末田たちがジャンクパーツを寄せ集めて造った機体。放水・催涙弾など操縦者を狙った攻撃に備えて(主人公側のパワークとしては珍しく)密閉型コクピットを採用している。
コクピットの位置を極端に低くしたため股下が短く(人間より短いのだ)、段差を乗り越えるという2足歩行メカにとって重要な動作が困難になってしまっている。
また、下半身にパワーボックスを配置する空間的余裕がないため、脚部駆動用のものを肩に配するという不自然なレイアウトになっている。
 
 
ウドラ、キティバ、グリテーリー、タルパキータと研究を重ねてきた密閉コクピット型パワークの、今までに培ったアイディアをこの1体に注ぎ込んだ集大成的作品です。主人公メカを張れるくらいスリムでかっこよく、というのが目標でしたがようやく納得のいく物ができたと思います。
パーツを寄せ集めて、という設定にしてはデザインがまとまり過ぎか。背面はもっとツギハギっぽくして前面とのギャップを強調しようと思ったのですが、ディテールを増やすのは苦手でうまくいきませんでした。