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MY フェイバリット


RD−300s
ROLAND
 

 
 愛用のマスターキーボードRD−300s(ローランド社)ですが、ディスコンになってかれこれ18年にもなり、鍵盤のセンサーの劣化が進み、いくつか鳴らないキーやベロシティがむちゃくちゃなキーが生まれてしまいました。これはキータッチが自分に合っていて、とてもいいキーボードなので簡単に買い換える気になりません。
  今までも、キーが鳴らないということはあったのですが、それは接点の汚れが原因でしたから、接点を無水アルコールで拭いて復活させてやれば、元通りでした。しかし、とうとうセンサー部分のゴムの経年劣化が進み、部品交換が必要になってしまいました。
 早々、メーカーに連絡して部品を譲ってもらおうとしたのですが、今は感電だのなんだの安全のためとか言って、部品を譲ってはくれなくなってしまいました。楽器は自分で調整したりするものなのに、電子楽器もとうとう衰退の道へ入ったということでしょう。
 いくつかのネジをはずして、操作パネルのある上部を開きます。手前サイドのパネルをはずさないと、鍵盤ははずれません。このころの電子楽器は、シンプルでスペースもあって、修理がしやすいです。今の楽器は、基盤取り替えしか修理方法はないくらい集積されてしまってますからね。

◇鍵盤をはずす

 鍵盤をはずすのはちょっとしたコツがあります。専の器具をつかわなくても、広めのマイナスドライバーがあれば簡単にはずせます。私は、ラックを組み立てる時についてくるねじ回しをへらのようにして使ってます。鍵盤下のフックを浮かせて鍵盤をズラしてやると簡単にはずすことができます。白鍵は、手前に引くようにしてはずします。

◇黒鍵は押して取る

 白鍵盤と黒鍵ははずし方が異なり、白鍵は手前に引くようにはずすのに対し、黒鍵は、向こうに押すようにしてはずします。黒鍵の方がはずしやすいですね。

◇キーアクションはスプリング

 このころのキーアクションを決めるにはスプリングです。今のキーボードはもっと本格的なキーアクションになっていたりします。鍵盤をはずすときに、こnスプリングを飛ばしてなくさないようにしないと大変です。

◇センサーが経年劣化

 鍵盤のタッチセンサー検出部分のゴムが経年劣化して、ひび割れたり破れたりしてきます。良く使う部分はすでに破れが来ていました。これがちゃんと働いてくれないと、強弱がむちゃくちゃになったり、音が出なくなったりします。キータッチの要ですね。

◇拭き掃除

 ゴム部分は、手で簡単にはがせます。劣化しているので、慎重にしないとやぶいてしまいます。これを取り除いたら、無水アルコールで接点の汚れを拭き取って活性化してやります。接点にゴミがつくと、タッチセンスをちゃんと検出してくれません。

 

◇センサー部分の入れ替え 

 段差を利用して、キーボードが押された際の速度を検出し、速度によってどのくらい強く弾かれたかを検出しています。上下方向を間違えると正しく検出できなくなります。良く使う音域は劣化が激しく、高温域や低音域は比較的劣化が少ないので、入れ替えを行いました。

◇つまようじではめる

 つまようじを使ってセンサー部分のゴムを基盤にはめていきます。穴をつまようじで押して基盤の穴にはめる感じです。あまり強く押すとゴムをやぶいてしまいます。鍵盤をつけながらひとつひとつ音を確認しながら作業しました。ときどき電源を入れての作業ですから、感電や、回路上に金属物を落とさないように慎重に作業を進めます。鍵盤を取り付けたりゴムを基盤に取り付ける際は、必ず電源を切りましょう。スイッチつきのタップがあると作業がスムーズです。

 

せっかく鍵盤をはずしたので、ひとつひとつ拭き掃除をしながら順番に鍵盤をはめていきました。はずすのとは逆に押し込んでいきます。鍵盤のとりつけは簡単です。フック部分が浮いた状態だと、弾きごこちが悪かったり、異音が出るので、しっかりカチッとはまったことを確認しつつとりつけます。

 これでしばらくは使うことができます。でも、数年もしないうちに、このあたりのゴムも劣化して修理不能になってしまうでしょう。


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