過去の日記置き場です。
      いちおうしばらくは置いときます。

  最新の日記へ

過去の日記インデックスへ

なぜプリンなんでしょう。それはワタシが最近ハウスプリン○ルに凝っているから。(笑)


11月6日(火): アイちゃんの病気・診断編

11月9日(土): アイちゃんあまえすぎ

11月13日(水): 復活愛?

11月18日(月): 夜更かしすおちゃん

11月25日(月): あざらし



 アイちゃんの病気・診断編
(11月6日)

 日本シリーズのあまりといえばあまりな結果にすっかりやる気をなくしてしまった今日この頃、皆さんいかがおすごしでしょうか。(←イヤな時候の挨拶) っていうか、もはや巨○軍応援感謝セールも終わりつつある今、この話題は完全にはずしている。いや、はずれてくれてよかった!早くはずれてくれ、記憶の彼方まで飛び去って二度とニュース映像とか新聞記事とかをワタシにみせつけないでくれぇぇぇ・・・

 ともかく、10月中に片をつけようと思っていたアイノの病気話がついに月を越してしまった。心配してくださった皆さん、どうもありがとうございます&えんえんとひっぱってしまって申し訳ございません。先にオチからいいますと、もちろん全然だいじょぶだったんです。そうでなかったら書けないです。・・・とあっさり告白してしまうと今日の日記自体すでに用済みというカンジではあるが、せっかくなので引き続きアイノの病気のお話を最後まで書いてみよう。

 さて前回のラストで無事診察室に到着したアイノくりたろう。小心者で臆病者でびくびくでおどおどの小動物猫であり、キャリーに入れられて運搬されている間も恐怖のあまりすっかりおとなしく固まって、うんともすんともいわなかったアイノの心情を思うとナミダを誘われるものがある。ちなみにこれがスオミだと「みゃぁーん(こわいよぅ)」「にゃぁーーん(だしてよぅ)」とそれはもうカワイイソプラノで叫びまくるので、連れて歩くニンゲンも激しく消耗させられるものがある。どっちも哀れだが、この場合アイノのほうがニンゲン的にははるかにラクチンといえよう。

 というのはさておき、心配のあまりすっかり親ばか280パーセントモードになっているワタシに、獣医さんは冷静に「この子は気の強い子ですか?」と確認してきた。そういえば毛刈りのときもそんなこときかれたなぁ。そんで猫袋に入れられたんだった。あははは。(←鬼!?)
 しかし先生、それはだいじょうぶ!その点については非常に自信があります!この子は究極的にびくびくでおどおどで診察台で硬直するタイプの子で、なななんと毛刈りをするときも麻酔が不要なほど「かちーん」とかたまっていた実績があるんですから。ふっ・・・(←?)

 といった趣旨のことをこの5倍ほど丁寧なコトバで説明しながら、(これっていいことのはずなのに、なんで説明しているうちにあんまりうれしくないような気持ちになるんだろう・・・・・)と微妙にたそがれつつアイノをキャリーから出して診察台にのせた。予想通り追いつめられた小動物のようにまっくろな目で「かちーん」と気をつけ座りするアイノの姿は、病のために若干乱れた毛並みともども、いつにも増してなさけなくも小心なカンジを全身で力の限り表現しまくっていた。もう誰が見ても「狩りをする動物」ではなく「狩りをされる動物」そのものである。
 しみじみフビンさを噛みしめるワタシに追い討ちをかけるように発せられた先生の第一声は!

 「うわ、この子ふとってますねぇ!」

 がぁぁぁん!!!

 そ、そうかもしれないなとは思ってました。すおちゃんともあかおとも違うふにふにたぷたぷのおなか感触といい、うしろ姿の大福ぶりといい、ちょっと太目だなぁとは思っていました、いましたがぁぁ!やっぱりはっきり事実としてコトバにされるとショックなもんである。(←?) っていうか、せめて最初のひとことくらいは「なるほど、おとなしそうな子ですねぇ」くらいであってほしかったと思うのは、あまりにも過ぎた望みだったのであろうか。

 ともあれあまりにも情けないアイノの姿に気を取り直した(?)先生は、さっそく恐怖に縮こまるアイノのぷにぷにのおなかを探って膀胱の様子を見た。今朝ワタシが見たときは入ってなかった。入ってないと思ったのだが!?

