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12/29(WED)

今日は有楽町の国際フォーラムへ、ユーミンを観に妻と2人で行ったの
である。電話予約が開始から40分も経ってから繋がったというのに、何と
3列目のほぼ中央という、「どうなっちゃったの?」みたいなチケットである。
今回は久々のホールコンサートなので、言ってみれば地味コンだったのだ
が、荒井由実時代の曲をあんなに演るとは思わなかったな。
有楽町に着いてから時間があったので、レコード屋に寄らせてもらう。H
店は中古CDのクリスマスコーナーが年中あるのだが、さすがに本番直後
だけあってカスしかない。もう1軒、大型店のMでカーティス・ブロウの7イ
ンチを買う。20年前の「Christmas Rappin'」の再発で、CDシングルと
12インチも出てたのだが、まだ入手可とみてこの1枚だけにする。ラップ、
ヒップホップ等の特集をやる際、どうもこの人の評価が低いのが気にいら
ない。確かに、今となっては古臭い手法ではあるが、素地を作ったのは
間違いなくこの人なのに。
 <本日の収穫>
 シングル:Kurtis Blow “Christmas Rappin'/(Instrumental)”


12/28(TUE)

しかしなぁ、好きなアーティストが亡くなったりするのは今年に限った事で
はないんだけど、クリスマス云々とは別に、このサイトの作成に取りかかっ
た矢先のロジャー・トラウトマン(ZAPP)と今回のカーティス・メイフィール
ド、この2人にはまいった。1月のジャイアント馬場さんが亡くなった時も
ショックだったが、この3人の死去がショック度という点では今年ダントツか
もしれん。
音楽好きの奴と会うと、「死んじゃったね」「死んじゃいましたね」の会話
が最初である。「夜ずっと『ゼアズ・ノー・プレイス…』聴いてました」とか、
「俺はライヴ盤」とか。ちなみに私は「Tripping Out」を繰り返し聴いて
いた。「People Get Ready」を聴こうと思ったら、インプレッションズのC
Dがなかったんだな、手元に。何てこった。
今日は仕事納めで、昼に会社が終わったので、帰りに新宿U店を覗く。
インプレッションズとカーティスの2CDベストの中古があったので買って帰
る。これはクリスマスものではないので、本日の収穫はなし。


12/27(MON)

昨日の26日は丸々オフという書き方も変だが、10月後半から毎日レコ
ード屋を覗いていたので、久々に何もしないでのんびりしていた。お休み
というよりも、レコード屋のクリスマスコーナーが片付けられてるのを、まだ
見たくなかったのかもしれないが。
Huntingはクリスマスを過ぎるとお終いかというと、これが全く違うのであ
って、むしろ輸入CDシングルの類はこれからでないと入ってこないものが
あったり、また年明けになると中古店の買取りに(普通これから約1年聴
かない)クリスマスCDが入って来る事が多くなり、ハンターにとっては無視
出来ないのである。正直言ってここ4、5年の安易なコンピレーションCD
の内容には辟易しているので、その意味ではコンプリートに集める事など
とっくに放棄しているようなものなのだが、それでも私の知らない曲が入っ
てたりしていないかと思うと、一通りのチェックをせずにはおれない。
多分今年はこれが最後だと思うので、お世話になりっぱなしの渋谷A店
に挨拶に行く。あいにくオーナーはいなかったが、1枚CDが預けられてお
り、何でも13曲目にクリスマスソングが入ってたので、取っておいてくれた
のだそう。聞いた事のない女性(多分カントリー)歌手だったが、ありがた
く頂く。年明けに何か探して持っていかないとな。
 <本日の収獲>
 CD:LAURA ALLAN “HOLD ON YOUR DREAMS”
     (13曲目に「YOUR CHRISTMAS DAY」収録)

    
       
12/25(SAT)

あ〜、結局バタバタして中央線沿線のレコード屋巡りは中止。毎度お
世話になってる渋谷A店に、クリスマスのご挨拶。Y店長から「はい、プ
レゼント」とレコード袋を頂く。お〜、ビートルズのクリスマス10インチ。確
か’86年だと思うが、西武DISKPORTがビートルズの’63〜’69年のフ
ァンクラブ向けソノシート音源をLP化したもので、殆どブートといってもい
いような1枚である。出た当時から、これはマズイんじゃないのと言われて
いたが、案の定すぐ見られなくなった。その意味じゃレアとも言える。オビ
付き美品である。という訳で今日で一区切りつけるとすれば、この日記
が始まった11月からの収穫総数は、アナログ盤でLP:46枚、EP:6枚、
シングル:11枚、SP:1枚、CDはシングル込みで34枚、カセット3本。
明日は休む。よろしく。

 
<本日の収獲>
 LP:ザ・ビートルズ「クリスマス・ファン・ウィズ・ザ・ビートルズ」(10゛)


12/24(FRI)

しかしとうとうクリスマスイヴである。殆どの中古レコード店のクリスマスコ
ーナーは期間限定なので、今日と明日で少なくともアナログ盤の入手は
一段落だ。あまり遅くならないうちに神保町界隈をザッと流す。4軒ほど
見た中のF店で何枚か抜く事にする。ガ〜ン、アル・ハートのLPが抜か
れている〜。何年もずっと残っていたクリスマス・ストックの1枚だったが、
今度は買おうと毎回思いつつもつい先延ばしにしていたレコードだった。
この時期の再会を数年繰り返していたので、いざ他人に取られると寂し
いものがある。願わくばいい人に買われていったと思いたい、っていうのも
何か変か。
シンガーズ・アンリミテッドの名盤「クリスマス」のUS盤(別ジャケット)は、
余り見ないのでキープ。あとマントヴァーニの日本盤初期シングルと、オ
ルガニストのエセル・スミスの古い日本盤EPがなかなかいいジャケット。
もう1枚変なEPがあった。ただのアニメのレコードかと思ったら、何と「み
んなのクリスマス」と題して、ムーミン・樫の木モック・仮面ライダー・超人
バロム1、それぞれのオリジナルクリスマスソングの4曲入りという、イヴを
飾るに相応しい逸品である。で、この4枚を買う。
明日は今年まだ1度もチェック出来ていない中央線沿線を見て、今シ
ーズンの締めくくりとしよう。

 
<本日の収獲>
 LP:THE SINGERS UNLIMITED “CHRISTMAS”
 EP:エセル・スミス 「クリスマスの音楽」
    みんなのクリスマス
    「ムーミンのクリスマス/樫の木モックのクリスマス
     仮面ライダーのクリスマス/超人バロム1のクリスマス」
 シングル:
マントヴァーニ管弦楽団「ホワイト・クリスマス/聖しこの夜」


12/23(THU)

先日リンク追加した「circustown.net」のXmas Specialで、元スタック
リッジ、コーギスのジェームス・ウォーレンのCDが紹介されていて、やられ
た〜と思ったのだが、この手のものが入っていそうな店という事で、池袋
P店に探しに行く。あった。あっさり見つかった。コーギス解散後の’95年
に、友人へのクリスマスプレゼント用に作った宅録CDという事で、1曲オ
リジナルのクリスマスソングは入ってるものの、所謂クリスマスアルバムでは
ない。とはいえ、コーギスは好きなグループだったので、このCDの事を全
然知らなかったのは、やはり私もまだ青いなとしみじみ考えさせられた次
第である。ま、だから面白いんだけど。収録曲は殆どが彼の作品だが、
2曲だけカヴァーが入っており、ビートルズの「If I Fell」と、もう1つはブラ
イアンの「Caroline No」だった。この’99年プレスは3rd.editionとの事。
1日早いがケーキを買って帰る。
 <本日の収獲>
 CD:JAMES WARREN
    “JIM'S SPECIAL EDITION
       EASY LISTENING CHRISTMAS ALBUM”


12/22(WED)

今度は鈴木あみが、完全40万枚限定のクリスマス・マキシシングルなん
だそうである。限定と言われりゃ買うしかないが、いいかげんにしてくれと
いいたくなる。何でこう限定が多いかというと、これ全て宇多田ヒカルの
一人勝ちの余波である。今回の鈴木あみは、特にリリース時期で宇多
田とバッティングしてないが、この前の浜崎あゆみはほぼ同時期だったは
ずで、まともにぶつかったらいくら浜崎といっても勝ち目はない。そこで出
たのが「限定」という作戦で、アーティストパワーを分析したところ、数日
で完売可能な数字として挙がったのが30万枚だった訳だ。もし宇多田
が週間売上で30万を超えても、限定の為に2位止まりという理由付け
が出来るし、もし日付の関係で初登場週が宇多田とずれれば、30万
近ければ普通に考えてまず1位は堅い。で、今回は浜崎と同じ30万で
はちょっと、というので40万。35万じゃ半端だと思ったのだろうか。まぁ凄
い数字であるのは確かだけどつまんねぇよな。マキシシングルのみ限定に
して、後は通常シングルに切り替えりゃいいだけの話なのに。アーティスト
は廃盤になってない以上は、正規のルートで作品を市場に送り続ける
べきだと思うのだが。レンタルで聴けるからというのでは、余りにも寂しい
ではないの。でなきゃコスト割れする位の仕様にして、ファンに還元する
べきである。それをしない限りファンサービスとは呼べん。あ〜、また文句
ばかり書いてしまった。でも買ったのね。これと一緒に買ったのが少年ナ
イフのシングル。好きだぜ、少年ナイフ!
 <本日の収獲>
 CDシングル:鈴木あみ 「HAPPY NEW MILLENNIUM (4tracks)」
         少年ナイフ 「all I want for christmas」


