まりんきょ学問所のはなれ(06)

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御意見をお待ちしています。


[00228] Re: 音楽教育など by NY on 2011/12/21 03:08JST 元記事

初見は自転車に乗るのと同じようなもので、ある時から急に上達するわけですが、音楽に対する一種の俯瞰力でしょうね。機能和声の枠内でならシャープやフラットがいくつあってもパターン認識で何とかなっている人が多いと思います。

そんなこと言いながら私はピアノしかできないのでハ音記号は読めませんが。
ついでに絶対音感もあんまり自信ないです。

ピアノの場合は音階でもアルペジョでも指使いにある程度は定石がありますから、短時間でそこへ帰着させる能力があれば問題ないわけです。結局は慣れと俯瞰力と両方でしょう。


[00227] 音楽教育など by まりんきょ on 2011/12/20 22:51JST 元記事

>私も呆れています.読譜力がない.なによりも初見力が無い.
>古典とロマン派(機能和声までですが)は基本的に初見力、
>ソルフェージ力で弾く物です.

私もそう思います。自分では初見とソルフェージは少しは自信があったので
なぜ音大生は初見を嫌がるのか理解できませんでした。機能和声で
書かれている時代の曲であれば初見でもそれらしく聞こえるはずです。

>フランスなどでは全く違った教育をしていることを聞いたことがあります.
>課題曲がものすごい数、ものすごい頻度で課される.
>それを大づかみにこなしていく.

マンガ「のだめカンタービレ」では、フランスのコンセルヴァトワールに
入学した主人公のだめがまさにものすごい数の課題曲に
翻弄される場面があったように覚えています。

>えっ?たしかまりんきょさんはフォーレの「バラード」を
>どこかで弾かれたと、どこかに書かれていませんでしたか?
>「バラード」に比べたら「エステ荘の噴水」は数倍易しいでしょう?

バラードを弾いたのは事実ですが、自分の体、特に脳と指がフォーレしか
弾けず、受け付けられない状態になってしまったのでリストには
苦戦した次第です。リストに慣れるには3年計画ですが、仮に
慣れたとすると今度はフォーレが弾けない体になっているのではないかと
恐れています。

>何弾こうかなと思案している時が、一番楽しいですからね.
>楽しみは長いのが一番.楽しくピアノ弾きましょう!

これにはまったく同感です。


[00226] リャードフ by まりんきょ on 2011/12/20 22:42JST 元記事

>ピアノで舟歌が一曲ありますが、親しみやすさの点でも
>薫り高い芸術性の点でも名曲だと思います。

最近やっと聴きました。ショパンの同名曲と調性が同じこともあって
比較対照されやすいのですが、リャードフの曲は親しみやすさの点で
ツボにはまっていますね。
自分で弾いてみれば魅力がもっとわかるのかもしれません。


[00225] Re: フォーレ夜想曲 後期 by Chouchou on 2011/12/17 15:19JST 元記事

まりんきょさま

こんにちは.
>>舞台に立って聴衆を驚かすような曲をさらわせるからです.
コンクールというのもくせ者ですね.音楽文化のあり方、聴衆のポピュリズムも問題.知らない曲を初めて聞くのを避けている.何よりの問題は下に書くように教育だと思っています.

>そうなのですか。私は(音楽大学ではない一般)大学に進み、
それでもピアノを続けて、社会人になっても続けて、素晴らしいことだと思います.
アマチュアを言う言葉は嫌いなので使いたくありません.敢えて言えば非職業ピアニスト.Non-professional Pianist.私 もそうですがプライドがあります.お金のためにピアノを弾くのでない.好きな曲を弾いている私たちは、介在物なく音楽(という精神/文化)に一番近い存在 なのです.一番ピュアに音楽と付き合っている.人生の中で音楽に連れ添っている.

