過去の日記置き場です。
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北海道は新緑の季節!梅雨もないし。ひひひ。


6月1日(金): ねぞう

6月2日(土): ライラック(大通公園取材観光・・じゃなくって敢行)

6月4日(月): こゆめの誕生日

6月5日(火): マシーン不調

6月6日(水): 灯台元暗し?

6月7日(木): テレビっ子

6月10日(日): 道東リベンジ

6月12日(火): スオミ様の裏切り

6月13日(水): ニュースもヘンだよ北海道

6月14日(木): 毛玉が増えていく

6月15日(金): すおちゃん、すぴすぴ


 ねぞう
(6月1日)

 夜中に「ん?」と気づいたら、背後で猫がみっつ行き倒れになっていた。なんだかすごくカワイイ。
 寝てる猫ってのは、見ているだけで「ふにゃ〜ん」とこっちも力が抜けてシアワセになっちゃうというすごい効用があると思う。考えてみれば、寝ているだけでカワイイといわれてちやほやされちゃうなんて、ほんとに猫ってのはうらやましい動物である。ワタシだって寝てばかりいるけど、われながら全然カワイイとは思えないものがあるしねー。(・・・・)

 しかし猫がさんびきもいると、ちゃんと寝相も三者三様なところがおもしろい。

 アイノは普段はわりとオーソドックスな「日光東照宮・眠り猫のポーズ」(ヨガのポーズ名みたい)で寝ていることが多いのだが、きょうはたまたま「たれぱんだのポーズ」になっていた。すなわち、べにょ〜んと一文字にのびて、あごをぺったり地面にくっつけた状態である。たぶん少し暑くなってきたからだろうか、このところ「伸び寝り」をしているのをよく見るようになってきたが、これは力の抜け具合がなかなかいいカンジなのでわりと気に入っている。

 こゆめは普段からきわめて寝相がいい子で、「眠り猫ポーズ」でなければ「まんまる猫のポーズ」もしくは「くの字ポーズ」になって、いつもコンパクトにまとまって寝ている。日本の住宅事情にフィットした省スペース猫といえよう。これからのトレンドはやはり省スペース。さすが時代を先取りした猫・こゆめである。

 問題はスオミだ。
 以前にも何度か書いたと思うが、すおちゃんはどういうわけか仰向けで寝ていることが多い。その姿はちょうどラッコが水面に浮かんで、貝をおなかにのっけてぷかぷか浮かんでいるポーズにそっくりだ。さらに手は「うらめしや」の形になっているのがまた趣深い。(←?)

 なんで四足歩行をするドウブツが仰向けに寝るのだ。
 ぜったい構造的にムリがあるというか、明らかに間違っていると思うのだが、なぜかスオミは好き好んでこのポーズをとってすやすや寝ている。最初は「もしかしてニンゲンに甘えるつもりでおなかを出したんだけど、誰も気がつかなかったからそのまま寝てしまったのかなぁ」なんて思っていたのだが、どうやらそうではないらしい。
 誰もいないところでもこのポーズで寝ていたりするのだ。どうやらこの寝方がラクらしいのである。

 なんでアレで熟睡できるのか謎だ。
 そもそもノルウェーの森でこんな寝方をしてたらどうなってしまうのだ。謎は深まるいっぽうである。

 ぜったいに野生動物としては非常にあやしく、もしこの状態でクマさんとかオオカミさんに出会ってしまったりしたら相当やばいと思うが、とりあえず我が家ではニンゲンか猫にしか会わないので助かっている。

 しかも我が家で出会うニンゲンたち・・つまり我々は、これに非常に弱い。
 弱いというより、めろめろなのである。
 アレをみせられるともうかわいくてかわいくて、「ああ〜、すおちゃぁぁぁん!」と地団太ふんで白いおなかをなでまくっちゃうくらいツボなのだ。

やっぱり白いおなかはイイ!!
ああ〜ん、すおちゃぁぁぁぁん!

 しかし残念なことに、我が家でこの寝方をしてくれるのはスオミだけだ。アイノもこゆめもスオミより胴が長めなので安定が悪いのか、おなかを出して転がることはあるけれども、スオミのように真上を向いた状態で止まっていられないカンジなのである。

 惜しい!惜しすぎる。
 さんびきもいて、どうしてあとひとりくらいラッコのポーズで寝られないのだ!!

 このポーズを愛するあまり、ワタシは密かな野望を抱くに至った。
 すなわち、もし万が一魔が差して何かのマチガイで我が家にもういっぴき猫が増えたりすることがあるならば、この際ルックスは二の次にしても良い。そのかわり第一条件は「おなかを出してラッコのポーズで寝る子で、おなかが白い子」としよう!という無謀な考えである。

 ためしにマジメにブリーダーさんに言ってみたら、「それは・・・・こねこのときにはわかりません・・・」という至極まっとうな答えが返ってきたことはいうまでもない。
 うーん、やっぱりダメか・・・

 しかし「ラッコ寝り」はワタシにとってあまりにも魅力的だ。
 我が家における「ラッコ寝りの伝統」を確立するためにも、だれか真剣に「猫におけるラッコ寝りの遺伝」について研究・考察してくれる人はいないだろうか。そして「ラッコ寝り一族」を育成するのである。
 夢のような話だ。
 ぜひこの趣味に賛同してくれる同士を求む!委細面談、高給優遇!(ウソ)



 ライラック
(6月2日)

 札幌の町にライラックが咲く季節になった。
 なんといってもライラックは「札幌市の木」なのだそうで、先週の週末には大通公園で「ライラックまつり」なるものも開催されていたのである。
 そりゃー見ないわけにはいくまい。(?)

 そんなわけで、観光にかけては目がないワタシは是非ライラックまつりの取材に行きたかったのだが、先週は週末の天気が悪かったこともあり、とうとう行けずじまい。がっかりだ。
 まぁ行けなかったものは仕方ない。「ライラックまつり」は終わっちゃったけれど大通のライラックの木がなくなるわけじゃないし。よし、気を取り直して再挑戦だ。満開のライラックを激写しよう!・・と決意も新たに本日ばかばか撮影隊の出動と相成った。

 しかし!!!