12/21(TUE)

レコード関係の祭事も大体終わったし、これでコロガシ屋スジに邪魔さ
れる事もなく、25日まではゆっくりレコードを見物出来るはず。で、今日
は池袋S店。この前来た時にはなかったUS盤EPがドサッと1箱出てお
り、もしやと思って色めきたつもクリスマスものはなし。シングルコーナー
に少しだけクリスマスものがあり、ミッチ・ミラーのUS盤EPが1枚だけあっ
たのでキープ。日本盤と違って海外のEPは、探そうと思って出てくるも
のではないので、見つけたら即ゲットである。あとクリケッツという日本の
子供5人組のシングルがあった。キングで’76年、う〜ん、いたようない
なかったような。どうも翌年デビューしたクリッパーというフィリピンの子供
5人のグループと記憶がごっちゃになっている。でも初めて見たので買う。
LPは前に見た時とあまり変わってない・・・と思ったら変なディスコもの。
サンタ帽姿の黒人のイラストジャケットだが、日本のキングレコードのマ
ーク。洋ものじゃない?裏を見るとアレンジ近田春夫ともう1人知らな
い人の名が。ハルヲフォンのごく初期に、「ファンキーダッコ」とかディスコ
ものをやってたはずだが、その頃の仕事か。それにしては’76年の盤な
ので、もうファーストアルバムを出した後という事になる。参加メンバー
は?と思って中を見ると・・・ライナーが入ってない。サンプル白ラベルだ。
分からんな〜。分からんけど聴いてみたいので買う。ホント、こういう中
途半端に変なのは、この時期じゃないと見つからないのだ。
カントリーの重鎮、ハンク・スノウが亡くなったとの事。85才。手持ちの
クリスマス音源は、コンピレーションCDに入ったものしかなかったはずだ
が、50年代から70年代にかけて多くのクリスマスレコードを出している
人なので、そのうち探してみようか。

 
<本日の収獲>
 
LP:THE DISCO GANG “DISCO CHRISTMAS”
 EP:MITCH MILLER & THE GANG
    “CHRISTMAS SING-ALONG WITH MITCH”
 シングル:クリケッツ 「ジングルベル/赤鼻のトナカイ」


12/20(MON)

ありゃ〜、今日は更新の材料がない。レコード屋も寄ってないし、と思
ったらカバンの中にCDが。カーニー・ウィルソンとウェンディ・ウィルソンの
クリスマスシングルだ。渋谷A店の袋に入っていたが、はて?いつもらっ
たんだっけ。う〜ん、と考えて段々思い出してきた。たしか紅白の話を
Y店長とした記憶があるので、多分12月1日だな。そうだ、そうに違い
ない。という事で、反則のようだが、今日はこれをもって更新とするので
ある。すまん。

 
<本日の収獲>
 CD:CARNIE and WENDY WILSON “HEY SANTA!”


12/18(SAT)

今日からPC環境を変えたので、この入力も何となくやりにくい。部屋
を整理してた事もあり、レコード屋をゆっくり見に行く時間がなかった。
とりあえず池袋S店だけ覗く。そういえばジョニー・キャッシュのレコード
は持っていなかったんだ。今日見つけたのは'63年のコロムビアでのLP
である。という訳で、買う。

 
<本日の収獲>
 
LP:JOHNNY CASH “THE CHRISTMAS SPIRIT”


12/17(FRI)

渋谷のギャラリーアートワッズという場所で今月14日から始まっている、
「本 秀康個展/ワンダフル・クリスマスタイム」を見に行く。レコードコレ
クターズ誌の「レコスケ」等を描いている人だが、作品の内容は特にク
リスマスとは関係なく、その代りBGM選曲を音楽ライターの能地祐子
さん(萩原健太夫人でもある)がやっていて、クリスマスソングがずっと
流れているのである。ホント狭いスペースだけど、宇田川町にある「宇
宙百貨」内のギャラリーなので、お近くの方はどうぞ。26日までやって
いるそうだ。(11:00〜20:00 Tel03-3770-1929)*告知はここ
帰りにA店に寄る。マール・ハガードのEpic盤(’82年盤の’84年別
ジャケットリイシュー)を頂く。
 <本日の収獲>
 LP:MERLE HAGGARD “GOIN' HOME FOR CHRISTMAS”


12/16(THU)

西新宿B店にフレンチもののクリスマスEPが1枚入ったとの連絡があり、
受け取りに行く。パトリシア・パトゥーネ(読み方よく分からん)という、多
分小学生位の女の子のレコードで、何でも本国ではこの手の子供の
レコードが今人気があるらしく、この’64年盤も結構な人気だとの事。
ついでに、しばらく寄っていなかったU店を覗く。特にクリスマスコーナー
を設置している様子はなし。昔のドゥ・ワップとかブルースのシングル盤
を見ていると、お〜、ロウエル・フルスンのハリウッド盤、ようやく
オリジナ
ル盤
を見つけた。ラベルのデザインが変わったリイシューシングルは前か

ら持っていたが、これはSP盤以降で出た、’55年の最初のドーナツ盤
である。盤はシャリシャリ状態でラベルもかなり擦れているが、この時期
の盤の厚みというか微妙な重量感が、何とも言えぬ良さである。ロウエ
ル・フルスンも今年亡くなってしまったが、私が持っていたのは前述のリ
イシューと、オムニバスLPに入っていたKENTでのシングル音源だけだ
ったので、変な話だが何か申し訳ないような気になっていたという事も
あり、このシングル入手はとても嬉しい。
帰りにアメリカのコレクター紙“Goldmine”を買って帰る。今回の特集
はロニー・スペクター(元ロネッツ)だが、表紙のロニーがサンタ帽を被っ
ている。あと今年発売されたクリスマスCDの紹介ページがあり、ここで
は全部で61枚載っていた。そのうち単独アーティストのものが41枚で、
旧譜のリマスター再発等が13枚含まれている。数枚抜けているものも
あるが、今年のUS盤についてはこんなところなのだろう。
 <本日の収獲>
 EP: PATRICIA PATOUNE “NOEL DE FRANCE”
 シングル:LOWELL FULSON
      “LONESOME CHRISTMAS(Part1)/(Part2)”


12/15(WED)

CD Reviewの30枚目をいろいろ見て、結局アニメ「サウス・パーク」の
クリスマスCDにする。結構前に出てたのは知ってたが、このアニメを見
た事がなかったのと、タイトルに「サウス・パーク」と書いてなくて、何かサ
ブキャラクターのジャケットのようだったので、あまり真剣に見てなかった
のである。今日改めて見ると、・・・何これ、ウン○?試聴コーナーに入
ってたので、頭の方を聴いてみると、トイレでなんとかかんとかって歌って
る。ぐははは、くだらね〜。これにしよ〜っと、という訳で決めたのである。
オリジナルソングは歌詞が載ってたので見てみると、ぷぷっ、「クリスマス
が終ると彼も行かねばならないが、彼のsmellとspiritが残ってる」、こ
りゃいいや。いや〜久々の大馬鹿CDで嬉しい。良識派の皆さんには
怒られそうだな。あとジミヘンのシングルCDも併せて買う。基本的には
アルバムしか取り上げない予定であったが、これはプロモEPしか出回っ
てなかったレア音源の初CD化なので、オマケとして取り上げる予定。
 <本日の収獲>
 CD:“Mr.Hankey's CHRISTMAS CLASSICS”
    (SOUTH PARK)
    JIMI HENDRIX
    “MERRY CHRISTMAS and HAPPY NEW YEAR”



12/13(MON)

CD Reviewが29枚で止まったままなので、とりあえずもう1枚追加して
30枚で今年は終ろうかと思い、CD屋でどれが良いか探す。しかしあ
と1枚かと思うとなかなか絞れないものである。例えば比較的話題に
なっているCDだと、ソニーの「ディス・イズ・クリスマス」なんてのがあって
メンツは豪華なんだが、「全曲新録音」なんて嘘が書いてあるのがよく
ない。半分位はそうなのかもしれないが、残りはここ数年クリスマスCD
を出した連中ばかりなんだから、悪く言えば没テイク、良く言えばアウト
テイクであるのは明らかな訳で、こういうのは「全曲未発表音源」と正
直に書かなければいけない。第一、その少し前に出たセリーヌ・ディオ
ンのマキシシングルには、先のCD収録曲が“アルバム未収録曲”とし
て入ってるじゃないの。天下のソニーがこんな売り方をしちゃいかんよ。
という事で、このCDは却下。他のCDもいろいろ見たが、結局今日は
決まらず。
で、MISIAの「THE GLORY DAY」、これは昨年出た曲であるが、今
年のJ-WAVEのクリスマスソングなんだそうで、REMIX1999と題した
限定カセットシングルがまだ残っていたので、これを買う。
 <本日の収獲>
 CS:MISIA 「MISIA REMIX 1999/THE GLORY DAY」


