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2005年9月4日

コリイ・ドクトロウ/川副智子 訳 『マジック・キングダムで落ちぶれて』 (ハヤカワ文庫)

事実上の不死が実現した世界での日常の話。
最初から読みやすくて楽しいけれど、 面白くなってきたのは、主人公が周囲と違う状態になりはじめるところ(p.83)。
現実でも、携帯電話を持っていないと似たような気分が味わえると思う。

舞台はほぼディズニー・ランドの中で、劇的な話では無いけれど、 同じ仕事場にどれだけ居られるか判らないような仕事をしている、 いつまでたっても新参者な私には面白くて、ちょっと泣ける話だった。 主人公が自分の立場に近いように思えて。

ハリケーン"Katrina"

bewaadさんの「笑えない未来像」 から、 47thさんの「Katrinaが開けたもの」

話がそれるが、日本の場合、 台風があまりこない地域の人は、被害の程度がよくわかっていないのではないかと思う。
たとえば、今年の8月末に台風が関東に接近した時、 「翌朝の仕事に間に合うように、早めに出社するように」と通達が出た会社があったそうだ。 (ちなみに、早朝に関東付近に上陸するという予報が出ていた)
九州経由で来る弱りきった台風と、直接やってくる台風の違いもわからないとは、 呑気なものだ。


2005年9月9日

箸にみえない

「羊」という漢字を背景に、二頭身でつり目の羊が後脚で立っていて、 頭の上には巻寿司がひとつ。 羊は左右の手(というか前脚)に、 先が尖った棒みたいなものをそれぞれ一本ずつ持っている。

以上、 『200X年文学の旅』の脚注に載っていた、 ロシア語版『羊をめぐる冒険』の表紙の話。

尖った棒の正体がわからなくて、 朝に見たときは爪楊枝かと思ったが、昼休みに見直してみて、箸だと気づく。 「日本的記号」としての箸なんだろうな。
にしても、巻寿司って箸で食べるものだったのか。

そんなことはともかく、『200X年文学の旅』はとても面白い。 どこが面白いか、引用しつつ感想を書こうと思っていたのに、 仕事場に忘れてしまった。 忘れたことは、出てすぐに気づいたのだが、引き返す気になれなかった。 あまり長居したい場所では無いので。


2005年9月11日

凶悪

やってはいけないセキュリティ設定指示 Top 15 (Windows XP SP2編) (高木浩光@自宅の日記 2005年9月9日)

1は、わりとよく見かける。

罪深さの度合い「凶悪」に笑ってしまった。 こういった指示を見るたびに凶悪な気分になるから……というわけではないだろうけど。


2005年9月12日

郵政民営化

選挙が終わったぞ (神北情報局 2005.9.12)

神北さんがコメントで触れているが、民主党は反対はしていない。
それが一方では「(反対していないから)所詮自民と同じ」と言われ、 もう一方では「(反対しているのは)反対のための反対」と言われ。なかなかに切ない。

ところで郵政というと、 郵政省時代のシステムは、人づてに聞いた限りではかなりすごかったのだが、 民営化を推し進めている今では真っ当になったのかなと、検索してみた。

第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第10号(平成17年6月8日(水曜日)) 衆議院

馬渕委員と竹中国務大臣のやりとりを読んでいて、本気で泣けてきた。


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