 なんだかしょぼい。ライラックの咲き乱れ方がいまひとつというか、もしかしてこれって完全にピークを過ぎちゃった?というか、思ったほどいい写真が撮れなかったのである。がーん。残念だ。歌にもあるように、花の盛りはみじかいのだった。

 しかし、しょぼいながらも楽しい我が家。(←?) せっかくだから今回撮影してきた大通りのライラックをお見せしたいと思う。

天気は良かったんだよ。天気は。
テレビ塔とライラック

 どこにあるかわかるだろうか。右手の並木にぽちぽち咲いてる白っぽいのがライラックです。
 ね、しょぼいでしょう・・・・
 でもでも、咲いてる部分だけ写すとそれなりにみえるかも!

もっとアップにしないと花の形状がわかんないかも・・
ライラックの木

 ・・・・・・・

 やっぱりちょっとさびしいですね。(・・・・)
 とはいえ、木に近づくと「ふわっ」と甘い香りも漂ってきてなかなかいい感じだった。これぞまさに札幌の春の香り!

答え:地面に群れ咲いている!・・のでは全然なく、遠くに2本ある白っぽい花をつけてる木がライラック。
クイズ・ライラックはどこだ?(写真にカーソルを当てると答えが!)

 しかし、いつのまにか大通公園にもすっかり花と緑があふれている。雪祭りのときと同じ場所とは思えないでしょ。
 札幌にも花が一斉に開く春・・というか初夏がやってきたのである。。梅雨もないので、これからが観光シーズン本番だ。ふふふ。(なにか決意しているらしい)

 というわけで今回はややスカだったが、月夜ばかりじゃないからな。(←?!)
 今後のばかばか撮影隊の活躍にご期待ください。


 ***おまけ***

 突然ですが。実はワタシ、密かにもっとすごいライラックの写真を持っているのである。
 今回あまりに期待はずれな写真しか撮れなかったので、ここはひとつその秘蔵写真を見てもらっちゃおうかなぁなんてことを考えてみました。
 コレです。

花盛り!
こいつはグレートだぜ!

 まず木のデカさが違う。花の量も違う。たぶん満開っていうのはこういう状態のことをいうんだよね・・
 左下に銅像が写っているでしょう。これが人間よりちょっと大きいくらいのサイズだったので、比較すると木の大きさがよくわかると思う。ライラックの木!というよりライラックの大木!というカンジである。

 これはいったいナニかというと、昨年のゴールデンウィークにウィーンで撮った写真だ。ほんとうのほんまもんのオーストリアのウィーンである。町を散策しているときに、ちょっと藤に似た、白や薄紫や紅色の不思議な釣鐘状の花があちこちに咲いているのを見て、「きれーい!」とカメラに収めたのであった。

 ここでひとつ皆さんにも聞いてみたいのだが、皆さんはライラックの花ってどんななのか知っておられただろうか。
 ワタシは知らなかった。(威張ってどうする)
 だってライラックなんて見たことなかったんだもーん。

 北海道に越したのは昨年の6月だから、これを撮影した時点ではこの花がいったい何なのか全然わかっていなかった。
 もちろんライラックがこんなに大きな木に咲く花だということ自体知らなかったのだが、とてもきれいだったので、気になって帰ってきてからネットで調べて「どうやらあれがライラックというものだったらしい」と知ったのだった。

 5月初めにこんなにライラックが咲いてたってことはつまり、ウィーンは札幌より少し春が早いところなんだね!もっともこれを撮影したときは妙に暑くて、現地で半袖シャツを買って着替えてしまったくらいだったので、もしかしたら例年よりは早く満開になっていたのかもしれない。

 それにしてもやっぱり北海道の気候って、ヨーロッパのそれにかなり近いと思う。とにかく湿度が低いし、梅雨もない。夏になると緯度の関係でものすごく日が長くなる。毎日夜更かししてるからよくわかるのだが、最近の札幌は午前3時50分くらいにはもう空が白んでいるし、夜は7時半ごろまでうす明るい。ヨーロッパなんかだとサマータイムで1時間ずれるから、ヘタすると夜の9時ごろまで明るかったりするけれど、札幌だってもしサマータイムを導入したらそれに近いものがあるだろう。

 日が長いってのはなんだか得した気分でイイ。
 ただし冬は午後4時台から暗くなったりするんだけどさ。・・・・
 プラスマイナスゼロか。よく出来ている。(←?)

 とにかく北海道は日本のヨーロッパだ!(三毛猫党認定)
 ぜひ皆さんも北海道でお手軽にヨーロッパ気分を味わってみてください。なんちゃって。

答え:札幌・大通公園・・ではなく、ウィーンのどこかでした。これは白いライラック。
クイズその2・これはどこのライラックでしょう。



 こゆめの誕生日
(6月4日)

 きょうはこゆたんの誕生日だった。
 数日前からわかっていたんだけど、今朝ケータイの画面を何の気なしに見たら「こゆたん誕生日」とかでっかく表示されてておどろいた。コレ、「記念日表示」って機能なのだが、他にナニが記念日として登録されているかというと!

 スオミの誕生日とアイノの誕生日。
 終わり。である。
 ワタシの誕生日もダンナの誕生日も親兄弟の誕生日も、結婚記念日だって登録されていない。
 ああ、なんて男らしいの、ワタシ!
 清清しいまでに猫好き人生を貫いているとおもいませんか?(・・・・)

 さてこのように人間関係的には破綻しそうなワタシではあるが、猫関係的にはいろいろと気を使っている。
 誕生日には猫缶!そしてビスカルやシーバなど、若干のお菓子の付け届けは欠かせない!

