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2005年5月3日

休日出勤は、まったくの私服で仕事ができるので、それだけは嬉しい。

山下清美,川浦康至,川上善郎,三浦麻子『ウェブログの心理学』(NTT出版)

ウェブログ(ブログ)について知りたいと思って読んだ。
この本を選んだ理由は、特定のツールを取り上げていないから。 (加えて、最初の3ページを立ち読みして、引っ掛からずに読めたからというのもある)

本書では、日本におけるウェブログの草創期は、アメリカからブログ・ツールが輸入された時期ではなく、 ウェブ日記が書かれるようになった時期である(p.34)として、 その流れを追いながら、ウェブ日記を書きはじめた理由や書きつづけている理由についての 調査および考察を行っている。
第四章にある「ウェブログがインターネット社会にもたらしたもの」(pp.121-124)での、 何故ウェブログが特別に受け止められているのかについての記述が興味深い。

終章の、書き手の名前について書かれた文がとてもいいなと思った。

継続性がありさえすれば、仮名で十分なのである。(p.144)

とは言え、続けることはそれなりに大変でもあるのだが。


2005年5月8日

「ゴールデンウィークが終わっちゃうね」という件名のspamにむっとする。私の場合、5月1日で終っています。
今日も仕事。

PS2「ワイルドアームズ ザフォースデトネイター」(SCE)

異世界ファルガイアを舞台とするRPGの、シリーズ4作め。
シリーズは前作(「ワイルドアームズ アドヴァンスドサード」)のみクリアしてます。

クリアにかかった時間は40時間弱。
ダンジョンの謎解きは、アクションよりで私にはやや難しかったけれど、 ある程度画面を見ていれば解けるようにはなっていて、 解き方を見つけるのは楽しかったです。 自転車に乗れないとか、 盾をどの向きに構えるのか(これだけはどうしても分からなくて検索しました)とかで、 進行がちょっと止まったりはしましたが。
戦闘(HEXバトル)は、遊びながら覚えました。 ターン制ではなくなったので、 行動の順番を変化させる魔法を使って、敵の手数を減らしたり、 場所を移動して反撃を防いだりと、いろいろと工夫できるのが楽しい。

話についてですが、微妙に短い気がしました。
目的地は最初からある程度見えていて、 一直線にすすむ爽快感はあるものの、もう少し回り道がほしかったなと。
私はミニゲームややり込み(アイテムを集めたり、数値を極限まで上げたり)を全くやらないので、 話がまっすぐだと、ゲームの要素を満遍なく楽しむ人より、 更にあっけないと感じるのかもしれません。

登場人物で気に入ったなかから何人かあげると、エニル(制服のお姉さん)とアウグスト(科学者)。
アウグストの声の配役は、駄洒落つながりでしょうか?(そんな訳は無いか……)


2005年5月9日

ウイルス警告(WORM_MYTOB)

セキュリティホールmemoのウイルス情報を読んで、 トレンドマイクロのセキュリティ情報をチェックする。

パターンファイルのバージョンをチェックすると 、対応しているバージョン番号(2.618.00)に達していない(2.617.00?)。
今日の19時すぎにパターンファイルの更新をしたはずなのに、 でも一応と更新を指定すると「すでに最新です」とメッセージが表示される。でも2.617.00のまま。
21時ごろもう一度やってみたら、今度は最新のパターンファイル(2.619.00)に更新された。

などと書いているうちに、トレンドマイクロのセキュリティ情報に 書いてあった、WORM_MYTOBに対応するパターンファイルのバージョンの表記が2.619.00に更新されている。
もしかして見間違いだったのだろうか(21:57 p.m.)。

その後、22時過ぎにウイルス感染自動修復パターンファイルをダウンロード(22:24 p.m.)。

イギリスの車

『ウェブログ・ハンドブック』に出てきた譬え。 ふーんと思っていたら、今読んでいる『ピープルウェア』にも出てきた。


2005年5月13日

『ピープルウェア』仕事場の環境について書かれた章を読んでいて、 「泣きながら一気に読みました」という言葉が頭をよぎった。

Rebecca Blood/yomoyomo 訳 『ウェブログ・ハンドブック ブログの運営に関する実践的なアドバイス』 ((株)毎日コミュニケーションズ)