>たしかに音楽大学在籍者は舞台に立って聴衆を驚かすような曲をよく
>選んでいました。おまけに、先生のところに持って行っていった曲
>しか弾けないという人もいて、これには呆れてしまいました。
私も呆れています.読譜力がない.なによりも初見力が無い.古典とロマン派(機能和声までですが)は基本的に初見力、ソルフェージ力で弾く物です.

>とはいえ、今となっては同情するばかりです。
日本の音大の教育が悪い.同じ一曲を一年も弾かせる.間違いなく弾くため、良い得点を取るためにそうするのですが、頭が悪くなってします.音楽をガブッと つかむ力が育たない.フランスなどでは全く違った教育をしていることを聞いたことがあります.課題曲がものすごい数、ものすごい頻度で課される.それを大 づかみにこなしていく.

>>これは賛成です.舞台映えのする曲ってありますから.
>>ぜひおためしください.まだお若いのであればなおさらです.
>>フォーレは全く舞台映えしません.それだけは確実です.
>>同様な難易度でもリスト→ショパン→→→→→→フォーレの順で受けます.
>
>私も若くありません。歳については先に書いた情報でお察しください。
ふむふむ、、、.しかし私の方が年上じゃろう.多少かかなりかは今日は伏せておきます.

>ちなみに、この夏は涼しくなろうと思ってリストのエステ荘の噴水を練習
>しましたが、最初のページで挫折しました。
えっ?たしかまりんきょさんはフォーレの「バラード」をどこかで弾かれたと、どこかに書かれていませんでしたか?「バラード」に比べたら「エステ荘の噴水」は数倍易しいでしょう?

>ショパンとフォーレの→の多さには思わずわらってしまいました。
その下にさらに→→→リャードフを追加しましょうか?
>
>>私はつい最近1898年製のSteinway & Sons Model Cを手に入れたことも
>>あって、1898年あたりに作曲された曲を中心にさらって、
>>どこかで弾ければと、ただ夢想的に計画しているところです.
>
>計画が実現に至った暁には、ぜひ私を呼んでください。演奏を聴きたく
>存じます。
ありがとうございます.あんまりのんびりして死んだりしたら困るので、「主題と変奏」はともかく年末までは仕上げて、と.あとは年末年始の休みに楽しみな がら選曲してと考えています.何弾こうかなと思案している時が、一番楽しいですからね.楽しみは長いのが一番.楽しくピアノ弾きましょう!
Chouchou


[00224] Re: フォーレ夜想曲 後期 by NY on 2011/12/14 00:53JST 元記事

リャードフの楽譜は最近になって全音からも出ているような気がします。天才肌なのになぜか知名度がいまいちなのは交響的な音楽をほとんど書けなかった体質だからでしょう。ピアノで舟歌が一曲ありますが、親しみやすさの点でも薫り高い芸術性の点でも名曲だと思います。


[00223] Re: フォーレ夜想曲 後期 by まりんきょ on 2011/12/13 23:35JST 元記事


>ピアノ演奏がサロンからホールへ市民層の拡大とともに起こった.
>それで1000人はいるホールで演奏して効果がある様な曲が
>その演奏法、ピアノの改良も含めて起こった.
>ピアノ音楽に取っては不幸な出来事だと思っています.

自分自身にかたりかけるような音楽はあまり弾かれないのは残念です。
最近、モンポウの「内なる印象」Impresiones intimas の楽譜を買って、
弾いています。ある内輪の会でこの中の一曲をあいさつ代わりに
弾きました。自分でいうのもなんですが、弾きたい曲を弾けて
いつもより調子が良かったですし、内輪の皆さんも喜んでくれたようでした。

>自分がその曲を好きで弾いていることが聴衆に伝わることが
>ピアノ演奏をする人間にとって一番尊い目標だと私は思っています.

