MY フェイバリット
パナソニック レッツノート
Let's note CF-R1 NWA2S
修理ノート
修理その1
CF−R1液晶パネル交換
@サイドパネルを外す
まずはバッテリー部分をハズし、電源も繋がっていないことを確認してから作業をはじめます。液晶のサイドパネルを止めているネジは、片方3本づつ×2(左右)あります。この6本を精密ドライバーを使って外すと、サイドパネルを外す(抜く)ことができます。
A枠を外す
ちょっとツメをたてて、枠を2つに割るという感じでフック外します。本体に液晶部分をとりつけたままだと、下側がひっかかります。中の液晶を少し上に持ち上げると枠がハズれやすいですね。液晶パネルに力が加わらないように慎重に行いましょう。
B液晶部分を外す
液晶部分は、ネジなどでは固定されていません。そのまま簡単に外すことができます。バックライトと一体型になっていて、ライトの電源ケーブルと液晶パネルのコネクタを抜いて外します。
Bコネクタを外す
コネクタ部分は、絶縁のためと、外れにくくするためにテーピングしてあります。液晶部分に張り付いている基盤は、液晶パネルと一体部分ですから、本体と接続されているフラットケーブルを抜きます。もうひとつ、バックライトとインバーターの接続コネクタを外します。こちらの基盤はそのまま使いますから残しておきます。慎重にテープを剥がし、コネクタのケーブルや接合部分を傷つけないように慎重に外します。大きな力を入れなくても抜くことができました。
液晶パネルとバックライト部分は、一体になっていて外す必要はありません。これはどのくらい割れているか試しにハズしてみたところです。写真ではうまく写っていませんが、左右に大きくヒビ割れていました。
バックライトの蛍光灯はまだ利用できますから、これは捨てないで保存しておきます。
液晶部分をとっぱらった状態です。中央部分には高電圧を発生させるインバーターがあります。当然、作業はバッテリーをハズし、電源をハズした状態で行いました。
このCF-R1には無線LAN機能があり、向かって左側には、アクセスポイント対応のminiPCI 無線Lanモジュール(Embedded Card Model 0504)が見られます。アンテナはこちら側だけのようです。聞くところによると、R2Cシリーズになって無線LANが強化されたそうで、アンテナも左右デュアルになったそうです。
B液晶部分を取り付ける
おさまっていたように晶部分を取り付けます。部分的な圧力が加わらないように細心の注意が必要です。 液晶部分と本体を接続するコネクタを接続します。繊細な部分なので、方向を間違えないようにコネクタの形状を確認して作業します。 次に、インバーター部分です。高電圧を発生させる部分なので、当たり前ですが、バッテリーをハズし、電源も繋がっていないことを、再度確認して作業しましょう。
C動作確認してネジ止め
サイドパネルや枠を取り付ける前に、テストをしてみます。液晶画面がしっかり表示されることを確認したら、電源をOFFにします。そして枠をハメ(うまく液晶部分をズラしながらでないと枠の下部分がハマりません)、サイドパネルをとりつけ、ねじ止めすれば、ちゃんと元通りになりました。
修理その2
USBコネクター交換
◎部品の入手
今回は、ヤフーオークションで250円で落札しました。ちゃんと送られてきてよかったよかった!
裏返して精密ドライバーを使い、後ろのネジを全部(7本)ハズします。当然ですが、バッテリーをハズしAC電源はぬいておきます。Memoryソケットカバーの中にもネジが2本隠れていますから、カバーをハズしネジをハズしてしまいます。
◇キーボードをハズす
次に、表側にしてキーボードをハズします。キーボードのフィルム・ケーブルがスペースキーの下あたりにあるハズなので、上側からドライバーを差し込んでゆっくり持ち上げました。コネクターをミニ・ドライバーで解放して(差込があります)、慎重にハズします。
キーボードをハズすと、銅色の放熱板があらわれました。放熱板をはじめ、その近辺のネジ(6本)を全部ハズします。ネジは2種類くらいなので、助かりますね。レッツノートには分解マニュアルなるものがありますが、私は持っていません。それでも、なんとかなりそうです。
◇放熱板をハズす
液晶の方から来ているケーブルのコネクターを慎重に抜きます。放熱板をハズすと、CPUがあらわになります。放熱板にはシリコンが間に充填されていました。
◇USBコネクター取り付け
左右、両方とも同じコネクターが使われているようです。ケーブルの長さだけが違いますね。手に入れたのは短いケーブル付きだったので、そのケーブルをコネクターから抜き、現存のコネクターに接続しました。 後は、分解した手順と反対に作業して出来上がりです。チェックしましたが、ちゃんと復活です!!!!
