中小企業診断士(休止中)勉強日誌(2004年4月)

作成日: 2004-04-01
最終更新日:

歩数計の設計

つれあいが、外に出かけた途中で歩数計をなくしたという。 連絡を受けて探してみたが、見つからなかった。 つれあいがどういう理由でなくしたかはわからない(註)。 私も何回かなくしている。その理由なら考えられる。

歩数計は通常ズボンのベルトに挟む。この挟む機構が一番力のかかるところである。 最初にもらった歩数計は、この挟むところがU字状に整形してあった。 何百回と挟んだり外したりを繰り返しているうちに、このU字状のカーブの個所に亀裂が入り、 止められなくなってしまった。 次に買ったのは、洗濯挟みのように、バネを使って止めるようになっていた。 こちらなら持つのではないか、と思っていたが、そんなことはなかった。 バネが軸を中心に回転するのだが、軸を抑えている筒カバーが薄く、無理な力がかったとき、ここが壊れてしまった すなわち、軸と軸を支える筒の断面は◎のようになっているのだが、 外側の円のプラスチックが壊れてしまい、中の軸がずれてしまった。 すると、押さえる力が緩くなり、結局落ちてしまうのだった。

今使っているのは、最初と同じ、U字状に整形してあるものだ。しかし、このカープの個所の肉厚があり、 壊れにくい構造になっていることがわかる。私には、この構造がシンプルで気に入っている。 きっとこの歩数計は長もちするだろう。設計とは、かくありたいものだ。

なお、今回「歩数計」という言葉を使ったのには、理由がある。 今まで使っていたことば「万歩計」が、山佐時計計器株式会社の登録商標であることに気がついたからだ。

註:その後、つれあいは歩数計をなくしたのではなく、家から出るときに付けていなかったことがわかった。


文脈を読む2

下記記事の続きである。今日はつれあいがいた。おかずは焼き魚だった。 2皿できていて、台所に並べられていた。「好きな方を持って行って」 と言われたので、わたしは自分の皿を選んで食卓に持って行った。 しばらくしてつれあいが来て叫んだ。「なんで私のは持って行ってないの」 俺は「だって、好きな方を持って行って、て言われたから」 と呟いた。つれあいは「だから困る」とぼやいていた。


文脈を読む

ある晩、つれあいが出かけることになった。 そのため、つれあいは私に飯を作っておいてくれた。 晩帰ってきて食卓を見ると、 「自分のごはん(飯)は要りません」という書き置きがあった。 これをいいことに、私は残り茶わん一杯分を残して、飯を食べた。 つれあいが帰ってきて、残した飯を見て叫んだ。 「なんでこれだけしか残してないの」俺は「だって自分の分は要らないんだろ」 と答えた。つれあいは怒った。 「何言ってるの、いつも晩ご飯は、翌朝二人で食べる分だけ残すでしょ。考えなかったの」 確かに、普段の晩はそうする。 俺は答えて「何かおかしいと思ったんだが」 つれあいは畳みかけてきた 「よっぽど明日の分は残しておくように、 って書こうとしたけれど、出かけるので慌ただしくてメモ残すのたいぎい(面倒)でしょ。 そのあたり、考えてみてよ。文脈を読み取ってよ。残り一杯分しか残っていないと、 明日の分、今晩炊かないといけなくなるじゃない」 このように言われたので考え込んでしまった。

ソフトウェアを作るときには、仕様書というものを作る。仕様書には、どんなものを作ってもらいたいか、 機能や要件を書く。書かれている機能や要件をもったソフトウェアを作ることは当然のことである。 問題は、書かれていないことである。要求する側は、書かれていないことでも実現して当然と思っているし、 作る側は、書かれていないことは実現されないで当然と思っている。そこで、問題が生じる。 今回、私たちの間に齟齬が生じたことをどのように解決するか。 私が行間を読むのが一番良いが、私は鈍いから行間を読むのは苦手である。 私に行間を読めと言うのは、八百屋で魚を求めるのに等しい。こういう場合は、新たな指導原理をもってくればよい。 「要求されていることを疑え。特に不可逆過程(物を捨てる、食べるなど)は十分疑い、 決して実行するな」つまり、この場合は飯を食べてはいけなかったのだ。 もっとも、飯を食べなければ「何で食べてないの」と、別の理由で叱られることに変わりはない。 (2004-04-20)


花見と商売

4月3日、狭山自然公園に、仲間と一緒に桜を見に行った。小手指駅から1時間と少し歩くと着く。 駅前にはポプラというコンビニエンスストアがあり(炊きたて御飯を入れてくれるので有名)、 ここで酒を仕入れた。その後で、仲間がビールを集中購買しようとして、途中の酒屋によった。 1軒めは、日本酒しかないところ(こだわっている)で、ビールがなかったのであきらめた。 2軒めはビールこそあったものの、冷えていないビールしかなかったので、やはりあきらめた。 なぜ商売になるのに、ビールを冷やしておかないのだろう、不思議に思った。 後にこの仲間に聞いたら「公園で1本400円のビールを売っている商売人から、おどされているんじゃないの」 とのことだった。

4月4日は、別の仲間と、相模川ほとりの場所で、花見を試みた。本厚木駅から15分歩いたところにある。こちらは、 途中でスーパー(デパート)があり、「花見コーナー」と称して酒やつまみや敷物などを一緒に売っていた。 残念なことに、この日は小雨が混じるいやな天気で、花見をしている人はほとんどいなかった。

花見がロクにできないことは天気予報であらかた予想がついていたので、 ランビックというレストランで昼食を取るように切り替えた。 この店はけっこう客が入るように出来ているが、結局来た客はわたしたちを含めて3組だけだった。 天気がすぐれないときは、レストランでお花見をどうぞ、というような客の集め方をしてはどうだろうか。 ビールがおいしいだけに、もったいなかった。(2004-04-05)。


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MARUYAMA Satosi