12/12(SUN)

しかし何だな、今ザ・バンドの『アイランド』というCDを聴きながらこれ
を書いてるのであるが、リック・ダンコが死んだそうだ。56才。彼らのクリ
スマスソングは、このCDに収録された「今宵はクリスマス(Christmas
Must Be Tonight)」だけで、これはロビー・ロバートソンが息子の為
に書いた曲だそうだが、シングルカットされていないので、このサイト中
のリストには掲載されてないのである。元々は前のアルバムからのアウ
トテイクで、’75年にシングルリリースの予定もあったのだが、結局出ず
じまいになっている。好きな曲なのに、こういう場所でこういうタイミング
でしか紹介できないというのも誠に切ないが、未聴の方はぜひ1度聴
いて頂きたい。東芝系のクリスマスコンピレーションで収録されたものが
出た事があるはずだし、上記のCDの他にも2枚組ベストでリマスター
ヴァージョンが収録されている。
池袋P店で珍しいものを発見。エルヴィスのUSカセットシングルで’87
年と’92年に出た2本。US製のあのチープな紙箱に入ったカセットシ
ングルは、後から集めようと思っても困難なのですかさず買う。
 <本日の収獲>
 CS:ELVIS PRESLEY “BLUE CHRISTMAS
              /SANTA CLAUS IS BACK IN TOWN”
    ELVIS PRESLEY “SILVER BELLS
             (unreleased version)/SILVER BELLS”


12/11(SAT)

T店に行く。げ〜、伊東ゆかりのEPが売約済みになってる〜。なんで
も電話ですでにオーダーが入ったのだとの事。伊東ゆかりの単独クリス
マスレコードは、この’63年のEPだけなのである。まあ、実物をこの目
で見られただけでも良しとするか。まだ台の方には出してないレコード
を見せてもらう。12年前に買い逃して以来、なかなか買うチャンスが
なかったエミー・ジャクソンの「ブルー・クリスマス」を買う。ブルー・コメッ
ツがバックで演奏しているやつである。もう1枚、いつもまた今度にしよ
うで買わずじまいだった「ドラえもん」のクリスマスシングルを買う。オリジ
ナルソングだったので、いつもつい後回しにしていたのだが、半ばジャケ
ット画像載せたさのために入手したようなもんかも。
あ、SOCKSさん、今日ビデオでしっかり見ましたぜ。
 <本日の収獲>
 シングル:エミー・ジャクソン
      「ブルー・クリスマス/ママがサンタにキッスした」
      『ドラえもん』
      「サンタクロースはどこのひと/ドラえもんのクリスマス」


12/10(FRI)

しまった。完全に風邪の症状である。この週末がヤマだというのに。とり
あえず今日は軽く流して養生に努める。
渋谷A店でサンプルCD2枚頂く。’95年版の「クリスマスMAX」と、も
う1枚は’97年にビクターから出た、OBATA MINAKOという人。知ら
んな〜。どこにも漢字で書かれてないから全然わからん。
この程度で更新というのも気がひけるのだが、体調の事を考えて今日
はおしまい。SOCKSのTV出演は録画にして寝ようか、う〜ん迷う。
 <本日の収獲>
 CD:「クリスマスMAX(’95)」
    MINAKO OBATA 「ONCE UPON A TIME」


12/9(THU)

神保町の中古レコード市だが、先日行った時にはSP盤以外のクリス
マスコーナーはなかったが、出来てましたとの情報が入る。
数年前からいつも買おうか買うまいか悩んで、結局来年にしようで終
ってしまう、トランペットのアル・ハートのRCA盤が無事残っていたので
ホッとする。で、順番に見ていくと・・・ぐお〜〜!エ、エルヴィスのクリス
マス日本セカンドプレスのペラジャケRAナンバーが!しかも3000円台、
どういうこと?原宿L店ならヘタをするとこの10倍の値段が付く代物で
ある。ジャケ裏に少しウォーターダメージがあるものの、表は殆ど無傷
だし底抜けもない。買いだ、買いだ、買いだ〜!とカウンターに急ぐ。
やっぱりアル・ハートは来年だな。
ちょっと遠いがT店に行く。多分この週末からクリスマスコーナーを設置
するはずだが、念の為様子伺いに。放送局放出コーナーでザ・スペイ
スメンの「ジングル・ベル」を発見。ジャケットのコンディションは今いちだ
が、盤は上々だったので買う。ふっふっふっ、これではずみがついたぜ。
 <本日の収獲>
 LP:エルヴィス・プレスリー 「プレスリー・クリスマス・アルバム」
 シングル:ザ・スペイスメン
      「ジングル・ベル/サンタが街にやって来る」


12/8(WED)

車の中でラジオを聴いて思い出したのだが、ジョン・レノンの命日だった
んだな。’80年のあの日、夕方部屋でテレビをつけたまま本を読んでい
て、ニュースでアナウンサーが「ジョン・レノンが・・・」と言い始めた時は、
ちょうどウィングスで来日して大麻所持で捕まったポールの1件の事も
あり、(お前もかよ〜)なんて思っていたのだが、「死亡・・・」と続いてド
キッとしてテレビを見たんだったな。
洋楽への入り口はGSとベンチャーズだったから、ビートルズをちゃんと
聴き始めたのは解散後である。この書き方は少々解説を要する。つま
りGSが大ブームになった’67年というのは、ビートルズが6月に「サージ
ェント・ペパーズ」を出した年である。彼ら自身がこの時点でライヴから
離れていたと同様、これらの曲はGSがコピーするには難解になりすぎ
ていた。その為にテレビでGSが演奏する曲に、この時期のビートルズ
の曲は殆どなく、後年の「ヘイ・ジュード」まで待たねばならない。事実
私が記憶しているのはブルー・コメッツが『ザ・ヒットパレード』で「ハロー
グッドバイ」を演ったのと、カーナビーツが物凄い詞で「オブラディ・オブラ
ダ」のシングルを出した位だ(テレビで演奏したものについての話)。また
ベンチャーズは、言ってみればアメリカのヒットパレードのカヴァーバンドな
んだが、驚くほどビートルズのカヴァーが少ない。’66年の来日騒ぎとい
うのは、北海道の片田舎に住んでいた小学生にとっては全く記憶にな
く、むしろこの時点ではテレビによる情報伝達がまだ全国レベルではな
かったという事なのだろう。’67年当時にビートルズを知ってはいてもち
ゃんと聴いてない、というのはそういう意味である。あともう一つ理由が
あって、この頃のビートルズはレコード屋でジャケットを見るとヒゲ面で、
(子供の目には)えらくオッサン臭く見えたのだ。実は私は小学生の頃
にストーンズのシングルを買っているのだが、ジャケットでは明らかにスト
ーンズの方がアンちゃんっぽくってカッコ良く見えたのである。しかし、こ
のストーンズのシングル(「テル・ミー」と「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」
のカップリング)、よく考えてみれば『大正テレビ寄席』で(まだレコードを
出していなかった)殿様キングスが、当時GSのオックスが「テル・ミー」
を歌って失神騒ぎ(勿論ギミックだが)を起しており、それをギャグにして
たのをテレビで見て、翌日買いに行ったのだった。何せ雑誌ではよく見
る曲だが、テレビで聴いた事が(失神しちゃまずいから)1度もなかった
のだ。かくして殿キン経由でストーンズ入門、という世界にもまれな例
がここに生まれた訳である。

で、聴き始めてショックを受けたのが、それまでルックス的にみて、あの
ポールという人が歌ってるんだとばかり(勿論ポールも沢山歌ってるが)
思ってたら、ジョンがかなりの割合でリードをとってるのが分った事だ。ヒ
ゲ面以降の時期で言えば、ジョンは子供にしてみれば1番気味の悪
い人だったからである。まあ、「レット・イット・ビー」の頃のポスターとか
見てれば無理もないやね。そのうちあの「ロックン・ロール」というソロア
ルバムが出て、成る程、こういう人だったんだ(年代的に当り前なのだ
が)と理解したのである。しかし、ジョンが亡くなった後、何だか必要以
上に神聖化されてしまったようで複雑な気もする。けなす事なんか許
されない風潮だもんな。加えて困るのが、ジョンを引き合いに出してポ
ールの悪口を言うような奴等がいる事で、どっちが好きかと聞かれたら
私の場合ジョンになるが、それはビートルズで好きな曲を並べていくと
ジョンがリードをとる曲が大半を占めたという理由による。以前萩原健
太氏が、頭にくる事として、自分はポールのファンだが、そこいらのネー
ちゃんに「え〜アタシ、どちらかというとポールよりもジョン・レノンの方が
スキだな〜」とか言われると、「オレは、そういうオマエの1万倍ジョンの
事も好きなんだよ!」と怒鳴りたくなる、と書いていたがよく分かる。
いかん、こんなに長くなってしまった、終る。ジョンの魂よ、安らかに。
え〜と大型店Hで1枚CDシングルを買う。いきなり売れた18才、クリ
スティーナ・アギレラのクリスマスシングルである。
 <本日の収獲>
 CDシングル:CHRISTINA AGUILERA
      “THE CHRISTMAS SONG
        (Thunderpuss 2000 Holiday Remix)”