 ところがこゆめは、やたら食い気があるくせにあんまりお菓子類は好きじゃないのだ。スオミだったらたとえば焼き海苔なんかが大好物なのだが、こゆめは全然食わない。
 どうしようかなぁ、と考えていて思いついた。以前レンジでマグロのサクを解凍したら端っこのほうに火が通ってしまったので、そこだけ小さく切って猫にあげてみたことがあったのだが、それを一番大喜びで食ったのはこゆめだった。
 うん、あれはよろこぶ。
 ちょっとゼイタクだけど、ここはひとつマグロでも買ってきてやるか!

 ・・・と思ってはみたものの、きょうはなんだかアタマが痛くてどうしても買い物に出かける気になれない。もしかしたらライラックの花粉のせいかもしれない。(・・・)
 うーんどうしようかなー、などと迷っているうちにとうとう夕方になってしまった。

 こ、こゆたん・・・・
 ごめんね・・・・・・
 明日ね!明日買ってきてあげるからね!!

 とひそかに心で謝ってみたものの、なぜかこゆめはアンニュイな様子で「じーっ」と窓辺から離れなくなってしまった。
 これがアイノなら、外のハエでも発見したんだろうとしか思わないが、いつも賢そうな顔をしたこゆたんだと、何事か思索に耽っているように見えてしまうのがつらいところだ。
 特に食い物が絡むと異常な根性と迫力でせまってくるこゆめである。
 猫の超能力でなんか気づいたのかもしれない。

 なんだかこわいので、早々に猫缶をあげて機嫌をとるワタシであった。
 もちろんこゆめはいつものごとく、スオミの分までたっぷり1.5人分たいらげて、非常に満足そうな様子であったことはいうまでもない。
 すおちゃん、ごめんよぉぉぉぉ。

 それにしても、あのちっちゃかったこゆめがもう一歳か!
 いまもちっちゃいけど!(・・・・)
 結局発情も来ないし、もしかするとワタシが最初にかけた呪い・・じゃなくっておまじないがまだ効いてるのかもしれない。(おまじないの内容はコチラ
 似てくれないかと期待していたやさしいお母さんの性格とはちょっとだいぶ違ってブラックなカンジだけど、それでもいいんだよ。
 ちょっぴりハゲ気味でも乱暴者でも食い意地小僧でもいいんだよ!

 ・・・・・・
 こゆめって意外と、あんまりいいところがなかったりする・・?

 いやいやそれは置いといて。
 とにかくこゆたんはウチの大事な末っ子です。どんな子だって大好きだから、ゆっくり大きくなってね!
 ・・と改めて語りかけるワタシだったが、例によってこゆめはまるで聞いていないのであった。
 なんだか全然愛が通じていない。
 オマエ、食い物のこと以外もちょっとは聞きなさい・・・



 マシーン不調
(6月5日)

 パソコンの移行で苦しんだ記憶も生々しい今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。(←?)
 なぜこんな書き出しなのかというと!
 そうなのだ。なんだか昨日から、TAまわりの調子がとっても悪かったのだ。

 ナニが起きているのかというと、ネットに接続してしばらく作業したりなんかしたあとにふと見るといきなり接続が落ちている。そんで、フツウに再接続しようとしても「モデム(というかTA)がありません」とかなんとか言われてつなげない。
 あり?と思ってデバイスマネージャを見ると、思いっきりTAが消えてて、USBの下に「不明なデバイス」が赤いバッテンつきで表示されているのだ。

 コレのおかげで、昨日は掲示板にレスを入れたあとHPの更新作業をやって、さあアップしよう!・・と思ったらつながらない!なんでやねん!!・・という状況にひそかに陥っていたのである。

 結論からいうと直ったのだが、消えていたTAのドライバを手動でぶちこんでみたけどそれだけじゃダメだった。なんでや?ともう一回よく調べてみたらなぜか仮想のCOMポートが消えちゃってたので、手動でCOMポートを設定してやって、TAの設定をそのポート名に変えてやったら復旧できた。

 ・・で、コレ読んで「あっそうか!そういうことだったんだね」ってすぐに理解できた人はどのくらいいるだろうか。
 いちおうネットにつないでHPを見たりしている人たちだから、普通の層よりはそういうことにも詳しい場合が多いとは思うが、ワタシの予想ではこの事態に陥ったときにすらすらと解決できるヒトは少数派なんじゃないかと思う。たまたまワタシは元サポートだからなんとかなるのだ。たとえばこれがウチのダンナだったら絶対直せない(断言)。

 しかもこの謎の「仮想ポート消失事件」は三度も発生したあげく、三回目に同じ方法で直したあとは再発しなくなって今に至っている。
 要するに、原因不明なのである。

 ああ〜、むかつく。
 なんでパソコンってのはこう、不慮の事故が多いのだろう。
 一家に一台時代も近いとはいえ、こんなんじゃ絶対家電にはなれないと思う。
 っていうか、某F社とかが「カンタンじゃねぇか」なんつー大CMを打って一般家庭をだまくらかすから、サポートセンターはタイヘンな目に遭うのだ。こらー、責任とれー。

 いや、それだけなんだけどね。ちょっとグチってみたかっただけなんです。オチがなくてごめんなさい。
 ・・っていうか、なんで日記にオチが必要だと思い込んでるんだろう、ワタシ。

 しかしこういう事件が起きると、ついニンゲンも真剣になるので、自然と「おしごとオーラ」がたちのぼるらしい。
 そうすると更に恐ろしいことが起こる!
 つまり、猫がめちゃくちゃコーフンするのである。
 作業効率はさらに落ちること請け合い!

 ・・・・・・・・
 猫ってどうして、真剣に何かやってるニンゲンを見ると楽しそうにジャマしに来るんだろう・・・
 まぁ、キミたちに楽しんでもらえてよかったよ。特にそこの三毛のヒトとブラックなヒト。
 ホントに似たもの姉妹・・・・



 灯台元暗し?
(6月6日)

 なぜかきょうもTAの認識がヘンになった。昨日はずっと安定動作していたのに〜。
 うーむ、中一日の登板か!あんまりムリさせるとジョーベもこわれちゃうよね。ひひひ。・・じゃなくって!