修理その3
ACアダプタの修理
◇プチプチ音が!
アダプターに耳をあててみると、なんかプチプチ・・・という音がしました。これは、きっと断線というより、ショートだろうといことで。このままケーブルをこねこねしてもムリだし、熱を持ってキケンなので、そく修理をすることにしました。
◇どうやって開ける?
ACアダプターの修理で問題なのは、どうやって開けるかです。素人が開けられないように、今のACアダプターはネジ留めしてあるものはまずないので、説明のラベルをはがしてもネジはみつかりません。まずはツメを疑い、マイナスドライバーを押しつけるが、開く感じがしないというか、押さえると上下ともにへこむ感じなので、これは接着されていると判断。強引にマイナスドライバーで開けようとすると、中の回路を傷つけかねません。 そこで、カッターナイフで何度も何度も切り込みをなぞって少しずく切り口を深くしていきます。一度に切るのは、中の回路を切断する可能性があります。そして、スキマができたらマイナスドライバーを入れてこじ開ければ、パクリ!
◇ショートした場所探し
回路の周りには銅板で放熱とノイズ対策がほどこされていました。これを取り除けば、電源回路が取り出せます。まずはケーブルを切断してテスターを使って慎重に(100V電源がムキ出しなので)、状況を確認。テスターで計ったところ電圧は16V出ていました。間違いなくケーブルの問題と判明しました。 ケーブルの+/−の通電をテスターで調べるとあきらかに、ケーブルがショートしていました。問題はその場所ですが、たいていはDCプラグの付け根あたりか、ACアダプターの付け根と決まっています。ACアダプターの方の付け根ならそのままプラグが使えていいのにと思いつつ20cmほど切断して、テスターで調べると・・・残念、まだショートしていました。続いて真ん中でちょんぎって調べてもやはりダメ、DCプラグ付け根と判断して、そのケーブルをあきらめました。
◇秋葉でケーブル探し!
CF-R1のACアダプターは16V2.5A仕様のCF-AA1625A2S で、CF-R1シリーズとA3シリーズにだけ使えるものです(CF-AA1625JSも使える)。もちろんこれを新しく購入すればいい話しだが、ACアダプターといえ純正品は1万くらいするし互換品でもそこそこの値段はする。レッツノート中古は秋葉でもなかなか見つかりません。 プラグの仕様を調べると、外径6.5mm/内径4.3mm/内部ピンの径1.4mmのようなので、秋葉原でケーブルを探しました。すんなりget!
◇コードを半田付け
コードが抜けないように結び目をつけて、DCケーブルを半田付けします。通電テストと、極性のチェック、電圧のチェックをテスターでして出来上がりです。
◇瞬間接着剤で閉じる
通電が確認できたら、アロンアルファで接着しました。落とした時とか、通電中に中が飛び出したら、非常に危険です。
◇CF-R1の電源の管理
我が家はデスクで使っています。「常にオン」または「デズク」でないと、バッテリーが下がると300MHz動作になってしまいます。
◇CF-R1のハードディスク
ハードディスクリカバリ方式になっていて、20GBのHDのうち後ろの3GBはリカバリー用領域としてリザーブされています。 ロジック系が3.3V駆動系が5.0V動作という、発売当時は特殊と言われていたHDDが使用されています。交換するには、HDDの改造が必要ですね。