12/7(TUE)

しばらく覗いてなかった渋谷A店に行く。プロモCDを数枚もらう。飯島
真理の10年前のものと、ムーンライダースのかしぶち哲郎の’93年アル
バムを今年リマスターしたもの。かしぶちのはクリスマスアルバムではない
が、「パリのクリスマス」というインストが入っている。あともう1枚、これは
プロモではないが、“RATED XMAS”というお下劣替え歌のクリスマス
CDでカナダ盤。う〜む、曲目も書けんわ。
100円セールのR店もそろそろアナログのクリスマスコーナーを置く頃なの
で行ってみたがLP2箱だけ。去年の出涸らししかなかったので、早々に
引き上げる。大型店Tを少し覗くと、クリスマスコーナーが設置されてお
り、何もないかなと思って見てたら、シュープリームスのCDにボーナス4
曲と小さく書いてある。そのうち3曲は、彼女らのレアトラック集などで持
っているものだが、“NOEL”という1曲はPreviously Unreleasedとあ
る。ヨーロッパ盤だが、こういうのが何気なく出るから油断がならない。し
かし中を開けてみると、シングルで出た“Twinkle Twinkle Little Me”
のラベル写真が載っており、じゃこのシングルテイク(アルバムとテイクが
違う)も入れろよ、と思わず言いたくなる。
 <本日の収獲>
 CD:飯島真理 「THE CHRISTMAS SONG」(プロモ4曲入り)
    かしぶち哲郎 「f i n」(サンプル)
    Party on Parody Productions,Ltd. “RATEDXMAS”
    THE SUPREMES “MERRY CHRISTMAS”


12/6(MON)

また神戸に行って来たのであるが、何とか日付が変わらないうちに戻っ
て来れたので、あわてて今これを書いているのである。
帰りの時間がバタバタしていたのだが、この前のR店に寄ってきた。常に
クリスマスコーナーがあるだけに、この時期になったからといって、急に次
から次へとレア盤が入荷している訳ではない。流石に前回のサンダー杉
山や佐良直美といった、のけぞるような逸品はなかったものの、味わい
深い盤がいくつか見つかる。言ってみれば、この前が一般にも分かり易
い珍盤だとすれば、今回のは好事家でないと分かり難い珍盤である。
う〜ん、余計分らんか。
まずシャルル・アズナブールの’78年スペイン盤、ビーチ・ボーイズのマイ
ク・ラヴとジャン&ディーンのディーン・トーレンス、スリー・ドッグ・ナイト、
ポール・リヴィアとレイダース、アソシエイション等が入った、ラジオ放送仕
立ての’83年企画新録盤。ピート・ロドリゲスのブーガルーアレンジのク
リスマスもの(ベネズエラ盤)。日本の’64年のエレキインスト等を含んで
いるらしい「踊るクリスマス」。いや〜、バラバラだ。
この他にも5、6枚欲しいLPがあったが、きりがないのと、どう考えても
来年まで残っていそうなシブめのインストものだったので、今日はLP4
枚。と思ったら、シングルで1枚イイPS付きのやつがあった。’63年の
もので「イッツ・ア・スモール・ワールド」と「サイレント・ナイト」のカップリン
グ。これを追加。
 <本日の収獲>
 LP:CHARLES AZNAVOUR “A PRIVATE CHRISTMAS”
    V.A. 「WINTER PARTY ON THE BEACH」
    PETE RODRIGUEZ “BOOGALOO NAVIDENO”
    コロムビア・シャープス・ジュニア他 「踊るクリスマス」
 シングル: DISNEYLAND BOYS CHOIR
     “IT'S A SMALL WORLD/SILENT NIGHT”


12/5(SUN)

池袋まで行くも体調今一つ。レコード市はやめて、駅周辺のレコード屋
をちょこっと覗く。D店はクリスマスコーナーなし。ざっと見たところそれらし
いブツもなかったので早々に引き上げる。P店でまだ持ってなかったディ
オンのCDでも買って帰ろうかな、と思ったらなくなってる。しまった〜。や
はり前回寄った時に買うべきだった。くそ〜、体調悪い中でこうして探し
ているのに何も買えないのは悔しいぞ。何かないかと店の中を見ていた
ら、棚の上にフランスのコレクターズマガジン「JUKEBOX」が。エルヴィス
がサンタと並んでいる写真の脇にはビーチ・ボーイズやスぺクターのクリス
マスジャケットのコラージュ。“LES DISQUES DE NOEL”と書いてある
から、これは間違いなくクリスマス特集号である。買う。
帰りの電車の中でちょっと開いてみると、・・・読めん。そりゃそうだよフラ
ンス語だ。クリスマス特集は5ページほどの記事だが、アメリカのロックや
ソウル系のレコードに絞ったものらしく、曲名のオンパレードであった。カ
ラーページなのでジャケット写真が楽しく、エルヴィスやポール・アンカや
プラターズのフランス盤ジャケットなんてのは初めて見たので(US盤との
違いはほんの少しなんだが)、しばし時を忘れてしまった。
という事で、レコード・CDの本日の収獲はなし。


12/4(SAT)

神保町の中古レコード市が始まったが、今日は仕事で夕方まで抜けら
れず、行くのが遅くなった。この祭事は割といい出物が安価で出るので
有名であるが、さすがにこの時間では一般的なレア盤は残っていない。
しかし今回はクリスマスものは出なかったようだ。奥のSP盤コーナーの
方まで目玉商品のビラを眺めながら進んで行くと、・・・う〜、これだっ
たか〜、エルヴィスのクリスマスSP、5000円。歌詞カード付きだったん
だろうか。それなら買いである。しまった〜、見たかったよ〜。と目を落
とすとクリスマスもので十数枚のコーナーがあった。お〜、結構ラベルが
クリスマス柄で面白いのがある。しかし殆どが2000円前後だ。悩んだ
挙げ句に、まだしばらくは残ってるとみて今日は保留とする。
近くのS店に寄る。もうこの時期ならば店頭にコーナーが出来てるはず
だが・・・あった。シングルは・・・なし。LPは、お〜珍しい、こんなの出て
たのか、チューインガムのクリスマスアルバム。私が中2か中3の頃にデビ
ューした姉妹フォークデュオだ。へ〜、全然知らなかった。あとUS盤LP
でジャケットが気にいったものが1枚。’58年のジミー・ジョイス・シンガー
ズ。ホント50年代から60年代前半にかけてのUS盤LPのジャケットデザ
インは良い。極端な話、中身がカスでもこのジャケットなら許す、というL
Pだってある。で、この2枚を購入。
もう1軒、少し歩くが日本盤の珍品が出るM店へ。ここもそろそろクリス
マスコーナーが出来てるはず。出てる出てる。でもだいたい持ってるもの
ばかりだ、と思ったら変なのを1枚発見。「緑屋新宿店開店記念・マヒ
ナスターズが歌うクリスマスのうた」というソノシート、写真が・・・ダ、ダサ
い。裏を見ると、きよしこの夜、アンニー・ローリー、ジングル・ベル、と3
曲書いてある。しかしいつから
ー・ローリー」がクリスマスソングに
なったのか、ぜひ和田弘に聞いてみたいところである。製作ビクターと書
いてあるので、音源としては以前入手した10インチのオムニバス盤に入
っていたマヒナのものと同じだろう。妙なナレーションでも入っているとオイ
シイのだが。という訳で買う。
 <本日の収獲>
 LP:チューインガム 「クリスマス・ベスト・ヒット」
    THE JIMMY JOYCE SINGERS
      “A CHRISTMAS TO REMEMBER”
 ソノシート:「緑屋新宿店開店記念
        〜マヒナスターズが歌うクリスマスのうた」


12/3(FRI)

会社帰りに、今日から始まった池袋の中古レコード・CD市を覗く。年
末の祭事だけあって、クリスマスコーナーがちゃんとあるのだ。所謂コロガ
シ屋さんが抜くようなブツは、クリスマスものの場合、非常に限られてい
るのでこの位の時間でもよいのである。ざっと10枚ほど欲しいのが出て
きたが、これをさらにフルイにかける。この時のポイントは、この期間中に
他の人間に買われるかどうかの見極めである。事実、クリスマスものな
んて、シーズンが終ると箱ごとしまわれてしまい、翌年の祭事までそのま
んまなどザラである。今日のストックの中にも、3年前からそのままと思し
き、見覚えのあるレコードがかなりある。で、今日選んだのはプラターズ
の’69年再発で別ジャケットの帯付、オリジナルがなかなか入手できず
にいるトニー・ベネットの’72年再発、ケイト・スミスのRCA盤、とLPが
計3枚。今日はこの辺でと思ったら、壁貼りでシングル盤を1枚発見。
かなり悩んだ挙げ句にやはり買う。HPを始めていなければ今年は買わ
なかったであろう1枚、「Dr.スランプ/アラレちゃんのクリスマス」である。
しかし、もう2回位は来なきゃならんだろうな。補充しといてくれ。
 <本日の収獲>
 LP:ザ・プラターズ 「プラターズとクリスマスを」
    TONY BENNETT “SNOWFALL”
    “THE KATE SMITH CHRISTMAS ALBUM”
 シングル:「Dr.スランプ/アラレちゃんのクリスマス
       (ジングルベル/赤鼻のトナカイ)」


