マンドリンコンサート2018

明治大学が誇るマンドリン倶楽部は1923年に創部され、2023年には創部100年を迎えます。
豊橋での演奏会は、1961年4月に豊橋市公会堂で第1回目が開催され、地元の現役明大生が主体となって25回続きました。
しばらく中断がありましたが、1998年校友会設立35周年事業として復活し、以後5年ごとの周年事業として演奏会を開催しています。そして2018年は、設立55周年という節目の年で去る9月1日、アイプラザ豊橋にて演奏会を行いました。通算では30回目の開催となります。
「ある日突然」「虹と雪のバラード」などのヒット曲でおなじみのトワエモアの二人をゲストに迎え、マンドリン倶楽部との共演をお楽しみいただきました。

第30回演奏会より(2018.9.1)

明治大学マンドリン倶楽部によせて

明治大学長 土屋恵一郎(2016〜2019)

このたび、明治大学マンドリン倶楽部演奏会が盛大に開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。また、多くの皆さま方にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
明治大学マンドリン倶楽部は、遡ること95年前の1923年(大正12年)、日本を代表する作曲家であり、本学商学部卒業生である古賀政男によって創設されました。私は、マンドリンの伴奏によって演奏される古賀政男作曲で藤山一郎が歌う「丘を越えて」を聴くたびに、なんという名曲かと感動を覚えます。自然に心が浮き立ち、嫌なことも忘れます。同じように、プロコフィエフが作曲したバレエ「ロミオとジュリエット」の舞踏会の場面で、ジュリエットが弾くマンドリンでロミオが踊る場面も好きです。古賀政男もプロコフィエフもマンドリンという楽器に備わる音楽の快感にとても忠実でした。マンドリンは、あらゆる音楽につながる豊かさを持っています。明治大学マンドリン倶楽部も、このマンドリンが持つ無限に広がる可能性を表現してくれるでしょう。
 そして、全国で開催される明治大学マンドリン倶楽部の演奏会は、明治大学の音楽文化の高さを謳っています。このことに貢献する明治大学マンドリン倶楽部に敬意を表するとともに、ご来場の皆さまも、マンドリンの音の広がりと強さ、そして豊かさを感じ取っていただけたらと思います。弾かれた弦から伝わる幾重にも折り重なった紫紺の響きによって、皆さんの記憶に残る演奏会になるものと確信しております。
 結びにあたり、指導にあたられている関係者の皆さまに心からの感謝をささげるとともに、明治大学マンドリン倶楽部の益々の活躍を祈念申し上げます。
IMG_3011.jpeg開場時間を前に玄関前で 入場整理・観客誘導スタッフ

IMG_8888.jpegオールキャスト、スタッフ、ゲストでの記念写真

ごあいさつ

明治大学マンドリン倶楽部第96代主将
政治経済学部4年 茂木聖親

 本日はお忙しい中、明治大学マンドリン倶楽部の演奏会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
 明治大学マンドリン倶楽部は、大正12年に昭和を代表する作曲家・古賀政男先生を中心として創設されました。以来、伝統の「何でも弾いてやろう」のフロンティア精神の下、古賀メロディーはもとより、ポップスやラテン音楽など様々なジャンルに挑戦し、直向きに音楽と向き合い続け、今年で創部96年を迎えることが出来ました。これも会場に足を運び、温かい拍手とお言葉で応援して下さる全国各地の皆さまのおかげと、部員一同深く感謝しております。
さて、本年は古賀政男先生の没後40年の節目の年となります。世の中の移り変わりが激しい昨今ではありますが、時代を経て今なお愛される古賀先生の楽曲を大切に、先輩方が積み重ねてきた伝統を受け継ぎ、さらなる発展を目指して引き続き努力してまいります。
何分学生の演奏でございますので、時に至らぬ点もあるかと存じますが、皆さまにご満足頂ける演奏会を目指し、部員一同精一杯演奏いたします。どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
 最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、ご尽力下さいました主催者の皆様、並びに関係者の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。

明治大学マンドリン倶楽部プロフィール

1923年(大正12年)、後に日本を代表する作曲家となる古賀政男の他数名の学生たちによって創部された、明治大学マンドリン倶楽部は、本年(2018年)まで96年の長い歴史を築いてまいりました。卒業生の中からは作曲家、編曲家、演奏家、テレビ・ラジオ・レコード会社等、音楽関係で活躍する人達を輩出しております。
日本各地から招かれての全国公演に加え、イタリアや中国、アメリカなど数か国で海外公演を行うなど、世界的舞台で活躍をするマンドリンオーケストラ団体です。
レパートリーにはクラシック、ポピュラー、映画音楽、ラテン音楽、各国の民謡や日本の歌謡曲、古賀メロディー等あらゆる音楽にチャレンジしており、今なお演奏の幅を広げています。
古賀政男先生の任命により2代目の指導者として倶楽部卒業生の作曲家・編曲家である甲斐靖文氏が音楽監督、常任指揮者としてマンドリン倶楽部独特のサウンドを作り上げ、47年間貢献されています。
IMG_8756.jpeg会場設営完了.

IMG_8761.jpegリハーサル風景1IMG_8767.jpegリハーサル風景2

演奏会曲目

【第1部 心に響く、日本のうた】



op.明治大学校歌
1. 昴
2. タッチ
3. 影を慕いて
4. 丘を越えて
5. 東京五輪音頭
6. 幸せなら手を叩こう
7. 阿久悠ヒットメドレー
8. 津軽組曲より「夏」

IMG_8771.jpeg

ごあいさつ

トワエモア

明治大学校友会東三河地域支部55周年、おめでとうございます。
今年も明治大学マンドリン倶楽部の皆さんとご一緒できる機会をいただき心より感謝申し上げます。
初めてマンドリン倶楽部の演奏会に出演させていただいてから、もうすぐ10年になろうとしています。
部員の顔ぶれは毎年少しずつ入れ替わっているわけですが、演奏会への皆さんの取り組み方はいつも変わることなく、伝統をしっかりと受け継ぎながら練習に励んでいる姿にいつも感心させられます。
トワエモワも来年はデビューから50周年を迎えます。
今日のプログラムはヒット曲が中心ですが、マンドリン倶楽部の演奏にのせて、新鮮な気持ちで楽しく歌いたいと思います。
ご存じの歌がありましたら、ご一緒に口ずさみながらお楽しみください。IMG_3022.jpeg

【第2部 ゲストにトワエモワさんをお招きして】

1. 初恋の人に似ている
2. ある日突然
3. 誰もいない海
4. あの素晴らしい愛をもう一度
5. ふるさと
6. 虹と雪のバラード

IMG_8981.jpegIMG_8941.jpeg


IMG_9036.jpeg第三部は色鮮やかな黄色いジャケットIMG_8924.jpegほぼ満席の会場

【第3部 マンドリンで描く世界地図】

op.君の瞳に恋してる
1. ロミオとジュリエット
2. ラプソディー・イン・ブルー
3. オブラディ・オブラダ
4. カタリ カタリ
5. 行商人
6. アラビアのロレンス
7. パイレーツ・オブ・カリビアン
8. ラ・クンパルシータ
9. シボネー
10.コパカバーナ

IMG_9053.jpeg終演を控え、観客を見送る準備のスタッフ