わたしもかくありたいと思います。


[00222] Re: フォーレ夜想曲 後期 by まりんきょ on 2011/12/13 23:21JST 元記事

>アマチュアでも若い頃はたいがいショパンやリストにはまってますね。

私はショパンにははまりましたがリストにはついぞ太刀打ちできません
でした。好きな曲も多いのですが、ショパンよりもう一段、技巧の冴えが
ないとサマにならないと思っています。

>ピアノ曲は19世紀後半から演奏効果が肥大化していきますから
>テクニック的にも手が出ないものが多いです。
>レーガーあたりはなかなか味わい深いと思ってますが。

レーガーですか。あの分厚い和音をまとった音楽は昔憧れていました。
J.S.バッハの主題による変奏曲とフーガ ロ短調 の楽譜は見ただけでした。

>演奏効果が低くてもいい作品を書いた作曲家は他にもいます。
>私は個人的にはリャードフが好きなんですけど、
>日本ではあんまり人気ないですね。

すみません。私も「オルゴール」しか知りませんでした。探究の
しがいがあろうというものです。


[00221] Re: フォーレ夜想曲 後期 by まりんきょ on 2011/12/13 23:13JST 元記事

Chouchou さま、こんばんは。

>私はゴマンとはいないと知っています.
>一般によく弾けるピアニストほどフォーレが苦手な人が多い.
>それは音高→音大という教育にひずみにも問題があります.
>舞台に立って聴衆を驚かすような曲をさらわせるからです.

そうなのですか。私は(音楽大学ではない一般)大学に進み、
そこでピアノのサークルに入っていました。
今から 30 年前のことです。Chouchou さんの指摘はなるほど、
そんなような気がしています。

たしかに音楽大学在籍者は舞台に立って聴衆を驚かすような曲をよく
選んでいました。おまけに、先生のところに持って行っていった曲
しか弾けないという人もいて、これには呆れてしまいました。
とはいえ、今となっては同情するばかりです。

>これは賛成です.舞台映えのする曲ってありますから.
>ぜひおためしください.まだお若いのであればなおさらです.
>フォーレは全く舞台映えしません.それだけは確実です.
>同様な難易度でもリスト→ショパン→→→→→→フォーレの順で受けます.

私も若くありません。歳については先に書いた情報でお察しください。
ちなみに、この夏は涼しくなろうと思ってリストのエステ荘の噴水を練習
しましたが、最初のページで挫折しました。
ショパンとフォーレの→の多さには思わずわらってしまいました。


>私はつい最近1898年製のSteinway & Sons Model Cを手に入れたことも
>あって、1898年あたりに作曲された曲を中心にさらって、
>どこかで弾ければと、ただ夢想的に計画しているところです.

計画が実現に至った暁には、ぜひ私を呼んでください。演奏を聴きたく
存じます。


[00220] Re: 寒中のすさび? by まりんきょ on 2011/12/13 23:02JST 元記事


>こういうのを思いつきました。
>・・メリタボックドンシローム
>・・中途半端な当て字・・メリタ僕、頓死ローム・・

なかなか味があって(コーヒーですから)よいではないですか。
早速採用いたします。
アナグラムとの違いは、スプーナリズムが頭音の転換に特化していることですが、
あまり固く考えなくともよいのではないでしょうか。


[00219] Re: フォーレ夜想曲 後期 by Chouchou on 2011/12/13 15:50JST 元記事

まりんきょさん

こんにちは.

>ピアノ曲は19世紀後半から演奏効果、、、、テクニック的にも
ピアノ演奏がサロンからホールへ市民層の拡大とともに起こった.それで1000人はいるホールで演奏して効果がある様な曲がその演奏法、ピアノの改良も含 めて起こった.ピアノ音楽に取っては不幸な出来事だと思っています.ショパンの演奏がホールではほとんど聞き取れないくらい小さな音だったということは御 存知でしょう?その音量であの練習曲を軽いプレイエルで弾いていたのでしょう.

