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2001/06/30

 うわ、「蚊」が週間売り上げ3位?「リリーのアトリエ」(4位)よりも上とは……まあ1位が「タクティクスオウガ外伝」というのはわかるけれど。昨日、電車で熱心に遊んでいるスーツ姿の人を見た。まるっきりCMと同じ。ちょっと話しかけてみたくなった。(同ゲームのCMは、電車のなかで遊んでいる会社員が、両脇に座っていた見知らぬひとに口をだされて……という内容)

 Hotwiredから映画『A.I.』の裏に潜むもう一つのストーリー(上)(下)。映画クレジットにあるひとつの名前に、ある架空の「殺人事件」の謎が隠されているという……。ネットに仕掛けられた謎をさがす人々、というのは面白い。

 結局『CODE』を6月中には読み終えられなかった。読み進める間もいろいろと考えさせられる本だ。
 読みながらふと思いだしたのが「(特定のパソコン通信)の環境は素晴らしかった。インターネットは恐い」という言葉。わりと見かけるし、見かける場所は掲示板のちょっとした呟きだったりするから、発言者はあまり内容を意識していないのだろうが、気になる。()内に入る単語はたいていが"ニフティ"だったりするのだが、それはともかく、もし彼らが発言の内容どおりに考えているとしたら、何故インターネット環境(というのも変だが)に出てきたのだろう?素晴らしい(ローカルな)特定の環境の素晴らしさをWWWに広めるために、というわけでもないように見える。そんなに良いなら、そこにずっと居ればいいのに、と思う。別に、特定のパソコン通信から出ろと強制されたわけでもないのに、自らの意志で出て、そこに広がった環境を説得しようとするわけでもなく、昔は良かった、あそこは良かったというのは、なんだか不思議だ。

 サントリーモルツスーパープレミアムを飲む。はー、美味しい。


2001/06/29

 結局、週末までには、作業のきりがつかなかった。後は来週2日にかけるしかないか。

 『第二幕 ニール・サイモン自伝2』(酒井洋子 訳/早川書房)購入。


2001/06/28

 asahi.comから「ITオタク急増する(文 小田晋)」「第3世代までのコンピューターの発想」ってどんな発想なんだろう。

 おわるかも、と思って仕事をはじめた朝に、ま新しい不具合を見つけると、ものすごく悲しくなる。解決すると、少しだけ幸せになる。今日は幸せな気持ちで帰宅できたので嬉しい。


2001/06/27

 テスト計画書を書いた。


2001/06/26

 仕事中に通達が回ってきた。……禁を破って表玄関を突破したらクビだろうかと考える。まあ、そんな勇気があるはずも無いのだが。もくもくと仕事する。

 「ラーメン屋でラーメンを食べていたら、隣の人のどんぶりに猫が降ってきた」という話を仕事場で聞く。どんぶりの主(?)は、落下の衝撃で飛び散ったラーメンと汁をまともに浴びて大変な状態だったそうだ。猫がどうなったかは聞きそびれた。


2001/06/25

 「優駿」2001年7月号購入。「サラブレッドヒーロー列伝」でライスシャワーをとりあげていたので(文 井口民樹)。
 川島さん(ライスシャワーを担当していた方)が厩務員をやめていたとは知らなかった。
 「何故厩務員をやめたのか」から続く文に胸がつまる。もし、と今も思う。もし、あの出来事が無ければ、どんなによかっただろう。これほど騒がれることも知られることも無かっただろうけれど、それでもあれが起きないほうが、ずっと良かった。

 「SFマガジン」2001年8月号購入。目当ては「デッドフューチャーReMiX<第2回>」(前号のキース・ロバーツ特集の話題の続き)。
 京極夏彦氏のインタビューが掲載されている(聞き手は大森望氏)。『ルー=ガルー』の話、SFの話、次回作の話が最後に少し。
 「探偵が出れば探偵小説だよね」には大笑い。いやほんと、これがOKで宇宙船が出てもSFじゃないんですよ、と言い訳しなければならないのは何故なんでしょうね。


2001/06/24

 ペルーで地震。

 宝塚記念はメイショウドトウが勝った。ナリタトップロードは最終コーナーで不利を被っての2着。こういうこともあるのか、というような、あっけない負け方だった。以下ホットシークレット、ステイゴールド……ステイゴールドはまた細くなっていた。(420キロ代は、G1クラスの馬としては細いほう。)この馬は他のサンデーサイレンス産駒と比べると、お父さん抜きで立派にキャラが立っているなあ。