 こういうときはまず怒ってみることにしているワタシは、とりあえずむきーっ!!と怒ってみたがこの場合あまり役には立たない。なんとか直っていただかないと通信が出来ないので非常に不便である。

 ここでワタシは突然「もしかして、モニタのUSB端子に差してるのが不安定の原因か?」と思いついた。ウチのモニタはUSBのポートを2ヶも備えたハブなカンジのイカす液晶ちゃんなので、TAのケーブルも、本体でなくモニタのほうに差してあるのだ。

 ・・っていうか、外部機器がヘンだったら他の接続口を試すのはセオリー中のセオリーっつーかもしワタシが客からのデンワでこういう相談されたら真っ先にやらせるであろうことである。
 今頃こんなことを試すのはかなりヒトとして間違っていることにちょっとだけ心を痛めながら、本体のUSB端子に差し替えてみたら。

 けろっと直りました。
 これってもしや、絵に描いたような「灯台元暗し」?
 ・・・・・・・・・・

 はっきりいって、かなりバカである。もし自分の部下がこんな当然のことも試さないで「どこがおかしいんでしょう」なんて質問してきたら「ばかやろう!」のひとことでぶっ飛ばしてるところだ。

 だってー、めんどくさかったんだもん!ケーブルの長さが足りないから、本体につなぐんだったら換えないといけないなぁって。
 えーん、おこんないで〜。

 しかしこれはつまり、我が家のモニタのUSBポートは不安定だということを意味する。それはそれでちょっと悲しいが、白状するとホントはワタシ、ちゃんと別に単体のUSBハブを持っている。設置のときに、最初っからそっちを使ってケーブルつないでも良かったんだけど、よけいなものを置くとデスクまわりがごちゃごちゃするからイヤだったのだ。モニタに接続できると見た目もスッキリしていいなぁと思ったんだもん!しくしく。
 まぁいいや、モニタについてるコネクタはオマケみたいなもんだから。

 ・・・・・・
 ワタシって、ぜったいいいお客さんだと思いませんか?

 ここで「おかしい!ぜったい直してもらわなくっちゃ!!」と考えてメーカーサポートにデンワするヒトだっているだろうが、ワタシの場合別にたいして困らないなら「まぁいいや」と思ってしまう。
 これをいい客と言わずしてどうする!

 っていうか、半分くらいは「どっちでもいい機能を直すのに労力を使うのはめんどくさい」という不精者的感性のたまものといえよう。そもそもクレーマーなどと呼ばれる人々は、とにかくマメでしつこいのである。他人に対してずっと怒りをぶつけ続けるってのもすごくエネルギーが必要なことだし、ある意味根性があってエライと思うなぁ。ニンゲンとしてはだいっきらいだけどね!

 とにかく今回のことからワタシはまたひとつ真理を学んだのである!
 教訓:ハードの異常は最初にちゃんと切り分けしましょう。

 ああ〜、かつての部下が見ていたら、なぐられる〜。



 テレビっ子
(6月7日)

 きょうはとうとう巨人が勝ってしまった。いつかはこの日が来るとは思っていたが、とってもくやしい。ここはひとつ、明後日からの阪神の活躍に期待したい。くそー、清原め!なに頑張ってるんだぁ。そんなにお立ち台に立ちたいか!(←?)

 しかし、野球とかサッカーを見ているといつもおもしろいことが起こる。
 いつもとろいアイノが、なぜか画面の中のボールに反応するのだ。

 スオミがうちに来て間もない頃は、ひとりで静かな部屋でお留守番させるのがかわいそうに思って、なんと毎日テレビをつけっぱなしで会社に行っていた。今思えばけっこう過保護である。
 その際どのチャンネルをつけておくと一番喜ぶか?という選択にあたって、いろんなチャンネルを見せてすおちゃんの反応を見た。するとどうやら「スポーツ番組」が一番興味を引いているように見えたので、CS放送のスポーツもののチャンネルをつけて出かけるのが日課になっていたのだった。
 しかしすおちゃんは実のところあまりテレビには興味を示さない子だったので、スオミが成長するにしたがってこの習慣も次第にフェードアウトするに至ったのだが!

 アイノがうちにやってきたときに、いきなり事件(?)は起こった。
 そのときワタシは必死こいてグラディウスをプレイしていた。余談ながら、グラディウスシリーズはワタシの偏愛するシューティングゲームである。ぜひ着メロも初代グラディウスのテーマにしたいと常々思っているのだが、自分で打ち込むのがめんどくさいのでとりあえずダウンロードしたドラクエのテーマでガマンしています。でもアレ、外で鳴るとかなりはずかしいです。

 ・・話を戻す。とにかく、グラディウスをプレイしていたのである。歩行砲台がばんばん出てきて、画面じゅうに敵の弾が飛び交う状況下、ワタシは奇跡のように弾を避けまくり、狂ったように敵機を撃ちまくっていた。

 まさに絶好調!である。
 しかし!!そのとき現れた巨大な白いアクマ
 すなわち、画面のどまんなかに「どーん」とアイノがへばりついたのである。

 「ああ〜っ、アイちゃん、どいてくれぇぇぇ」というワタシの魂の叫びをも顧みず、ヤツはよりにもよってワタシの操作する自機・ビッグパイパーに襲いかかった。・・っていうか、「ちゃっ、ちゃっ」とムシにじゃれるみたいにじゃれついたのだった。

 ちゃっちゃっじゃありません!

 しかしその数瞬後、ワタシの断末魔の悲鳴を残してビッグパイパーくんが撃墜されたことはいうまでもない。
 なんてことをするのねん!