>演奏効果が低くてもいい作品を書いた作曲家は他にもいます。私は個人的にはリャードフが好きなんですけど、
なんと!私もLiadov大好き!この返信を頂いてあらためてたった一冊しか持っていないピアノ曲集から弾いてみました.「二つのバガテル」 (1903)、「三つのプレリュード」(1906).そして「舟歌」.これが私のピアノと同じ1898年に作曲されていました.これは弾かねば.

>日本ではあんまり人気ないですね。
これか繰り返し議論してますが、演奏効果を狙って好きでもない曲を弾くのか、極端には好きな曲だけを弾くのか、永遠の課題ですね.プロのピアニストでス テージでばんばん金を儲けないと行けないという(可哀想な)人で無いのであれば、好きな曲をメインにして、ま、あとちらりとテクニック的にここまで弾けま すよという曲を忍び込ませれば良いのだと、私は思います.

私はとある国で小さなリサイタルとした時に、演奏後に聴衆の一人(プロのピアニスト)から「あなたが好きで演奏していることが伝わって来た」と言われて涙 が出るほど嬉しかった.本当に自分が好きな曲だけを集めて弾いたのです.間違いなく弾く、テクニックで脅かす、コンクールのように高得点をとれる様な演奏 は、そういうことをやりたい人にお任せしたらいい.自分がその曲を好きで弾いていることが聴衆に伝わることがピアノ演奏をする人間にとって一番尊い目標だ と私は思っています.


[00218] Re: フォーレ夜想曲 後期 by NY on 2011/12/11 22:07JST 元記事

なるほど。私もそろそろ中年期に入ったのでフォーレの音楽をはじめとして、いいものだけを聴いていたいという感 じはなんとなくわかります。アマチュアでも若い頃はたいがいショパンやリストにはまってますね。ピアノ曲は19世紀後半から演奏効果が肥大化していきます からテクニック的にも手が出ないものが多いです。レーガーあたりはなかなか味わい深いと思ってますが。

演奏効果が低くてもいい作品を書いた作曲家は他にもいます。私は個人的にはリャードフが好きなんですけど、日本ではあんまり人気ないですね。


[00217] Re: フォーレ夜想曲 後期 by Chouchou on 2011/12/11 12:31JST 元記事

まりんきょさま

返信ありがとうございます.

>世の中には私なんか足元にも及ばないぐらいフォーレに傾倒している方が
>ゴマンといるはずです。
私はゴマンとはいないと知っています.一般によく弾けるピアニストほどフォーレが苦手な人が多い.それは音高→音大という教育にひずみにも問題がありま す.舞台に立って聴衆を驚かすような曲をさらわせるからです.私も舞台ではリストとか弾きますが、一人になった時はほとんどフォーレしか弾きません.正直 申し上げると残された時間との戦いでもあります.

>そういった方々からの、フォーレへの愛を惜しみなく捧げるページを私は期待しています。
私がびっくりしたのはまりんきょさんの博識です.ピアノ音楽に限らない.フォーレの生活、人生を深くご理解されている.素晴らしいことだと本当尊敬してしまいます.

>そのなかのお一人ではないかと思っています。>>いいのじゃないでしょうか?
>>その「好き」という気持ちが伝わることが一番大事なことだと思う.

>昔は好きという気持ちがあればそれでいいと思っていました。
>今もこの気持ちに変わりはありませんが、
>だんだん、みんなが知っている曲や受けを狙う曲というのも多少やってみてはいいかなと思っています。
これは賛成です.舞台映えのする曲ってありますから.ぜひおためしください.まだお若いのであればなおさらです.フォーレは全く舞台映えしません.それだけは確実です.同様な難易度でもリスト→ショパン→→→→→→フォーレの順で受けます.

私はつい最近1898年製のSteinway & Sons Model Cを手に入れたこともあっ て、1898年あたりに作曲された曲を中心にさらって、どこかで弾ければと、ただ夢想的に計画しているところです.「主題と変奏」(1895)、夜想曲 4、5、6、7番(1884-1898)、舟歌4、5、6番(1886-1896).フォーレの中期の頂点と勝手に解釈しています.Brahmsが前年の 1897年に物故していますが、彼の最晩年の作品といい、フォーレのこの頃の作品といい、ある意味ピアノ音楽が巨大化肥大化していく前の最後の良き時代と 思えます.


