今日のなだれ本『デスマーチ なぜソフトウェア・プロジェクトは混乱するのか』。
何故こんな本を買ったか覚えていませんが、これも何かの縁なので読むかも(読まないかも)。
■Date of Birth「青い月は僕のもの」(アルバム「Bless You All The Time」(1993)収録)
「Killer 7」3月24日から夏頃に発売延期のニュースを知る
→やや落ち込みながら「花と太陽と雨と」のサントラ(「water」「shine」)を聴く
→少し立ち直ってきて「シルバー事件」のサントラ(「The Silever #01 STRUCTURE」)を聴く
→そして Date of Birth を聴きたくなる
久々に聴いてます。
「青い月は僕のもの」は、
バレンタインなラジオブログ
(foujaponais)によると、
福岡の某スーパーのバレンタインのCMに使われているとか。(何故かそのCMを思い出せない私)
確かにラブソングとはほど遠い歌詞です。
彼は手に入れた家を捨てた
大事なはずの仕事さえも
「青い月は僕のもの」
某スーパーは「ジャックのさよなら」をCMに使っていたあそこかな。
読みたい本が山に埋もれて出てきません。
■いしいひさいち『鏡の国の戦争』(潮漫画文庫)
何故か実家の本棚にもあった。私が買ったんだろうけど、覚えが無い。そんなに好きだったのか。
200を初めて読んだ時は、ただ大笑いしただけだったが、 今になってみると、しみじみと味わい深いものがある。
■PS2「真・女神転生3 NOCTURE マニアクス」(アトラス)
ようやくイケブクロに到着する。プレイ時間は15時間くらい。
インタフェースは快適で、PSで出た「ソウルハッカーズ」のあのもたついた感じが嘘のよう。
プレスターンバトルも上手くはまると面白い。敵にはめられるのも楽しいです。
通常戦闘で背後を取られ、成す術も無く全滅…とか。
■岸久『スタア・バーへ、ようこそ』(文芸春秋)
銀座に店を構えるバーテンダーが語る、カクテルとバーの話。さらりとした語り口がいい。
シェイクとステアの違いについての話「五つのシェイクと二つのステア」が面白い。
銀座ならではのバー文化の話も興味深かった。お土産とか、祝儀袋の用意とか、モザイクパンとか。
「岸久カクテル・スペシャリテ10」のブラッディメアリー(生トマトで作るそうだ)は美味しそう。 辛いのが飲みたいなあ。
掃除をしていて、頭から柱に激突し、こめかみを強打しました。
今倒れたら、部屋の惨状を人に見られるのかと思った瞬間、
信じていない神仏に祈りまくる私がいました。
■中野正貴『TOKYO NOBODY』(リトル・モア)
誰も写っていないんです。(同書、帯より)
人間のいない東京が舞台の「真・女神転生3」をやっていて、ふと思い出した写真集。
4年ほど前、風野春樹さんの感想
(新・サイコドクターあばれ旅)
に惹かれて手にとった。
カラーフォトだが、色調は抑えられている。
派手な看板が並ぶ通り(表紙、他)も、色が沈んでかえってくっきりとみえる。
東京のある一日を夜明けから夕暮れまで追った、という構成だと思う。
撮影データを見ると、実際は1月、5月、8月に撮られているのだが、きれいにトーンが揃っている。
建設中のフジテレビ本社社屋や、一ノ橋ジャンクションを手前においての東京タワーもあるが、
ほとんどの写真は、東京に住んでいない人間にはどんな場所か分りづらい。
「誰も写っていない」ことに驚くことが出来るのは、その場所に誰かいるのが普通だと知っている人だけだ。
東京を外から訪れるだけの人間には、無人の違和感よりも、寂しい静けさのほうが印象に残った。
コブが出来ました。
■『同潤会アパートメント写真集 Design of Doujunkai ―甦る都市の生活と記憶―』(株式会社 建築資料研究社)
写真点数 387点 オールカラー 218点(同書、帯より)
関東大震災後「地震や火災に強い集合住宅」として供給された、同潤会アパートメントを記録した写真集。
収録されているアパートは、青山(1927〜2003)、清砂通(1929〜2003)、上野下(1929〜)、大塚女子(1930〜2003)、
三ノ輪(1928〜)、鴬谷(1929〜1999)、虎ノ門(1929〜2000)。
手摺と螺旋階段の写真がとてもいい。上から覗き込むように取ったり、下から見上げるように取ったり。
手摺の影が階段に落ちている写真は、何度見ても楽しくなる。
なんとなく懐かしくなるのは、昔住んでいたり通ったりした場所に似ている部分があるからだろう。
ただ、昔のその場所が自分にとって使いやすかったかというと、非常に使いづらかった。
だから、懐かしいけれど少々複雑な気分にもなる。
参考にしたページ:同潤会展示コーナーリニューアル (独立行政法人都市再生機構)
■ニューヨークの食べ物
『ニューヨークベストフードショップ』
(柴田書店 1999年)で紹介されているアメリカンスィーツやベーグルは、とても美味しそう。
Dean & Deluca(Webサイト)の寿司
(GreenRoll、TofuRoll)って、どんな味?など、写真を見て、キャプションを読むだけでも楽しい。
この本で紹介されているフードガイドが、ZAGAT SURVEY社 (Webサイト、要 JavaScript cookie)の 『Zagat 2005 New York City Gourmet Marketplace』と 『Zagatsurvey 2004 New York City Restaurants』。
マンハッタンのフードショップの所在地や営業時間等を知りたければ、 青表紙の『NEW YORK CITY MARKETPLACE』をぜひ手に入れたい。 マンハッタン中のあらゆるフードショップのリストが業種別に、 30点満点の読者評価とともに掲載されている。 えんじ色の表紙のレストランガイドもあり、いずれもブックストアで購入できる。
(『ニューヨークベストフードショップ』(p.175)より引用)
何はともあれ、楽しい旅でありますように。
■永江朗/アトリエ・ワン『狭くて小さいたのしい家』(原書房)
長年馴染んだこの街に住みたい。けれど、日本の賃貸事情は悪い。
だから自分の家を建てよう。財産としての不動産が欲しいわけではないから、借地でもいい。
土地を決め、設計を依頼し、家(ガエ・ハウス)が建つまでを追ったドキュメント。
永江氏が家を建てようと思った理由は、
賃貸の更新を何度か経験して、自分が感じたことでもあった。
保証人は今の制度だとたいてい親になるのだが、親が歳をとったらどうすればいいんだろう。
借り手の年齢があがるほど、賃貸の条件は厳しくなる。
お金で済むならそうしたいと常々思っていたのだが、
本書によると保証人には「万が一の場合の、賃貸居住者の引き取り手」という役割もあるらしい。
なるほどね。貸し手としてその事情は分るが、借り手としてはそれがいちばん辛い。
色々思うところもあって、興味深く読んだ。
それぞれの立場にきちんと立った意見のやり取りから出来あがった家は、 とても心地良さそうで羨ましい。