ウェブログ(ブログ)について知りたいと思って読んだ本、その2。
この本では、第一章(ウェブログって何?)と、あとがき(今一度過去を振り返り,将来を考える) で、アメリカでのウェブログの成り立ちとその定義(および論争)がとりあげられている。
訳者あとがきでは、本書の内容を踏まえた上での日本でのウェブログについて書かれている。
それによると、ウェブログは、見た目や、作ったツールによって定義されるものではないとのこと。

ウェブログのはじめかた、運営の仕方、続け方について書かれた章は、 手元においてぱらぱらとめくって使えるような、ていねいな手引書になっている。
ごくあたりまえの事を書いてあるようだが、 オンラインで文章を書いている時のように、 舞い上がっている時には気づきにくいところをきっちり押さえてある。 たとえばプライバシーについて

だからといって、そうした(引用者註:名前、自宅の住所などの) 情報が出るようになったのはウェブが初めてというわけではない。 ウェブでは,世界中のどのコンピュータからもそうした情報に容易にアクセスできるのが問題なのである。 (p.192)

と、何が問題なのかを指摘してあるところとか。

逆効果になる可能性がある戦略 (引用者註:ここでいう戦略とは、ウェブログのオーディエンスを見出すためのもの)として、 ブログ間の社交(p.130)をあげているのは興味深かった。

Xbox360

Xbox360(Xbox次世代機)の外見ITmedia Games

既にあちこちで紹介されている。 (たとえばXboxの後継機「Xbox 360」公開スラッシュドット ジャパン))
私にも、DELLの、しかもデスクトップPCに見える。TVの近辺には置きたくないなぁ。 (目立たない場所に隠して使えるのかな?)
見る側が努力すれば(というのも謎だが)ソニー製品に見えないことも無いけれど、 今のアップルコンピュータの製品には全く見えない。 (よく知らないのだが、過去にこのような見た目の製品が存在したのか?)

ソニーアップル云々はテスターの発言だそうだが、これは精一杯のお世辞だったのかも。

この名前もなんだか微妙。
というのも、"360"というとOS/360を思い出すからだ。 次世代Xboxの名称は「Xbox 360」か?スラッシュドット ジャパン) を読んだ時は冗談かと笑っていたのだが、正式に発表したので驚いた。

明らかにこの仕事(※)を効率よく、また効果的にやってのけるシステムとして、 OS/360そのもの以上にすぐれたものを作り出すことはむずかしい。 たとえばジョブ制御言語の構文検査機能を持たせ、 オンライン端末から使うようにすれば有効であろう。 OS/360は出来の悪いシステムだが、 それを使うように学生を仕向けることさえできれば、 一種のティーチングマシーンとなる。 まさにそれ、つまりOS/360 (ある受講者の言葉を借りれば Obstacle System/360─すなわち「邪魔物システム/360」) に何かとぶつかり続けるよう、学習者を励ますというサービスにほかならない。
(ジェラルド・M・ワインバーグ/木村泉,角田博保,久野靖,白濱律雄 訳 『プログラミングの心理学 または、ハイテクノロジーの人間学 25周年記念版 』 (毎日コミュニケーションズ)p.290より引用)

(※)「この仕事」が何かは、同書で確認してください。(引用者)

私が"360"の名前にこめられた思いITmedia Games)を受け取れなかったのは、 職業の所為なのだろうか。
過去がよみがえってきたと思ったが、OS/360は現在も元気なのだった。

名前が"400"だったら買うかもしれない。 F3押下で保存&終了をつけてくれると嬉しい。 キーボードが101だともっと嬉しい。 外見がThinkPad600だと更に嬉しい。 QUERYとDFUもつけてくれないかなあ。(ゲームをする気は無し)

ところで、Xboxの初期出荷に憑いてきたクッキーモンスターは、 今はどうしているのだろう。 結局明確に改善したという情報はなかったような とか、 一度は改善したんですよ (以上、スラッシュドット ジャパン)などとあるが。


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