お土産うどん


よくあるメール

 うどんなんて重いものお土産に向かない、こう思っていたが、最近の車中心の観光ではそうでもないようである。
「どれか薦めてください」
観光客から、こんな問い合わせのメールが多い、でも当然ながら香川県民はほとんど食べたことがない。
 一人で食べるのも何なんで、とにかく研究熱心で、商売上大きな釜も持っている、場所の確保には彼しかいないと4代目うどん王のK山氏を強引に誘い、こういうことを企てた。
                
             第1回お土産うどんを食べる会

 香川県人はあまり食べたことがないのに香川の代表的お土産になって
いる「お土産うどん」、どちらかと言えば茹でるのに時間もかかる、お土産
うどんをみんなで食べて意見を述べる会です。
 5から10種類くらい食べてみようと思ってます。
                   記
   1 日時  平成14年3月xx日(日曜日) 11時から
   2 場所  多度津町 味でこい
   3 会費  1000円
 
                                    企画  麺聖

買い出し

 第1回とは2回目以降があるのか?との突っ込みは置いといて、この企画場所を確保した今となっては、うどんを買いに行くだけでいい。知る人しか知らない究極のうどんを手に入れても何の足しにもならない。普通の人がお土産を買うところに行くだけでいい。
 金毘羅さんへとも思ったが、さすがに恥ずかしかったので、高松空港まで遠征し2階の三越で、お土産に悩む普通の観光客の振りをして6種類のお土産うどんを1つずつ買い、大きな讃岐うどんの紙袋を抱えて搭乗口へ行く振りをしてこっそり出口へと向かった。
 これに秋田名物七代佐藤養助の稲庭うどんと茨城県結城の乾麺(この2つネットで購入しました)、日讃製粉の半生と乾麺を加え合計10種類になる。

     名    前 種別 グラム 値段(円)   原材料 つゆ
めりけんや「さぬきうどん」 半生 300 400 小麦粉、食塩 付
西村「本場ゆふき」 乾麺 450 600 小麦粉、食塩 無
藤麺「本場さぬきうどん」 生 600 600 小麦粉、食塩 付
日讃「味でこい」 乾麺 250 130 小麦粉、食塩 無
日讃「さぬきうどん」 半生 500 500 小麦粉、食塩、酒精 無
川福「さぬき娘」 生 540 1000 小麦粉、食塩 付
七代佐藤養助「稲庭干しうどん」 乾麺 720 2000 小麦粉、食塩 無
久保田「田村の地粉うどん」 生 810 1000 小麦粉、食塩 付
かな泉「さぬきうどん」 生 500 500 小麦粉、食塩 付
石丸「讃岐うどん」 生 500 600 小麦粉、食塩、ph調整剤 付
   合    計  - 5,170 7,330 表の内容に誤りがあればご容赦を  -

 これを食べる人間だが、私の弟子のF君に声をかけると友達のA氏を連れてくるとの事で合計4人、1人1キロ以上こんなには食べられないので、愛媛の2代目うどん王のF田氏と神戸でうどん王国の王様になっているT氏に声をかけ合計6人になった。
 
 日曜日は「味でこい」の定休日それにもかかわらずお客のくること、徳島からマイクロバスできた団体もいた。休みの張り紙にかかわらず中で怪しげな人影、不信そうに帰っていく人が多かった。
 
 ゆで時間は指定のとおり、ただし業務用の大きな釜(家庭で食べるよりかなりおいしくなるはずの条件)でゆでた。だしは共通。表の順番にゆでて表の順番で食べていった。食べ方はそのまま、だし、しょうゆなど。最後のほうではさすがにお腹いっぱいになりすぎて、忍耐で食べていたが味わう気力に欠けていた。

結果発表

めりけんや 本場ゆふき 藤麺 味でこい 日讃
川福 稲庭干うどん 久保田 かな泉 石丸

 120×100程度では区別がつかないが、オリジナルではかなり違う。そして事前にこんなことがあるかもとひそかに恐れていたことがおこった。おいしいとかなりの得票を集めたのは稲庭うどん、熱いだしで食べると普通だが、しょうゆで食べるとおしいい、冷たいつけ麺で食べると最高だろう。値段からするとおいしくて当然なのだろうが、ゆであげて30分以上ほっておいてもこしがある、K山氏もその技術に脱帽していた。300年余の歴史は軽視できない。
 讃岐うどんに対する意見、感想は以下のとおり、K山氏以外は業界に遠慮などないのだが、ネットであることを考慮して。

今回の結論

 (半)生うどんは大差ない。製品の差よりゆで方のほうが出来上がりの差になる。たっぷりの湯でゆでることが最低条件である。特に川福、かな泉、石丸この3品はほとんど違いがわからなかった。さすが大手、というより、半(生)麺はある程度の限界まで達しているのかも知れない。しいて挙げるなら高級感で川福、安さでかな泉か?

 第2回目はうどん屋のお土産うどんをテーマに開催することが決まった。