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森 博 嗣 フ ァ ン 倶 楽 部
ふ ぇ

森博嗣助教授の特別講議
「ミステリィと流体力学」
レポート *ページ2*
 講議キーワード 

Rheology
Reality
ABS
Chaos
Information
Mystery

*INDEX*
えとはん(No.00704)「講演会のこと」
THRILL(No.00897)「気になる存在、国枝桃男」
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Reporter:えとはん(No.00704)Title:講演会のこと
 3月22日、風の強いその日に講演会はありました。
 オフ会での反省から少し早めに来ていた私は、ちゃっかりいい席を確保し、遠くから高坂会長他スタッフの皆様のご尊顔を拝しつつ待機。まず担当の方(唐木さんかな?)のお話があり、受付で森先生の本を購入すると、講演会終了後の名刺交換会に参加できるとのこと。うーん、先生の本全部持ってるやん、俺。 どうしようかな・・・と悩んでいるうちに講演会開始。
 お話の内容はといいますと、いろいろありすぎてまとまりません!というくらい多岐にわたるもので、助教授としてのお仕事(研究)の内容から犀川&萌絵シリーズのネタばれ、はたまた奥様とお子さんのことなど、森先生のことがもっと知りたい!というファンにはとても勉強になるお話でした。 中でも流石先生と思ったのは、とりとめのない話をしているようで、実は頭の中ではしっかりまとまっていて、ちゃんと元の話に戻ってくるところ。 一見ごく自然なのですが、あんちょこも無しにすらすらとお話をするなんて、少なくとも私にゃ出来ません(ひょっとしてあんちょこがあったりして・・・)
 講演の最中に居眠りをする人もいなかったようで(当然ですが)皆さんとても集中して聴いてました。 先生も驚かれてましたが、それだけ内容の濃い、興味深いお話だったということです。(断言)
 最後の森先生への質問コーナーでは、いきなり「先生好きです!」(一部誇張有)に近い発言が出て、大いに盛り上がっておりました。 そんなこんなで2時間はあっという間に過ぎてしまい、講演会は無事終了。 高坂会長による花束贈呈では、タイミングをつかめず赤いハンカチを振れませんでした、無念!
 結局森先生の本を買わなかったので、名刺交換会は不参加・・・。後ろ髪を引かれつつも、6月はきっと参加しようと心に誓い、会場を後にしました。
 結論、森先生はとてもかっこよかったです。
 
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Reporter:THRILL(No.00897)Title:気になる存在、国枝桃男
  神の導きか(いや違うのだが)招待ハガキを頂いて、行ってきました講演会。
 「やっぱりROM人とは言え『森ぱふぇ』に入っていないのはマズかろう」と取ってつけたように会員新規募集ページの更新を待って会員になり(1週間前だった)、なんとなく体裁を整えて当日を迎えた(いや以前から興味はあったんですよ)。
 講演の詳細は他の方にお任せすることにして(凄く充実した2時間でした。改めてありがとうございました、森先生)、このレポートでは私の個人的な体験談でも語りましょう。それは、質疑応答。講演会に来られた方の中でも10数人しか出来なかった貴重な体験を私は運よく経験出来たので、質問とそれについて思ったことを述べて講演会のレポートにさせていただくとしましょう。
 質疑応答も半ばに差しかかった時、 K木さんはついに私の方へとやってきた。K木さんからマイクを受け取り、森先生を見た。森先生が私を見ている。デカイ図体にもかかわらず、緊張しまくっていた。ヒザがガクガク。簡単な自己紹介の後、切り出した。
 「先程、西之園や犀川の名前にはモデルがいらっしゃるとおっしゃっていましたが、国枝桃子のようなキャラクタの、名前ではなく性格的な意味でのモデルというのはいるのですか?いるとしたら先生の助手の方なのですか?」
 正直あがっていてこの通りの質問であったか覚えていない。とにかく、「国枝桃子に性格的なモデルはいるのか?」という質問をしたと思う。
 一瞬困ったような顔をした森先生(いや、至って平静だったとは思う。そう思っただけの可能性大)のお言葉を、はっきりとは覚えていないのだ、実は。何故って心臓がバクバクしてヒザがガクガクきて…。マイクを持つ手が震えました。度胸ないものですから。ただ「いるんですけどねぇ、本人には口止めされているんです。あ、これじゃ言ったも同じか(笑)」みたいなことをおっしゃられたような気がします。
 そうか…国枝桃子にはモデルがいるんだ…。なんとなく「やっぱりな」という感じ。私は文学部出身なのでよく分かりませんがいたとしても不思議じゃないだろう、と思っていました。太田忠司氏の解説でもそんな事を言っていたハズだし。それでも「実在する」という事にビックリしました。やっぱり助手の方なのかな?
 「あ、でもね、男性ですよ。女性じゃありません」
  ……え?
 衝撃の一言とはこの事だろう。
 先生は「女性じゃないですよ、やっぱり」とおっしゃられましたが、いや私などモデルがいたとしても絶対女性だと思っていましたから。何故って言われたら「だって国枝桃子じゃん!」としか答えようがないような気もするけど(笑)。「国枝の先に国枝なし、国枝の後に国枝なし」的な国枝桃子にモデルがいて、しかも男性…。パニックになりました(大袈裟)。
 国枝桃子。犀川助教授の講座の助手。既婚。名前や小説内での言動、描写で自分なりに描いていた「実際いるとしたらこんな感じだろうか?」のイメージ(固定観念)がたった一言で覆る。森ミステリィの中でも最高級のドンデン返しかもしれません(ミステリィじゃないって)。しかし、全く想像できない「国枝桃男」氏(仮名)。どんな方なんでしょう?気になる〜。
 その後ま、一応お約束的に「今の質問は優・良・可のどれですか?」などと聞いてみるが「その質問ではねぇ…」と「不可」を頂く。森先生に「不可」を貰った男。貴重かもしれない(笑)。

 講演会終了後、エレベータで会長と一緒になりました。その際「次の名古屋大学の学園祭もよろしかったら」と言われました。
 そうだ。講演会はまだあるではないか。名古屋に行けばいい。そして質疑応答でもう一つの疑問を森先生に聞くのだ。
 「真賀田四季にはモデルがいるのですか?」
 どうもこの男、現実と小説をリンクさせるのが好きなようだ。さすがに真賀田四季男はいないと思うが…真相は未だ闇の中である。 西之園萌絵男は…やめやめ!(笑)
 
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