[00216] 寒中のすさび? by クロッカス on 2011/12/11 09:36JST

こんにちは。
また五年日記を閲覧できるようにしてくださって、ありがとうございます。嬉しいです!

こういうのを思いつきました。・・メリタボックドンシローム・・中途半端な当て字・・メリタ僕、頓死ローム・・
私は、カリタのコーヒーミルで、新鮮なコーヒー豆(フェアトレードで無農薬なら最高)を挽いていれたホットコーヒーが好きです。 ハナジローム(鼻白む)にもつうじるかなあ・・・。
なんて、自作スプーナリズムにも、いわれ、由来があることに気づいたりするのでした。いまいち、スプーナリズムとアナグラムの使い分けができません・・・大目に見てください。


[00215] Re: フォーレ夜想曲 後期 by まりんきょ on 2011/12/02 23:31JST 元記事

Chouchou さん、こんばんは。

世の中には私なんか足元にも及ばないぐらいフォーレに傾倒している方が
ゴマンといるはずです。そういった方々からの、フォーレへの愛を
惜しみなく捧げるページを私は期待しています。きっと Chouchou さんも、
そのなかのお一人ではないかと思っています。

というのは、この問答に心底畏敬の念を覚えたからです。

>絶海の孤島に誰の作品全集の楽譜を持っていくかと問われたら、
>「フォーレ」と答えるでしょう.


>でもピアノを弾く人間というのは好きな音楽を弾いていれば
>いいのじゃないでしょうか?
>その「好き」という気持ちが伝わることが一番大事なことだと思う.

昔は好きという気持ちがあればそれでいいと思っていました。
今もこの気持ちに変わりはありませんが、
だんだん、みんなが知っている曲や受けを狙う曲というのも
多少やってみてはいいかなと思っています。


[00214] Re: フォーレ夜想曲 後期 by Chouchou on 2011/11/27 08:51JST 元記事

まりんきょさん、NYさん途中で割り込んでごめんなさい.まりんきょさんのことは「まりんきょ学問所」をたまた まウェブで見つけて、その博学ぶりとフォーレの音楽に対する愛の深さにただただ驚愕していました.私もフォーレを弾くのですが、絶海の孤島に誰の作品全集 の楽譜を持っていくかと問われたら、「フォーレ」と答えるでしょう.「バッハ」「ベートーベン」と答える人は多いことは知っていますが、フォーレは一度の 魅力に取り付かれると、「分かる人にしか分からんのだ!」と言いたくなります.

>>フォーレは後期になると音程の幅が狭くなりますね。
>おっしゃる通りだと思います。歌曲に顕著ですが、ピアノ曲でも
>前期や中期よりは幅が狭くなります。
>おっしゃる通り10番も12番も弾かれないし、聴かれないのは
>もったいないことです。過去12番を内輪で弾いたことがありましたが、
>皆???という顔でした。
人前で演奏する時にフォーレを持っていくと、確かに減点で、これはプログラムを作る時に悩ましい問題の一つですね.
>ついでの話ですが11番も練習していて公開の場で弾く直前までいって
>やはり受けないかなと思い断念したことがあります。
でもピアノを弾く人間というのは好きな音楽を弾いていればいいのじゃないでしょうか?その「好き」という気持ちが伝わることが一番大事なことだと思う.
>
>>音形が単純になったぶんだけ、和声の妙味が充実して聴こえます。
>あのフォーレの独特の宙吊り和声は聴くと病み付きになります。
「宙づり」とは面白い.確かにね、移ろい易い和声感がフォーレの魅力ですね.また暗譜が難しいのはそこ.嫌いな人はそこがキライらしい.