 地方(東京都議会選挙)の選挙速報がなぜ全国放送なんだ?まあ、小泉人気が陰らないうちに総選挙やってしまいたい気持ちが満ち溢れている自民党幹部の顔が見られて、結構楽しかった。ここ何年か、宝塚記念の日にはどこかしらで選挙をやっているような気がする。


2001/06/23

 1945年の今日、沖縄守備隊全滅。NHKの正午のニュースではこれを「沖縄の日本軍が組織的抵抗を諦めた日」と言っていた。なるほど、つまりこの単語は、そういう使い方をするものなのだろう。

 『ルー=ガルー 忌避すべき狼』(京極夏彦 著/徳間書店)購入。


2001/06/22

 仕事。怪我の功名かもしれないなあと思いはじめる別件不具合。しかし対応と確認は相当面倒だ。前任者が手を付けなかった理由がよく分かる。とにかくまだ2週間はあるからなんとかなるかな。
 と思っていたら……えっ。
 締め切りが3日繰り上がった

 『CODE』をひたすら読む。


2001/06/21

 仕事、昨日の件はなんとかなりそうだが、別件が……(ああ次から次へと)。

 昨日の文章、仕事関係のショックもあってか、半ば崩壊している。感情的な表現はどうもいただけない。(特に「素晴らしく理解している」とか「無知による比喩」とか。)読み終えてから、あらためて感想を書くことにする。

 黒木のなんでも掲示板3で知った「歴史消男からバカフェミへ」を読む。面白い。石原慎太郎東京都知事大好きっ子(性別男)が、"バカフェミ"に対し「新しい歴史教科書」の素晴らしさをとうとうと説く、という内容。もちろん「男尊女卑」はお約束。「タイムスリップして……」の突っ込みが最高。


2001/06/20

 やっと現行対応に目処が付いたと思ったのだが、その直後に全く別の不具合が出てきた。呆然とする。

 帰宅途中、書店で本を3冊買ったが、一冊がおおはずれ。……またこのパターン?
 『「新しい歴史教科書」の絶版を勧告する』(谷沢永一 著/ビジネス社)。
 私は、こういう文(※1)にいちいちひっかかるので読むのは少々辛い。
 「新しい教科書」の間違いについての指摘はともかくとして(まだ全部は読んでいないので)、著者の史観は同書<付録>「教科書批判の先駆け 上杉千年」(pp.291-301)と第十二章「歴史教育は廃止すべきである」を読めばある程度分かってくる。
 しかし、こういう本を読んでいて思うのは、何故こういう人は先祖や指導者を「高潔で総じて間違いの無い立派な偉人」(なんか変な言い方ですが)に奉りあげたがるのだろうか、ということである。過去の行為を認めたことで、対象への尊敬や敬愛やあるいは単なる愛情でもいい、それらが薄れたり壊れたり無くなったりするほど、彼らのなかの対象への想いは脆いものなのだろうか?

(※1)以下、同書第八章「近代日本の建設」(pp.210-211)から引用する。強調は原文のママである。

 一八九ページに、西郷隆盛と勝海舟の江戸城開城談判のまとめとして、「幕府や各藩の『私』の利益を離れて、日本という『公』の立場に立つ歴史的な決断がなされた」となっているが、ここのところを平成十三年四月四日の朝日新聞がたいへん怒っているのである。
 朝日新聞が、なぜ怒っているかを推察するに、おそらく「公」を国家と読みとったからであろう。国民が日本の国を尊重し、したがって国民が団結することは、朝日新聞の方針に反する。国民が国家を念頭におかず、相互に連帯の気持ちを持たず、国力を弱めることに務めている朝日としては、とうてい許しがたいのであろう。朝日新聞は、日本国民に愛国的、道徳的存在になって欲しくない。もう自分のことしか考えないネズミのような人間でいてほしいのだ。「公」をどう運行するかについては、朝日新聞が考えるので、日本国民は考えなくてよいということである。

 上記引用について、おかしいと私が思う点を3つあげる。
 1.「朝日新聞が怒っている」というその原文を全く引用していない。一読しただけでは読み手には判断が出来ない
 2.朝日新聞の方針を素晴らしくご理解のようだが、読み手にわかる根拠が皆無である。このままでは単なるレッテル貼りでしかない。
 3.ネズミのような……とは。まあ、それは無知による比喩と譲っても、このままでは、著者は個と私の違いをまるで分かっていないとしか読めない。


