかけが取れた歩数計に、
現在は使っていないばね式の名札をアロンアルファで接着するという
荒業を使いました。こうして、ばねによって支えられる歩数計として
復活しました。

しかし、2011年3月12日(震災の翌日です)、駅で落としてしまいました。
拾いにでかけてもよかったのですが、ここらが潮時と思い、
放置してしまいました。

参考までに、本日のブログに絵を添えておきます。


[00181] Re: フランス映画 by まりんきょ on 2011/06/11 23:21JST 元記事

> ベティブルー、ニキータ、レオン、グランブルー
>など、名作と呼ばれていますが、かなり変な映画じゃないかなー。

このあたり、恥ずかしながら全然知らないのですが、名作で変な映画なら
見てみたいと思います。

この間テレビで『男と女』(Un homme et une femme)を放映したので
見てみました。あらすじはわかりやすかったのですが、妙にねじれた気分に
なりました。気のせいでしょうか。


[00180] 歩数計 by クロッカス on 2011/06/09 21:05JST

こんにちは。
私事なのですが、この春あたりから歩数計を使い始めました。それで、着け始めたときはやたらに落ちたのですが、だんだん体に馴染んで(?)落ちなくなって きたなあ、と思っていたら、夏になって薄着になったためか、またぞろ頻繁に落ちるようになったのです。私は女性で、ベルトではなく主にジーンズ(たまにス カート)のウエスト前左あたりに付けています。歩数計はクリップ式です。まりんきょさんの、設計はかくありたいものだ、というU字型の歩数計メーカーなど を教えていただけませんか?
公私混同、公開と非公開、建前と本音、うちの顔とそとの顔、などの線引き、いわゆる社会の常識が自分にはどうも欠けているようだが、どうすればよいかあまりはっきりわからなく、こんなことも書いてしまいました。


[00179] 金言(?)は時と場合によるのでは? by まりんきょ on 2011/05/17 22:47JST 元記事

>”君子危うきに近寄らず”と
>”虎穴に入らずんば虎子を得ず”を合成して
>”君子危うきに近寄らずんば虎子を得ず”という格言を冗談で
>作った人がいますが、実はこちらのほうが好みだったりします。

うまいですね。ことわざは正反対のことを言っていますので、
「金言(?)は時と場合によりにけり」
ということわざ(?)ができるでしょう。しかもこれは五七五で
語呂がいいのです。

>いつも「みんな違ってみんないい。」ことは無いと思うし、
>「みんな同じでなければいけない。」ことも無いと思います。
>でも、ここぞと言うときにはぴったりはまる言葉なんでしょうね。
>例えば、戦争中のご時世に”みんな違ってみんないい”という
>言葉を発するのは大変なことであったと思います。

ここぞ、というところでしょう。私が気になっていた例もこれに絡みます。
戦争中のご時世に金子光晴が発表した詩を評して、
高校国語の先生が言ったことです。
「戦争という行為がいいか悪いかはさておいて、みなが一緒に
 団結しないといけないときにこんな詩を書くやつはどうかと思う」
どんな詩かは忘れましたが、これで金子光晴の名前は覚えてしまいました。

>ところで、逆に
>「みんな同じ、生きているから~」というのは歌手”イルカ”の歌のフレーズにあったりしますね。

私は恥ずかしながら知りませんでした。かみさんは知っていました。


[00178] フランス映画 by パパゲーノ川崎 on 2011/05/16 17:20JST

 映像や音楽は美しいのですが、
ストーリーやキャラクターが理解できないようなものが
結構ありますね。
終わり方が特に。。。気持ち悪いです。^^;
変な夢見そうで怖い。

しかし、結構観てしまいます。中毒性があるのかも。

 ベティブルー、ニキータ、レオン、グランブルー
など、名作と呼ばれていますが、かなり変な映画じゃないかなー。

 変だから悪いというんじゃなくて、感性の問題ですけどね。

 こういうフランスの作品(合作も含む)に比べると、
イギリス映画はまともに思えてしまいます。
 トレインスポッティングとか、かなり変な映画でしたが、
一応ハッピーエンドであったこともあり、観終わって
変な気持ちにはなりませんでした。

 


[00177] 金言(?)は時と場合によるのでは? by パパゲーノ川崎 on 2011/05/16 16:59JST

”君子危うきに近寄らず”と
”虎穴に入らずんば虎子を得ず”を合成して
”君子危うきに近寄らずんば虎子を得ず”という格言を冗談で
作った人がいますが、実はこちらのほうが好みだったりします。