12/2(THU)

池袋のH店に行く。ここは古くからある中古店だが、いかんせん高い。
しばらく覗いてなかったのだが、この時期1、2度はやはりチェックしない
と。奥にSP盤が山積みになっていた。割れ物なんだからもう少し見や
すいように置いてくれよ〜と言いたくなる。ぶつぶつ言いながらも一通り
見てると、まずレス・ポールの「ジングル・ベル」が出てきた。以前神保
町でも1度見かけたが、その時の半値以下。ただレーベルが冬っぽい
シルエットのイラストになっているだけなんだが。ちょっと悩む。このペー
ジでレーベルの写真を撮るとなると、判別し辛そうな色合いなので結
局保留。更に見ていくと、おっ!ダイナ・ショアとペリー・コモのカップリン
グ。しかも歌詞カード(シングル盤のジャケットのようなもの)が残ってい
る。値段も手ごろなので、この1枚だけ購入する。
近くのC店をチェックする。ここはちょっと汚いが値段は安い。しかし今
日はブツはなし。帰りがけにM店の前を通る。ここは少し高いけどクリ
スマスコーナーを常設していたのだが、何かスナックに変わってしまった
らしく、それにしては以前の店名をそのまま使っているし、レコードは中
で売っているとの噂も聞いたのだが、どうもよく分らない。頑固系の御
主人で私の好きな店だったのだが。私は酒がからっきし駄目なので、
店に入って確かめる事が出来ないのだよ。
 <本日の収獲>
 SP:「サイレント・ナイト(ペリー・コモ)
      /ホワイト・クリスマス(ダイナ・ショア)」


12/1(WED)

しかしいつのまにか12月突入である。この1ヶ月強デイリー更新を続け
ていて、冗談ではなく休むタイミングを逸してしまった感がある。まずい。
さすがにCD店もクリスマスコーナーが設置されており、CD Reviewも
最後の一頑張りをせねばと4枚買う。リンクしてもらっているSOCKSの
CDもようやく入手。
家に帰ってTVで「紅白」出場者決定のニュースを見たが、マライアはど
うしたんだ。それにミックは。まあ、出るにしたってどうせ中継なんだろう
し、もしかしたら数日遅れで発表なんて事もあるのかもしれないが、ど
うせなら一緒に発表してほしかったな。何といってもアイウエオ順で載る
ので、マライアは松田聖子の次、ミックなら美川憲一の次だぞ。これは
笑えたのにな。
 <本日の収獲>
 CD:SOCKS 「Every Time Every Xmas」
    前田亜季 「Winter Tales」
    REBA McENTIRE
      “Secret Of Giving・A CHRISTMAS COLLECTION”
    “GARTH BROOKS & THE MAGIC OF CHRISTMAS”


11/30(TUE)

久しぶりに西新宿H店を覗く。この店はロックのレア盤専門店であるが、
壁にかけられた激レア盤には「触った時点でお買い上げ頂きます」など
貼り紙がしてあるコワモテの店である。しかしオーナーのU氏は実は優し
い人である。前から気になっていた、元ローリング・ストーンズのビル・ワ
イマン名義のブートシングル、「コズミック・クリスマス」について聞いてみ
る(とりわけこの店はストーンズに詳しい)。結局’67年のアルバム「サタ
ニック・マジェスティーズ」のB面ラストに入っている、16秒のシークレット・
トラック(ジャケットには記載なし)のような部分をシングルにしたものだ
そうだ。現物のシングルとアルバムをわざわざかけ比べてくれる。シング
ルのスリーブも、「サタニック・・・」の内袋を模している。音は“We Wish
You A Merry Christmas”のフレーズのヘナチョコ版だが、という事は
オリジナルのLP発売時期は11月か12月だったのだろうかと思い聞いて
みると、US盤’67年11月、UK盤12月の発売であった。クリスマスのサ
ービスだった訳だ。謎が解けた。シングルの値段が他の店よりもずっと安
かったので買うと、更にまけてくれた。ラッキー。とにかく比較的よく見か
ける割には、素性がはっきりしないレコードだったので、これでスッキリし
た。しかし土曜日の東スポに載っていたが、「紅白」のマライア紅組出
場に対して、白組はミック・ジャガーってのは本当か!? やめとけミック。
万が一出たとしても、日本語のMCは止めとけよ。まさかTOKIOをバッ
クに「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」歌うとかいうんじゃないだろうな。
玉置浩二じゃないんだからさ〜。やりかねないから怖いよな、NHK。
 <本日の収獲>
 シングル:BILL WYMAN(というよりROLLING STONESかな?)
       “COSMIC CHRISTMAS”



11/28(SUN)

駅前のフライドチキン屋の前を通りかかると、クリスマスCDがどうとか書
いてあるポスターが目に入る。近づいてみると、期間限定メニューを頼
むと先着で達郎のクリスマスCDをプレゼントと書いてある。仕方がない
な。CD付きのメニューで1番安かった“チキンセット”を頼むと、店員が
CDを袋に入れてくれた。席についてCDを見ると、げっ、「ジングルベル
ロック」が入っている。これ、ファンクラブ用のオマケCDだけに入ってたや
つじゃないの。へー、今度もう1枚もらおっと。ちなみに全4曲入りで、
残りは「ホワイト・クリスマス」と「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリ
スマス」、そして竹内まりやの「クリスマス・ソング」。ちゃんとMOONレー
ベルのロゴも入ってるし、これはCDシングルを1枚買ったつもりで押さえ
た方がイイと思うな。
電車に乗る前にブツを入手して、上機嫌で池袋に向かう。例年12月
にレコードの祭事があって、その時にクリスマスコーナーが設置されるの
だが、そこに出店する店もクリスマスコーナーを設けている事が多いので
その中の1軒、S店を覗きに行く。ある。ざっと100枚とみた。何枚か気
になるものがある。しかしこの店のプライスは高くはないが、カス盤も安
くはない。その為、ちょっと欲しいなと思うようなレコードはだいたい2千
円前後なので、どうしようか迷っていると・・・おあ〜っ、スパイク・ジョー
ンズ!ヴァーヴの’56年盤。昨年神保町で’61年の再発盤を買い損
ねていたやつだが、ジャケットが違うような気がする。オリジナルの方が
やっぱりイイや。で、この1枚だけ買う。
 <本日の収獲>
 CD:「TATSURO YAMASHITA PRESENTS X'mas Songs」
     (ケンタッキー・フライド・チキン販促品:非売品)
 LP:“SPIKE JONES presents a XMAS SPECTACULAR”


11/26(FRI)

来年の1月8日にエルヴィスのクリスマスアルバム(CD)が出るという告知
があり、どういう事かと思ったら、20枚のアルバムを紙ジャケット仕様の
CDで限定再発するのだそうだ。そんな事するんなら、初期の5枚位を
12月中に出して、若い子(いやな書き方だな、クソ〜)にもエルヴィス
の「クリスマス」を買ってもらえるようにしろよ、と文句のひとつも言いたく
なる。第一、紙ジャケCDは盤が取り出しにくいし、並べたときに高さは
違うしで、飾る以外に殆ど意味はないのだ。まあ、紙ジャケばかりで数
百枚ともなれば話は違ってくるだろうが。それにこの’57年のLPジャケ
ットのオリジナルネガは紛失してしまったらしく、’85年のリイシュー時に
は同じようなセットで撮り直してたのだ。だから、オリジナルジャケットに
するのならコピー起し、キレイに仕上げるなら(言葉は悪いが)ニセモノ
となってしまい、何れにしても紙ジャケの出来自体にはあまり期待でき
そうもない。それはそうと、ちゃんとWジャケット仕様のブックレット付に
してくれるんだろうな。シングルジャケットだったら怒るよ、ホント。予約
しちゃったんだから。限定じゃ押さえとくしかないじゃないの。
で、またもや渋谷A店でブツを頂いて帰ってくる。ウィスパーズのLPと
10年位前にMIDI Incが出した日本人のコンピレーションCD、あと
これも10年前の東京少年(カミングアウトした笹野みちるがいた)のプ
ロモオンリーCD。東京少年はクリスマスものなのか分らないが、それら
しいジャケットで“Merry Christmas・・・”と書いてある。もう1枚あ
った。牧瀬里穂の’93年のCDシングル。覚えてない・・・。
 <本日の収獲>
 LP:THE WHISPERS “HAPPY HOLIDAYS TO YOU”
     (’85年のSOLAR盤の’87年再発・ジャケット違い)
 CD:V.A. 「ウィンター・テイルズ」
    東京少年 「Back To The Chime」
 CDS:牧瀬里穂 「遅いサンタクロース」


11/24(WED)