 「あっ、やっぱりたまってる・・・」
 「えっ!た、たまってますか!?どうしよう・・・」
 「・・・と思ったけど、これは脂肪か?脂肪・・・みたいですね」

 ・・・・・・・・・・
 あ、アイちゃん・・・・・・
 ワタシがさわったときはおなかを上に向けた状態だったから「相変わらずおなかがぷにぷにでやわらかいなぁ」ですんだんだけど、こうしておなかが下に向いたおすわりポーズでさわると、あのぷにぷにのおなかが万有引力の法則によりふにゃふにゃとたるんで、あたかも中味の入った膀胱のように・・・!!

 ああ、獣医さんも見間違うほどのぷにぷにおなかだなんて。

 この瞬間ワタシが「ああアイノ、元気になったらぜったいにダイエットだ。スオミ525と大食いカールといっしょにライトフードで出直しだ」(←なにから?)と決意したことはいうまでもない。

 さて膀胱である。幸いワタシが確認したとおり、中味はほとんど入っていないことが判明した。それはよかったとはいえ、これでは尿検査をしようと膀胱をしぼっても一滴くらいしか出てこない。管を入れて採る方法もあったのだが、結局利尿剤を注射して自然に出たものを採取することになった。これだと猫的には苦痛は少ないようだが、当然時間がかかるので午後まで入院だ。びくびくアイちゃん的にはどっちがいいのか是非本人に訊いてみたいところだが、天然アイちゃんじゃーどう考えても会話ができる知性はなさそうなのでまるっきりムリである。(←そういう問題では全然ない)

 っていうか、ちょっと待て。あまりにも日記の間隔があいたのでもうお忘れのかたも多いかと思うが、この病院はきょう休診日なのである。いくらなんでもお休み中の先生に病院開けさせた挙句、そんな長時間かかる治療をさせるというのはヒトとしてあまりにも許されない行為ではないか。まさにひとでなし!

 そこで一応ワタシも「そんなに時間がかかるのでしたらご迷惑なので、他の病院に連れていきましょうか・・・」と申し出てみたのだが、先生は「どうせ他にも入院中の子がいますから、べつに手間じゃないですよ。気にしなくていいですよ」とサワヤカに笑ってくださるではないかぁぁ。さらにつけくわえると、休診日だったというのに「休日割増」みたいなものは一切取らなかったのである。「そういうのは取ってませんから」って先生っ!こ、このご恩は一生わすれません。いつか菓子折りもってきますぅぅぅ。

 かくてアイノを病院に預けたワタシはいきなり手ぶらになり、重いわ背中がイタイわ遠いわで地獄のようだった往路がウソのようなラクチンな帰途についたのであった。しかしアイノのことが心配で心配でたまらない。とりあえず尿がたまっていなかったことから重症の結石の可能性は低くなったとはいえ、まだはっきりと診断がおりたわけではないのだ。あああ、こんなに若くして結石だったらどうしよう。膀胱炎だってかわいそうだ。かわいそうすぎるぅぅぅ。

 そもそもアイノが膀胱炎になったとしたら、それは完全に人災である。というのもアイノ発症前のしばらくのあいだ、背中を痛めてかなーり寝たきり状態だったワタシには全然猫たちのケアができなかったのだ。その間のゴハンの用意やトイレのお掃除はもちろんダンナが真面目にやってくれたのだが、帰りも遅いダンナではどうしてもトイレ掃除の頻度が落ちる。そのうえ運の悪いことに、ワタシが背中を痛めて廃人化したのはまさに「砂がちょっと汚れてきたから全とっかえしなくちゃ!よし、今日帰ってきたらやろう」・・・と思ったその朝のことだったのである。

 さらにアイノは、我が家でいちばんの添い寝猫だ。いつもワタシが寝ているととことこやってきて、おなかのあたりにころんとくっついてごろごろいいながら一緒に寝てくれるという最高にかわゆいヤツなのである。さらにいわせてもらえば、こうして更新作業なんかしていると「なーん」と呼びに来て一緒に寝ようとしたりもする、究極的にかわゆいジャマジャマ猫だったりもする。よしよしアイノや、愛いヤツよのぅ。ほほほほ。(・・・・・・)
 背中痛のワタシが四六時中寝ているのを見て、そんな添い寝猫アイノが「あっ、ねてる。じゃあぼくもねなくっちゃ」・・・と思ったかどうかは定かではないが、実際かなりの長時間いっしょに寝ていてくれた記憶がある。ブリーダーさんにもいわれたのだが、どうやらこうやってニンゲンを看病して癒してくれる猫というのがたまにいるらしい。ワタシの看病・・・というか添い寝のためにゴハンやトイレが遠くなってしまったこととトイレが汚れ気味だったのとが重なって、とうとう膀胱炎になってしまったのではないか?というのである。