 同じようにアイノは、野球のボールとかサッカーのボールとかにもとっても敏感に反応する。
 おいおい、ナカタのシュートに飛びつくのはやめなさい!止めてどうする!ってカンジだ。
 ちなみにウチの子たちの中で、ゲームとかスポーツとかにこんなふうに反応するのはアイノだけだ。スオミやこゆめも気が向くとじーっと見てたりすることがあるが、あんまり画面に飛びついたりしない。

 さらにアイノは動物番組も好きである。
 いまCSで毎日のように「ムツゴロウ動物王国」のシリーズの再放送をやっているのだが、あんなの見てるともうタイヘン。
 犬といわず猫といわず鳥といわずもっと謎の動物たちといわず、動物さんが画面に映っていると気になって気になって仕方がないようで、「なんかいる?なんかいるよ!!」と画面の前から離れなくなるのだ。

 「コイツは猫が好きな猫だなぁ」とは思っていたが、アイノ、ほんとうに動物好きな動物である。

 まぁワタシとしてはグラディウスのジャマさえされなければ何でもいいので、積極的に動物番組を見せてあげることにしています。そういえば「猫が見るビデオ」ってのが売ってるけれど、たぶんアイノはアレ大喜びするだろうなぁ。いつか買ってあげようかなぁ。



 道東リベンジ
(6月10日)

 この週末はすっかり日記をサボってしまったが、これには理由があった。
 ダンナの釧路行き出張が金曜に重なったのをいいことに、なぜかワタシまで突発的に道東に出かけてしまったのである!!

 思えば前回の道東はさびしかった。とことん霧に見舞われて、観光の目玉たる場所はみんなとっても白かった・・
 しかし今回はひとあじ違う!!
 金曜も土曜もピーカンだったのである。・・いや、土曜はうすぐもりだったんだけど、前回のアレがあったせいか気分的にはどピーカンってカンジでした。(笑)

 では、わがばかばか撮影隊の鮮やかなリベンジをごらんあれ!

 まず最初のこの写真、ぜひ5月29日の写真を横に並べてごらんになることをおすすめします。(←このリンクは別ウィンドウで開きますのでぜひ並べてみてね!ええホントに。)

ああ〜、前回お留守だった湖さんがちゃんといる!!
翼よ、あれが摩周湖のカンバンだ!

 なるほど、この看板の後ろはこうなってたんだね!(・・・・・)

 ここまで辿り着いたときにはすでに夕方だったので、少々西日で全体的に赤っぽい色に染まっているが、それもまた一興ってことでお許し願いたい。(←?)

 西日に当たっても、やっぱり摩周湖はすごく青かった。ばかばか撮影隊として活動をはじめてから苦節?ヶ月、ついにこんなマトモなものを撮影できてカンゲキである。まさに来た・見た・勝った!というカンジだ。何に勝ったのかぜんぜんわかんないけど。・・・

 上の写真の看板があるほうの展望台はちょっと混んでいたので、早々に撤収して「第三展望台」という売店もないマイナーな展望台のほうに移動したところ、なんと人がひとりもいなかった。

 まじですか!こんな風景をひとりじめしちゃっていいんでしょうか。
 観光客も売店もない静かな場所から見る摩周湖は、ホントに神様が住んでいそうでちょっとこわいくらいだった。

 湖のまわりが切り立った崖のようになっているので、摩周湖は屈斜路湖や阿寒湖やオンネトーのように平地から見ることはできない。この光景を見るためにはなんとかして山を登って高いところから見下ろさなくちゃいけないわけである。今でこそ道路が出来て車でラクラク登れるけれども、アイヌの人たちがここまで来るのはさぞかし大変だっただろう。深い山をかきわけて登ってきて、静けさの中でこの湖を見たら、「キレイ!」よりも先に畏敬の念が湧いてきたとしても不思議はないと思う。やっぱりここにはきっと神様が棲んでいるのである。

 第一展望台は、向かって右手の方角にあります。
 第三展望台から見てるので、島の位置がちょっと違う。
ちなみに透明度世界一の座はバイカル湖に奪われたと聞いたけど、今はどうなんだろう。 
透明度世界一!じゃなくって二位!になったらしい。

 それにしてもこの日はとても風が強かった。湖面から吹き上がってくるような冷たい風は、めちゃくちゃマイナスイオン入ってそうで清々しさの極みだったが、はっきりいって寒かった。かなりとっても寒かった。この冬すっかり北海道仕様に生まれ変わったワタシでさえ「寒い!」と思ったくらい寒かった。
 ずっとこの風を浴びてたらビョーキも治るんじゃないかと思うくらいいい風だったが、ビョーキが治るまえに風邪をひきそうだったのがちょっと惜しいところである。(←?)

 さて、我々が次に取材しなければならないリベンジスポットといえば!

 美幌峠である。
 コレも是非前回の写真を横に並べてごらんください。

ああ美幌峠!・・って前回も同じことを書いてないか?
眼下に見えるのは屈斜路湖。

 サワヤカだ。
 青春の汗と涙のごとく思いっきりサワヤカである。
 前回のアレが夢のようではないか!

 しかし意地になって同じ構図で写真を撮って来るワタシっていったい・・・

 とにかく、美幌峠ってのはホントはこういうところなんです。この間の白いのは何かのマチガイですのでそこんとこよろしく!

 最後にオマケとして、前回は透らなかった場所の写真をご紹介したい。

ロケ地・北海道だってば。
ロケ地・中国(←ウソ)

 なんだか水墨画チックな岩山のそそり立つこの光景は!
 ご存知、層雲峡である。
 帰り道にうまく通りかかったので、さっそく激写してきました。

 このスポットは、層雲峡と呼ばれる地域の中でも一番有名な「銀河の滝」「流星の滝」という、なんだかウルトラシリーズ(・・・)を彷彿とさせるコスモなネーミングの二つの滝が見られる遊歩道のあるところだ。
 これまた爽やかな渓流が轟々と音を立てて流れていて、マイナスイオン飛びまくりの健康に良さそうな場所である。
 なんだか道東健康ツアーをやってるような気分になるワタシであった。

なんか前に来たときより水量が多く感じました
うーん、さわやか!
例によって証拠のカンバンあり
これが「銀河の滝」

 そんなわけでまたまた猫ズにお留守番をしてもらっちゃった我々が、帰宅と同時におもいっきりすおちゃんたちにゴマをすりまくったことはいうまでもない。
 アイノはまたワタシたちを忘れて真剣に逃げてたけどね・・・
 ふっ。空が青いぜ・・・きょうは雨降ってるけど。