しかしイヴまでもう1ヶ月である。今日Review に追加した1枚は店頭
試聴によるものだが、もうすでに25枚目だ。念の為にいうと、全て今年
発売のものばかりである。勿論この他にも出ているのであるが、単独ア
ーティストのものに関してはかなり押さえられているはずである。しかし9
月下旬からこうクリスマスCDを聴き込んでるというのも、これはこれでな
かなか辛いものがある。あと3、4枚でもう今年はいいかなという気がし
てるのだが。
そう言えば新宿の「思い出横丁(通称しょん○ん横丁)」の火事。2時
頃だったらしいけど、今日の昼メシはあそこで食べてたのだ。カレーショッ
プのココイチで。家に帰ってニュースを見たら、ココイチの隣のチケットショ
ップ大黒屋が黒コゲじゃないの。あぶね〜。
池袋P店を覗くと、珍しく中古盤の箱が幾つか置いてあり、ビーチ・ボー
イズのUSシングルが十数枚。軽い気持ちで眺めてると、その中に’64
年のクリスマスシングルが。こ、これは!アルバムからカットされた唯一の
USシングルではないの。PS(ピクチャースリーブ)は元々無い1枚であ
るが、一瞬クラッとくる。「リトル・セイント・ニック」はクリスマスアルバムを
出す前年の’63年に出したもので、アルバムとはテイクが違うのだ。だか
らシングルカットという意味では、この「The Man With All The Toys」
が当時出ただけなのである。という訳で当然買う。
ところで私宛に、ヴェルファーレの特別御招待状というのが届いたんだけ
どこれってどういう事?何だこの“ULTRA DANCE”発売記念ライヴ・
イベントってのは。1度も行った事ないってのに、謎だ。
 <本日の収獲>
 シングル:THE BEACH BOYS
    “THE MAN WITH ALL THE TOYS/BLUE CHRISTMAS”


11/22(MON)

土曜日、おとなしくしていれば良かったものを、少し楽になったので夜に
レコードを取りに外出したのが悪かったらしく、結局昨日は一日中パジ
ャマ姿である。ジャケット画像の追加もほんの少ししか出来なかったし、
やはりこの時期無理は禁物なのである。
それにしてもサンダー杉山 、多分70年代前半のものだろうが、何年に
出たのか分らん。誰か教えてくれ。せめてジャケットのどこかに手掛かり
位残しとけ、東宝レコード。そんな事だからすぐポシャるんだ。しかし体
調が悪いと文章にもトゲがあるな、どうしても。
一昨日の“Do They Know”の件、別にあれは悪口じゃなくて、ただ
の個人的な意見だっつーの。いいとこだって探せばあるんだし。例えば
ジョージ・マイケルの歌い出し、あそこはいつ聴いてもハッとするような鮮
やかさだな。他は・・・ない、すまん。
全般的に言える事だが、(1コーラスが)長い歌詞のクリスマスソングと
いうのはあまり好きじゃないのだ。達郎のあの曲にしたって、スタンダー
ドになり得た理由の一つは、あの歌詞の簡潔さにあると思ってるしな。
特に80年代以降の曲で目立つのは、歌詞がやたら長くて、そのくせク
リスマスの事をストレートに歌ってる訳でもないというもので、歌の背景
を書き込みすぎて、その結果歌が作り出す世界を狭っ苦しいものにし
ているとしか思えない曲が多い。結局こういう歌は、10年20年といった
時の風化に耐えられないと思うのだ。成功例として思い浮かぶのは、
ダン・フォーゲルバーグの「懐かしき恋人の歌」とかポーグスの「ニューヨ
ークの夢」、ほんの一握りだしな。あの「ラスト・クリスマス」にしても、ち
ょっと歌詞が長いんだよな、私に言わせると。例えば歌詞の対訳とかと
にらめっこしながら、この曲をフルコーラス聴いてもらえると、私の言う意
味が少しは理解してもらえるのではないかと思うのだが。あっ、いかん。
あくまでも私の個人的な意見ですから、全国100万人の「ラスト・クリ
スマス」ファンの皆様、このサイトを見捨てないでね。
う〜む、書けば書くほど敵を増やしているような気がするな。むはは。
で、今日の収獲は渋谷A店でもらったCD2枚。
 <本日の収獲>
 CD:V.A.「LaFace ファミリー・クリスマス」(’94年)
    B'z「FRIENDS」(「いつかのクリスマス」収録のやつね)


11/20(SAT)

風邪気味で朝方は頭が痛かったのだが、しばらく寝てたら回復した。
新宿B店にレコードを取りに行く。D・アレキサンダー・ウィンターのLPと
ドロシーとかいう女性歌手の絵本仕立てのEP。EPの方は’82年とク
レジットがあるのだが、LPの方は手掛かりがない。仏JUKEBOX誌が
数年前に50/60年代のLPをまとめたジャケット写真付のプライスガイド
を出しており、このLPも載っているので60年代末位ではないかと推測
するが確証はない。しかしこのLPのジャケットはシブい。まだ音は聴い
ていないが、このジャケットだけでもOKである。
この前“Do They Know It's Christmas?”が好きではないと書いた
ら、何故?と問い合わせがあったので、その話を少し。理由は簡単で、
ポップソングとして出来の悪い曲だと思っているだけの事だ。クリスマス
レコード(ソング)好きだからといって、全ての曲が無条件に好きな訳
ではないのである。あの曲の持つ意味が云々という意見もあるだろう
が、別に私もB・ゲルドフがどうだとかバンドエイドの意義に対して文
句を言うつもりは毛頭ない。しかしあえて言わせてもらえば、あの歌は
傍観者の歌だよな、やっぱり。自分が安全なところにいる前提で“Do
They Know?”だもの。この少し後に起ったUSA for AFRICAでは
“We(are the World)”と歌い手側の主語が入る訳だが、これにして
も「みんなで渡れば・・・」的なところがまだある。しかし更にこの後、あ
まり大きな動きにはならなかったが、「SUNCITY」というアパルトヘイト

への抗議ソングがあった。B・スプリングスティーンからマイルスまで色々
なアーティストが参加したが、要するに「どんなに金を積まれたって、俺
(南アフリカの)サンシティでは演奏しないぜ!」という、初めて“I”と
いう
個人の意志が歌詞に現われた歌で、私は“Do They Know?”
より
はこういう歌の方を100倍愛するし、支持するのだよ。あくまでも
歌そのものについてだけの話なので、その辺誤解せぬように。

 <本日の収獲>
 LP:DAVID ALEXANDER WINTER “chante NOEL”
 EP:DOROTHEE “chante noel”



11/18(THU)

今日は仕事で神戸にいたのである。午後6時頃に仕事が終ったので、
久々に元町辺りを少し歩いた。この辺は約6年ぶりである。帰りの新
幹線の時間もあるので、1軒だけ中古レコードのR店を覗く。この店は
1年中クリスマスコーナーが設置してあるという、私にとっては楽園のよ
うなところだったのであるが、はたしてコーナーはまだ存続しているのか。
・・・あった。シングル・LP別々にコーナーがあるので、まずシングルを
チェック。うん、結構ある。5、6枚見当をつけた後でLPの方を見る。
げっ、サンダー杉山がある!何?佐良直美がクリスマスLPを!? おおっ!
スターウォーズが!と、レア盤の怒涛の出現に手が震える。しかも異
常に安い。心の中で絶叫しながらレコードを漁り、しかし体は勝手に
反応してリアクションをとっていたはずなので、はたから見ればさぞ不気
味な眺めであったろう。他にも欲しいのがあったが、手持ちの金の事も
あり、LPは先の3枚にして、シングル・EPの方は2枚に押さえる。しか
し安い。どう考えてもお江戸プライスの半分以下である。
こうなると本当に早くLPの写真撮りをせねば。何といってもこのサンダ
ー杉山はぜひ見てもらいたい。しかしスターウォーズ。当分手に入るま
いと思ってメモリアルの番外篇でシングル紹介したのに、こうあっさり手
に入ってしまうと何だか間抜けだ。まぁ、あれはあれでイイか。
 <本日の収獲>
 LP:「サンダー杉山のクリスマスソング」
    佐良直美 「ホワイト・クリスマス」
    「スター・ウォーズ・クリスマス」
 EP:木村好夫とミノルフォンアンサンブル
        「エレキが唄うクリスマスメロディ」
 シングル:
    マヘリア・ジャクソン 「ホワイト・クリスマス/きよしこの夜」



11/17(WED)

新宿R店の100円LPコーナーを覗く。結構補充されている。10枚ほ
どクリスマスものを抜いたが、重たいので結局7枚にする。しかし、そろ
そろLPのジャケット撮りをしないとヤバイ。未整理のレコードがすでに
100枚位になっていると思うが、何とかしないと収拾がつかなくなってし
まう。
しかし・・・、深田恭子。今日発売の、本人のピアノ演奏によるインス
トCDだが、クリスマス・カヴァーが入ってるじゃないの。入れるなよ、限
定CDに。買わざるを得ないだろ。しかもよりによって私のあまり好きで
はない曲、“Do They Know It's Christmas?”だ。この前の浜崎
あゆみ(すぐ完売したらしい)はマキシシングルだからまだしも、これはミ
ニアルバムで2000円以上するんだからさ〜。1枚新作が買えるのに。
 <本日の収獲>
 CD:深田恭子 「Dear・・・」
 LP:THE JOHNNY MANN SINGERS
     “WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS”
    ANNE MURRAY “CHRISTMAS WISHES”
    FRED WARING “CHRISTMAS TIME”
    LAWRENCE WELK “SILENT NIGHT”
    LICIANO PAVAROTTI “O HOLY NIGHT”
    MITCH MILLER & THE GANG
     “CHRISTMAS SING ALONG WITH MITCH”
    ROGER WHITTAKER
     “THE ROGER WHITTAKER CHRISTMAS ALBUM”