 つまりアイノは、結果的にワタシを癒して自分が病気になっちゃったかもしれないのだ。

 ああ、アイちゃぁぁん!!!アンタはなんてかわいいの。
 もともと天使みたいなところがあるんだから、ムリはしないでくれぇぇ。っていうか、ワタシの病気なんかもらってくれなくていいですから。むしろアイちゃんの病気はワタシが全部もらってあげるよぉぉ。ニンゲンなら保険もきくし(←?)、ちょっとぐらい病気もらってもアンタより耐性あるからだいじょうぶだよぉぉぉ。だから早くよくなってくれー!!

 落ち着かない数時間を過ごしたあと再度病院へ向かって結果をきけば、やはり診断は「膀胱炎」であった。潜血あり、というか尿自体が赤っぽくなっていたので見るまでもないくらい血尿で、数種類の菌が出ている。ただし結晶はゼロ!という、悲しいながらもちょっとだけうれしい結果であった。
 ちなみにこの後も結石を警戒して、経過観察を兼ねて2回尿検査をしたが、いずれも結晶はゼロ。どうやら尿道結石はまぬがれたようである。
 さらにお医者さんも驚いたことに、翌々日の検査ではいきなり細菌までゼロになってしまった。初回の検査でかなり菌が出ていたし、普通一日で消えちゃうとは考えられないらしいのだが、なぜか極端に素早く治ってしまったようなのだ。さすがはまぼろしの猫・アイノである。(←??)
 かくしてアイちゃんはすっかり元気になってこゆめやスオミを追いまわしており、最初の通院時5.8キロもあった体重も5.6キロになってさらにめでたしめでたしである。いやよかった。ホントよかった。

 っていうかこんなに早く治ったのは、もしかしたらおまじないのせいかもしれない。
 そう。アイちゃんを病気にしてしまってすごーーーーーく反省したワタシは、毎日毎日あやしい宗教のように「アイちゃんの病気はぜんぶワタシがもらってあげるからね!絶対治してあげるからね!!」と執念深く語りかけていたのである。ついでに撫で撫でして手かざしのごとくハンドパワーを送り込んでいたことはマジであやしげなのでホントにナイショである。(って、書いとるがな) おやばか全開というかなんというか、はっきりいって人様にはあまりお見せできない姿であるが、どうやら効き目はあったようだからまぁよしとしましょう。(←?)

 と思う理由はというと他でもありません。北海道にいる間ずーっとなんともなかった持病の潰瘍性大腸炎が、なんか久々に疼いてきたのである。ホントに首尾よくアイノの病気をもらってあげられたようでうれしいです・・・ふふっ、いいの。だってワタシの持病は医療費かかんないし。アイちゃんが病院に通うと泣きそうにお金かかるしね!でも、ひとつだけかなしいことが・・・

 ・・・ああ、また内視鏡か・・・・・・!!

 近日公開・スペクタクル巨編「これが内視鏡だ!」をおたのしみに。(←ウソ。・・・じゃないかも。・・・)



 アイちゃんあまえすぎ
(11月9日)

 きょうは三毛猫党宣言のページを必死でいじっていたのでもうへとへとだ。どのくらいへとへとかというと、さっきニュースで右上に「JAに街宣車が突っ込む」とかなんとか字幕がでていたのを「JACに街宣車が突っ込む」と見間違えて「なにー!?ナゼ右翼のヒトたちがジャパンアクションクラブに?!千葉真○が気に入らないとか日光○戸村の忍者ショーになにかウラミでも!?!?」と驚愕してしまったというくらいへとへとなのである。まさに廃人寸前だ。

 そんなよれよれのワタシを悩ませるもの、それはやはり猫!