 スオミ様の裏切り
(6月12日)

 またまた東京から友達が遊びに来て、我が家に一泊していった。
 じつは彼女は雪祭り期間にもウチに泊まりに来ており、その際にアイノのルックスに関する貴重な証言をしてワタシの目からウロコをぼろぼろと落としまくって帰っていったという過去(?)を持つツミな女だ。
 その友が今回またもワタシに新たな深い衝撃を与えたのである。

 我が家の猫ズは基本的にはニンゲンを恐れないのだが(除くアイノ)、過去に我が家にやってきたお客さんたちに特になついたこともなかった。
 ヤツラの基本的な態度は、スオミとこゆめの場合「だれだれ?だれかしら」と足やら手やら荷物やらを嗅ぎまくり、ナットクするととりあえず無視してマイペースに過ごすというものだし、アイノならばとことん逃げまくり隠れまくり、ちょっとでもお客さんが動いたりすると「びくびくーっ!」と過剰反応して脱兎のごとく安全地帯へ避難する・・というものである。(・・・・)

 今回もトモダチが来るやいなやスオミとこゆめは火事にむらがる野次馬のように様子を見に来て、アイノはといえばすっかり気配を消して地下に潜伏しまくった。
 そこまではいつもと同じだったのだが!

 彼女が来て1時間もたたないうちに、なぜかスオミがいきなり妙にくつろぎはじめたのである。
 近くをうろうろして甘えたりなんかしつつ、いつものようにラッコのようなポーズでおなかを出して寝始めたではないか。
 それどころか、彼女が「すおちゃーん」とおなかをぐしゃぐしゃ撫で回してもまったくヘイキにしている。

 な、なにーー???

 猫とお住まいの皆さんなら経験あると思うが、猫はおなかをいじられるのをあまり好まない。相手との信頼関係が成立するまでは、おなかをいじられたりすると「なにすんのよー」と手を抱え込んでかじかじケリケリしたり、「だめー」とたちまち起き上がってどこかにいっちゃったりするもんだ。
 やわらかいおなかは動物にとって急所らしいので当然といえば当然な反応であるが、すおちゃんもウチに来たばっかりのころは、おなかをナデナデすると「やーん」とワタシの手を抱え込んでケリをかましたものだった。

 それなのに、なぜか彼女にはいきなりおなかをさわられてリラックスしている!
 しかも彼女の撫で方ときたら、「猫なで」っていうよりは犬をなでるときみたいに荒っぽいのである。やさしく毛並みにそって撫でるとかじゃなくってくしゃくしゃかき回すってカンジなのだ。

 な、な、なんで??

 さらに彼女がじゃらしを振ると大喜びで遊ぶ。こういう時は、いつもならアイノとこゆめもすっ飛んできて一緒にじゃれはじめるので、ひかえめすおちゃんはすぐにさびしそうにフェードアウトしちゃうのだが、遊んでくれているのがよく知らない人だったせいか、意外にもこゆめが近くから遠慮がちに見守るのみで手を出そうとしない。アイノは当然ながら追い詰められたリスのような目で椅子の陰からびくびくと様子をうかがっているのでこの場合手を出すわけがない。(・・・・・)
 つまり、彼女が遊んであげることですおちゃんったら、久しぶりにオモチャをひとりじめで思いっきり遊べてしまったのである。

 それが良かったのかなんなのか、翌朝ワタシはおそろしいことを聞いてしまった。
 明け方、彼女の枕元でスオミが「くるくる、きゅーん」と甘え声を発して起こそうとしたというのだ。
 しかしワタシのトモダチは特に猫が大好きってわけでもないので「なにかなぁ・・」と思いつつ無視して寝ていたところ、なんとスオミ様、寝ている彼女のおなかの上に「しゅたっ」と乗って「ぅにゃ〜ん・・」とカワイイ声で鳴いたあげく、手でカリカリされたというではないか。

 なんだとぉぉぉ。

 彼女は猫をよく知らないから「カリカリされた」と表現したが、それは十中八九「モミモミ」だと思う。
 そう思う人手をあげて!ハイ、賛成多数ですね。モミモミに決定します。(←?)

 ジマンじゃないが、最近のスオミ様はもうめったにワタシにだってそんなことをしてくれない。ああ、本当に自慢じゃない・・・(いやいや、それも半分くらいは、いつもワタシにはりついているアイノに責任があると思うが。すおちゃんは他の子が見ているまえではあんまりあからさまに甘えてくれない子なのである。 ・・・・)
 それを、それを、きのうや今日現れたぽっと出の新人さんに、「ぅにゃ〜ん」の「モミモミ」だとぉ!!

 ワタシは、妻の浮気現場を目撃してしまったオットのように衝撃を受けた。
 すおちゃん、アンタ、ワタシよりもその女がいいのね!(←?)
 もうしりません!そこんちの子になっちゃいなさい!

 誰よりもワタシを愛してくれていると思ったスオミ様の思わぬ裏切りに、ワタシのココロはズタボロである。
 ああ、これが片思いなのね・・・

 ちなみにトモダチがお風呂に入っている間、急に安心したように出てきたアイノがワタシにへばりついてめちゃくちゃに甘えまくったことはそれなりにうれしかった。しかしもはやそんなことではこの心の傷は癒えない。
 こんなに猫に尽くしてきたワタシが、「猫なんかそんなに好きじゃないから、フトンの上に猫が寝ててジャマだったら平気でどかして寝られるヤツ」に負けたのだ。ああ〜。

 そんなわけでワタシはすっかり人間不信・・じゃなくって猫不信に陥っている。・・考えてみると、意外と「ばかばかアイノ」が一番ワタシを愛してくれてるのかも・・・・・でも、逃げるけど・・・



 ニュースもヘンだよ北海道
(6月13日)