2001/06/19

 「蚊」(PS2/SCEJ/ACT)のCMを見た。血を吸うオス蚊……?これ、「FinalFantasyX」(PS2/SQUARE/RPG)のCMの後に続けて流れると、落差がすごくて笑える。


2001/06/18

 『CODE and other laws of Cyberspace』(ローレンス・レッシグ 著/山形浩生・柏木亮二 訳/翔泳社)読みはじめ。

 朝、フジ系列のワイドショーで映画「A.I.」を紹介していた。
 「実は」
ふんふん。
 「この話はキューブリックが映画化しようとしていて、スピルバーグがその後を引き継いだんですね」
……えーと。
 そのあたりのいきさつは、原作『スーパートイズ』(ブライアン・オールディス 著/中俣真知子 訳/竹書房)の巻末エッセイに書かれていて、それほど目新しい話ではないんだけどなあ。出勤ギリギリまで粘って聞けた話がこれだというのが悲しい……。
 さて、映画内容の紹介は「SF的ピノキオ」という印象だったが、原作のあらすじを読んだ時に思ったのは「なんだかアトム誕生秘話のよう」だった。成長しない子供と、その存在に苦しむ大人、という。


2001/06/17

 「イラストレーション No.130」(玄光社)購入。木内達朗さんの絵がとても良かったので。掲載された中で「アダルトチルドレンという物語」「隅田川花火大会」「七人の床屋」が好き。白がきれいだなあと思う。


2001/06/16

 バグという言葉、よく見かけるようになってきた。けれど、使われかたがちょっとなーと思う事も多い。かといって、自分が明確に定義して使っているかというと、そうでもないのだが。


2001/06/15

 起床〜自宅を出るまで5分。髪が爆発していたがかまう暇もなく。

 そして、書類を上司にチェックしてもらう。その後顧客に送付。はー、どうなることかな。

 『ウイルス・伝染るんです あなたのパソコンは狙われている』(中村正三郎 著/廣済堂出版)読了。インターネットを安全に使うための心がけについて書かれている。
 ページめぐりをしていた時、こんな文言に出くわした。(たぶん掲示板だったか、数箇所で。)
 「こんなマイナーなところにウイルスなんか送ってこないで下さいね」
 この本は、こういう、ウイルスを送られる=送った相手が自分に対して悪意を持っていると思っている人にこそ勧めたい。
 ウイルスを送られたり、サイト侵入されたりページを書き替えられたり、は、オフラインの報道(TVニュースなど)では有名どころでしか起きていないように見えるが、実際は日常茶飯事。そういうことをするための選択基準はマイナーとかメジャーでは無くて、管理がしっかりしているか穴だらけか、というところにある。(そういう意味では、たいへん平等な扱いだとも言える)
 管理?って個人のPCだから関係無いとは、今では言いづらくなっている。常時接続環境の普及のおかげ(※)である。ADSLを導入した人は是非手に取ってみてほしい。そうでない人にももちろんお勧め。

 守るべきデータがあるところは、攻撃から一生懸命身を守りますが、逆に「ウチは盗られる物なんてないから、侵入されてもいいんだ」という人がいます。これは大きな間違いです。いまはそういったサーバーが狙われて踏み台にされています。空き巣が入るどころか、居座って前線基地にして他のところを攻撃しに行くのです。これでは、迷惑どころか、犯罪の片棒を担いでいるのと同じことです。
 (同書p.71「第2章 なぜ狙われるようになったのか?」より引用。強調は引用者による)

 ネットは「知らなかった」「個人の非営利のページだから」では済まされないところだと認識しましょう、その上で上手に付き合っていきましょう、という考えは納得できる。頭が無いなら金を出せ、金が無いなら、汗をかけ、というのはいいですね。私は、汗をかくしかないようだ。

(※)常時接続はダイヤルアップ接続に比べて、接続端末の特定がしやすいため、それだけ危険であるということ。(2001/06/23追加)


2001/06/14

 書類修正中。残業。ってもたいしてしていないけれど。書類仕事は苦手だなぁ。対顧客レビューも辛い。

 通勤電車のなかで『ウイルス・伝染るんです』を読んでいる。

 ガンパレード・マーチ、ドラマCDの情報が更新されていると知って、ムービック情報ページを見に行った。
 ……おや。(ソースを見る)……なるほど。
 とりあえず、NetscapeNavigator4.xでチェックしてないということは分かった。テーブルタグの閉じ忘れで、見事に白い。(2001年6月14日現在)