 猫。あるときそれは最上の癒しであり、またあるときはアクマのジャマジャマ大魔王。なんびきいてもカワイイ以外には特に役にもたたないうえに、むしろよけいな仕事ばっかり増やしやがる邪悪な天使!ああ、なぜニンゲンはそれでも猫と暮らすのでしょう。やっぱし前世からの宿縁でしょうか。

 宿縁はともかく(・・・・)、我が家におけるジャマジャマ猫の定番といえばまずこゆめ&あかお連合軍によって早朝に行われるメシよこせすぐよこせ今すぐ出しやがれスカッドミサイルの波状攻撃であることは周知の事実だ。しかし最近ワタシをもっとも悩ませているのは意外なヤツの意外な攻撃である。

 それはアイノのあまあまビーーム!!

 ・・・・・・・・
 書いてて自分でがっくり来るくらいおやばかチックアタマわるそうだ。ああいやだいやだ。(←?)

 なぜそんな妙なことになってしまったのかは他でもない。前回までの日記でしつこくお話ししてきたとおり最近膀胱炎にかかって非常に我々を心配させたアイノくんには、膀胱炎全快後もひとつだけおそろしい後遺症が残ってしまったのだ。

 そう、あまあまである。

 そうでなくても病気で弱っているところにもってきて、あんなにびくびくのこわがりちゃんなのに毎日のように病院に強制連行されたうえ、やっとおうちに帰ってきても朝に夕にとっつかまえられて薬飲まされたのだからその恐怖のほどは察するに余りある。いちおう毎回必死で逃げまどうのだが弱っているのであまり抵抗もできず、すぐ追いつめられてはおびえて固まってしまうアイノの姿にはあまりの情けなさ・・・あわわわ、じゃなくって、哀れさにナミダを禁じえないものがあった。
 それでつい「アイちゃんおいで、一緒に寝ようねー♪」と昼といわず夜といわず添い寝に導き「よしよしアイちゃん、いい子だねー」となでなでしながら寝かしつけるという超絶過保護な毎日を送ってしまったのがいけなかったらしい。以来アイノにはすっかり甘えぐせがついてしまい、眠くなるとすぐむずかってニンゲンに添い寝を要求するというおそろしい猫になってしまったのだぁぁぁぁ!!

 ちょっと皆様、いくらなんでもひとりで寝れない猫なんて見たことあります??・・・・・

 もちろんただの甘えだとはわかっているのだ。いつもニンゲンがいるわけじゃーないし、時にはひとりで寝ていたり他の猫の近くで寝ていたりもするんだからホントに寝れないなんてことがあるわけはない。
 しかし、自分が寝たくなるととことこワタシのところに来て「ぅなーん」「みぁーん」とあわれっぽく訴えてはスリスリし、「どうしたのアイちゃん!まさかまた・・・!?」と心配するワタシを「こっちこっち」と振り返り振り返りお布団にいざなって一緒に寝ようとするアイノときたらぁぁぁあぁあ。

 かわいい。かわいすぎる!!邪悪なまでに愛らしいぃいぃぃ!!!
 こんなカワイイ行動に逆らえる猫好きさんがこの世にいるだろうか(いやいない)!(←反語表現)

 おかげでワタシはバイトがない日には強制的にお昼寝させられ、そうでなくとも毎日毎日夜もはよから(?)寝かしつけられ、そりゃもうクズそのもののようにだらだらと半寝たきり生活を送る破目に陥っているのである。健康体なのに・・・
 でも「ねようよぅ。はやく一緒にねてよぅ」と黒い目で訴えてくるアイノはマジで究極かわいいし、ワタシの胸元にぺったりくっついてシアワセそうにぐっぱーぐっぱーするアイちゃんのピンクの肉球つきのまんまるいお手手とふかふかのまっしろいおなかときたら、もうほとんどナチュラルぬいぐるみ状態でニンゲンを悩殺するのである。か、かわいいよぅ、くりのアイたろう〜。いや、アイノくりたろう〜。

 かくてワタシは今日も明日も「ひとりで寝れない赤ちゃん猫」になってしまったぷりちーアイちゃんとともにフトンでごろごろする廃人同様の日々を送るのであった。ああ、加速度付きでどんどんクズになっていく自分がこわい・・・

 あっ。断じてコレは惰眠をむさぼってばかりいることに対する言い訳ではありませんぞ!ええ、多分・・・



 復活愛?
(11月13日)

 きょうの日記にコトバはいらない!まぁみてください、これを。
 なななんとこのツーショットは!!!