危ないことに近寄らないほうがいいでしょうが、
多少危ない目をしないと分からないこともある。。。
相反する内容だから、思わず合成したくなったのでしょう。 

いつも「みんな違ってみんないい。」ことは無いと思うし、
「みんな同じでなければいけない。」ことも無いと思います。
でも、ここぞと言うときにはぴったりはまる言葉なんでしょうね。
例えば、戦争中のご時世に”みんな違ってみんないい”という
言葉を発するのは大変なことであったと思います。

ところで、逆に
「みんな同じ、生きているから~」というのは歌手”イルカ”の歌のフレーズにあったりしますね。


[00176] Re: 〈和〉と〈同〉  by まりんきょ on 2011/05/15 07:20JST 元記事

おはようございます。

「対異散同」という文字の並びを見て、私は最初漢方薬かと思いました。

それにしても、和シテ同ゼズ、同ジテ和セズの例はなるほどと思いました。
いや、話が逆で和シテ同ゼズ、同ジテ和セズを説明するために、
対異散同の概念を作ったのでしょう。

高校のとき漢文の先生から「今は君子でなくとも、君子を目指して日々
克己努力している人も、君子といっていいんだ」とクラスのみんなを激励して
くれたことを覚えています。

> 少し話は飛びますが、小学校時代の恩師に、
>「みんなちがってみんないい」(金子みすずの詩です)という価値観を
> 教育されて、素直に信じて受け入れていた私でしたが、
> 最近、「みんなちがってみんないいって、ホントだろうか?」
> なんて疑問が浮かぶようになりました...

この疑問は私もずっと抱き続けています。またそのうち。


[00175] 〈和〉と〈同〉  by クロッカス on 2011/05/09 21:38JST

こんにちは。
メビウスのことばコーナーの「対異散同」興味深いです!
論語の例文ですが、これには私は思い入れがありまして、ひそかな人生テーマなのです。多分中学時代に国語の教科書で学びました。「君子ハ和シテ同ゼズ、小 人ハ同ジテ和セズ。」という読み下し文で記憶していました。そして、〈和〉は和合する、協調する、〈同〉は同調するとか付和雷同(あ、ここにも和と同があ りますね)などのイメージで、そもそも君子と小人を対比させているのだから和がプラス(+)、同がマイナス(-)となり、君子の寛容さ、懐の深さ、清濁合 わせ呑むけれど自分は揺るがない(今の言葉でいえばブレない、かな?)という理想をここにみたのでした。
 少し話は飛びますが、小学校時代の恩師に、「みんなちがってみんないい」(金子みすずの詩です)という価値観を教育されて、素直に信じて受け入れていた私でしたが、最近、「みんなちがってみんないいって、ホントだろうか?」なんて疑問が浮かぶようになりました...
 またおしゃべりさせてください。よろしくお願いします。


[00174] Re: 『翼』のミラシド by まりんきょ on 2011/04/26 23:31JST 元記事

>武満徹さんのポップス、ミラシド・ソドレミ始まりの曲です・・・
>「明日ハ晴レカナ曇リカナ」「三月のうた」「めぐり逢い」
>「○と△の歌」・・・

すごい当たり率で驚きました。「明日ハ...」と「○と△の歌」の歌は、
合唱団で歌ったことがありますが、忘れてしまいました。
武満さんがどこまでソドレミを意識していたのか、今となっては
知る由もありませんが、クロッカスさんのいうようなことだとすると、
本能的にソドレミの魔力をかぎつけていたのかもしれません。


[00173] 『翼』のミラシド by クロッカス on 2011/04/19 08:11JST

武満徹さんのポップス、ミラシド・ソドレミ始まりの曲です・・・「明日ハ晴レカナ曇リカナ」「三月のうた」「めぐり逢い」「○と△の歌」・・・


[00172] 武満徹のポップス by クロッカス on 2011/04/16 20:15JST

こんにちは。
ふと思い立って、石川セリ『翼』~武満徹ポップ・ソングス~にミラシド、ソドレミ始まりがあるかどうか調べてみました。なんと!収録曲13曲中、4曲も該当したのです!!3割2分5厘です^^
私の行動の動機のそのまた源泉には、まったくもって勝手ながら、武満氏の次の言葉に、まりんきょさんに通じるものを感じたことがあるのです。
 「きっと多くの方が、なぜクラシックの、しかもこむずかしい現代音楽を書いている作曲家がこんなアルバムをつくったりするのか、不思議に思われただろ う。『翼』という歌にも書いたように、私にとってこうした営為は、「自由」への査証を得るためのもので、精神を固く閉ざされたものにせず、いつも柔軟で開 かれたものにしておきたいという希いに他ならない。」
 