 昨日書いたとおり月・火とトモダチが遊びに来ていたのだが、そのときいっしょにぼーっとニュース番組を見ていて思わず「・・・・」となる事件(?)がおこった。

 それはなんのヘンテツもない夕方のニュースであった。
 当然番組はあの許しがたい「小学校乱入オトコ」だとか真紀子ちゃんだとかのネタからはじまったのだが、ローカルニュースのコーナーになったところで突然ソレは起こったのである。
 「次のニュースです」とアナウンサーが言い、画面の下のほうにニュースの字幕見出しが出たところで目が点になった。

 「ヘリに牛が驚く」

 ・・・・・・・・・
 あまりのことに一瞬アタマが白くなったのではっきり覚えていないが、たしかこんなカンジの見出しだった。
 要するに、放射能処理施設か何かの建設予定地を調査するヘリが低空を飛んだところ、びっくりした牛が走り出してさあ大変!・・というような話だった。そんで、牧場だとか反対派が「調査をやめてくれ」と申し入れた、というきわめてマジメなニュースである。
 でも、「牛が驚く」・・・・
 いや、ウソじゃないんだけど、いくらなんでも見出しとしてこれはどうか。あ、おもしろいからいいのか。

 なんかやっぱり北海道ね、と思っていたら今度は「困った放れ馬」ときた。
 牛の次は馬・・・・・・

 これは、どこかで放し飼いにされてる馬が問題になっている云々というニュースだった。この馬たち、いちおう飼い主はいるらしいが、つなぐように言っても改善されないのだそうだ。東京でも犬や猫の無責任な飼い主について話題になることはあるけれども、いくらなんでも馬の無責任な飼い主というのはあまりきいたことがない。

 ああ、やっぱり北海道ね。スケールが違います。

 さらに畳みかけるように出てきたニュースが「クマ対処ツアー」ときた。
 家畜二連発の次はクマ・・・・・・・・・

 でもこれはとってもためになるニュースなのである(フォロー)。なにせ札幌市内でヒトがヒグマに食い殺される事件があるくらいだから、山歩きをする人にとっては切実な問題だ。そういえば、クマにやられた人ってたいていは山菜採りをしていてヒグマに出くわしてしまってるみたいなんだよね。ワタシはあんまり山菜って好きじゃないので命を賭けて山菜採りに行こうってヒトの気はしれないし、こういう知識が切実に必要ってこと自体になにか問題があるような気もするが、北海道人は大自然とおともだちなのだから仕方ない。(←?)
 ニュースのほうはクマ関係のプロだという博物館の人が、一般人のグループを引率して山を歩きながら「ヒグマの痕跡の見分け方」とか「山に入ったときの注意点」を説明してくれるというツアーを取材したものだったが、なかなか勉強になりました。でもワタシは出来ればクマにもクマの痕跡にも出くわしたくないので、たぶん一生山菜採りには行かないし知床五湖の遊歩道も歩かないと思います。ちなみにクマの痕跡を発見したらただちにその場を離れて山を下りなさいと強調してました。えーん、こわいよぅ。

 しかし、ほんの30分かそこらの間にウシとウマとクマのニュースが流れるなんて、あまりにも野生の王国ではないか。
 都会から来た友人はなんだか毛色の違ったニュースの連続をそれなりにおもしろがってくれたかもしれないが、このときワタシはしみじみ思ったのである。

 ウシが驚きウマが走り回りクマ講座が開催される北海道。なんだかよくわからないがすごい。
 北海道、やっぱり一味ちがう土地だぜ・・・・・



 毛玉が増えていく
(6月14日)

 アイノの毛玉が日夜増えている。
 思えば最初に毛玉に気づいたのは先月の今頃だっただろうか。最初にみつけたふたつの毛玉のうち、小さいほうはなんとかうまくほぐせたのだが、でっかいのはもうすっかり深みにハマっていて、どうにもならない状態だった。

 ああ〜、なんてことだ。このスペシャル昇進猫、じゃなくって小心猫アイノの毛玉なんてどうやって切ったらいいんだぁ!!・・と悩んだワタシだったが、これは意外とカンタンに解決した。
 すなわち、ヤツがワタシにくっついてふにふに甘えながら寝ちゃったスキに、ひそかに用意してあったハサミでチョッキンと切り落としたのである。
 さすがに切ったときは「ん?」というカンジでぼーっと目を覚ましたアイノだったが、「よーしよーし」と撫でてごまかすとまたうにゃうにゃ言いながら寝てしまった。

 まさか毛玉切りがこんなにカンタンだなんて!
 ああ、キミがとろくてホントによかったよ!

 ところが毛玉の悪夢はこれで終わったわけではなかったのである。

 とにかくアイノは何をやっても不器用な子で、当然ながら毛づくろいもとってもヘタだ。それはもう一生懸命なめているし、ついでにスオミやこゆめまでなめまくっているその努力は認めるのだが、はっきりいってなめればなめるほどゴチャゴチャになっていくようにしか見えないところが悲しい。
 このヘタクソな毛づくろいのせいで、特に首まわりに毛玉が出来やすいようなのである。

 ワタシが家にいるときは、アイノが甘えてくるたんびによーく撫でて毛玉が出来てないか確認し、早期発見によって被害の拡大を防いでいたのだが、ちょっと目を離すとたちまち毛玉が成長してしまう。
 このところやたらと観光ばっかしていたのが災いして、どこかにいって帰ってくるたびに新しい毛玉を発見するという呪われた状況に陥っていたのである。

 ああ〜、アイちゃん・・
 アンタはひとりで毛づくろいも出来ないんですか!(わかってたけど)

 まぁ出来ちゃったものはしょうがないので、例によって寝ているときを狙ってカットしまくっているのだが、とにかくワタシの切り方はかなり容赦がない(と思う)。すなわちどんなにデカいカタマリだろうと、毛玉は毛玉ってことで思いっきりひっつかんで豪快にカットしちゃっているのだ。どうせ猫の毛を美麗にカットするテクもなんもないので、この際見栄えのことはまったく気にせず実用本位に走った結果だとはいえ、ふと不安になってくる。