スクープ!密会現場を激写!

 そう!かつてニンゲンを困惑させるほどにラブラブモーホーイヤーなカンジを醸し出していたにも関わらず、ほんのちびっとあかおが留守にしただけで200パーセントヤツのことを忘れ果てて、まさに手のひらを返したようなひどい仕打ちで元カレを嫌いまくったあの冷血ばかばかアイちゃんが、こともあろうにその元カレ・あかおと寄り添って寝ていたのだぁぁ。

 っていうか、この写真だと「オマエジャマだよ、きっ!」とオニのようににらみつけるアイノと「ぼく・・・どんな仕打ちにも耐えるよ・・・アイちゃんがすきだから。しくしく・・・」とずりおちそうになるのをけなげにガマンするあかおの図というふうにしかみえないのがアレだが、最初に発見したときはちゃんと添い寝していたのである。ワタシが「カメラカメラ!!」とバタバタしている間になぜかこうなってしまったのである。

 それって・・・
 もしかして、またワタシがジャマしちゃったのか?しーーーん。

 とにかく最近アイノとカールあかおの仲がちょっぴりイイカンジなのである。さすがにかつてのような「顔をみるのもイヤ!近くにくると威嚇!オマエなんてキライキライキライ!!!」という(一方的にアイちゃん側の)過激な対応はすっかりなりをひそめてきてはいたことは確かなのだが、まさか寄り添って寝るところまで関係修復されたとはこちらも思っていなかっただけにオドロキだ。

 これはもしや!
 ばかばかアイちゃんは病院通いの恐怖でまた記憶を失ったのではないだろうか!(・・・・・)
 それで都合よく「あのでっかい赤い子はよそものでしらない子だからキライ!」という思い込みも、砂のようにサラサラとアイノののーみそからこぼれおちてくれたのでは・・・
 そうだ。そうに違いない!!
 ああアイちゃん、病院に連れて行ってよかった!!(←そ、そうか?)

 しかしふたりがベタベタのあまあまの蜜月状態だったときは「モーホー、きもちわるーい」などとひどいことをいっていたくせに、ニンゲン側の態度のこの変わりようこそ手のひら返しているような気もしないでもないが、やはり険悪な状態よりはなかよしさん状態のほうが見ていてほっとするのは確かである。脱力もするけれども。・・・

 さて、ふたりの愛はこのまま復活するのか?!それとも単に最近冷えこんてきたからくっついて暖をとってるだけの即物的な関係にすぎないのか!?この禁断の愛の行方はどっちだ!次回の報告を刮目して待て!・・・って、こればっかり。



 夜更かしすおちゃん
(11月18日)

 我が家の回線が苦節約1年の風雪を乗り越えて(←?)、ついについにBフレッツ化してから早2ヶ月。これまで見るのがタイヘンだった写真いっぱいサイトも、何メガもあるソフトのオンラインアップデートも、マジで数秒のうちに終わるこの快適さをなんと讃えたらよいのだろう。

 56Kから10MBbpsへの変化。これぞまさにルネッサンス!っていうか産業革命!

 この回線スピードの飛躍的向上のおかげで、これまで相当の覚悟がないと見られなかった(・・・)動画や画像のサイトも本当に気軽に閲覧できるようになった。それで最近、遠い昔ISDNで接続していた頃からのお気に入りだったサイト・世界の窓をよくのぞいている。
 このサイトはかなーり有名なのでご存知の方も多いと思うが、要するに世界中のライブカメラのリンク集である。いまこの瞬間のウィーンの街角だの南極基地の映像だの大通り公園の積雪の状況なんかを気軽に見ることが出来てしまう、というのが非常に面白くて大好きなサイトだ。海外のカメラを見るときなんかは当然ながら時差にも注意しないと真っ暗闇のナゾ映像ばかりになってしまうというのもリアルタイムならではの面白さで、「こんなに手軽に世界中の映像を見られるなんて、ネットってホントにすごいなぁ!」といつも素直に感動してしまう。

 そしてこのページの中には、一般のご家庭の犬や猫に照準をあわせて設置されたライブカメラのリンク集も存在するのである。あるヒマな土曜の午後、「どれどれ」とあちこちの猫カメラを覗いてみたワタシは、恐るべき事実に気づいてしまった。それは他でもない!

 午後2時の猫はほぼ100パーセント熟睡している!!!