 それではまた。あ、反訓はむづかしいですね。パソコン利用により、異形同音異義の発見率が増えたようには思います。


[00171] Re: 映画の音楽 by まりんきょ on 2011/04/16 10:42JST 元記事

おはようございます。見てくださっていてありがとうございます。

フランス映画が変な気がする、と確かに書きました。私もそんなに絶対量は
見ていないので、相対的に多く見たハリウッド映画や邦画との比較で
話しています。

私の場合、アメリの音楽は聞けばわかることは確実ですが、脳内再生は
できません。脳内再生ができるのは、何度も聴いた曲か、映像の印象が
非常に強い映画音楽に限られます。後者では「七人の侍」ですね。
「荒野の七人」は映画は見たことがないのに音楽だけがわかります:-(
「シェルブールの雨傘」はセンチメンタルでいいですね。

レスピーギのローマ三部作は、圧倒的なオーケストラの鳴りに心が
踊ります。「ローマの松」を取り上げた名曲探偵アマデウスは、
私も見ました。音楽が何かを表すということはないはずですが、
この世のどこかとは違う、夢の世界に連れて行ってくれるのは
確かだと思います。そして、映画が生まれてからは、オーケストラや
バレエ、オペラから映画に芸術の主流が移っていった気がします。

ついでにいえば、レスピーギ以降、いわゆるクラシック作曲家による
オーケストラ作品は、逆に映像を空想で補ったほうがわかりやすいので、
ほとんどが映画音楽として聞いているほどです。


[00170] Re: 音楽(家)を題材にした映画 by まりんきょ on 2011/04/16 10:29JST 元記事

>”風の前奏曲”で検索すると、アマゾンのDVD販売のサイトの
>レビューが観られます。
>かなり熱い内容が語られています。^^

アマゾンのサイトを見ました。熱いですね。
映画に美しさを見る人もいれば、音楽バトルに興味を抱く人もいて、
ぜひ見て聞いてみたいものです。


[00169] 映画の音楽 by クロッカス on 2011/04/11 20:06JST

こんにちは。
まりんきょさんのHP,五年日記、掲示板、日々楽しみにしています。
さて、どこかでフランス映画はおしなべて変だ、とおっしゃっていましたね。お国柄か?という推測が面白いです。私は、比較する絶対量が少ないので変かどう かはよくわからないのですが、「アメリ」「冒険者たち」「シェルブールの雨傘」の音楽がよかった、という印象があります。もちろんフランスものだけでな く、「荒野の七人」とか「羅生門」の音楽もいいな、と思いました。とはいえ、今あげた中では、「アメリ」と「羅生門」の音楽を脳内再生することはできませ ん。そもそも、私は音を物理的に楽器を用いずに頭の中で鳴らす力が弱いのです。それで映画音楽なのですが、TV「名曲探偵アマデウス」で少し前にとりあげ られていたレスピーギに興味を持ちました。放送されたのは「ローマの松」だったのですが、彼の音楽はハリウッド映画音楽に影響を与えた、とポロっと聞きま した。オーケストレーションって、面白いものなのだろうなあ、と最近思うようになりました。
まりんきょさん、夏の八重洲アンサンブル演奏会ではレスピーギの作品もご披露くださるのですね。お忙しい毎日でしょうが、ぼちぼちがんばってください。陰ながら、応援、そして期待しております。
私の方ですが、今、フォーレの夜想曲1番を練習しています。どこかで読んだ「やや暗く、かげりのある変ホ短調という調性をもち、存在することそのものの悲 しみをともなっている」、という評も参考にしています。今の私の心境にうまくそぐうのですよ。まりんきょさんのコメントで、フォーレはひさしぶりのピアノ 曲で気負っていたのだろうが、私としてはかるく聴きたいのだ、という姿勢もすごくいいと思っています。ミラシドも万歳!

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