2001/06/13

 仕事が終わらんわ〜。残業。

 『虹の解体』読了。……感想は後日。
 『ウイルス・伝染るんです』読みはじめ。


2001/06/12

 仕事。レビュー轟沈です。しかたないんだが。不備が多い、進行もいまひとつだったからなあ。修正箇所も修正方法も目処がついていて、後はこのお役所仕事(書類)を通すだけが、……つ、つらい。


2001/06/11

 『アイアンマウンテン報告』『ベスト&ブライテスト』を本の山から掘り出してきた。『CODE』や『負けた戦争の記憶 歴史の中のベトナム戦争』の上に積む。そろそろ雪崩れてきそうで恐い。


2001/06/10

 メイショウドトウとメイショウオウドウの区別が付いていないことに気づいた。名前がごっちゃになっている。


2001/06/09

 この一週間、ネットに繋がずにいた。日記は書いていたが。

 健康診断の結果を見た。過体重という言葉は、でぶ、より響くなあと思う。


2001/06/08

 ちょこっとだけ「真・女神転生」をやってみる。エキスパート(オリジナルと同難易度)とノーマル(調整済み難易度)モードがあるのか。ノーマルのほうかな。あ、思いのほか楽しい。苦労するかなと覚悟していたのだけれど、なんとかいける。イベントがあまりにあっさりと終わってしまうので、メモをとっていないと「……えーとお母さんは?」などと思ってしまったりするけれど。攻略本無しでもいけるだろうか……。新宿侵入まで行ったが、眠くなったのでセーブせずに終了。(最終セーブポイントはエコービル)

 『虹の解体』のこり1/3。


2001/06/07

 『ウイルス・伝染るんです』(中村正三郎 著/廣済堂出版)購入。常時接続の危険について、読みたかったので。普通の書店に売っていなかったので、家電量販店のPC書籍売り場で探したら1冊だけ置いてあった。

 「魔剣(シャオ)」(PS2/ATLUS/ACT)購入。


2001/06/06

 知人と外食。

 帰宅してぼーっとしつつ、ゲーム。ゲーム中に「ボー・グェン・ザップ」という人名が出てきたので、お茶をふきそうになった。そんなにメジャーな名前なのだろうか?(少なくともこのゲームの主対象年齢がすんなり分かる名前ではないと思うのだが……いや、このゲームの場合分かる人のほうが多いのかも知れないが……)
 懐かしくなり『ジャングルクルーズにうってつけの日』(生井英考 著/ちくま文庫)をひっぱりだし、彼の名前が出てくる章を読む。

 緊急案件対応、終了。


2001/06/05

 朝、読みかけの『虹の解体』が見つからないので、かわりの本をかばんに入れる。本を探していたせいで、電車にぎりぎり間に合うくらいになってしまった。どこに置いたのかなあ。昨日風呂で読んでいたその後が思い出せない。
 帰宅後探したら、枕元の本の山に埋もれていた。


2001/06/04

 ライスシャワーが死んだ宝塚記念から、6年が過ぎた。
 毎年仕事。今年こそと思ったが何故か仕事(緊急対応中)。ライスシャワーのファンの人が書きこむ掲示板で、大東牧場やユートピア牧場の様子を知る。淀の碑にも何かしら供えられていることだろう。


2001/06/03

 安田記念。
 ブラックホーク……なんと懐かしい名前。しかし2着のブレイクタイムは全然知らない馬です。3着がメイショウオウドウ……君は、本当になんというか……何ハロンが好きなのか訊いてみたい。


2001/06/02

 ひきつづき『虹の解体』を読む。立って読むほうがはかどるような気がする。(横になっていると寝てしまうし)室内でただ立っているのは間抜けな感じがするので、洗濯しつつ洗濯機の横で読む。。


2001/06/01

 『虹の解体』(リチャード・ドーキンス 著/福岡伸一 訳/早川書房)読みはじめ。

 『葦と百合』(奥泉光 著/集英社文庫)、『石の変容』(奥泉光 著/文春文庫)購入。

 緊急対応が入ったため、現案件の作業停止。来週はこちらに作業を振り分ける……ああ、頭が切り替わらない。

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