 こんなにザクザク切りまくっていいのだろうか。もしかするとアイノくん、ハゲちゃうんじゃ・・・
 しかもマダラハゲだ。
 ・・・・・・

 おもしろいかも・・・(笑)

 かくてアイノは、斬新なマダラハゲカットへの道を驀進しているのであった。
 '01年夏のニューモードにご期待ください。

 ちなみにスオミもこゆめも毛玉のケの字もありません。やっぱり男の子のほうが体があぶらっこいので、毛玉も出来やすいらしい。
 そういえば確かに、毛並みの撫でごこちの点では明らかに女の子のほうが数段上である。あんまり洗わなくっても女の子の毛並みはいつもサラサラ綺麗だし、なんだか毛が細くてやわらかくて繊細な感じがして、ずーーーっと撫でていたくなるようなとっても良い手触りだ。
 なるほど、こんなところにもひそかに「女の子のお得なポイント」があったのだなぁ。目からウロコだ。

 とにかく本日の時点でアイちゃんの毛玉は2個。でっかいのが首の左側にかたまってて、ちっちゃいのが右のわきの下あたりに出来かかっている。
 コレをカットすることで、アイたろうくんはまた一歩夢のマダラハゲカットへと近づくのである!

 ・・ホントにいいのか?!



 すおちゃん、すぴすぴ
(6月15日)

 きょうは久しぶりにスオミとたっぷり遊んだ。
 思えばひとりっ子だったころのすおちゃんは、毎日死ぬほどニンゲンと遊んでいたものである。
 特にスオミの小さいころは、このスーパー夜型動物のワタシが、なんと毎朝1時間も早く起きてお出かけ前にみっちりスオミと遊んであげるのを日課にしていた。当時はワタシも仕事をしていたので、昼間はすおちゃんひとりになってしまうのをフビンに思い、少しでもいっぱい遊んであげよう!!・・とワタシなりにがんばっていたのである。

 しかし、おとうとアイノがやってきてからというもの、いくら我々がねこじゃらしを振っても、アイノがよろこんでとびついてくるとスオミは「・・・・・」とさびしそうに引いてしまうようになった。
 あんなにニンゲンと遊ぶのが大好きだったスオミなのに、一度ひいてしまったが最後、どんなに呼んでも少しはなれたところから無言でじーっと見守るのみで、ぜったいに来てくれない。
 さらにその後こゆめがウチにやってきてからも状況に変化はなかった。アイノとこゆめは特にお互いに遠慮もなにもせず、早いもの勝ちってカンジで天真爛漫にじゃれついてくるのだが、スオミはとにかく他の子に遠慮してしまう。

 なんでアンタが遠慮するのねん!
 このばかばかきょうだい(注:アイノとこゆめは父が一緒)を見てごらん!(・・・・)
 アンタも来ていっしょに遊べばいいんだよ!

 ・・といくら訴えてもダメ。
 引くなら引くで、「わたしはそんなコドモとは違うのよ」ともっと余裕のある表情でゆったり構えてくれるのなら良いのだが、すおちゃんの場合は「・・・・・あそびたい・・でも、いいの・・・わたしなんて、どうせ・・・・」といわんばかりのじとーっとした目ウラミがましくみつめているから始末が悪い。

 なんだか背景に雪の日本海が「どどーん」と映って「ばばーん」と演歌が流れるようである。
 ヤツが勝手にエンリョしているというのに、これではなんだかこっちが悪いことをしているみたいで非常にイヤーな感じだ。

 これをなんとかするにはもう、スオミだけを別室に隔離してひとりで遊ばせるしかないのだが、そうしたらそうしたでスオミ、今度はドアの向こうで「いれてーー」と無邪気にカリカリ訴える他の子が気になってしょうがないのである。

 もうどーーーにもならないんですのよ、奥様。

 それがきょうは、ダンナにアイノとこゆめをまかせておいてワタシがスオミを連れて別室に行くことでかなりうまくいってしまった。時々隣の部屋の気配にぴくっと耳を立てたりもしていたが、かなりのびのびとめいっぱい遊べたのである。

 あそぶすおちゃんは、とにかくカワイイんだよね!(←おやばか)
 もうしっぽはぶんぶんだし、走り回ると血行がよくなるからピンクのおはなは濃いピンクになるし、疲れると「ぺたーん」と一見ゆったりと座り込むけど、実はかなりへたってたりとかするのがたまんなくて。

 そうそう、それだ。
 すおちゃんは、うんと息が切れると「べつに疲れたわけじゃないのよ、ちょっと飽きたから休んでるだけよ」といわんばかりのクールなポーカーフェイスでぺったんと座り込むのだが、そういうときはホントはとってもへばっているのである。よく見ると背中は大きく上下上下しているし、顔の前に手をかざしてみると「すぴー、すぴー」と鼻息がめちゃくちゃはげしくなっているのだ。

 その「すぴすぴ」の鼻息がなんとも笑えてカワイイんだよぉ!
 全然平気そうなすました顔をしているくせにひそかに鼻息がめっちゃ荒いんだもん。
 いつも「すぴすぴ」が確認したいがために、わざとすおちゃんをめちゃくちゃ走らせては鼻の前に手をかざしてウケたものだった。

 ああ〜、すぴすぴ、最高!!(←?)

 きょうは久しぶりにその「すぴすぴスオミ」を満喫できてニンゲンもシアワセでした。
 これからはいつもこの方法ですおちゃんと遊んであげよう♪

 ちなみにこゆめも「ポーカーフェイス・すぴすぴ型」であるが、アイノは違う。
 アイツは本当に疲れると犬みたいに口を半開きにして舌をべろーんと出してハフハフいうのだ。
 始めてみたときはほんとうにがっくりした。なんてまぬけなんだろう。
 いったいこれはホントに猫なのだろうか。ヒツジかカシミアヤギかなぁとは思っていたが、やっぱり犬だったのかもしれない。

 いろんな意味で、猫以外の動物としか思えないアイノであった・・・



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