 という全世界的真理である。(・・・・・・・)

 ライブカメラというのは当然ながら一箇所に固定されているので、本来犬や猫のように家の中を自由に動き回るものを捉えるのはあまり得意ではない。通常は「かわいいにゃんこが見れるかな♪」とわくわく見に行ったとしても、よほど運が良くないとたまたまカメラの前に猫がいるということはないのである。

 しかし、午後2時の猫は一味違った。
 いつもはいくらのぞいてみてもなかなかリアルタイムの猫の姿なんて見られないというのに、どうしたことか見るカメラ見るカメラばっちりとかわいい猫たちの姿を映し出しているではないか!
 それもこれも猫たちがおもいっきりぐうぐう眠っているからだ。

 ぜひ皆さんも午後2時か3時にねこねこライブカメラめぐりをしてみてほしい。そのおそるべきヒット率に驚愕すること請け合いである。
 やっぱり猫というのはよく寝るものなんだなぁ、と改めて感動(?)しつつ背後を見れば、あかおはソファのうえでウルトラ寝りしているしこゆめはキャットタワーの上でザブトンのように丸くなって眠っているし、アイノでさえも扉あけっぱなしで出入り自由のケージの中にひとりひきこもってすやすや眠っているではないか。

 やっぱりみんな眠っている。
 す、すごい。
 今この瞬間、全国津々浦々でいっせいに猫たちが眠っているんだ!!
 なんというこの連帯感!地球はヒトツ、猫類は皆兄弟!と大書したくなるではないか。(←?)

 ところが、そんな「猫にとっての深夜」である午後2時に、なぜか眠りもせずにニンゲンにスリスリあまえる三色の影!
 いわずとしれたスオミ様である。

 どういうわけかすおちゃんは仲間たちが眠っているこの時間帯になかなか眠りにつかないうえ、異様に甘えんぼになる。すごーく眠そうなんだけど、それでも「しゅたっ!」とテーブルに飛び乗ってはワタシに向かってごろごろごろごろいいながら目をはんぶんくらいに細めて思いっきり甘えてくるのだ。そのカワイイことといったらもう筆舌につくしがたいものが・・・!!!(←おやばか)

 思うに、いつもひかえめで、他の子が甘えにきたり遊びにきたりすると「すーっ」とフェイドアウトしてしまうけなげなすおちゃんは、みんなが寝ていて一番ジャマされずにすむ「猫深夜」に夜更かししてでもニンゲンひとりじめで甘えたいのかもしれない。ああっ、いつもフビンな子だねぇ。ほろり。

 でもいいから早く寝なさい。正しい猫というものはこんな時間に起きていてはいけないのだぞ。っていうか、アンタはどうして他の子と一緒に遊んだり甘えたりできないのかねぇ。「あゆみ」に「もっと協調性を身に付けましょう」と書かれちゃうぞ!
 かくて今日も明日もすおちゃんはムダに夜更かし(昼更かし?)しては他の時間に爆睡しまくるという、まるでワタシのようなクズ生活を送っているのである。・・・・・・

 人のこといってないで早く寝よう。もう午前4時だよ・・・



 あざらし
(11月25日)

 まずは何も聞かずにこの写真を見てほしい。

モデル1・スオミ様。いつもかわいいあざらし寝り。

 かわいい。・・・じゃなくって。いや、かわいいけど。(←コラ!)
 とにかくいつものみけあざらしである。しかし本日のタイトルの「あざらし」は残念ながら珍種・みけあざらしのことではない。
 
 ではなにか。というのを説明する前に、さらに何も聞かずにこの写真も見ていただきたい。

モデル2・アイノ。微妙にぶさいくだがそこがまた。(←!?)