[00213] Re: モンゴルの映画 by まりんきょ on 2011/11/13 22:04JST 元記事

>”チャンドマニ”という映画をご覧になることをお勧めします。
残念ながら埼玉や東京近辺で上映する機会は当分なさそうです。
気長に待つことにします。

>ちなみに、この映画の監督は日本人で、次回作はアフリカのマダガスカルの
>ギター弾きたちを主人公にした、”ギターマダガスカル”とのことで、
>現在製作中とのことです。

こちらが完成したら見に行きたいですね。音楽を扱った映画は
興味があります。


[00212] Re: フォーレ夜想曲 後期 by まりんきょ on 2011/11/13 22:02JST 元記事

ブラームスの嬰ヘ短調のカプリッチョは知らなかったので、
Youtube で聴きました。なるほど、曲想は似ていますね。

ブラームスとフォーレが交流していたとか、相手を研究していたとか
いうことは聴いたことがないので何とも言えませんが、可能性はあったかも
しれません。仮に交流も影響もなかったと仮定しても、時代の流れに抗して
室内楽に集中して作品を残すと、音楽語法が結果として似たものが出てくる
のかもしれません。


[00211] Re: アメージングボイスでオルティンドー by まりんきょ on 2011/11/13 21:58JST 元記事

モンゴルの音楽のいろいろな形を昔から今まで見ることができて、
なかなか面白い番組です。

あの番組のモンゴルポップスを聴いて、モンゴル的なものは一割もないと
感じましたが、ちょっと極端でしょうか。
最近は守旧的なものはなくなっても仕方がないと思うようになりましたが、
ノロブバンザドの流れをひくオルティンドーもまだ健在でしょう、
と勝手に思っています。男性のオルティンドーはまだ聞いていないので
いつか聴けたらいいなと願っています。


[00210] モンゴルの映画 by パパゲーノ川崎 on 2011/10/25 23:36JST

アメージングボイスで、モンゴル民謡に興味を持った皆様には、
”チャンドマニ”という映画をご覧になることをお勧めします。

この映画は、ドキュメンタリーの手法を使ったフィクション、という
不思議な作品なのですが、、、
チャンドマニというのは、モンゴル民謡のもうひとつ有名なものに
”ホーミー”があります。そのホーミー発祥の地が”チャンドマニ村”
なのであります。
物語は、ホーミーに関わる都会の二人の若者がそれぞれチャンドマニ村を目指して旅をする、いわゆるロードムービーです。
劇中で、オルティンドーやトプシュール(馬頭琴の原型となった楽器)の
演奏者なども出てきます。
この作品を観ると、モンゴルの人々は本当に歌が好きなんだなーと思いました。
とても素朴な土の香りがしそうな作品でした。

なお、この”チャンドマニ”はミニシアターや自主上映でしか現在
観ることが出来ません。
”チャンドマニ”で検索すると、映画の公式ホームページから上映映画館の
上映予定が観られます。あまり観る機会は無いかと思われますが、
もし機会があれば、ラッキーなので、ぜひ観に行かれることを
お勧めします。

ちなみに、この映画の監督は日本人で、次回作はアフリカのマダガスカルの
ギター弾きたちを主人公にした、”ギターマダガスカル”とのことで、
現在製作中とのことです。


[00209] Re: フォーレ夜想曲 後期 by NY on 2011/10/24 19:36JST 元記事

フォーレのピアノ曲はあまり人気ないんですね。
本当にもったいないことです。

12番はなかなか難しい曲ですね。ほぼ一定のテンポで弾く人もいますが
終わりの第二主題の回想の部分は速くして前半とのコントラストをつけるほうがいいような気がします。この曲、私も発表会で弾いたこともあります。やっぱりあんまり受けがよくなかったですね。

最初の内声の6度とか左手のオクターブの音形などはブラームスの影響でしょうか。フォーレがブラームスを研究していた事実は知りませんが、全体の曲想が嬰ヘ短調のカプリッチョ(作品76)に似ている気がします。

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