11/15(MON)

一昨日買ったレナード・コーエンは収穫に入らないのか、との問い合
わせをもらったが、収穫に入れているのはクリスマスに関係したブツだ
けなので、そうじゃないものは当然入らないのである。ちなみにこの前
のは、「ハレルヤ」が入ったアレである。
あと、昨日のC・ブラウンのCDは12日に書いたやつで、「レコードコレ
クターズ」誌の12月号でも紹介されている。Memorialの項でも少し
書いたが、このサイトの名前は今年の1月に亡くなったC・ブラウンへ
の追悼の意味もあるのだ。
ところでこの「レココレ」12月号だが、ようやくプリンスの特集である。プ
リンス(いや元プリンスか)と聞くと、「好き!」と答える奴と露骨に顔を
しかめる奴にハッキリ分かれるようだ。但し、後者の奴等が大抵申し
訳程度に付け加えるのが、「音はイイんだけどねぇ…」というセリフだ。
「音がスベテじゃねーか!」と私なんぞは言いたくなるのだが、要する
にこういう逃げを作る手合いに限って音の善し悪しなんて分ってない
のだ。例えば以前ピーター・バラカンが「あれだけのサウンドをつくりな
がら何故ああ性的な内容しか歌わないのか」といったような意味の事
を書いていたが、それならば分る。日本人の私には、聴いただけでは
歌詞はストレートには入ってこないもんな。あとデイヴ・リー・ロスがM・
ジャクソンとの比較の質問に対して、「プリンスの場合、完成形では
なく、よく出来たデモ・トラックを聴かされた気になるような事が多い」
云々といった発言をしていたが、これはこれで一つの見識であろう。
しかし殆どの場合、「顔が気持ち悪い」とかその手の理由だ。これが
分らない。冷静に見て、プリンス(いや元プリンスか、クドイな)の顔は
黒人のオンナ顔である(セクハラとかそういうツマラナイ方向で取らな
いでくれ)。誤解を恐れずに言えば、顔の骨相というか造りではホイッ
トニー・ヒューストンとかの系である。彼の事を嫌がる皆さんが気にす
る、あのヒゲとかの余計な装飾を取り払って、女性的なメイクでも施
した上で先入観なしに見れば、綺麗な顔だと思うはずだ。逆にあの
中途半端なヒゲやモミアゲ、服装も含めてそうだが、全てはこのオン
ナ顔に対するコンプレックスの表れだと考えれば納得がいくはずであ
る。多分そこには出生の事や体形(小柄)の事もあるのだろう。全く
レコードとは関係ない長話になってしまった。スマンな。
で、今日は雨だったが、大型店TでCDを2枚購入。この前少し触
れたロージー・オドネルと、今年ゴスペルのCDを出したベテラン、ボ
ビー・ウーマックの初クリスマスアルバムである。
 <本日の収獲>
 CD:ROSIE O'DONNELL “A ROSIE CHRISTMAS”
    BOBBY WOMACK “TRADITIONS”



11/14(SUN)

銀座をブラブラ歩いていて、年賀ハガキとか切手を売ってるスタンドを
見つける。そう言えば、11月11日にクリスマス切手が出たという話を
聞いていたので覗いてみると・・・あった。北海道で出した切手なので
東京では大きな郵便局でないと買えないという事だったのだが、あっ
さり入手できたのでやや拍子抜け。
昨日は渋谷でチャールズ・ブラウンのCDを探したのだが、大型店に
は無く、ブラック専門のS店に行ってみたら「今切らしてます」との事で
結局見つからず。で、今日新宿U店を覗いたら、あっさり見つかる。
家に帰って曲目を確認してみると、“Merry Christmas Baby#2”
に“Please Come…#2 (Christmas Finds Me Oh So Sad)”?
もしや、と思って聴いてみると、やっぱり歌詞が違ってる。それどころか
“Please…”の方に至っては完成前というか、現在の歌詞のモチーフ
は随所にみられるが結構違っており、メロディや構成も少し違う。ゴー
ルドマインの「クリスマスレコード・プライスガイド」で年代が不明だった
Teemのシングルがこれだったかと思い当たる。もっともあの本では、B
面のタイトルは“Please…”ではなく、カッコ内のサブタイトルしか書い
てなかったが。録音は多分エイスにいた’59年で、キングに移ってから
出した“Please…”のヒットに当て込んで、オクラ入りになっていたこの
デモヴァージョン(?)のシングルが’61年に出たということなんだろうか。
う〜ん、分らん。
・・・しまった。西新宿V店のセールに行くの忘れてた・・・。
 <本日の収穫>
 CD:CHARLES BROWN “BLUE OVER YOU”



11/13(SAT)

渋谷のJ店に行く。60年代のB級映画のポスターで何か可愛いのは
ないかという事で、1枚持って行く。関連店にフレンチのクリスマスレコ
ードが何枚か入ったと聞かされる。名前はよく分らないが、1人はデヴ
ィッド・アレキサンダーだそう。私の記憶によれば、日本でも一時期人
気があったルノー・ベルレー主演の、70年代前半のフランス映画『哀
愁のパリ』の主題歌を歌ってたはずだ。何でも70年代に「タイトゥン・
アップ」をカヴァーしており、そのレコードだけクラブで人気があるのだそ
う。かなり暑苦しい歌い方をする人で、『哀愁のパリ』はドーデの「サ
フォー」が原作(映画ではマリナ・ブラディがサフォーを演じた)なのだ
が、「さっふぉ〜〜っ!」とサントラシングルのB面でトム・ジョーンズば
りに歌い上げてたのをよく覚えている。レコードは西新宿のB店にある
ので、近日中に取りに行くと伝える。あと先日の雑談中に話した、リ
カちゃん人形の’67年オリジナルモデルのポストカードを、お姉様方に
見せると大騒ぎになる。最近作られたものだが、60〜80年代のヴァ
ージョンでそれぞれ何パターンかあり、特にイカスのが’67年の人形の
やつである。別に私は人形マニアでも何でもないが、この絶妙な60
年代さ加減にはやられた。どうでもいいか、そんな事。
またまた渋谷A店に寄ると、オーナーが久しぶりに来ていて、今日の
買い取りの中にクリスマスものが何枚かあったからあげるとの事。悪
いので先日から取り置いてもらっていた、私の大好きなレナード・コ
ーエンの日本盤LPサンプル帯付を買って帰る。
 <本日の収穫>
 LP:サム・テイラー 「サム・テイラー・イン・クリスマス」(オビ付)
    シンガーズ・アンリミテッド 「クリスマス」(テイチク/オビ付)
    森山良子 「良子のクリスマス」
    童謡系で「みんなでたのしくメリー・クリスマス」
          「たのしいクリスマス」
         「よいこといっしょに・クリスマスをうたおう」
 


11/12(FRI)

このところ新作CDの入手をサボっていたので(といっても1週間位な
んだけどな)、チェックしてみたら何枚か出ている。ロージー・オドネル
(この人誰?)が豪華ゲスト(本当にすごいメンツ)と共演するチャリ
ティもののCDがCBSから出ており、試聴するとなかなかよかったの
でこれは近日中に入手予定。あとカントリーの新女王的存在のリー
バ・マッキンタイアのCDも出たので、これも聴きたい。ナット・キング・
コールのシークレットトラック入り日本盤が出た(紹介済)。めでたし
めでたし。「ラブ・リング」とか何とかいうコンピレーションも出てたが、
これはうちでは取り上げるつもりはないのでよろしく。クリスマスCDで
はないが、チャールズ・ブラウンの’59〜60年の録音をまとめたもの
で、「メリー・クリスマス・ベイビー」や「プリーズ・カム・ホーム・フォー・
クリスマス」のバックトラックが入ったヤツが出たらしい。これは欲しい。
それで結局本日の収穫は、渋谷A店で見つけたアレクサンダー・オニ
ールとシェレールのクリスマス・プロモ12インチ。1枚よく分らないLPを
オマケにもらう。
 <本日の収穫>
 12インチシングル:
    “The Special Gift To All DJ's
     ALEXANDER O'NEAL & CHERRELLE”
 LP:アコースティック・クラブ 「アコースティック・クリスマス」



11/10(WED)

最近「やっぱり12月に出るモーニング娘。のクリスマス・ボックスも買う
んですか?」とよく聞かれる。あれはトレーディング・カードのボックスだ
から買わない。しかし今日発売の浜崎あゆみの30万枚限定とかいう
クリスマスCD(マキシシングル)は、つい買っちゃったぞ。限定とか言わ
れた日にゃ買わざるを得ないじゃないの。まだ聴いてないけど。
 <本日の収穫>
 CD:浜崎あゆみ 「appears」(30万枚完全限定生産らしい)



11/8(MON)

