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2005年11月19日

残業70時間を超えました。今日は今月2日目の全休日。 (マシンが動かないからという理由)

沼野充義『徹夜の塊 亡命文学論』(作品社)

読みながら、 この本を(紹介、ではなく)説明するとしたらどう書けばいいだろうとか考えていた。 この本の半ば過ぎで出てくる「水平」「境界」だろうか。
水平と垂直については、どちらが欠けても面白くは無いと思うし、 この本に収められた文章の前景が横方向への言及だとしても、 背景にはそれを含む縦方向が確かに存在するのだ(と思う)けれど。 厚みがないと広がりも説得力をもたない、ということか。

ザミャーチンがスターリンにあてた手紙と、 パステルナークがフルシチョフにあてた手紙の対置 (本書pp.17-23)が面白かった。

これを読んでいる途中で

見切り発車で旅に出て徹夜徹夜で歩き続ける

(『200X年文学の旅』帯より)

は、柴田氏と沼野氏の本の題名からとったのものだとようやく気づく。(遅い)

「徹夜の塊」は三部作だということだが、第三部はまだ出ていないのだろうか?


2005年11月22日

平日、久々に店が開いている時間に帰れたので、 ちょっと寄り道。

アレクサンドル・ロトチェンコとフランツ・フェルディナンド
(上記2サイトは【日々是苦笑;也】の2004-8-20から)