 ぽけっとまぬけな顔のアイノくりたろうである。ぶさいくだが、かわいい。ばかばかだが、かわいい。びくびくだけど、それでもかわいいっ!!ああ、猫愛はすべてを赦す。・・・じゃなくって。それはおいといて。

 さて、このふたつの写真を見た時点で、非常にカンのいい人なら既にワタシのいいたいことがおわかりいただけたかもしれない。しかしこれだけではまだちょっと難しいかもしれないので、もう少しヒントを出してみよう。次のモデル、あかおくんよろしく。

モデル3・カールあかお。微妙にマヌケにみえるが、みえるだけでなく本当にまぬけ。

 ワタシのおなかの上でコテコテごろごろモミモミ状態になっている恍惚のカールあかおである。ヘンなヤツだが、かわいい。まぬけだが、かわいい。うるさいガイジン小僧だが、それでもかわいいっ!!ああ、猫愛は(以下省略)。

 いかがでしょう、すおちゃん・あかおくんの写真とアイノの写真に決定的な違いがあることにお気づきいただけたであろうか。いえ、寝ころんでるのと起きてるののポーズの違いとかじゃーありません。では念のためもう一枚、ヒントを。

アイちゃん再登場。背景に三毛柄が・・・・・・

 さあ、もうわかりましたね。

 そう!ヒゲです。

 他の子たちのおひげは「ぴんぴーん」と元気に横にのびているのに、どういうわけかアイノのヒゲだけがアザラシセイウチのごとく「でろーん」と下向きに生えているのである!!!

ふ、フビンな・・・しくしくしく・・・・・・(笑)←どっちだ!
わかりにくいので図解。ねっ、ヘンでしょ・・・

 我々がこの事実に気づいたのは、つい先日のことであった。ぽへーっとした様子でぺったぺったと用もないのに居間を練り歩いてはゴロゴロいい、ゴロゴロいってはそこらへんのニンゲンにスリスリする意味不明カワイイ行動をとるアイノを見ていたワタシは、「あれ、なんだかこの顔って、どこかで見たことあるような気が・・・」と突然のデジャヴュに襲われた。このまぬけなカンジの顔、すぐ真っ黒になる目、そしておひげ・・・・

 おひげ??

 ここでワタシは不意に気づいてしまった。

 あれれ?アイちゃんのヒゲって、なんで全部下向き??
 ・・・ああっ、このおひげ。そうだ!わかったぁ!!アイちゃん、アザラシに似ているんだぁぁぁ!!!!

 ね、アザラシのヒゲってこんなふうに下向きにぼうぼう生えてますよね。・・・・・・・・・

 他の子でもたまに寝起きの時などにおひげに寝ぐせをつけてしまっていて、あっち向いたりこっち向いたりマヌーな姿になることはある。しかしアイノのアザラシひげはそういう問題ではない。おそろしいことに、寝ぐせとは無関係に常に「ぴよーん」と下向きになっているのだぁ!!!海の生物でもなんでもないのに・・・

 しかしこれはいったいどういうことなのであろうか。驚愕したワタシは、次にこのヒゲが持つ意味について考えてみた。
 ヒゲヒゲ。ヒゲといえば、よくモノの本には「猫のおひげは大事なアンテナです!おひげの感覚で狭い通路の幅などを測って、その場所を通り抜けできるかどうか判断したりしているので、決して切ったりしてはいけません!」などと書いてある。でもそれってやっぱり「ぴんぴーん!」と外向きに生えているから有効なんじゃないだろうか。だってこんなデタラメに下向きに生えたヒゲでは幅なんてはかれっこないから、「ここは通れるぞ!」なんてことがわかるとも思えないではないか。

 かくてワタシは、ヒゲの生え方がまぬけだということは見た目がまぬけであると同時に、猫としての運動能力的にもかなーりまぬけな結果をもたらすのではないかというおそろしい仮説を立てるに至ったのである。そして実際アイノの運動神経はかなーりまぬけなカンジなのだ。まさにのろわれたヒゲ!である。ああ、ホントにおそろしい〜。

 ヒゲと運動神経の件に関しては、今後もわが三毛猫総研(←?)の総力をあげて鋭意調査続行していくつもりだ。「我が家にもあざらしヒゲの猫がいるぞ!」というかた、その子の運動神経についてのご報告お待ちしております。(あざらしヒゲの子なんて、そんなにいっぱいいないような気がするけど。・・・・・)

 っていうか、アイノ・・・・・・
 アンタはほんとうに何から何までマヌーでぽけぽけでフビンかわいい子だねぇ。ふっ。(←達観したわびさびの心境)



過去の日記インデックスへ


●三毛猫党宣言 ●おしえて!三毛猫党 ●うちのねこたち ●定番!ふぉとぎゃらりー
●ぼちぼちだいありー ●自己紹介 ●こゆたんの育児日記 ●ここがヘンだよ!北海道
●ゲームコーナー ●党員さんリンク ●リンク

ホームへ戻る