一昨日買ったスティールアイ・スパンのCDのライナーを昨晩見ていて、
中に載っていたシングルのスリーブは西新宿のV店で見た事があると
思い当たり、覗いてみる。が、ない。・・・しまった。タイトルに「クリスマ
ス」が入る曲ではなかったので見逃してしまった。しかし今週末にこの
店のセールが別会場で行われるので、もしかしたらセール用のストッ
クに入っているかもしれん。チェックせねば。
何店か覗いたが、特にこれはというブツがない。こういう困った時に寄
るG店に行ってみる。・・・あった。目立たぬ所にレア盤が。しかも以前
別の店で見た時より状態が良くて安い。しかし持ち金がないので、取
りあえず更に目立たぬように隠す。レコード好きの悲しい性である。し
かし欲しいぞ、どうしよう(入手するまでタイトル等はシークレット)。
という訳で本日は収穫なし。・・・欲しい。



11/6(SAT)

渋谷のJ店に行く。ここはレコード屋ではないが、ここの関連店にフレ
ンチものに強い店があり、今そこを通じてクリスマスレコードを打診して
るのである。あと2週間位すると何枚か入ってくるかもとの事で、お店
のお姉様方と少しお話の後、R店に向かう。100円コーナーは補充
の様子がないので、ここ数ヶ月真剣に見ていなかった一般のレコード
箱の方を一通り回る。・・・ない。何にもない。これだけ一所懸命に
見て、1枚も買わずに帰るのも侘びしいので再度探す。ロジェー・ワ
ーグナー合唱団の60年代前半と思しきLPがあったので、この1枚だ
け買う。うん、いいジャケットだ。疲れた割りにはあまり収穫がなかった
ので、近くのA店に寄る。しばらく取り置いてもらっていたCDを買って
帰る。トニー・リヴァースの70年代以降のスタジオワークを集めたもの
と、ブリティッシュ・トラッドのスティールアイ・スパンのコンピレーションの
2枚。前者は’90年前後に録音した、未発表のクリスマスソングが入
っており、後者はオーストラリアのRAVENから出たCD(このレーベルの
CD買うの久しぶりだ)で、やはり70年代に出したクリスマスシングルが
収録されている。実は年間を通してバカにならないのは、所謂クリス
マスレコード(CD)よりも、こうしたCDにかかる費用である。メジャーレ
ーベルから出たものならまだしも、小さなレーベルから出たものは買い
逃がすとしばらく出会えないし、第一仕入れてくれるレコード店自体
が限られているので、見つけた時にすぐ押さえておかないとどうしよう
もない。
BOXセットで1曲だけクリスマス音源が入っているような場合が一番
やっかいである。クリスマスシングル等を出しているアーティストのチェ
ックは勿論だが、それ以外でもクリスマス「未発表」音源なんてのを
入れるケースがあり、結局ほぼ全部をチェックせざるを得ないのだ。
 <本日の収穫>
 LP:ロジェー・ワーグナー合唱団 「もろびとこぞりて」
 CD:トニー・リヴァース
     「ハーモニー・ワークス・イン・ザ・スタジオ 1971−1993」
    STEELEYE SPAN & Maddy Prior
     “A RARE COLLECTION 1972-1996”



11/5(FRI)

久しぶりに池袋P店を閉店間際に覗く。何か変わったレーベルのクリス
マスCDでも入ってないかと思ったら早速発見。The Jingle Bellsに
よる16曲入りのUKキャッスル盤。これって’83年にスペクター・スタイル
でクリスマスメドレーを出したあのThe Jingle Bellsだろうか?メドレー
CDとは思えないし、第一当時と曲順も違う。元々企画盤だろうし、そ
の残党が吹き込んだという事なのか? 謎だ。という訳で買う(内容はC
D Review参照)。
アナログでヴィンス・ガラルディ・トリオのLPを見つける。例のスヌーピー
のジャケットのヤツ。リマスターの表示がないから’71年の方だと思うの
だが。いつでも買えると思っていて、未入手のままだった1枚なので買う。
値段も千円台と手ごろ。それにしてもRoyal Guardsmenはどこかにな
いか(スヌーピー絡みのクリスマスものを出してるのである)。PSなしの
シングルは今年見つけたからPSだけでもいいぞ。
 <本日の収穫>
 LP:VINCE GUARALDI TRIO
      “A CHARLIE BROWN CHRISTMAS”
 CD:THE JINGLE BELLS “A GIRL GROUP CHRISTMAS”



11/4(THU)

いつもお世話になっている渋谷の某店(以後A店とする)に、ビートル
ズのレア盤がドサッと入ったという情報が入り、覗きに行く。なるほど、
壁に帯付きオデオンの赤盤がこれ見よがしに並んでいる。「フレキシ
(ファンクラブ向けのクリスマス・ソノシートの事)はあった?」と聞くと、
(ソノシートをまとめたクリスマス)アルバム(BOOT?)なら1枚あったと
の事。どうやらビートルズコレクター(故人)のコレクションを譲り受けた
人が放出したという事らしい。’70年にファンクラブ向けにアップルがプ
レスしたものと番号は合ってるし、ジャケット写真の印刷の具合もまと
もなので、もう少し調べたほうがいいかもしれない。昨日シアトルの大
学に通う亀山氏から、ビートルズのクリスマスソノシートのコーナーをH
PにUPしたので相互リンクをとの申し出があり、これ幸いと’63〜’69
の各ジャケットについてはそちらを参照してもらう形に。このソノシート
は、音源的には殆ど大したものはないと言っても良いと思うが、いきな
りトップバンドに昇りつめた初々しさが溢れている’63年から、「イエス
タディ」のおふざけ版から始まりジョンの皮肉っぽい歌が聴ける’65年、
ポールが2曲作っている“パントマイム”のサブタイトル付の’66年、「ク
リスマス・タイム・イズ・ヒア・アゲイン」のフレーズを繰り返しながら言葉
遊びのように展開する‘67年、そして’68年以降は4人一緒の吹き込
みはなく、皆勝手にメッセージを入れて人任せの編集となり、’69年に
至っては延々ジョンとヨーコのやり取りが続くといったようにと、図らずもビ
ートルズというグループの動きや人間関係が見事に反映されているの
が何とも興味深い。取りあえずジャケットが気に入ったのでLPは購入。
あと’96年に出たジョン・ピザレリのクリスマスCD(サンプル)をオマケで
もらう。誰や、この人。
 <本日の収穫>
 LP:THE BEATLES CHRISTMAS ALBUM
 CD:ジョン・ピザレリ「レッツ・シェア・クリスマス」



11/2(TUE)

風邪気味で少々ヤバイのだが、昨晩クリスマスレコードが少しあるか
らとTelをもらったので、渋谷の某店に行く。
ビリー・ヴォーンの60年代後期のLPと、レゲエ専門レーベルのブルー
マウンテンから出たオムニバス盤を頂いてくる。この店はロックのレア盤
ショップなので、店のテイストと違うジャンルのクリスマスものは格安で
売ってもらったり、所謂カス盤の中にクリスマスものがあった場合は、タ
ダでもらえたりするのである。その代わり、その店向けのブツをこまめに
探しておいて、定期的に付け届けせねばならない。
しかし、パット・ブーンとビリー・ヴォーン、このDOTの2大アーティストの
クリスマスレコードほど収集家に疎まれているものはないかもしれない。
とにかく日本盤の数が多い、いや多すぎる。パット・ブーンなんかは、
眼を閉じると軽く20数種類のジャケット柄が浮かんでくる。私が所有
しているだけでも7、8枚はあるはずだが、いつでもイイという気がして、
まだ2、3枚しかリストに載せてなかったと思う。パット・ブーンのクリスマ
スレコードをコンプリートに集めて一挙掲載するのも、それはそれで壮
観だろうし、またある面から見ればかなりシブイと思うのだが、その境地
にまで達していない私はやはりまだケツが青いな、ふっ。
帰りにタワーレコードでCD2枚購入。
 <本日の収穫>
 LP:ビリー・ヴォーン・クリスマス スーパー・デラックス
    BLUE MOUNTAIN CHRISTMAS PARTY
 CD:GEORGE STRAIT “MERRY CHRISTMAS
                     WHEREVER YOU ARE”
    BRYAN WHITE “DREAMING OF CHRISTMAS”


11/1(MON)

昼間ずっと雨が降っていたので、何だか湿気が多くて気持ち悪い。
こんな日はレコードはあまり買いたくはないのだけど、ついフラフラッと
店を覗いてしまう駄目な私。100円LPコーナーで数枚抜く。
その他にCBSやRCAやキャピトルといったレーベルのオムニバス盤が、
企業向けのようなものも含めて二十数枚出て来たが、さすがにこれ
はパス。この手のものをひたすら集めてバーンと掲示するのも趣味人
の一つのあり方だとは思うが、どうもそこまで大人になれない。
HPを始めた事もあり、リストに載せやすい単独アーティストのものを、
どうしても優先してしまう傾向がこの所目立つ。
 <本日の収穫>
 EVIE “COME ON, RING THOSE BELLS” 
 JIM NAVORS “MERRY CHRISTMAS”
 THE MAGIC ORGAN “A MAGIC CHRISTMAS”
 “ORIGINAL MUSIC BOX MELODIES OF CHRISTMAS”
 “A CHRISTMAS FESTIVAL OF STARS!”
 “RONCO PRESENTS A CHRISTMAS GIFT”
 以上LP6枚


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